JPH0439879Y2 - - Google Patents

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JPH0439879Y2
JPH0439879Y2 JP5083286U JP5083286U JPH0439879Y2 JP H0439879 Y2 JPH0439879 Y2 JP H0439879Y2 JP 5083286 U JP5083286 U JP 5083286U JP 5083286 U JP5083286 U JP 5083286U JP H0439879 Y2 JPH0439879 Y2 JP H0439879Y2
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cylinder
hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧シヨベルのフロント駆動回路に
係り、特に側溝掘フロントの駆動に好適な油圧シ
ヨベルのフロント駆動回路に関する。
〔従来の技術〕
油圧シヨベルはその本体に可回動に、リンク機
構より成るフロントを備え、このフロントを駆動
することにより所要の作業を実施する。第2図お
よび第3図により、油圧シヨベルの側溝掘フロン
トの構成を説明する。
第2図は油圧シヨベルの側溝掘フロントの平面
図、第3図は第2図に示す側溝掘フロントの側面
図である。各図で、Bは油圧シヨベル本体を示
し、Fは側溝掘フロントを示す。1は本体Bの一
方側に設けられた運転室、2aは本体Bに取付け
られたロアブーム、2bはロアブーム2aに回動
可能に取付けられたアツパブームで、ロアブーム
2a、アツパブーム2bでブームを構成してい
る。3はアツパブーム2bに回動可能に取付けら
れたシリンダステー、4はシリンダステー3に揺
動可能に取付けられたアーム、5はアーム4に取
付けられたバケツトである。6はロアブーム2a
を上下動するブームシリンダ、7はアツパブーム
2bを回動するオフセツトシリンダである。
この側溝掘フロントFにおいては、第2図に示
すように、オフセツトシリンダ7を駆動してアツ
パブーム2bをロアブーム2aに対して回動し、
シリンダステー3をアツパブーム2bに対し回動
すれば、バケツト5が本体Bの中心線8から距離
lだけ離れた所に位置するから、中心線8から離
れた所に溝を掘削することができる。
第4図は従来のフロント駆動回路の油圧回路図
である。図で、6はブームシリンダ、7はオフセ
ツトシリンダであり、これらは第2,3図に示す
ものと同じである。10は油圧ポンプ、11は方
向切換弁ブロツクである。11bはブームシリン
ダ用方向切換弁、11oはオフセツトシリンダ用
方向切換弁である。なお、側溝掘フロントにおけ
る他のシリンダの図示は省略されている。
操作レバー(図示されていない)を操作して方
向切換弁11bを切換えると、ブームシリンダ6
は操作レバーの操作方向に応じて伸び又は縮む方
向に駆動される。ブームシリンダ6の伸び方向の
駆動によりロアブーム2aが第3図で上方に回動
され、縮み方向の駆動により下方に回動される。
又、他の操作レバー(図示されていない)を操作
して方向切換弁11oを切換えると、オフセツト
シリンダ7は操作レバーの操作方向に応じて伸び
又は縮む方向に駆動される。オフセツトシリンダ
7の伸び方向の駆動によりアツパブーム2bは第
2図で時計方向に回路され、縮み方向の駆動によ
り反時計方向に回動される。オフセツトシリンダ
7の駆動量によりオフセツト量lが決定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような側溝掘フロントにおいて、オフセツ
ト量lを大きくすると、必然的に運転室1とフロ
ントFの後部との間の間〓が小さくなり、例えば
ロアブーム2aを上げた状態でアーム4を巻込む
と、バケツト5の先端が運転室に接触してこれを
破損するおそれがある。この事態の発生を防止す
るため、従来、オペレータがアームシリンダやオ
フセツトシリンダ7を適切に操作するようにして
いたが、オペレータが作業実施中にこの点に注意
を払うのは極めて面倒であり、しばしばこの点を
忘却したり、又、誤つた操作をすることがあり、
前記の事態を招来していた。そして、これは単に
運転室1の破損に止まらずオペレータに傷害を与
えるというおそれも伴つていた。
前記の事態は側溝掘フロントのみならず、油圧
シヨベルの通常のフロントにあつてもアームの引
込性能を向上させたフロントでは常に発生するお
それがある。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、フロントと本体の一部との接触を自動的に防
止することができる油圧シヨベルのフロント駆動
回路を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、油圧シ
ヨベル本体に可回動に連結されたフロントのうち
の1つの部材を駆動する第1の油圧シリンダと、
フロントを構成する上記部材以外の他の部材のう
ちの選択された部材を駆動する第2の油圧シリン
ダとの間に切換弁を設け、又、油圧シヨベル本体
と上記フロントを構成する部材のうちの1つとの
近接状態を検出する検出手段を設け、この検出手
段により当該近接状態が所定以上であると判断さ
れたとき、上記切換弁を作動させて第1の油圧シ
リンダの圧油を第2の油圧シリンダに導入するよ
うにしたことを特徴とする。
〔作用〕
通常状態において、切換弁は第1の油圧シリン
ダおよび第2の油圧シリンダがそれぞれの方向切
換弁により個々に独立して操作される。一方、検
出手段により本体とフロント部材との所定以上の
近接状態が検出されると方向切換弁が切換えられ
る。この切換状態において、第1の油圧シリンダ
の圧油は切換弁を介して第2の油圧シリンダに流
入し前記所定以上の近接状態が解除される方向に
第2の油圧シリンダにより駆動される部材を移動
せしめる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る側溝掘フロント
駆動回路の油圧回路図である。図で、第4図に示
す部分と同一部分には同一符号が付してある。な
お、第4図と同様、側溝掘フロントにおける他の
シリンダの図示は省略されている。12は電磁切
換弁、13は近接状態検出器である。
電磁切換弁12は図で左側位置と右側位置の2
位置に切換えられるようになつており、近接状態
検出器13からの信号が入力されていない通常の
状態においては左側位置にある。又、近接状態検
出器13は、ロアブーム2aと本体との間の相対
角度およびアームシリンダのストロークを検出
し、両者の値に基づいて運転室1とバケツト5の
先端との間の近接状態を判断する。もし、この近
接状態が所定以上と判断すると、近接状態検出器
13は切換弁12に対して切換信号を出力する。
次に、本実施例の動作を説明する。側溝掘フロ
ントFが駆動されている状態において、運転室1
とバケツト5先端との接触のおそれがない場合、
切換弁12は左側位置にある。この状態で、方向
切換弁11aが操作されてロアブーム2aの上げ
操作が指令されると、ブームシリンダ6のヘツド
側に圧油が供給されてロツドが伸び、ロツド側か
らは切換弁12を介してタンクに油が排出され
る。
ロアブーム2aが上げられてゆき、かつ、アー
ム4が巻込まれた状態にあると、バケツト5の先
端と運転室1とが接近し、遂には接触のおそれが
生じてくる。近接状態検出器13はこの状態を検
出し切換弁12に信号を出力する。この結果、切
換弁12は右側位置に切換えられ、ブームシリン
ダ6のロツド側から排出される圧油は切換弁12
を介してオフセツトシリンダ7のヘツド側に導入
される。これにより、オフセツトシリンダ7は伸
長し、アツパブーム2bは第2図で時計方向に回
動してバケツト5の先端を運転室1から遠去け、
両者の接触を回避せしめる。オフセツトシリンダ
7のロツド側の油は切換弁12および操作状態に
ある方向切換弁11aを介してタンクに排出され
る。
このように、本実施例では、ブームシリンダと
オフセツトシリンダとの間に切換弁を設け、この
切換弁を近接状態検出器が運転室とバケツト先端
との所定以上の近接を検出したとき切換え、ブー
ムシリンダからの油を切換弁を介してオフセツト
シリンダに導入し、アツパブームをオフセツト量
を小さくする方向に駆動するようにしたので、運
転室とバケツト先端との接触を自動的に防止する
ことができる。又、アームの巻込量を接触の心配
なく大きくとれるので、作業範囲を拡大すること
ができ、作業能率を向上せしめることができる。
さらに、同様の理由でオフセツト量を大きくとる
ことができ、このため深掘り時の視界が良くな
り、作業性を向上せしめることもできる。
なお、上記実施例の説明では第1の油圧シリン
ダとしてブームシリンダを例示して説明したが、
第1の油圧シリンダとしてアームシリンダを用い
てもよい。又、フロントとして側溝掘フロントを
例示して説明したが、これに限ることはなく、前
述のようにアームの引込み性能の大きいフロント
にも適用可能である。この場合、第1の油圧シリ
ンダ、第2の油圧シリンダは本体やフロントの構
造から適宜の油圧シリンダを選択することができ
る。又、近接状態検出器として、ロアブームの角
度とアームシリンダのストロークとに基づいて判
断する手段を採用する例を挙げたが、アームシリ
ンダのストロークに代えてオフセツトシリンダの
ストロークを用いることもでき、あるいは両者を
併用することもできる。さらに、切換弁をブーム
シリンダとアームシリンダ又はバケツトシリンダ
との間に接続し、それらをバケツト先端が本体か
ら離れるように駆動してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、ブーム又はア
ーム等を駆動する第1のシリンダと、選択された
1つのフロント部材を駆動する第2のシリンダと
の間に切換弁を設け、検出手段が本体とフロント
部材の所定以上の近接を検出したとき切換弁を切
換え、第1シリンダの油を第2シリンダに導入し
てフロント部材を本体から離す方向に駆動するよ
うにしたので、油圧シヨベル本体とバケツト先端
との接触を自動的に防止することができる。又、
アームの巻込量を、上記接触の懸念なく大きくと
れるので、作業範囲が大きくなり、ひいては作業
能率を向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る側溝掘フロント
駆動回路の油圧回路図、第2図および第3図はそ
れぞれ側溝掘フロントの平面図および側面図、第
4図は従来の側溝掘フロント駆動回路の油圧回路
図である。 1……運転室、2a……ロアブーム、2b……
アツパブーム、4……アーム、5……バケツト、
6……ブームシリンダ、7……オフセツトシリン
ダ、11……方向切換弁、12……切換弁、13
……近接状態検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 油圧シヨベル本体に可回動に連結されたフロ
    ントにおいて、このフロントのリンク機構を構
    成する複数の部材のうちの1つを駆動する第1
    の油圧シリンダと、他の1つを駆動する第2の
    油圧シリンダと、前記油圧シヨベル本体と前記
    複数の部材のうちの1つとの近接状態を検出す
    る検出手段と、この検出手段が所定以上の近接
    状態を検出したとき前記第1の油圧シリンダの
    油を近接した当該部材が前記本体から離れる方
    向に移動するように前記第2の油圧シリンダに
    導入する切換弁とを設けたことを特徴とする油
    圧シヨベルのフロント駆動回路。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項において、前
    記第1の油圧シリンダは、ブームシリンダであ
    ることを特徴とする油圧シヨベルのフロント駆
    動回路。 (3) 実用新案登録請求の範囲第(1)項において、前
    記第1の油圧シリンダおよび前記第2の油圧シ
    リンダは、それぞれ油圧シヨベルの側溝掘フロ
    ントにおけるブームシリンダおよびオフセツト
    シリンダであることを特徴とする油圧シヨベル
    のフロント駆動回路。
JP5083286U 1986-04-07 1986-04-07 Expired JPH0439879Y2 (ja)

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WO1999050507A1 (fr) * 1998-03-31 1999-10-07 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. Circuit de commande hydraulique d'un engin de travail

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JPS62163558U (ja) 1987-10-17

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