JP3170427B2 - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JP3170427B2
JP3170427B2 JP02033595A JP2033595A JP3170427B2 JP 3170427 B2 JP3170427 B2 JP 3170427B2 JP 02033595 A JP02033595 A JP 02033595A JP 2033595 A JP2033595 A JP 2033595A JP 3170427 B2 JP3170427 B2 JP 3170427B2
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JP
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backhoe
crawler
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swivel
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正雄 益本
忠夫 足立
和彦 辻
明 高嶋
謙二 肥田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右一対のクローラ式
走行装置を備えた走行車体上に、バックホウ装置を前端
に取付けた旋回台を全旋回自在に取付けた小型のバック
ホウに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小型バックホウでは、旋
回台の旋回軌跡が平面視でクローラ式走行装置の横外側
端から出ない状態で全旋回するようクローラ式走行装置
を配備することで、旋回台が旋回時に他物に衝突しない
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、横幅の狭い場
所に進入して作業をする場合、旋回台が旋回時に他物に
衝突しないとの認識があるために、クローラ式走行装置
が進入可能であると旋回台を回しながらの作業が可能で
あると判断されがちであり、したがって、両側に側壁な
どの障害物が存在する横幅の狭い場所にクローラ式走行
装置がギリギリに進入できる場合、障害物との衝突が無
いとの誤認に基づく作業によってバックホウ装置を障害
物に衝突させるおそれがあり、旋回作業に伴う衝突を防
止する面から改良の余地があった。本発明の目的は、可
能な限り横幅の狭い場所に進入できながら、旋回に伴う
バックホウ装置と障害物の衝突を効果的に防止しながら
作業できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、左
右一対のクローラ式走行装置を備えた走行車体上に、バ
ックホウ装置を前端に取付けた旋回台を全旋回自在に取
付けたバックホウであって、左右の各クローラ式走行装
置を各別に横方向へ張出しおよび引込み操作自在に構成
し、旋回台の旋回軌跡が平面視で最引込み状態のクロー
ラ式走行装置の横外側端以内でその横外側端付近を通
り、前記バックホウ装置を最も折込んだ状態での旋回台
中心周りの旋回軌跡が平面視で最大張出し状態のクロー
ラ式走行装置の横外側端以内でその横外側端付近を通る
ように前記バックホウ装置と前記クローラ式走行装置を
相対配置してある点にある。
【0005】
【作用】上記構成によると、両側に障害物が存在する横
幅の狭い場所に進入して作業する場合には予め一方又は
両方のクローラ式走行装置を最大張出状態にして進入す
るように、かつ、一方のクローラ式走行装置を最大張出
し状態にする時にはバックホウ装置が張出したクローラ
式走行装置上を通る片側旋回操作するようにマニュアル
化でき、そのマニュアルに基づいて正しい運転を確実に
実行させて、両側に障害物が存在する横幅の狭い場所に
おけるバックホウ装置と障害物の衝突を効果的に防止で
きる。また、左右クローラを各別に張出自在であるか
ら、例えば左右クローラを同期して張出すと進入できな
い狭い場所でも一方のクローラを最大張出状態にして作
業が可能であり、可能な限り横幅の狭い場所に進入して
安全に作業できる。
【0006】
【発明の効果】その結果、可能な限り横幅の狭い場所に
進入できながら、両側に障害物が存在する横幅の狭い場
所においても旋回に伴うバックホウ装置と障害物の衝突
を防止しながら安全に作業することのできるバックホウ
を構成できた。
【0007】
【実施例】図1に示すように、左右一対のクローラ式走
行装置1および昇降自在なドーザ2を有する走行車体上
に、平面形状が略円形の旋回台3をその円形中心である
縦軸芯P回りで駆動旋回自在に搭載し、スイングシリン
ダCsにより横揺動駆動されるスイングブラケット4を
前記旋回台3の前端に取付け、ブームシリンダC1によ
り起伏駆動されるブーム5a、アームシリンダC2 によ
り屈伸駆動されるアーム5b、および、バケットシリン
ダC3 により駆動されるバケット5cからなるバックホ
ウ装置5を前記スイングブラケット4に取付け、かつ、
原動部6および搭乗運転部7などを旋回台3に装備し
て、小型のドーザ付バックホウを構成してある。
【0008】図2及び図3に示すように、左右の各クロ
ーラ式走行装置1を油圧シリンダC4 により各別に横方
向へ張出しおよび引込み操作自在に構成してあり、旋回
台3の旋回軌跡Xが平面視で最引込み状態のクローラ式
走行装置2の横外側端以内でその横外側端付近を通り、
かつ、ブームシリンダC1 、アームシリンダC2 、およ
び、バケットシリンダC3 をそれぞれ最も伸長させてバ
ックホウ装置5を最も折込んだ状態で、このバックホウ
装置5の旋回台中心周りの旋回軌跡Yが平面視で最大張
出し状態のクローラ式走行装置2の横外側端以内でその
横外側端付近を通るように、バックホウ装置5とクロー
ラ式走行装置1を相対配置してある。
【0009】従って、例えば図2に示すように、一方の
クローラ式走行装置1を最張出し状態にするとともに、
他方のクローラ式走行装置1を最引込み状態にして機体
がギリギリ進入できる作業現場では、バックホウ装置5
を最も折込んだ状態で旋回台3を機体の横一側で前後に
片旋回することができ、機体前部で掘削した土砂を機体
後方に持ち出して排出あるいはトラック等に積み込むこ
とができる。
【0010】また、言うまでもないが、左右のクローラ
式走行装置1を共に最張出し状態にして進入できる横幅
の作業現場では、バックホウ装置5を最も折込んだ状態
で旋回台3を左右いずれの方向からでも全旋回して作業
を行うことができる。
【0011】尚、ドーザ2の左右両端部2aを油圧シリ
ンダC5 により各別に横外側方に張出しおよび引き込み
自在に構成し、各クローラ式走行装置1の張出しおよび
引き込み作動と同期して左右同じ側のドーザ端部2aが
張出しおよび引き込み作動するように構成し、機体走行
幅と同幅の排土作業や均し作業が行えるようにしてあ
る。
【0012】〔別実施例〕 バックホウ装置5を最も折込んだ状態でのバケット
5cの姿勢は、すくい取った土砂をこぼすことなく持ち
上げ搬送できる水平姿勢が望ましく、この場合、厳密に
はバケットシリンダC3 は最大伸長状態より少し短い状
態となり、この時の旋回軌跡Yに対応してクローラ式走
行装置1の張出量を設定すればよい。 バックホウ装置5を左右スイング不能な状態で旋回
台3の前端の固定ブラケットに取付けてもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウ装置を最折込み状態にして旋回台を
旋回した状態の一部切欠き正面図
【図3】バックホウ装置を最折込み状態にして旋回台を
旋回した状態の平面図
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置式走行装置 3 旋回台 5 バックホウ装置 X 旋回台の旋回軌跡 Y 折込んだバックホウ装置の旋回軌跡
フロントページの続き (72)発明者 高嶋 明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 肥田 謙二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/08 B62D 55/084 E02F 9/02 E02F 9/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のクローラ式走行装置(1)を
    備えた走行車体上に、バックホウ装置(5)を前端に取
    付けた旋回台(3)を全旋回自在に取付けたバックホウ
    であって、 左右の各クローラ式走行装置(1)を各別に横方向へ張
    出しおよび引込み操作自在に構成し、旋回台(3)の旋
    回軌跡(X)が平面視で最引込み状態のクローラ式走行
    装置(1)の横外側端以内でその横外側端付近を通り、
    前記バックホウ装置(5)を最も折込んだ状態での旋回
    台軸心周りの旋回軌跡(Y)が平面視で最大張出し状態
    のクローラ式走行装置(1)の横外側端以内でその横外
    側端付近を通るように前記バックホウ装置(5)と前記
    クローラ式走行装置(1)を相対配置してあるバックホ
    ウ。
JP02033595A 1995-02-08 1995-02-08 バックホウ Expired - Lifetime JP3170427B2 (ja)

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