JPH082190Y2 - 油圧ショベルの安全装置 - Google Patents

油圧ショベルの安全装置

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JPH082190Y2
JPH082190Y2 JP13639889U JP13639889U JPH082190Y2 JP H082190 Y2 JPH082190 Y2 JP H082190Y2 JP 13639889 U JP13639889 U JP 13639889U JP 13639889 U JP13639889 U JP 13639889U JP H082190 Y2 JPH082190 Y2 JP H082190Y2
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JP
Japan
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boom
detecting
offset
working machine
hydraulic excavator
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JP13639889U
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JPH0426266U (ja
Inventor
哲生 田畑
雅之 小野
数昭 同々
弘美 新田
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油谷重工株式会社
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、側溝掘り用作業機をそなえた油圧ショベ
ルの安全装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来技術の油圧ショベル1の側面図であ
る。図において、2は油圧ショベル1の下部走行体、3
は上部旋回体、4は上部旋回体3のフロント部に装着し
た側溝掘り用作業機、5は作業機4のうちのブーム、6
はブーム5のリアブーム、7はフロントブーム、8はア
ーム、11はバケット、9はアイドリンク、10はプッシュ
ロッド、12はブームシリンダ、13はアームシリンダ、14
はバケットシリンダ、15,16,17は作業機4の関節部をな
すそれぞれピン結合部、18は上部旋回体3の左側に設け
られている運転室である。第5図は作業機4をオフセッ
ト操作している油圧ショベル1の平面図である。図にお
いて、19はブーム5に取付けられているオフセットシリ
ンダ、20はリアブーム6とフロントブーム7との関節部
をなすピン結合部、は作業機4のオフセット量である。
この考案の解決すべき課題 側溝掘り用作業機をそなえた油圧ショベルが掘削積込
作業などを行うときには作業機をオフセット(偏心)さ
せて駆動するので、第4図内イ部のようにバケットが運
転室に対して、干渉衝突をおこすことがあった。この事
故は運転室を破損すると同時に、運転者に危険をもたら
していた。
この考案は上記の課題を解決し、側溝掘り用作業機の
上記干渉衝突を防止できる安全装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段
は、 イ.作業機のブーム傾斜角を検出する検出手段と、ブー
ムの上下回動操作方向を検出する検出手段と、オフセッ
トシリンダのストローク位置を検出する検出手段をそな
え、 ロ.一方、ブームの先端ポイントの高さがバケット全長
とアーム全長の和より若干大きくなるときのブーム傾斜
角を設定し、 ハ.ブーム上げ操作時に、ブームが上記ブーム傾斜角に
達したとき作業機の運転室前方側のオフセット量を減少
するように構成した。
作用 イ.作業機のバケットを運転室の前側にオフセットさせ
た状態で、かつブーム上げ操作時にブームが設定された
傾斜角θに達すると、コントローラからの指令出力信号
により、作業機のオフセット量は減少する。この場合に
たとえば、運転室が上部旋回体の左側に配設され、オフ
セットシリンダがブームの右側面側に取付けられている
ときには、オフセットシリンダは縮小作動を行う。
ロ.上記イ項のように作業機のオフセット量が減少して
ゆくと、バケットの位置は上部旋回体のほぼ中央前側位
置に移動する。それにより、この状態でブーム上げ操作
を継続しても、バケットが運転室に対して干渉衝突をお
こすことはない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる安全装置21を装備した
油圧ショベル1′の側面図である。図において、従来技
術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を付
す。3′は上部旋回体、22はブーム5の根付部(ピン結
合部15)付近に設けたブーム傾斜角を検出するポテンシ
ョメータ、23はブーム5の上下回動操作方向を検出する
ブーム回動方向検出器、24はオフセットシリンダ19′の
ストローク位置検出器、25は上部旋回体3′に配設した
コントローラ、26はオフセットシリンダ用制御弁、4′
は側溝掘り用作業機である。第2図は、この考案にかか
る安全装置21の構成を示すブロック図である。図におい
て、27はコントローラ25のメモリ、28は同じオフセット
操作をくり返して行う場合のスイッチである。第3図
は、コントローラ25の機能を示すフローチャート図であ
る。
次に、この考案にかかる安全装置21の構成を第1図〜
第3図について述べる。作業機4′のブーム傾斜角(ブ
ーム先端ポイントであるピン結合部16と、ブーム根付部
であるピン結合部15を結ぶ線が水平面に対してなす角
度)を検出する検出手段と、ブーム5の上下回動操作方
向を検出する検出手段と、オフセットシリンダ19′のス
トローク位置を検出する検出手段をそなえ、一方、ブー
ム5の先端ポイント(ピン結合部16)の地上高さHが、
バケット11全長mとアーム8全長nの和より若干大きく
なるときのブーム傾斜角θを設定した。そしてブーム上
げ操作時に、ブーム5がブーム傾斜角θに達したとき作
業機4′の運転室18前方側のオフセット量を減少するよ
うに構成した。
次に、この考案にかかる安全装置21の作用機能につい
て述べる。油圧ショベル1′にて掘削積込などの作業を
行うと、ポテンショメータ22,ブーム回動方向検出器23,
ストローク位置検出器24からの検出信号がそれぞれ入力
される。また設定された傾斜角θは、メモリ27にてコン
トローラ25に記憶されている。そこで、作業機4′のバ
ケット11を運転室18の前側にオフセットさせた状態(す
なわちオフセットシリンダ19′を中立位置より伸長させ
た状態)で、かつブーム上げ操作時にブーム5が設定さ
れた傾斜角θに達すると、上記検出信号にもとづいてコ
ントローラ25は判断し、オフセットシリンダ用制御弁26
に対して指令信号を出力する。上記オフセットシリンダ
用制御弁26の切換(図示しない)により、オフセットシ
リンダ19′が縮小作動を行う。そこで作業機4′のオフ
セット量が減少し、バケット11の位置は上部旋回体3′
のほぼ中央前側位置に移動する。それにより、この状態
でブーム上げ操作を継続しても、バケット11が運転室18
に対して干渉衝突をおこすことはない。
なお油圧ショベル1′がオフセット操作をともなって
掘削積込作業などをくり返して行うときには、第2図に
おけるスイッチ28をオン操作しておく。作業機4′が土
砂などをダンプさせた後に、その作業機4′を下降させ
るとき、コントローラ25のはたらきにより設定されてい
るオフセット量に作業機4′が自動的に復帰し、掘削を
行うことができる。
考案の効果 この考案に係る安全装置では、側溝掘り用作業機のブ
ーム傾斜角を検出する検出手段と、ブームの上下回動操
作方向を検出する検出手段と、オフセットシリンダのス
トローク位置を検出する検出手段をそなえ、一方、ブー
ムの先端ポイントの高さがバケットの全長とアームの全
長の和より若干大きくなるときのブーム傾斜角θを設定
し、コントローラに記憶せしめるようにした。それによ
りブーム上げ操作時に、ブームが傾斜角θに達したとき
作業機の運転室前方側のオフセット量を減少させること
ができる。たとえば運転室が上部旋回体の左側に配設さ
れ、オフセットシリンダがブームの右側面側に取付けら
れているときには、オフセットシリンダは、自動的に縮
小作動する。作業機のバケットの位置は上部旋回体のほ
ぼ中央前側位置に移動するので、この状態でブーム上げ
操作を継続しても、バケットが運転室に対して干渉衝突
をおこすことはない。
したがってこの考案にかかる安全装置をそなえた油圧
ショベルでは、その作業機が運転室に干渉衝突すること
を防止し、安全性を向上させる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案にかかる安全装置を装備した油圧ショ
ベルの側面図、第2図はこの考案にかかる安全装置の構
成を示すブロック図、第3図はコントローラの機能を示
すフローチャート図、第4図は従来技術の油圧ショベル
の側面図、第5図は作業機をオフセット操作している油
圧ショベルの平面図である。 4,4′……作業機、5……ブーム、18……運転室 19,19′……オフセットシリンダ 21……安全装置、22……ポテンショメータ 23……ブーム回動方向検出器 24……ストローク位置検出器 25……コントローラ 26……オフセットシリンダ用制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部旋回体のフロント部にオフセット操作
    により運転室側に向かって屈折作業運動可能な作業機を
    取付けている油圧ショベルにおいて、作業機のブーム傾
    斜角を検出する検出手段と、ブームの上下回動操作方向
    を検出する検出手段と、オフセットシリンダのストロー
    ク位置を検出する検出手段をそなえ、一方、ブームの先
    端ポイントの高さがバケット全長とアーム全長の和より
    若干大きくなるときのブーム傾斜角を設定し、ブーム上
    げ操作時にブームが上記ブーム傾斜角に達したとき作業
    機の運転室前方側のオフセット量を減少するように構成
    したことを特徴とする油圧ショベルの安全装置。
JP13639889U 1989-11-25 1989-11-25 油圧ショベルの安全装置 Expired - Lifetime JPH082190Y2 (ja)

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JP13639889U JPH082190Y2 (ja) 1989-11-25 1989-11-25 油圧ショベルの安全装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0426266U JPH0426266U (ja) 1992-03-02
JPH082190Y2 true JPH082190Y2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=31683606

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