JP2000172020A - シラン網目構造及びケイ素原子を含まないポリマ―化合物を含有するハイブリッドキャリアコ―ティング - Google Patents

シラン網目構造及びケイ素原子を含まないポリマ―化合物を含有するハイブリッドキャリアコ―ティング

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JP2000172020A
JP2000172020A JP33440699A JP33440699A JP2000172020A JP 2000172020 A JP2000172020 A JP 2000172020A JP 33440699 A JP33440699 A JP 33440699A JP 33440699 A JP33440699 A JP 33440699A JP 2000172020 A JP2000172020 A JP 2000172020A
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Serge Tavernier
セルジユ・タベルニエ
Daniel Heitzmann
ダニエル・ハイツマン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コーティングにおいて特に帯電の速度に関し
て新規な性質及び性能を導入することができ、コーティ
ングされた粒子集団の種々の粒子上のコーティングの組
成が高度に類似しており、コーティングされた粒子全体
に類似の性質を誘導し、コーティングの間に凝集物が形
成されないような方法で適用できるコーティング組成物
の提供。 【解決手段】 モノマー状多官能基性オルガノシラン、
モノマー状多官能基性オルガノシランの加水分解生成
物、モノマー状多官能基性オルガノシランと複素−原子
を含有するオルガノシランの反応生成物及びモノマー状
多官能基性オルガノシランとアルコキシドの反応生成物
から成る群より選ばれる化学化合物を含有する重縮合網
目構造を含むコーティングを有し、コーティングがさら
に上下限を含んで5重量%〜50重量%のケイ素原子を
含まないポリマー化合物を含んでなることを特徴とする
キャリア粒子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はコーティングされた粒子に関す
る。本発明は特に磁気ブラシ現像によるならびにカスケ
ード現像における静電的画像形成のための多−成分現像
薬におけるキャリア粒子として用いられるべきコーティ
ングされたキャリア粒子に関する。
【0002】
【発明の背景】静電記録的画像形成の場合、キャリア粒
子、ほとんどの場合に磁性キャリア粒子がトナー粒子
(及び他の成分)と混合されて現像薬を形成している。
現像薬が磁気ブラシ現像において用いられるべき場合、
キャリア粒子は磁性であり、現像薬がカスケード現像に
おいて用いられる場合、キャリア粒子はコーテイングさ
れたガラスビーズであることができる。いずれの場合も
キャリア粒子及びトナー粒子の摩擦がトナー粒子におい
て摩擦電荷を誘導し、キャリア粒子上のコーティングの
性質はトナー成分と一緒になってトナー粒子上の電荷の
極性及び電荷の量のみでなく、時間を経ての電荷の安定
性、トナー粒子の集団上における電荷分布なども決定す
る。かくして、キャリア粒子のコーティングは得られる
現像薬の性質及びかくしてその現像薬を用いて達成でき
る画質に非常に決定的である。トナー粒子の帯電の速度
もキャリア粒子のコーティングにより大部分決定され
る。トナー粒子に対する帯電の速度が速いキャリア粒子
は、高い画像充填(imagefill)を有する(す
なわち、ページ中の多量の面積がトーニング粒子により
実際に占有される)画像が存在する場合に特に有益であ
る。多量のトナーが消費され、トナーは、特に長時間印
刷の場合、現像薬中に限られた時間しか存在しない。そ
のような状況ではトナーは限られた活性化サイクル数し
か持たない。従って、現像薬の帯電性は、その速度論の
点、すなわち電荷の量の上昇速度の点ならびにそのプラ
トー値(plateau value)の点で重要であ
る。
【0003】JP−A−10 153 886には、静
電記録現像薬において用いるためのキャリア粒子上に比
較的高い酸価を有するポリエステル及びポリエステルの
遊離の酸基と反応することができる基を含有するトリ−
アルコキシシラン化合物のコーティングを適用すること
が開示されている。
【0004】WO−A 98/53372には、モノマ
ー状多官能基性オルガノシラン、モノマー状多官能基性
オルガノシランの加水分解生成物、モノマー状多官能基
性オルガノシランと複素−原子を含有するオルガノシラ
ンの反応生成物及びモノマー状多官能基性オルガノシラ
ンとアルコキシドの反応生成物から成る群より選ばれる
化学化合物を含む新規な型のコーティングが記載されて
いる。そのようなコーティングは該出願に記載されてい
るような興味深い性質を与える。さらに、EP−A 8
98 206には、機械的撹拌しか必要でなく、非常に
少量の溶媒を用いる非常に簡単な方法でそのようなコー
ティングをキャリア粒子に適用できることが開示されて
いる。
【0005】EP−A 898 206に記載されてい
る方法と組み合わされたWO−A98/53372に開
示されているコーティングは、非常に長い寿命を有し、
安価な方法で容易に製造することができる。しかしなが
ら、コーティングが活性化挙動の点でいくらかの限界を
示す、すなわちキャリアコーティングとの摩擦接触にお
けるトナー粒子の帯電が比較的遅い速度を示し、かくし
て高いページ充填(page fill)を有する画像
を印刷するべき場合、帯電に伴ういくつかの問題が起こ
り得ることが示されている。
【0006】かくして、そのようなコーティングのため
の活性化性における改良がさらに要求されている。さら
に、この傾向が非常に一般的であることが見いだされ
た。ケイ素−原子含有コーティングは比較的低い活性化
性を有すると思われ、従ってそのようなコーティングに
電荷付与剤(charging agents)を加え
ることが文献に記載されている。同時に、これらの電荷
付与剤の導入は以前に記載されている製造法にいくらか
の不安定性を与えることが観察される。特にコアギュレ
ーション及び/又はアグロメレーションがいくらか起こ
り得、かくしてコーティングにおける組成の差及び従っ
てコーティングされた粒子の性質における差を生ぜしめ
る。
【0007】かくして、一般的粒子及びキャリア粒子に
おいて、コーティングされた粒子の性能を向上させるこ
とがまだ要求されている。
【0008】
【発明の目的及び概略】本発明の目的は、コーティング
を柔軟な方法で設計し、このコーティングにおいて特に
帯電の速度に関して新規な性質及び性能を導入すること
ができるコーティング組成物を提供することである。
【0009】本発明のさらなる目的は、コーティングを
容易で安価で制御可能な方法で適用し、粒子の表面上に
中断なく薄い均一な層を生じさせることができるコーテ
ィング組成物を提供することである。
【0010】本発明のさらなる目的は、コーティングさ
れた粒子集団の種々の粒子上のコーティングの組成が高
度に類似しており、コーティングされた粒子全体に類似
の性質を誘導し、コーティングの間に全くもしくは非常
に少数しか凝集物(agglomerates)が形成
されないような方法で該コーティングを適用することが
できるコーティング組成物を提供することである。
【0011】本発明のさらなる目的及び利点は以下の詳
細な記載から明らかになるであろう。
【0012】本発明の目的は、モノマー状多官能基性オ
ルガノシラン、複素−原子を含有するオルガノシラン及
びアルコキシドから成る群より選ばれる化学化合物から
誘導される部分を有する重縮合網目構造(polyco
ndensation network)を含んでなる
コーティングを有し、該コーティングがさらに乾燥され
たコーティングの重量に関して5重量%≦A≦50重量
%であるような量Aのケイ素原子を含まないポリマー化
合物を含んでなることを特徴とするキャリア粒子を提供
することにより実現される。
【0013】
【発明の詳細な記述】引用することによりその記載事項
が本明細書の内容となるWO−A 98/53372に
開示されている化学に従うキャリア粒子のためのコーテ
ィングの品質は、適量の非ケイ素含有ポリマー物質がコ
ーティング中に含まれると、活性化、すなわちキャリア
及びトナー粒子の間の摩擦接触によるトナー粒子上の電
荷堆積の速度の点で驚くほど強化させることができた。
上下限を含んで5〜50重量%のそのような非ケイ素含
有ポリマー化合物をコーティング中に導入できることが
見いだされた。好ましくは上下限を含んで10〜30重
量%の量を導入する。非常に驚くべきことに、EP−A
898 206に開示された方法を用いてそのような
量の非ケイ素含有ポリマー化合物をアグロメレーション
の問題なくそして非常に再現性のある方法でコーティン
グ中に導入することが可能であることが示されたが、同
じ非ケイ素含有化合物のみを粒子にコーティングするた
めに該方法を用いると重大なアグロメレーションが起こ
った。いずれの理論に縛られるわけでもないが、非ケイ
素含有ポリマー化合物は重縮合網目構造中に捕捉され、
複合もしくは相互侵入(interpenetrati
ng)網目構造を形成するようである。
【0014】かくして、本発明のキャリア粒子は、モノ
マー状多官能基性オルガノシラン、複素−原子を含有す
るオルガノシラン及びアルコキシドから成る群より選ば
れる化学化合物から誘導される部分を有する重縮合網目
構造を含んでなるコーティングを含有し、該コーティン
グがさらに乾燥されたコーティングの重量に関して5重
量%≦A≦50重量%であるような量Aのケイ素原子を
含まないポリマー化合物を含んでなることを特徴とす
る。
【0015】好ましい態様の場合、該重縮合網目構造は
20〜80重量%の多官能基性オルガノシラン、20〜
80重量%のアルコキシド、0〜10重量%の複素原子
を含有するオルガノシラン(I)から誘導される。さら
に好ましい態様の場合、該重縮合網目構造は19.9〜
80重量%の多官能基性オルガノシラン、19.9〜8
0重量%のアルコキシド(II)、0.1〜10重量%
の複素原子を含有するオルガノシラン(I)を含む。
【0016】重縮合網目構造は上記の化学品の他に、元
素Si、Sn、In、Tl、Zr、B又はAlの微粉砕
された金属酸化物又は金属酸化物−水酸化物、例えばシ
リカゾルを含むことができ、それは特に有機溶媒を含有
する。その好ましい一次粒度は1〜50nmの範囲内に
含まれ;以下においてそれを「ナノ粒子」と呼ぶ。
【0017】重縮合網目構造中にナノ−粒子を導入する
場合、該重縮合網目構造は0.1〜100重量%の多官
能基性オルガノシラン、0〜20重量%の複素原子を含
有するオルガノシラン(I)、0〜99.9重量%のア
ルコキシド(II)及び0〜70重量%のナノ−粒子a
から誘導される部分を含有するのが好ましい。より好ま
しい態様の場合、該重縮合網目構造は20〜80重量%
の多官能基性オルガノシラン、20〜80重量%のアル
コキシド(II)、0〜10重量%の複素原子を含有す
るオルガノシラン(I)及び0〜50重量%のナノ−粒
子を含有する。
【0018】非ケイ素含有ポリマー化合物 非ケイ素含有ポリマー化合物は好ましくは1000より
大きい、より好ましくは2000より大きい数平均分子
量を有する。それは付加ホモ−ポリマー、例えばポリス
チレン、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリ
レート、ポリメチルアクリル酸、ポリメチルメタクリル
酸などであることができる。それは例えばスチレンアク
リル樹脂などのコポリマーであることができる。それは
またポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコールなどのビニルポリマーであることもでき
る。本発明で用いるための非ケイ素含有ポリマーとして
ビニルポリマーが好ましい。重縮合ポリマー、例えばポ
リエステル、ポリアミド、ポリイミドなどならびにフッ
素含有部分を含むポリマーも用いることができる。
【0019】複素−原子を含有するオルガノシラン 本発明のキャリアコーティングで用いるための複素−原
子を含有するオルガノシランは加水分解可能な基及び/
又は重縮合により架橋され得る基を有する少なくとも1
つのケイ素原子ならびに炭素原子によりケイ素原子に結
合している少なくとも1つの有機残基から成り、ここで
残基は複素原子を含有し、アルキル、シクロアルキル又
はアリール基であることができる。加水分解可能な基及
び/又は重縮合により架橋され得る基を有するケイ素原
子は、Rがアルキル、シクロアルキル又はアリール基で
あることができ、好ましくはアルキル基である−SiO
Rあるいは−SiOHであることができる。Rがアルキ
ル基であるのが好ましい。複素原子はN、P、S、F、
Cl、Br、O、B及びAlであることができるが、よ
り好ましくはN又はFである。
【0020】本発明のコーティングで用いるための非常
に好ましい窒素含有オルガノシランは式(I): (R2)2−N[(CH2)mNR2n(CH2)mSi(OR3)3-o(R4)o (I) [式中、1≦m≦10、好ましくはm=2もしくは3で
あり、0≦n≦2、好ましくはn=2であり、0≦o≦
2、好ましくはo=0であり、R2は水素、アルキル又
はアリール、好ましくは水素であり、同一もしくは異な
るR3、R4はアルキル又はアリール基、好ましくはCH
3又はC25である]を有する。
【0021】典型的な有用な窒素含有アルコキシシラン
は: H2N−(CH2)3Si(OCH3)32N−(CH2)3Si(OC25)32N−(CH2)2−HN−(CH2)3Si(OCH3)32N−(CH2)2−HN−(CH2)3Si(OCH3)2CH365−HN−(CH2)3Si(OCH3)365−HN−(CH2)3Si(OC25)32N−(CH2)2−HN−(CH2)2−HN−(CH2)3
i(OCH3)32N−(CH2)2−HN−(CH2)2−HN−(CH2)3
i(OC25)3 である。
【0022】典型的な有用なフッ素含有アルコキシシラ
ンは: F3C−(CH2)2SiR’3-x(OR)x3C−(CF2)7−(CH2)2SiR’3-x(OR)x (F3C)2CF−O−(CH2)3SiR’3-x(OR)x (3−F3C−C64)−SiR’3-x(OR)x (3−F3C−C64)2−Si(OR)2 [式中、1≦x≦3であり、R、R’は同一又は異なり
アルキル、シクロアルキル又はアリールであり、好まし
くはR及びR’はメチル又はエチルである]である。
【0023】アルコキシド 本発明のコーティングにおいて用いるためのアルコキシ
ドは好ましくは式(II): M1(OR1)y (II) [式中、M1=Si、Sn、Ti、Zr、B、P又はA
lであり、R1=アルキル又はアリール、好ましくはC1
〜C4アルキル、より好ましくはCH3又はC25であ
り、M1=Si、Sn、Ti、Zrの場合にはy=4、
1=B、P又はAlの場合にはy=3である]に対応
する。
【0024】好ましいアルコキシドは:Si(OC25)
4、B(OC25)3、Al(O−i−C37)3及びZr(O
−i−C37)4である。本発明のキャリア粒子上の重縮
合網目構造中のアルコキシドとしてSi(OC25)4
用いるのが非常に好ましい。
【0025】多官能基性オルガノシラン 本発明で用いるための多官能基性オルガノシランは、1
〜3個の加水分解可能な基及び/又は重縮合により架橋
され得る基に結合した少なくとも2つ、好ましくは3つ
のSi−原子を含む。後者の基は好ましくはアルコキシ
−、アシルオキシ又はヒドロキシ基である。Si−原子
は好ましくはSi−C結合により有機基に、例えば直鎖
状もしくは分枝鎖状C1〜C10アルキル基に、C5〜C10
シクロアルキル基に、芳香族基あるいはこれらの組み合
わせに結合している。
【0026】本発明のコーティングの製造に有用な多官
能基性オルガノシランは式(III)、(IV)及び
(V)に相当する。
【0027】 (R5)4-iSi[(CH2)pSi(OR6)a(R7)3-a]i (III) [式中、iは2〜4の値を有する整数であり、好ましく
はi=2であり、pは1〜4の値を有する整数であり、
好ましくは2≦p≦4であり、aは1〜3の値を有する
整数であり、R5はアルキル又はアリール基であり、R6
はa=1の場合、水素、アルキル又はアリールであり、
6はa=2又はa=3の場合、アルキル又はアリール
であり、R7はアルキル又はアリール、好ましくはメチ
ルである]
【0028】
【化1】
【0029】[式中、mは3〜6の値を有する整数であ
り、好ましくはm=3であり、qは2〜10の値を有す
る整数であり、好ましくはq=2であり、bは1〜3の
値を有する整数であり、R8はC1〜C6アルキル又はC6
〜C14アリール基、好ましくはCH3、C25であり、
9はc=1の場合、水素、アルキル又はアリール、好
ましくはH、CH3、C 25、C37であり、R9はc=
2又はc=3の場合、アルキル又はアリール、CH3
25、C37であり、R10はアルキル又はアリール、
好ましくはメチルである] (R14)4-kSi[OSi(R11)2Si(OR12)c(R13)3-c]k (V) [式中、kは2〜4の値を有する整数であり、好ましく
はk=2であり、rは1〜10の値を有する整数であ
り、好ましくは2≦p≦4であり、cは1〜3の値を有
する整数であり、R14はアルキル又はアリール基であ
り、R12はc=1の場合、水素、アルキル又はアリー
ル、好ましくはH、CH3、C25、C37であり、R
12はc=2又はc=3の場合、アルキル又はアリール、
CH3、C25、C37であり、R11はアルキル又はア
リール、好ましくはメチルである]。
【0030】本発明で有用な多官能基性オルガノシラン
の典型的な例は: Si[(CH2)2Si(OH)(CH3)2]43CSi[(CH2)2Si(OH)(CH3)2]365Si[(CH2)2Si(OH)(CH3)2]3 Si[(CH2)3Si(OH)(CH3)2]4 シクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OH)(CH3)2]}4 シクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OCH3)(C
3)2]}4 シクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OCH3)2CH3]}
4 シクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OC25)2
3]}4 シクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OC25)3]}4 である。 コーティング溶液 0.1〜50重量%のある量の多官能基性オルガノシラ
ン及び0〜50%のアルコキシドを場合により溶媒(好
ましくは低級C1〜C4アルコール、最も好ましくはイソ
プロパノール)中の有機酸、例えばギ酸、酢酸、パラト
ルエンスルホン酸などであることができる触媒と一緒に
加えることにより、上記の化学化合物を有するコーティ
ング溶液を調製するのが好ましい。予備反応の後、0〜
20重量%の複素−原子を含有するオルガノシランを加
え、溶液を溶媒でさらに希釈する。次いで2.5〜25
重量%のケイ素原子を含まないポリマー化合物を加え
る。さらに好ましい態様では、該コーティング溶液は5
〜15%のケイ素原子を含まないポリマー化合物を含
む。
【0031】さらに好ましい態様の場合、該コーティン
グ溶液は、30〜50重量%のアルキルオルトシリケー
ト(好ましくはテトラエチルオルトシリケート=TEO
S=(Si(OC25)4)と反応した30〜50重量%
の多官能基性オルガノシラン、0〜5%の複素原子を含
有するオルガノシラン及び5〜15重量%のケイ素原子
を含まないポリマー化合物を含有する。
【0032】コーティングの成分の相対的量を適合さ
せ、合計が100%とならなければならない。
【0033】この溶液を粒子上にコーティングし、乾燥
すると、多官能基性オルガノシラン、アルコキシド及び
複素−原子を含有するオルガノシランは一緒に反応し、
水及びアルコールを失い、乾燥されたコーティング中に
はコーティング溶液に加えられた多官能基性オルガノシ
ラン、アルコキシド及びオルガノシランの量(重量)の
合計の50重量%しかコーティングに含まれない。非ケ
イ素原子含有ポリマーはコーティングの間に重量を失わ
ず、かくして2.5重量%の非ケイ素原子含有ポリマー
をコーティング溶液に加えると、乾燥されたコーティン
グ中には5重量%が存在する。
【0034】かくして、本発明は:重縮合網目構造の形
成に用いられる化学品の合計量に関して0.1〜50重
量%のある量の多官能基性オルガノシラン及び該重縮合
網目構造の形成に用いられる化学品の合計量に関して0
〜50%のアルコキシドを、場合により低級C1〜C4
ルコール中の触媒と一緒に混合してコーティング溶液を
形成し、該重縮合網目構造の形成に用いられる化学品の
合計量に関して0〜20重量%の複素−原子を含有する
オルガノシランを該溶液に加え、該溶液を該低級C1
4アルコールでさらに希釈し、該コーテイング溶液中
で用いられる化学品の合計量に関して2.5〜25重量
%のケイ素原子を含有していないポリマー化合物を該溶
液中に混合し、該溶液をキャリア粒子に適用して該粒子
上に該溶液の層を形成し、該粒子を乾燥する段階を含ん
でなるSi−原子を含まないポリマーが導入されている
重縮合網目構造をキャリア粒子にコーティングするため
の方法を包含する。
【0035】好ましくは、多官能基性オルカノシラン及
びアルコキシドを混合する該段階において、該重縮合網
目構造の形成に用いられる化学品の合計量に関して30
〜50重量%の該多官能基性オルガノシランを該重縮合
網目構造の形成に用いられる化学品の合計量に関して3
0〜50重量%のアルキルオルトシリケートと混合し、
複素−原子を含有するオルガノシランを加える該段階に
おいては、該重縮合網目構造の形成に用いられる化学品
の合計量に関して0〜5重量%の複素原子を含むオルガ
ノシランを加える。
【0036】さらに好ましい態様の場合、多官能基性オ
ルガノシラン及びアルキルオルトシリケートを混合する
該段階において、該アルキルオルトシリケートはテトラ
エチルオルトシリケート(TEOS)であり、ケイ素原
子を含まないポリマー化合物を該溶液中に混合する該段
階において、該コーティング溶液中の化学品の合計量に
関して5〜15重量%の該ケイ素原子を含まないポリマ
ー化合物を用いる。
【0037】本発明に従う、すぐ上に記載したコーティ
ング溶液は、好ましくは引用することによりその記載事
項が本明細書の内容となるEP−A 898 206及
びそれに対当するUS−A−5 888 692に開示
されている方法によりキャリア粒子に適用することがで
きる。
【0038】かくして、本発明はまた:−コーティング
されるべきキャリア粒子を該キャリア粒子の撹拌のため
の手段が備えられた容器中に入れ、該キャリア粒子が該
容器の85体積%未満を占めるようにし、そしてキャリ
ア粒子の撹拌は0.2〜20のFroude数で記載さ
れるものとし、 −A℃の沸点を有する溶媒中に該キャリア粒子のコーテ
ィングのための化学化合物を溶液の合計体積に関して6
〜60重量%含有する溶液を該容器に、いずれの時点に
もコーティングされるべき該キャリア粒子の表面のcm
2当たり1.25・10-4ml未満の量で該溶媒が存在
するような速度で加え、 −該容器中の該キャリア粒子を最高で(A+10)℃の
温度に保ち、 −該溶媒を連続的に排気する 段階を含んでなり、化学化合物の該溶液がケイ素原子を
含まないポリマー化合物ならびにモノマー状多官能基性
オルガノシラン、モノマー状多官能基性オルガノシラン
の加水分解生成物、モノマー状多官能基性オルガノシラ
ンと複素−原子を含有するオルガノシランの反応生成物
及びモノマー状多官能基性オルガノシランとアルコキシ
ドの反応生成物から成る群より選ばれる化学化合物を含
有し、ケイ素原子を含まない該ポリマー化合物が該溶液
中に該溶液中の化学化合物の合計重量に関して5〜50
重量%存在することを特徴とする静電現像薬において用
いるための20〜200μmの体積平均直径を有するキ
ャリア粒子のコーティング方法を包含する。
【0039】好ましくは該Froude数は上下限を含
んで0.5〜8である。
【0040】キャリア粒子のコーティングのための化学
化合物を有する該溶液は好ましくは該溶液の合計体積に
関して15〜40重量%の該粒子のコーティングのため
の化学化合物を含有する。
【0041】好ましくはいずれの時点にもコーティング
されるべき該粒子の表面のcm2当たり0.6・10-4
ml未満の量で該溶媒が存在するような速度で該溶液を
該容器に加える。
【0042】本発明の好ましい態様の場合、キャリア粒
子がコーティングされる機械的ミキサーを有する該容器
はすきべらミキサー(ploughshare mix
er)である。
【0043】本発明のコーティング組成物がコーティン
グされたキャリア粒子を磁性キャリア粒子及びトナー粒
子を含むいずれの多−成分現像薬においても用いること
ができ、それを電子写真、直接静電印刷、イオノグラフ
ィ(ionography)などで用いることができ
る。
【0044】
【実施例】1.トナー粒子 実験のために用いられるトナーは以下の組成を有した:
18の酸価及び5.1x1016Ω.cmの体積抵抗率を
有する97部のフマル酸とプロポキシル化ビスフェノー
ルAのコ−ポリエステル樹脂を実験室用混練機におい
て、3部のCu−フタロシアニン顔料(カラーインデッ
クス PB 15:3)と110℃で30分間溶融−配
合した。抵抗率低下物質−以下の構造式:(CH3)3+
1633Br-を有する−を結合剤に関して0.5%の
量で加えた。
【0045】冷却後、固化した塊を微粉砕し、ALPI
NE Fliessbettgegenstrahlm
uehle 100AFG型(商品名)を用いて摩砕
し、ALPINE multiplex zig−za
g classifier 100MZR型(商品名)
を用いてさらに分別した。Coulter Count
er model Multisizer(商品名)に
より測定される分離されたトナーの得られる粒度分布
は、数により6.3μm平均であり、体積により8.2
μm平均であることが見いだされた。トナー塊の流動性
を向上させるために、トナー粒子を0.5%の疎水性コ
ロイドシリカ粒子[BET−値 130m2/g)と混
合した。
【0046】トナー粒子とコロイドシリカの該混合物を
4%の比率(重量/重量)で実施例に従ってコーティン
グされたキャリア粒子と混合することにより、静電記録
現像薬を製造した。
【0047】2.キャリア粒子のコーティング 50μmの体積平均直径dvを有する7.5kgのフェ
ライトビーズを、撹拌機が備えられた容器に入れた。コ
ーティング溶液を調製し、80℃で25分かけて加え
る。混合物を140℃で120分間後−硬化させる。次
いで125μmの篩上で篩別することにより凝集物(a
gglomertes)の量を決定し、%重量/重量と
して表す。5%のトナーの混合物上で帯電特性を測定す
る。種々の活性化時間において吹飛ばし法によりQ/M
−値を決定する。Q/M−値の差をコーティングされた
キャリア粒子の活性化性の指標として理解する。
【0048】比較実施例1 15gのイソプロパノール及び触媒としての6.6gの
パラトルエンスルホン酸の0.1N溶液中に39.7g
のシクロ−{OSiCH3[(CH2)2Si(OC 25)2
3]}4及び37gのTEOS(Si(OC25)4)を含
有するコーティング溶液を調製する。室温で1時間の
後、0.39gのH2N−(CH2)2−HN−(CH2)2
HN−(CH2)3Si(OCH3)3を150gのイソプロパ
ノールと一緒に加える。これは反応及びコーティングの
後、38.5グラムの重縮合網目構造を生ずる。この溶
液を上記の一般的コーティング法においてフェライトビ
ーズに加え、フェライトビーズの重量に関して0.5重
量%の乾燥コーティングを得た。
【0049】非ケイ素含有ポリマー化合物を加えないこ
の比較実施例では、凝集物の数は2%であり、摩擦時間
の関数としてのQ/m(電荷対質量比)を下記の表に示
す:
【0050】
【表1】
【0051】Q/m比が一定でなく、時間を経て増加
し、かくして比較的遅い帯電速度を示すことがわかる。
【0052】比較実施例2 この実施例では、非ケイ素含有ポリマー化合物のみを含
有する溶液を上記の一般的方法に従ってフェライトビー
ズにコーティングした。この場合、重量平均分子量Mw
=34000〜38000のBUTVAR B79(M
onsantoからのポリビニルブチラールの商品名)
を用いた。コーティング溶液は1/3のMEK−2/3
のイソプロパノールの混合物中の15%のBUTVAR
から成った。コーティングされた材料の量はフェライト
キャリア芯に対して0.5%である。
【0053】この実施例では50%の凝集物が見られ、
キャリアビーズをトナー粒子と混合すると、安定した電
荷の測定ができなかった。
【0054】本発明の実施例1 コーティングの前にコーティング溶液に重量平均分子量
Mw=34000〜38000のBUTVAR B79
(Monsantoからのポリビニルブチラールの商品
名)を5重量%加えたこと以外は比較実施例1を繰り返
し、10重量%のBUTVAR及び90重量%の重縮合
網目を含有するコーティングを得た。
【0055】非ケイ素含有ポリマー化合物が加えられた
この本発明の実施例では、凝集物の数は6%であり、摩
擦時間の関数としてのQ/m(電荷対質量比)を下記の
表に示す:
【0056】
【表2】
【0057】2分後に最大Q/m比にほとんど達し、非
常に一定なままであることがわかる。かくしてこれらの
キャリア粒子は高い帯電速度を示す。
【0058】本発明の実施例2 本発明の実施例1を繰り返したが、カーボンブラックの
分散液(KETJENBLACK EC)を加え、最終
的コーティングは20重量%のカーボンブラック、20
重量%のBUTVAR B79及び60重量%の重縮合
網目を含有した。
【0059】非ケイ素含有ポリマー化合物及び電荷調節
剤が加えられたこの本発明の実施例では、凝集物の数は
3%であり、摩擦時間の関数としてのQ/m(電荷対質
量比)を下記の表に示す:
【0060】
【表3】
【0061】2分後に最大Q/m比にほとんど達し、非
常に一定なままであることがわかる。かくしてこれらの
キャリア粒子は高い帯電速度を示す。本発明の主たる特
徴及び態様は以下の通りである。
【0062】1.モノマー状多官能基性オルガノシラ
ン、複素−原子を含有するオルガノシラン及びアルコキ
シドから成る群より選ばれる化学化合物が誘導される部
分を有する重縮合網目構造を含むコーティングを有し、
該コーティングがさらに乾燥されたコーティングの重量
に関して5重量%≦A≦50重量%であるような相対的
量Aのケイ素原子を含まないポリマー化合物を含んでな
ることを特徴とするキャリア粒子。
【0063】2.10重量%≦A≦30重量%である上
記1項に記載のキャリア粒子。
【0064】3.ケイ素原子を含まない該ポリマー化合
物がアクリル樹脂、ビニル樹脂、フッ素含有付加ポリマ
ー、ポリエステル、ポリイミド及びポリアミドから成る
群より選ばれるメンバーである上記1又は2項に記載の
キャリア粒子。
【0065】4.ケイ素原子を含まない該ポリマー化合
物がポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル及びポリビ
ニルアルコールから成る群より選ばれるメンバーである
上記1又は2項に記載のキャリア粒子。
【0066】5.該重縮合網目構造が19.9〜80重
量%の該多官能基性オルガノシラン、19.9〜80重
量%の該アルコキシド、0.1〜10重量%の複素原子
を含有する該オルガノシラン乾燥物や誘導される部分を
含む上記1〜4項に記載のキャリア粒子。
【0067】6.該アルコキシドがアルキルオルトシリ
ケートである上記5項に記載のキャリア粒子。
【0068】7.該アルキルオルトシリケートがテトラ
エチルオルトシリケート、TEOSである上記6項に記
載のキャリア粒子。
【0069】8.重縮合網目構造の形成に用いられる化
学品の合計量に関して0.1〜50重量%のある量の多
官能基性オルガノシラン及び該重縮合網目構造の形成に
用いられる化学品の合計量に関して0〜50%のアルコ
キシドを、場合により低級C 1〜C4アルコール中の触媒
と一緒に混合してコーティング溶液を形成し、該重縮合
網目構造の形成に用いられる化学品の合計量に関して0
〜20重量%の複素−原子を含有するオルガノシランを
該溶液に加え、該溶液を該低級C1〜C4アルコールでさ
らに希釈し、該コーテイング溶液中で用いられる化学品
の合計量に関して2.5〜25重量%のケイ素原子を含
有していないポリマー化合物を該溶液中に混合し、該溶
液をキャリア粒子に適用して該粒子上に該溶液の層を形
成し、該粒子を乾燥する段階を含んでなるSi−原子を
含まないポリマーが導入されている重縮合網目構造をキ
ャリア粒子にコーティングするための方法。
【0070】9.−コーティングされるべきキャリア粒
子を該キャリア粒子の撹拌のための手段が備えられた容
器中に入れ、該キャリア粒子が該容器の85体積%未満
を占めるようにし、そしてキャリア粒子の撹拌は0.2
〜20のFroude数で記載されるものとし、 −A℃の沸点を有する溶媒中に該キャリア粒子のコーテ
ィングのための化学化合物を溶液の合計体積に関して6
〜60重量%含有する溶液を該容器に、いずれの時点に
もコーティングされるべき該キャリア粒子の表面のcm
2当たり1.25・10-4ml未満の量で該溶媒が存在
するような速度で加え、 −該容器中の該キャリア粒子を最高で(A+10)℃の
温度に保ち、 −該溶媒を連続的に排気する 段階を含んでなり、化学化合物の該溶液がケイ素原子を
含まないポリマー化合物ならびにモノマー状多官能基性
オルガノシラン、モノマー状多官能基性オルガノシラン
の加水分解生成物、モノマー状多官能基性オルガノシラ
ンと複素−原子を含有するオルガノシランの反応生成物
及びモノマー状多官能基性オルガノシランとアルコキシ
ドの反応生成物から成る群より選ばれる化学化合物を含
有し、ケイ素原子を含まない該ポリマー化合物が該溶液
中に該溶液中の化学化合物の合計重量に関して2.5〜
25重量%存在することを特徴とする静電現像薬におい
て用いるための20〜200μmの体積平均直径を有す
るキャリア粒子のコーティング方法。
【0071】10.該溶液が0.1〜50重量%の多官
能基性オルガノシラン、0〜50重量%のアルコキシド
及び0〜20重量%の複素−原子を含有するオルガノシ
ランを含んでなる上記9項に記載の方法。
【0072】11.該コーティング溶液が30〜50重
量%の多官能基性オルガノシラン、30〜50重量%の
アルキルオルトシリケート、0〜5%の複素原子を含有
するオルガノシラン及び5〜15重量%のケイ素原子を
含まないポリマー化合物を含んでなる上記9項に記載の
方法。
【0073】12.該溶液がギ酸、酢酸及びパラトルエ
ンスルホン酸から成る群より選ばれる触媒をさらに含有
する上記9〜11項のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ハイツマン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノマー状多官能基性オルガノシラン、
    複素−原子を含有するオルガノシラン及びアルコキシド
    から成る群より選ばれる化学化合物から誘導される部分
    を有する重縮合網目構造を含んでなるコーティングを有
    し、該コーティングがさらに乾燥されたコーティングの
    重量に関して5重量%≦A≦50重量%であるような相
    対的量Aのケイ素原子を含まないポリマー化合物を含ん
    でなることを特徴とするキャリア粒子。
  2. 【請求項2】 重縮合網目構造の形成に用いられる化学
    品の合計量に関して0.1〜50重量%のある量の多官
    能基性オルガノシラン及び該重縮合網目構造の形成に用
    いられる化学品の合計量に関して0〜50%のアルコキ
    シドを、場合により低級C1〜C4アルコール中の触媒と
    一緒に混合してコーティング溶液を形成し、 該重縮合網目構造の形成に用いられる化学品の合計量に
    関して0〜20重量%の複素−原子を含有するオルガノ
    シランを該溶液に加え、 該溶液を該低級C1〜C4アルコールでさらに希釈し、 該コーテイング溶液中で用いられる化学品の合計量に関
    して2.5〜25重量%のケイ素原子を含有していない
    ポリマー化合物を該溶液中に混合し、 該溶液をキャリア粒子に適用して該粒子上に該溶液の層
    を形成し、 該粒子を乾燥する段階を含んでなるSi−原子を含まな
    いポリマーが導入されている重縮合網目構造をキャリア
    粒子にコーティングするための方法。
  3. 【請求項3】 −コーティングされるべきキャリア粒子
    を該キャリア粒子の撹拌のための手段が備えられた容器
    中に入れ、該キャリア粒子が該容器の85体積%未満を
    占めるようにし、そしてキャリア粒子の撹拌は0.2〜
    20のFroude数で記載されるものとし、 −A℃の沸点を有する溶媒中に該キャリア粒子のコーテ
    ィングのための化学化合物を溶液の合計体積に関して6
    〜60重量%含有する溶液を該容器に、いずれの時点に
    もコーティングされるべき該キャリア粒子の表面のcm
    2当たり1.25・10-4ml未満の量で該溶媒が存在
    するような速度で加え、 −該容器中の該キャリア粒子を最高で(A+10)℃の
    温度に保ち、 −該溶媒を連続的に排気する 段階を含んでなり、 化学化合物の該溶液がケイ素原子を含まないポリマー化
    合物ならびにモノマー状多官能基性オルガノシラン、モ
    ノマー状多官能基性オルガノシランの加水分解生成物、
    モノマー状多官能基性オルガノシランと複素−原子を含
    有するオルガノシランの反応生成物及びモノマー状多官
    能基性オルガノシランとアルコキシドの反応生成物から
    成る群より選ばれる化学化合物を含有し、 ケイ素原子を含まない該ポリマー化合物が該溶液中に該
    溶液中の化学化合物の合計重量に関して2.5〜25重
    量%存在することを特徴とする静電現像薬において用い
    るための20〜200μmの体積平均直径を有するキャ
    リア粒子のコーティング方法。
  4. 【請求項4】 該溶液がギ酸、酢酸及びパラトルエンス
    ルホン酸から成る群より選ばれる触媒をさらに含有する
    請求項3に記載の方法。
JP33440699A 1998-11-26 1999-11-25 シラン網目構造及びケイ素原子を含まないポリマ―化合物を含有するハイブリッドキャリアコ―ティング Pending JP2000172020A (ja)

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