JP4663468B2 - バックホー - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、超小旋回姿勢のときにも、油圧ホースが第1ブームと第2ブームとの間から大きくはみ出すことがないようにして、油圧ホースが作業の邪魔にならないようにすると共に、外観上の体裁もよくなるようにしたものである。
第1ブームの先端部側は、左右側壁に連結された上壁と下壁との間に中間壁を備え、左右一対の側壁間であって上壁と中間壁との間に枢支軸に向けて開口する中空部が形成され、
前記コントロールバルブからオフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダに至る油圧ホースが中空部内に挿入されかつ中空部内で第1ブームの先端側の枢支軸に向けて配置されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第2ブームは、左側壁と右側壁と上壁と下壁とを備える角筒状に形成され、上壁と下壁とに、側壁よりも左右方向外方に突出した突出部が、オフセットシリンダとは反対側の側壁に設けられており、前記油圧ホースが突出部間に配置され、上壁と下壁との突出部間に、カバー体が取り付けられている点にある。
走行体3は、ゴムクローラ型式の走行装置4を左右一対備えると共に、この左右走行装置4を走行フレーム5に支持してなり、左右走行装置4の履帯は油圧モータM1によって正逆に駆動されて循環回走されるように構成されている。また、走行体3の前部にはドーザ6が上下揺動自在に設けられ、このドーザ6は、該ドーザ6と走行フレーム5との間に介装された油圧シリンダによって上下揺動されるように構成されている。
旋回台7は、底部を構成する厚板材からなるベース部材21上に、旋回台7上に取り付けられる各種機器を取付支持するブラケット、ステー等を溶接固定すると共に、後部に、対地作業装置8等との重量バランスの調整を図ると共に旋回台7の後部を構成するウエイト22が取付固定されて主構成され、前面、側面及び上面の適宜箇所が樹脂板又は金属板等からなるカバー部材によってカバーされている。
旋回台7は平面視略円形状を呈しており、その中心が上下方向の旋回軸心Oとされており、ベース部材21が走行フレーム5に旋回軸受23を介して旋回軸心O廻りに旋回自在に支持されて、走行体3の走行フレーム5上に、旋回軸受23を介して旋回台7が旋回自在に設けられると共に、旋回軸受23の中央部に位置するスイベルジョイント20が設けられている。スイベルジョイント20は、旋回軸心O上に配置され、後述する旋回台7上の作動油タンク54からの油圧を、走行装置4側の油圧モータM1、ドーザ6用の油圧シリンダに分配するものである。
左右各側板25L,25Rの下部で、底板26の下方側且つ前後の補強板27F,27Rの間には、油圧配管、油圧ホース等の油圧配管類や操作ケーブルを通すための比較的大きな開口である通し穴31L,31Rが左右方向貫通状に形成されている。
前記装置支持台24の左右一方の側板25Rに開口部32が設けられている。この開口部32は、通し穴31Rのやや前方側であって底板26の前上方に配置されている。
第1ブーム33Aの根本部に、左右一対の取付板46が突設され、左右一対の取付板46の先端部間に枢支軸36が連結固定され、第1ブーム33Aの根本部の枢支軸36より前側に、一対の取付板46により形成した挿通孔38が設けられている。
左右側板25L,25Rの前後方向略中央部の上部であって底板26の上方側に、第1ブーム33Aの根元部が、左右方向の枢支軸36廻りに揺動自在に支持されている。
第1ブーム33Bと第3ブーム33Cとは、第2ブーム33Bとで平行四連リンクを構成するオフセットリンク39で連結されている。第2ブーム33Bは、第2ブーム33Bと第3ブーム33Cとの間に介装されたオフセットシリンダ40の伸縮によって左右に平行移動される。
前記ブームシリンダ37、オフセットシリンダ40、アームシリンダ42及び作業具シリンダ45はそれぞれ油圧シリンダから構成されている。
図4〜図7において、タンクルーム50は、ベース部材21、装置支持台24の右側板25R、旋回台7の外側カバー部材51及び図1に示す前部ボンネット52等に囲まれてなり、このタンクルーム50内に、コントロールバルブ53、作動油タンク54及びバッテリー55が配置されている。
作動油タンク54はスイベルジョイント20の側方に嵩上げ部材56を介して配置され、前記コントロールバルブ53が作動油タンク54及びスイベルジョイント20より前側に配置されている。図4に示すように、作動油タンク54の前側の左端部に、前に行くに従って右外側方に向かうように傾斜(カット)した傾斜部(カット部)58が設けられ、これにより、作動油タンク54とコントロールバルブ53とを接続する油圧ホースの引き回しがし易くなるようにしている。
装置支持台24より左側の旋回台7上に、スイベルジョイント20、旋回モータ(油圧モータ)M2、燃料タンク59が配置され、図1に示すように、装置支持台24より左側の旋回台7上方に、運転席49の他にキャノピ(日除け装置)60等が設けられている。
旋回台7の後部上であって隔壁15の後方に、エンジン62、ラジエータ63、冷却ファン64、油圧ポンプ65及びエンジン62の周辺機器等が配置され、これらは図1に示すウエイト22及び後部ボンネット61等により覆われている。
図4、図8、図9に示すように、コントロールバルブ53からオフセットシリンダ40に至るオフセット用油圧ホース73、アームシリンダ42に至るアーム用油圧ホース74、作業具シリンダ45に至る作業具用油圧ホース75は、コントロールバルブ53から左側方に配置され、タンクルーム50の左側面を貫通するように右側板25Rの開口部32に挿通されて、開口部32から左右側板25L,25R間に挿入されている。これら油圧ホース73,74,75は、開口部32に対応する位置で、ホースクランプ77に保持されている。
そして、図3、図9及び図10に示すように、オフセット用油圧ホース73、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第1ブーム33Aの背面(後面)に沿って第1ブーム33Aの根元部側から先端側に向けて配置され、第1ブーム33Aの先端部(上端部)側で、第1ブーム33A内に挿入されている。
なお、上記図10の構成に代えて、図3に示すように、第1ブーム33Aの先端部(上端部)側に、中間壁80を設けずに、上壁79を前記中間壁80の位置まで下降傾斜させて、左右一対の側壁82に上壁79よりも上方突出した突出部82aを設け、左右一対の側壁82の突出部82a間であって上壁79の上方側に、上方が開口した中空部83を形成し、この中空部83内に油圧ホース73,74,75を第1ブーム33Aの先端側に向けて配置するようにしてもよい。
図2、図3、図11に示すように、第1ブーム33Aの先端から第2ブーム33Bへ挿通されたオフセット用油圧ホース73、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第2ブーム33Bの左右両側面に沿って配置されている。アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第2ブーム33Bのオフセットシリンダ40とは反対側の側面(第2ブーム33Bの右側面)に、上下に配列されている。
図11に示すように、アーム用油圧ホース74は、第2ブーム33Bの先端部又は第3ブーム33Cにホースクランプ93で保持された後、アームシリンダ42に向けて配置されて、アームシリンダ42に接続されている。即ち、アーム用油圧ホース74のうちのロッド側油圧ホース74aは、金属製等の配管94を介してオフセットシリンダ40のロッド側に接続され、ピストン頂部側油圧ホース74bは、オフセットシリンダ40のピストン頂部側に接続されている。
図3、図8、図9に示すように、コントロールバルブ53からブームシリンダ37に至るブーム用油圧ホース96は、ブームシリンダ37のロッド側に接続されるロッド側油圧ホース96aと、ブームシリンダ37のピストン頂部側に接続されるピストン頂部側油圧ホース96bとの2本あり、作業具用油圧ホース96の一方(ピストン頂部側油圧ホース96b)は、装置支持台24のタンクルーム50側の側部(右側板25R)からブームシリンダ37に向けて配置され、他方(ロッド側油圧ホース96a)は、嵩上げ部材56内の挿通路Xからスイベルジョイント20の近傍を経て、装置支持台24のタンクルーム50とは反対側の側部(左側板25L)からブームシリンダ37に向けて配置されている。
なお、前記実施の形態では、装置支持台24の右側板25Rに開口部32が設けられ、作業装置8に至る油圧ホース73,74,75が、開口部32に対してコントロールバルブ53から第1ブーム33A側に挿通されているが、これに代え、装置支持台24の左側板25Lに開口部32を設け、作業装置8に至る油圧ホース73,74,75を、開口部32に対してコントロールバルブ53から第1ブーム33A側に挿通するようにしてもよい。
7 旋回台
8 対地作業装置
20 スイベルジョイント
23 旋回軸受
24 装置支持台
25L 左側板
25R 右側板
26 底板
32 開口部
33 ブーム
33A 第1ブーム
33B 第2ブーム
33C 第3ブーム
34 アーム
35 作業具
36 枢支軸
37 ブームシリンダ
38 挿通孔
39 オフセットリンク
40 オフセットシリンダ
41 横軸
42 アームシリンダ
45 作業具シリンダ
47 枢支軸
50 タンクルーム
53 コントロールバルブ
54 作動油タンク
56 嵩上げ部材
71 油圧ホース
73 オフセット用油圧ホース
73a ロッド側油圧ホース
73b シリンダ頂部側油圧ホース
74 アーム用油圧ホース
74a ロッド側油圧ホース
74b シリンダ頂部側油圧ホース
75 作業具用油圧ホース
75a ロッド側油圧ホース
75b シリンダ頂部側油圧ホース
96 ブーム用油圧ホース
96a ロッド側油圧ホース
96b シリンダ頂部側油圧ホース
X 挿通路
Claims (3)
- ブームシリンダ(37)を介して昇降可能な第1ブーム(33A)と、この第1ブーム(33A)に枢支軸(47)を介して連結されていてオフセットシリンダ(40)を介して左右揺動可能な第2ブーム(33B)と、この第2ブーム(33B)に左右揺動可能に枢支されていて前記第1ブーム(33A)とオフセットリンク(39)によって連結されている第3ブーム(33C)と、この第3ブーム(33C)に連結されていてアームシリンダ(42)を介して横軸(41)廻りに回動可能なアーム(34)と、このアーム(34)に連結されていて作業具シリンダ(45)を介して動作可能な作業具(35)とを有して作業装置(8)が構成され、旋回台(7)上に、前記第1ブーム(33A)とブームシリンダ(37)とを枢支する装置支持台(24)が設けられると共に、前記ブームシリンダ(37)、オフセットシリンダ(40)、アームシリンダ(42)及び作業具シリンダ(45)を制御するコントロールバルブ(53)が配置されたバックホーであって、
第1ブーム(33A)の先端部側は、左右側壁(82)に連結された上壁(79)と下壁(81)との間に中間壁(80)を備え、左右一対の側壁(82)間であって上壁(79)と中間壁(80)との間に枢支軸(47)に向けて開口する中空部(83)が形成され、
前記コントロールバルブ(53)からオフセットシリンダ(40)、アームシリンダ(42)及び作業具シリンダ(45)に至る油圧ホース(73,74,75)が中空部(83)内に挿入されかつ中空部(83)内で第1ブーム(33A)の先端側の枢支軸(47)に向けて配置されていることを特徴とするバックホー。 - 前記油圧ホース(73,74,75)が、前記第1ブーム(33A)の中空部(83)内で2組に分離されて、第2ブーム(33B)を枢支する枢支軸(47)を左右両側から挟むんで近接するように通されて第2ブーム(33B)へ挿通されていることを特徴とする請求項1に記載のバックホー。
- 前記第2ブーム(33B)は、左側壁(87)と右側壁(88)と上壁(89)と下壁(90)とを備える角筒状に形成され、上壁(89)と下壁(90)とに、側壁(88)よりも左右方向外方に突出した突出部(89a,90a)が、オフセットシリンダ(40)とは反対側の側壁(88)に設けられており、前記油圧ホース(74,75)が突出部
(89a,90a)間に配置され、上壁(89)と下壁(90)との突出部(89a、90a)間に、カバー体(91)が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバックホー。
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JPH09250148A (ja) * | 1996-03-15 | 1997-09-22 | Ishikawajima Constr Mach Co | 建設機械のアタッチメント |
JPH11200410A (ja) * | 1998-01-08 | 1999-07-27 | Komatsu Zenoah Co | 建設機械 |
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