JPH0588413A - キヤリアコーテイング用シリコーン樹脂組成物およびキヤリアの製造方法 - Google Patents

キヤリアコーテイング用シリコーン樹脂組成物およびキヤリアの製造方法

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JPH0588413A
JPH0588413A JP3278225A JP27822591A JPH0588413A JP H0588413 A JPH0588413 A JP H0588413A JP 3278225 A JP3278225 A JP 3278225A JP 27822591 A JP27822591 A JP 27822591A JP H0588413 A JPH0588413 A JP H0588413A
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carrier
organopolysiloxane
silicone resin
sio
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JP3278225A
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English (en)
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Shoji Akamatsu
章司 赤松
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真法に使用される2成分系乾式現像剤
用キャリアの表面をシリコーン樹脂で被覆するためのキ
ャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物、およびこ
れを使用するキャリアの製造方法を提供する。 【構成】 (A)一般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n (式中、R1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基
であり、mは正数であり、nは正数である。)で示され
るアミノアルキル基を有するオルガノポリシロキサンと
(B)一般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q (式中、R2は一価炭化水素基、ハロアルキル基または
エポキシ基結合有機基であり、pは正数であり、qは正
数である。)で示されるハロアルキル基またはエポキシ
基結合有機基を有するオルガノポリシロキサンからなる
キャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物、および
これを使用したキャリアの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法に使用され
る2成分系乾式現像剤用キャリアの表面をシリコーン樹
脂で被覆するためのキャリアコーティング用シリコーン
樹脂組成物および該組成物を使用するキャリアの製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術】電子写真法は、感光体上の静電潜像に2成
分系乾式現像剤を近接させることにより、静電潜像上に
トナーを吸引し付着させ、次いで該トナーを転写シート
に転写し加熱定着させることにより達成される。電子写
真法に使用される2成分系乾式現像剤は、熱可塑性樹脂
と着色剤からなるトナーと、鉄粉、ガラス粉等のキャリ
アからなり、該トナーは摩擦帯電によりキャリア表面に
担持されている。また、キャリアは、キャリア表面でト
ナー膜が形成されること(スペント化)を防ぐため、該
キャリア表面をシリコーン樹脂等の硬化皮膜により被覆
されている。
【0003】従来、2成分系乾式現像剤用キャリアの表
面を被覆するために使用されるシリコーン樹脂組成物と
しては種々のものが知られており、例えば、シラノール
基含有オルガノポリシロキサンからなるシリコーン樹脂
組成物(特開昭56−106968号公報参照)、二官
能性シロキサン単位(D単位)と三官能性シロキサン単
位(T単位)からなるオルガノポリシロキサンおよび有
機錫化合物からなるシリコーン樹脂組成物(特開昭61
−284775号公報参照)、およびケイ素原子結合有
機基/ケイ素原子が1.5以下であるメチルフェニルシ
リコーン樹脂からなるシリコーン樹脂組成物(特開平2
−160259号公報参照)等が例示される。
【0004】しかし、これらのシリコーン樹脂組成物
は、キャリア表面を被覆後、さらに200〜250℃に
加熱し、該被覆層を硬化させなければならないという問
題があった。また、このため使用されるキャリアの種類
が限定されるという問題があった。さらに、シリコーン
樹脂の硬化皮膜は高い電気抵抗値を有するため、該樹脂
で被覆されたキャリアを2成分系乾式現像剤に使用した
場合には、エッジ現象、画像濃度低下等の問題が生じる
という問題があった。このため、シリコーン樹脂の電気
抵抗値を調整し、トナーの帯電量が10〜30μc/g
の範囲であるようなシリコーン樹脂で表面を被覆された
キャリアを選択しなければならないという問題があっ
た。
【0005】また、従来のキャリアの製造方法では、シ
リコーン樹脂組成物を多量の有機溶剤で希釈するため、
キャリア表面をシリコーン樹脂組成物で被覆後、有機溶
剤を除去する必要があった。このため、従来のキャリア
の製造方法では、作業環境が悪化するという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記問題
を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の目的は、上記のような
問題のない、キャリア表面を被覆後、150℃以下の温
度で迅速に硬化し、得られた硬化皮膜が好適な電気抵抗
値を有するようなキャリアコーティング用シリコーン樹
脂組成物および有機溶剤を使用しないキャリアの製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、(A)一般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n (式中、R1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基
であり、mは正数であり、nは正数である。)で示され
るアミノアルキル基を有するオルガノポリシロキサンと
(B)一般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q (式中、R2は一価炭化水素基、ハロアルキル基または
エポキシ基結合有機基であり、pは正数であり、qは正
数である。)で示されるハロアルキル基またはエポキシ
基結合有機基を有するオルガノポリシロキサンからなる
キャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物、および
(A)一般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n (式中、R1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基
であり、mは正数であり、nは正数である。)で示され
る、室温以上の軟化点を有し、かつアミノアルキル基を
有するオルガノポリシロキサンと(B)一般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q (式中、R2は一価炭化水素基、ハロアルキル基または
エポキシ基結合有機基であり、pは正数であり、qは正
数である。)で示される、室温以上の軟化点を有し、か
つハロアルキル基またはエポキシ基結合有機基を有する
オルガノポリシロキサンからなるキャリアコーティング
用シリコーン樹脂組成物とキャリアを、前記(A)成分と
(B)成分の軟化点以上に加熱しながら混和して、該キャ
リア表面を該組成物で被覆し、次いで該被覆層を硬化さ
せることを特徴とするキャリアの製造方法に関する。
【0009】はじめに、本発明のキャリアコーティング
用シリコーン樹脂組成物について詳細に説明する。
【0010】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、一
般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n で示される、二官能性シロキサン単位(D単位)と三官
能性シロキサン単位(T単位)からなるアミノアルキル
基を有するオルガノポリシロキサンである。上式中、R
1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基であり、一
価炭化水素基としては、具体的には、メチル基,エチル
基,プロピル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基,
ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基等
のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキ
ル基等が例示され、また、アミノアルキル基としては、
具体的には、アミノメチル基,2−アミノエチル基,3
−アミノプロピル基,4−アミノブチル基,N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピル基等が例示され
る。また、mは正数であり、nは正数であり、それぞれ
三官能性シロキサン単位(T単位)と二官能性シロキサ
ン単位(D単位)の比を示す値である。
【0011】(A)成分のオルガノポリシロキサンの製造
方法は、特に限定されないが、例えば、一価炭化水素基
を有する、モノハロシラン,ジハロシランもしくはトリ
ハロシランおよび必要に応じてテトラハロシランとアミ
ノアルキル基を有する、モノハロシラン,ジハロシラン
もしくはトリハロシランを共加水分解する方法;一価炭
化水素基を有する、モノハロシラン,ジハロシランもし
くはトリハロシランおよび必要に応じてテトラハロシラ
ンを共加水分解後、これにアミノアルキル基を有する、
モノハロシラン,ジハロシランもしくはトリハロシラン
を縮合反応する方法;一価炭化水素基を有する、モノア
ルコキシシラン,ジアルコキシシランもしくはトリアル
コキシシランおよび必要に応じて四官能性アルコキシシ
ランとアミノアルキル基を有する、モノアルコキシシラ
ン,ジアルコキシシランもしくはトリアルコキシシラン
を共加水分解する方法;一価炭化水素基を有する、モノ
アルコキシシラン,ジアルコキシシランもしくはトリア
ルコキシシランおよび必要に応じてテトラアルコキシシ
ランを共加水分解後、これにアミノアルキル基を有す
る、モノアルコキシシラン,ジアルコキシシランもしく
はトリアルコキシシランを縮合反応する方法等が例示さ
れる。このような(A)成分のオルガノポリシロキサン
は、低粘度の液状のオルガノポリシロキサンから室温で
固体のオルガノポリシロキサンであるが、取扱の容易さ
から、室温以上の軟化点を有するオルガノポリシロキサ
ンであることが好ましく、例えば、50〜150℃の範
囲内の軟化点を有するオルガノポリシロキサンであるこ
とが好ましい。
【0012】(B)成分のオルガノポリシロキサンは、一
般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q で示される、二官能性シロキサン単位(D単位)と三官
能性シロキサン単位(T単位)からなる、ハロアルキル
基またはエポキシ基結合有機基を有するオルガノポリシ
ロキサンである。上式中、R2は一価炭化水素基、ハロ
アルキル基またはエポキシ基結合有機基であり、一価炭
化水素基としては、具体的には、メチル基,エチル基,
プロピル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基,ブテ
ニル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基等のア
リール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基
等が例示され、ハロアルキル基としては、具体的には、
クロロチル基,ブロロメチル基,2−クロロエチル基,
3−クロロプロピル基,3−ブロロプロピル基等が例示
され、またエポキシ基結合有機基としては、具体的に
は、グリシドキシプロピル基,3,4−エポキシシクロ
ヘキシルエチル基等が例示される。また、pは正数であ
り、qは正数であり、それぞれ三官能性シロキサン単位
(T単位)と二官能性シロキサン単位(D単位)の比を
示す値である。
【0013】(B)成分のオルガノポリシロキサンの製造
方法は、特に限定されないが、例えば、一価炭化水素基
を有する、モノハロシラン,ジハロシランもしくはトリ
ハロシランおよび必要に応じてテトラハロシランとハロ
アルキル基を有する、モノハロシラン,ジハロシランも
しくはトリハロシランを共加水分解する方法;一価炭化
水素基を有する、モノハロシラン,ジハロシランもしく
はトリハロシランおよび必要に応じてテトラハロシラン
を共加水分解後、これにハロアルキル基を有する、モノ
ハロシラン,ジハロシランもしくはトリハロシランを縮
合反応する方法;一価炭化水素基を有する、モノアルコ
キシシラン,ジアルコキシシランもしくはトリアルコキ
シシランおよび必要に応じて四官能性アルコキシシラン
とハロアルキル基またはエポキシ基含有アルキル基を有
する、モノアルコキシシラン,ジアルコキシシランもし
くはトリアルコキシシランを共加水分解する方法;一価
炭化水素基を有する、モノアルコキシシラン,ジアルコ
キシシランもしくはトリアルコキシシランおよび必要に
応じてテトラアルコキシシランを共加水分解後、これに
ハロアルキル基またはエポキシ基結合有機基を有する、
モノアルコキシシラン,ジアルコキシシランもしくはト
リアルコキシシランを縮合反応する方法等が例示され
る。このような(B)成分のオルガノポリシロキサンは、
低粘度で液状のオルガノポリシロキサンから室温で固体
のオルガノポリシロキサンであるが、取扱の容易さか
ら、室温以上の軟化点を有するオルガノポリシロキサン
であることが好ましく、例えば、50〜150℃の範囲
内の軟化点を有するオルガノポリシロキサンであること
が好ましい。
【0014】また、本発明のキャリアコーティング用シ
リコーン樹脂組成物は、(A)成分がアミノアルキル基を
有するオルガノポリシロキサンであるので、硬化後の硬
化皮膜がキャリアコーティング材として好適な電気抵抗
値を有し、得られたキャリアを2成分系乾式現像剤とし
て使用した場合には、トナーが10〜30μc/gの好
適な帯電量を有する。また、(B)成分としてハロアルキ
ル基を有するオルガノポリシロキサンを使用した場合、
硬化皮膜の電気抵抗値が小さくなるので好ましい。
【0015】本発明のキャリアコーティング用シリコー
ン樹脂組成物は、(A)成分のオルガノポリシロキサンと
(B)成分のオルガノポリシロキサンを均一に混合するこ
とにより調製される。(A)成分と(B)成分の配合量は、
(A)成分中のアミノアルキル基のモル数と(B)成分中のハ
ロアルキル基またはエポキシ基結合有機基のモル数との
比が1:0.1:1〜10であることが好ましく、さら
に好ましくは1:0.5〜1:5となるような量であ
る。また、(A)成分および(B)成分が共に室温で固体であ
る場合には、(A)成分および(B)成分を共に粉砕後、均一
に混合することにより、室温で保存安定性が良く、(A)
成分と(B)成分の軟化点以上に加熱された場合には、(A)
成分と(B)成分の反応が進行し、迅速に硬化する一包装
型のキャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物とす
ることができる。また(A)成分および(B)成分を有機溶剤
に溶解して使用してもよく、この場合には、硬化反応が
室温でも進行するため使用直前に混合する必要がある。
使用できる有機溶剤は、特に限定はなく、具体的には、
トルエン,キシレン等の芳香族系溶剤;ヘキサン,ヘプ
タン等の脂肪族系溶剤;アセトン,メチルエチルケトン
等のケトン系溶剤;テトラヒドロフラン,ジオキサン等
が例示される。有機溶剤を使用した場合には、通常のキ
ャリアの製造方法が選択でき、例えば、浸漬法,スプレ
ーコート法,流動床法等が選択できる。
【0016】つぎに、本発明のキャリアの製造方法につ
いて詳細に説明する。
【0017】本発明で使用される2成分乾式現像剤用の
キャリアとしては、特に限定はなく、具体的には、鉄,
ニッケル,コバルト,フェライト,マグネタイト等の磁
性体;酸化すず,銀,鋼,青銅,カーボランダム,ガラ
スビーズ,グラファイト,カーボンブラック,硫化モリ
ブデン,アルミニウム,二酸化ケイ素等が例示される。
通常、これらのキャリアの粒子径は、30〜1,000
μmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは5
0〜500μmの範囲である。
【0018】本発明のキャリアの製造方法は、室温以上
の軟化点を有する(A)成分のオルガノポリシロキサン
と、室温以上の軟化点を有する(B)成分のオルガノポリ
シロキサンからなるキャリアコーティング用シリコーン
樹脂組成物とキャリアを、前記(A)成分と(B)成分の軟化
点以上に加熱しながら混和して、該キャリア表面を該組
成物で被覆し、次いで該被覆層を硬化させることにより
達成される。
【0019】本発明のキャリアの製造方法は、(A)成分
と(B)成分が、その軟化点以上に加熱された場合に、粘
着性液状となり、(A)成分に結合するアミノアルキル基
と(B)成分に結合するハロアルキル基またはエポキシ基
結合有機基が反応することができることを利用したもの
である。また、本発明のキャリアの製造方法では、(A)
成分と(B)成分からなるキャリアコーティング用シリコ
ーン樹脂組成物が、キャリアと混和中に、(A)成分と(B)
成分の軟化点以上に加熱され粘着性液体となるため、キ
ャリア表面を被覆することができる。キャリアコーティ
ング用シリコーン樹脂組成物の添加量は、キャリアの表
面積により決定され、キャリア表面を被覆できる量であ
れば特に限定されない。このようにしてキャリア表面に
被覆されるキャリアコーティング用シリコーン樹脂組成
物の厚みは特にされないが、0.5〜50μmの範囲で
あることが好ましい。また混和する時間は、キャリア表
面を被覆した(A)成分と(B)成分が硬化反応して、硬化皮
膜を形成することができる時間を選択すべきであり、例
えば、混和する温度が、(A)成分と(B)成分の軟化点以
上、特に、50〜150℃の範囲である場合には、0.
5〜5時間の範囲である。以上のように、キャリアコー
ティング用シリコーン樹脂組成物とキャリアを混和する
ための装置は、特に限定されないが、一般にキャリアコ
ーティングが可能である装置、例えば、ロスミキサー,
ニーダミキサー等が使用できる。
【0020】
【実施例】本発明を実施例により説明する。なお、粘度
の値は25℃おいて測定した値である。また、オルガノ
ポリシロキサンの軟化点は、柴田科学製精密融点測定器
を用いて測定した値である。実施例中、Phはフェニル
基を示し、Meはメチル基を示す。
【0021】
【参考例1】 {N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を
有するオルガノポリシロキサンの調製}攪拌機、温度計
および滴下ロート付きの2L−丸底フラスコに、水10
0g、イソプロピルアルコール100gおよびトルエン
400gを投入し、攪拌下にフェニルトリクロロシラン
297g(約1.4モル)、ジフェニルジクロロシラン
76g(約0.3モル)およびジメチルジクロロシラン
39g(約0.3モル)の混合液を1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、2時間加熱還流させ、その後冷却し
た。攪拌機を止めて静置し、下層の水を抜取り、次いで
フラスコに10%濃度の炭酸水素ナトリウム水溶液60
0gを投入し、30分攪拌後静置して下層の水を抜取っ
た。さらに水600gを投入し、30分攪拌後静置して
下層の水を抜取る操作を2回繰り返した。得られた上層
のトルエン溶液をエバポレーターによりトルエンと水を
留去し、150℃での揮発残分が約50%となるように
調整した。得られたオルガノポリシロキサンのトルエン
溶液の粘度は6cpであった。
【0022】次に、このオルガノポリシロキサンのトル
エン溶液500gに、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン25gを投入
し、還流温度で5時間攪拌後、冷却してN−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピル基を有するオルガノポ
リシロキサンのトルエン溶液を調製した。次に、この溶
液を減圧下に加熱して、室温で固体のN−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピル基を有するオルガノポリ
シロキサンを調製した。このオルガノポリシロキサンの
軟化点は75℃であった。また、このオルガノポリシロ
キサンは、核磁気共鳴スペクトル分析により、PhSi
3/2単位65.7モル%、Ph2SiO2/ 2単位14.
4モル%、Me2SiO2/2単位13.9モル%、NH2
24NHC36(CH3)SiO2/2単位6.0モル%
からなるオルガノポリシロキサンであることがわかっ
た。
【0023】
【参考例2】 (3−クロロプロピル基を有するオルガノポリシロキサ
ンの調製)攪拌機、温度計および滴下ロート付きの2L
−丸底フラスコに、水100g、イソプロピルアルコー
ル100gおよびトルエン400gを投入し、攪拌下に
フェニルトリクロロシラン297g(約1.4モル)お
よびジメチルジクロロシラン39g(約0.3モル)の
混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間加
熱還流させ、その後冷却した。攪拌機を止めて静置し、
下層の水を抜取り、次いでフラスコに10%濃度の炭酸
水素ナトリウム水溶液600gを投入し、30分攪拌後
静置して下層の水を抜取った。さらに水600gを投入
し30分攪拌後静置して下層の水を抜取る操作を2回繰
り返した。得られたトルエン溶液をエバポレーターによ
りトルエンと水を留去し、150℃での揮発残分が約5
0%となるように調整した。得られたオルガノポリシロ
キサンのトルエン溶液の粘度は6cpであった。
【0024】次に、このオルガノポリシロキサンのトル
エン溶液500gに、3−クロロプロピルメチルジメト
キシシラン25gを投入し、還流温度で5時間攪拌後、
冷却して3−クロロプロピル基を有するオルガノポリシ
ロキサンのトルエン溶液を調製した。次に、この溶液を
減圧下に加熱して、室温で固体の3−クロロプロピル基
を有するオルガノポリシロキサンを調製した。このオル
ガノポリシロキサンの軟化点は120℃であった。ま
た、核磁気共鳴スペクトル分析の結果、このオルガノポ
リシロキサンは、PhSiO3/2単位70モル%、Me2
SiO2/2単位15モル%、ClC36(CH3)SiO
2/2単位15モル%からなるオルガノポリシロキサンで
あることがわかった。
【0025】
【参考例3】 (3−グリシドキシプロピル基を有するオルガノポリシ
ロキサンの調製)攪拌機、温度計および滴下ロート付き
の2L−丸底フラスコに、水100g、イソプロピルア
ルコール100gおよびトルエン400gを投入し、攪
拌下にフェニルトリクロロシラン297g(約1.4モ
ル)、ジフェニロジクロロシラン76g(約0.3モ
ル)およびジメチルジクロロシラン39g(約0.3モ
ル)の混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2
時間加熱還流させ、その後冷却した。攪拌機を止めて静
置し、下層の水を抜取り、次いでフラスコに10%濃度
の炭酸水素ナトリウム水溶液600gを投入し、30分
攪拌後静置して下層の水を抜取った。さらに水600g
を投入し30分攪拌後静置して下層の水を抜取る操作を
2回繰り返した。得られたトルエン溶液をエバポレータ
ーによりトルエンと水を留去し、150℃での揮発残分
が約50%となるように調整した。得られたオルガノポ
リシロキサンのトルエン溶液の粘度は6cpであった。
【0026】次に、このオルガノポリシロキサンのトル
エン溶液500gに、3−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン25gを投入し、還流温度で5時間攪
拌後、冷却して、3−グリシドキシプロピル基を有する
オルガノポリシロキサンを調製した。次に、この溶液を
減圧下に加熱して、室温で固体の3−グリシドキシプロ
ピル基を有するオルガノポリシロキサンを調製した。こ
のオルガノポリシロキサンの軟化点は82℃であった。
また、核磁気共鳴スペクトルの分析から、このオルガノ
ポリシロキサンは、PhSiO3/2単位65.8モル
%、Ph2SiO2/ 2単位14.4モル%、Me2SiO
2/2単位14.2モル%、単位式:
【化1】 単位5.6モル%からなるオルガノポリシロキサンであ
ることがわかった。
【0027】
【実施例1】参考例1で調製したN−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピル基を有するオルガノポリシロ
キサンのトルエン溶液と参考例2で調製した3−クロロ
プロピル基を有するオルガノポリシロキサンのトルエン
溶液を重量比1:1で均一に混合し、本発明のキャリア
コーティング用シリコーン樹脂組成物を調製した。この
組成物をアルミパネルに塗布し、室温下での皮膜乾燥時
間(タックフリータイム)と150℃の熱風循環式オー
ブンに放置したときの硬化率を測定した。また、この組
成物を150℃で1時間硬化させて、得られた硬化皮膜
の体積抵抗を測定した。この結果を表1に記載した。
【0028】また、参考例1で調製した室温で固体のN
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を有す
るオルガノポリシロキサンと参考例2で調製した室温で
固体の3−クロロプロピル基を有するオルガノポリシロ
キサンを重量比で1:1で均一に混合し、本発明のキャ
リアコーティング用シリコーン樹脂組成物を調製した。
この組成物10gと平均粒径100μmのフェライト粒
子1Kgを、ニーダーミキサーを使用して、室温で10
分間混合した後、150℃に加熱して1時間混合した。
得られたフェライト粒子の流動性は良好であった。得ら
れたフェライト粒子30gとカーボンブラック系トナー
粒子1gを振とう機により10分間振とうした後、東芝
ケミカル(株)製ブローオフ粉体帯電量測定装置により
キャリアの帯電量を測定した。ブローオフ30秒後のト
ナーの帯電量は23μc/gであり、このキャリアは使
用に際して好適であることが確認された。
【0029】
【実施例2】参考例1で調製したN−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピル基を有するオルガノポリシロ
キサンのトルエン溶液および参考例3で調製した3−グ
リシドキシプロピル基を有するオルガノポリシロキサン
のトルエン溶液を、重量比1:1で均一に混合し、本発
明のキャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物を調
製した。この組成物をアルミパネルに塗布し、室温下で
の皮膜乾燥時間(タックフリータイム)と150℃の熱
風循環式オーブンに放置したときの硬化率を測定した。
また、この組成物を150℃で1時間硬化させて、得ら
れた硬化皮膜の体積抵抗を測定した。この結果を表1に
併記した。
【0030】また、参考例1で調製した室温で固体のN
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を有す
るオルガノポリシロキサンと参考例3で調製した室温で
固体の3−グリシドキシプロピル基を有するオルガノポ
リシロキサンを重量比で1:1で均一に混合し、本発明
のキャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物を調製
した。この組成物10gと平均粒径100μmのフェラ
イト粒子1Kgを、ニーダーミキサーを使用して、室温
で10分間混合した後、150℃で1時間加熱混合し
た。得られたフェライト粒子の流動性は良好であった。
得られたフェライト粒子30gとカーボンブラック系ト
ナー粒子1gを振とう機により10分間振とうした後、
東芝ケミカル(株)製ブローオフ粉体帯電量測定装置に
よりキャリアの帯電量を測定した。ブローオフ30秒後
のトナーの帯電量は28μc/gであり、このキャリア
は使用に際し好適であることが確認された。
【0031】
【比較例1】比較のため、MeSiO3/2単位85モル
%およびMe2SiO単位15モル%からなるシラノー
ル基含有オルガノポリシロキサンとジブチルチンジアセ
テートからなる市販のキャリアコーティング用シリコー
ン樹脂組成物をトルエンで50重量%に希釈して、実施
例1と同様の方法で評価した。この結果を表1に併記し
た。
【0032】
【比較例2】比較のため、MeSiO3/2単位25モル
%、Me2SiO単位19モル%、PhSiO3/2単位3
7モル%およびPh2SiO単位19モル%からなるシ
ラノール基含有オルガノポリシロキサンからなる市販の
キャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物をトルエ
ンで50重量%に希釈して、実施例1と同様の方法で評
価した。この結果を表1に併記した。
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明のキャリアコーティング用シリコ
ーン樹脂組成物は、比較的低温で迅速に硬化し、その硬
化皮膜が電気特性に優れるという特徴を有する。また、
本発明のキャリアの製造方法は、電気特性に優れたキャ
リアを有機溶剤を使用することなく製造できるという特
徴を有する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、一
般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n で示される、二官能性シロキサン単位(D単位)と三官
能性シロキサン単位(T単位)からなるアミノアルキル
基を有するオルガノポリシロキサンである。上式中、R
1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基であり、一
価炭化水素基としては、具体的には、メチル基,エチル
基,プロピル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基,
ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基等
のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキ
ル基等が例示され、また、アミノアルキル基としては、
具体的には、アミノメチル基,2−アミノエチル基,3
−アミノプロピル基,4−アミノブチル基,N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピル基等が例示され
る。また、mは正数であり、nは正数であり、それぞれ
三官能性シロキサン単位(T単位)と二官能性シロキサ
ン単位(D単位)の比を示す値である。また、この(A)
成分のオルガノポリシロキサンは、一般式: 1 3SiO1/2 (式中、R1は前記と同じである。)で示される一官能
性シロキサン単位(M単位)および/または一般式: SiO4/2 で示される四官能性シロキサン単位(Q単位)を、本発
明の目的を損なわない範囲内で含有してもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、種
々の方法により製造される。1つの方法は、一価炭化水
素基を有するジハロシランと一価炭化水素基を有するト
リハロシランとを共加水分解させ、ついでこれをアミノ
アルキル基を有するオルガノアルコキシシランと反応さ
せる。また、一価炭化水素基を有するジアルコキシシラ
ンと一価炭化水素基を有するトリアルコキシシランとを
共加水分解させ、ついでこれをアミノアルキル基を有す
るオルガノアルコキシシランと反応させる。また、一価
炭化水素基を有するジアルコキシシランと一価炭化水素
を有するトリアルコキシシランとアミノアルキル基を有
するオルガノアルコキシシランとを共加水分解させる。
このような(A)成分のオルガノポリシロキサンは、低粘
度の液状のオルガノポリシロキサンから室温で固体状の
オルガノポリシロキサンであるが、取扱の容易さから、
室温以上の軟化点を有するオルガノポリシロキサンであ
ることが好ましく、例えば、50〜150℃の範囲内の
軟化点を有するオルガノポリシロキサンであることが好
ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(B)成分のオルガノポリシロキサンは、一
般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q で示される、二官能性シロキサン単位(D単位)と三官
能性シロキサン単位(T単位)からなる、ハロアルキル
基またはエポキシ基結合有機基を有するオルガノポリシ
ロキサンである。上式中、R2は一価炭化水素基、ハロ
アルキル基またはエポキシ基結合有機基であり、一価炭
化水素基としては、具体的には、メチル基,エチル基,
プロピル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基,ブテ
ニル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基等のア
リール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基
等が例示され、ハロアルキル基としては、具体的には、
クロロチル基,ブロロメチル基,2−クロロエチル基,
3−クロロプロピル基,3−ブロロプロピル基等が例示
され、またエポキシ基結合有機基としては、具体的に
は、グリシドキシプロピル基,3,4−エポキシシクロ
ヘキシルエチル基等が例示される。また、pは正数であ
り、qは正数であり、それぞれ三官能性シロキサン単位
(T単位)と二官能性シロキサン単位(D単位)の比を
示す値である。また、この(A)成分のオルガノポリシロ
キサンは、一般式: 2 3SiO1/2 (式中、R2は前記と同じである。)で示される一官能
性シロキサン単位(M単位)および/または一般式: SiO4/2 で示される四官能性シロキサン単位(Q単位)を、本発
明の目的を損なわない範囲内で含有してもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(B)成分のオルガノポリシロキサンは種々
の方法により製造される。1つの方法は、一価炭化水素
基を有するジハロシランと一価炭化水素基を有するトリ
ハロシランとを共加水分解させ、ついでこれをハロアル
キル基またはエポキシ含有有機基を有するオルガノアル
コキシシランと反応させる。また、一価炭化水素基を有
するジアルコキシシランと一価炭化水素基を有するトリ
アルコキシシランとを共加水分解させ、ついでこれをハ
ロアルキル基またはエポキシ含有有機基を有するオルガ
ノアルコキシシランと反応させる。また、一価炭化水素
基を有するジアルコキシシランと一価炭化水素を有する
トリアルコキシシランとハロアルキル基またはエポキシ
含有有機基を有するオルガノアルコキシシランとを共加
水分解させる。このような(B)成分のオルガノポリシロ
キサンは、低粘度で液状の オルガノポリシロキサンか
ら室温で固体のオルガノポリシロキサンであるが、取扱
の容易さから、室温以上の軟化点を有するオルガノポリ
シロキサンであることが好ましく、例えば、50〜15
0℃の範囲内の軟化点を有するオルガノポリシロキサン
であることが好ましい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n (式中、R1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基
    であり、mは正数であり、nは正数である。)で示され
    るアミノアルキル基を有するオルガノポリシロキサンと
    (B)一般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q (式中、R2は一価炭化水素基、ハロアルキル基または
    エポキシ基結合有機基であり、pは正数であり、qは正
    数である。)で示されるハロアルキル基またはエポキシ
    基結合有機基を有するオルガノポリシロキサンからなる
    キャリアコーティング用シリコーン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)一般式: (R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2n (式中、R1は一価炭化水素基またはアミノアルキル基
    であり、mは正数であり、nは正数である。)で示され
    る、室温以上の軟化点を有し、かつアミノアルキル基を
    有するオルガノポリシロキサンと(B)一般式: (R2SiO3/2p(R2 2SiO2/2q (式中、R2は一価炭化水素基、ハロアルキル基または
    エポキシ基結合有機基であり、pは正数であり、qは正
    数である。)で示される、室温以上の軟化点を有し、か
    つハロアルキル基またはエポキシ基結合有機基を有する
    オルガノポリシロキサンからなるキャリアコーティング
    用シリコーン樹脂組成物とキャリアを、前記(A)成分と
    (B)成分の軟化点以上に加熱しながら混和して、該キャ
    リア表面を該組成物で被覆し、次いで該被覆層を硬化さ
    せることを特徴とするキャリアの製造方法。
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