JP2565752B2 - 電子写真キャリア用コーティング組成物 - Google Patents

電子写真キャリア用コーティング組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は二成分系乾式複写機の現像剤に用いられるキ
ャリアの表面コート用のコーティング組成物に関する。
更に詳しくは、本発明は耐久性、耐湿性及び流動性に優
れたキャリアを製造するためにキャリアの表面にコーテ
ィングするシリコーン組成物に関する。
《従来の技術》 周知の如く、二成分系乾式複写機の現像剤は、微細な
トナーとそれより大きいキャリアの二成分から構成さ
れ、両者を混合撹拌することによって、摩擦により、ト
ナーとキャリアが夫々異なった符号に静電帯電する。こ
のようにして帯電したトナーを感光体上に形成されてい
る静電潜像に静電付着させることにより可視像が形成さ
れ、この像を転写シートに転写、定着することにより複
写が達成される。
この場合のキャリアとしては、通常酸化された又は未
酸化の鉄粉が使用されるが、これをこのままトナーと混
合して使用した場合には、トナーに対する摩擦帯電特性
が不十分な上、使用中にトナーがキャリア表面に固着し
てトナー膜を形成するために、キャリアの帯電特性が経
時的に変化し、結局現像剤の寿命が短くなるという欠点
があった(スペント化現象)。更に、乾燥時と湿潤時で
は、キャリアの帯電特性の差が大きく、例えば国内で良
好な特性を有したものでも、東南アジアなど高温多湿の
地域に輸出された場合に、現地では国内の場合と同様の
性能を出すことができないというトラブルを生ずること
がある。
このような欠点を防止するためにキャリア表面にフッ
素化合物やシリコーン樹脂など、表面エネルギーの小さ
な樹脂を被覆することが提案されている(例えば特開昭
54−21730号、特公昭59−131944号、特開昭58−40557
号、特公昭59−26945号等)。
特にシリコーン樹脂は、モノマーの選択により多様な
分子構造を作り得るため、その選択により多様な帯電量
水準を持つキャリアを作り得るという利点が有る上、多
種の溶剤に溶解でき、表面に均一に塗布し易く、更に比
較的低温でも硬化可能とすることもできる等多くの作業
上の利点を有している。
反面、シリコーン樹脂は一般に機械的強度が弱いとい
う欠点を有しており、長時間使用されるうちに、摩耗、
はがれ、クラックの発生などによって欠落し、その優れ
た特性を失うために複写性能が低下するなど長期使用に
対する寿命の面では満足できるものではなかった。
現像剤を構成する二成分の内、トナーは消費されるた
め新しいトナーが追加補給されるが、キャリアの方は継
続して使用される。しかしながら劣化を起こしたキャリ
アは回復不可能であり、従ってキャリアが劣化した場合
には現像剤全体を入れかえる他はない。一方、近年では
高速複写機の普及によりキャリアに要求される条件がま
すます苛酷になっている上、複写枚数も多くなっている
ので、これまでのシリコーン処理剤では対応できなくな
りつつある。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、現像剤の入れかえは煩雑であるのみな
らずコスト的にも不利であることからより耐久性の高い
キャリア処理剤が要求されている。
そこで本発明者等は、シリコーン樹脂の長所を生か
し、且つ長寿命で高安定性を有する、キャリアの表面コ
ート用シリコーン組成物の検討を続けた結果、或種のオ
ルガノポリシロキサン及びオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの組み合わせを選択し、これに硬化触媒を添
化してキャリア表面に塗布し硬化せしめた場合には極め
て良好な結果を得ることができることを見出し本発明に
到達した。
従って本発明の第1の目的は、スペント化現象を抑制
し現像剤の寿命を長くすることのできる電子写真用キャ
リアの表面コート用コーティング組成物を提供すること
にある。
本発明の第2の目的は、キャリアの帯電特性が温度に
よって影響されるのを防止することのできる電子写真用
キャリアの表面コート用コーティング組成物を提供する
ことにある。
《課題を解決するための手段》 すなわち、本発明は、 (A)一般式 RaXbSiO(4−(a+b))/2 で示されるオルガノポリシロキサン100重量部(式中、
Rは置換又は非置換の炭化水素基、XはOH基及び/又は
加水分解性基、aは、0.8<a<1.8、bは0.01<b≦3
である数を示す。) (B)1分子中に少なくとも2個の珪素原子に直結した
水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン0.05〜50重量部及び (C)有機錫化合物及びアミノ基含有シラン系化合物か
らなる群の中から選択される少なくとも1種の硬化触媒
とからなる電子写真キャリア用コーティング組成物であ
る。
次に、本発明に使用される各成分について説明する。
本発明の組成物を構成する(A)成分は、一般式 RaXbSiO(4−(a+b))/2 で示されるオルガノポリシロキサンである。
式中RはC1〜C6のアルキル基、ビニル基、アリル基な
どのアルケニル基およびフェニル基などの非置換炭化水
素基、又は3,3,3−トリフルオロプロピル基、トリル
基、キシリル基、ベンジル基、クロロアルキル基、p−
クロルフェニル基、シアノエチル基等の置換炭化水素基
から選択される基であり、これらの内、入手のしやすさ
の点からC1〜C4のアルキル基、フェニル基、ビニル基等
が好ましい。Xは、OH(シラノール)基及び/又は加水
分解性基から選ばれる基であり、加水分解性基として
は、C1〜C4のアルコキシ基、アルケノキシ基、アセトキ
シ基、アミノキシ基、オキシム基、ハロゲン基等が例示
される。これらの基は、いずれもコーティング操作の過
程において、キャリア表面に吸着された水分、空気中か
らの吸着水分等で一旦SiOH(シラノール)に転換した後
硬化に関与するものである。
aは0.8〜1.8まで使用することができる。aが0.8以
下では、皮膜が硬くもろいものとなり、使用中にクラッ
クによる欠落を起こし易くなる一方、1.8以上では樹脂
が熱軟化を起こし易く、高温時でのトナーの脱離がスム
ーズに行なわれにくくなる。aが最も好ましい範囲は、
1.0〜1.5の範囲である。
一方、bは0.01〜2まで使用することができる。
bは0.01以下の場合でも、コーティングすることは可
能であるが、キャリア表面との十分な密着性を得ること
はできない。一方、硬化時に十分な水分が供給され得る
という条件で用いられるのであれば3まで使用可能であ
るが、何れにしても最も好適な範囲は0.03〜1.0であ
る。
本発明に使用し得る(B)成分のオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンは、耐久性向上に欠かすことのでき
ない重要な成分であり、1分子中に2個以上の珪素に直
結した水素原子を有することが必要である。(B)成分
としては、例えば下記一般式(2)〜(4)で表される
ものが挙げられるが、これらに制限されるものではな
い。
R′cSiO(4−C)/2 ……(4) (但し、式中R′は水素原子、アルキル基、アリール
基、OH基及び加水分解性基から選択される1種又は2種
以上の基であるが、R′の2個以上は水素原子であり、
mは3以上の正の整数、cは1.5〜2.0である。) (B)成分の使用は、ごく少量の添加で効果がある
が、(A)成分100重量部に対し、0.05〜50重量部とす
ることが好ましい。0.05重量部以下では効果が乏しく、
50重量部を越した場合にはリコート性に乏しくなり、長
期安定性を特に望む場合の厚膜形成用を目的とする重ぬ
塗り性に劣るので好ましくない。
従って、(B)成分の(A)成分に対する使用量の特
に好ましい範囲は、0.1〜10重量部である。
(C)成分は、硬化触媒であり、Zn、Sn、Fe、Pb、C
o、Ni、Al、Zrなどの金属石鹸、キレート化合物、蟻
酸、酢酸などの有機酸、アミン等の塩基等を使用するこ
とができる。これらの内、特に有機錫化合物、アミノ基
含有シラン系化合物の単独ないし混合使用が特に有効で
ある。
有機錫化合物の例としては、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクトエー
ト、オレイン酸第1錫、ナフテン酸第1錫等を例示する
ことができる。
又、アミノ基含有シラン系化合物とは、アミノ基含有
アルコキシシラン又はその部分縮合物であり、キャリア
表面への密着性向上、表面硬度向上及び帯電量の調整等
の作用を有する。このような化合物としては、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−アミノエチル−アミノプロピル
トリメトキシシラン、メチル−γ−アミノプロピルジメ
トキシシラン、メチル−γ−アミノエチルアミノプロピ
ルジメトキシシラン、γ−ジメチルアミノ−プロピルト
リメトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−モルホリノプロピルトリメトキシシラン、
N,N′−ビス(3−トリメトキシシリル)エチレンジア
ミン及びこれらの部分縮合物等を例示することができ
る。
本来、(A)成分、及び(B)成分共、触媒を用いる
ことなくキャリア核体粒子上に処理硬化させることが可
能である。それにもかかわらず、本発明において(C)
成分を使用する理由は、(C)成分として例示された触
媒は、(A)成分及び(B)成分それぞれの硬化触媒と
して働くのみでなく、両者を結びつけると同時にキャリ
ア核体粒子上にシリコーンを強固に密着せしめ、今まで
弱いとされてきたシリコーン被膜の機械的強度を著しく
改良することを可能とする成分であるからである。
本発明に用いられる(A)成分を構成するオルガノポ
リシロキサン及び(B)成分を構成するオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンは、当業界において既に古くか
ら公知のものであり製造法も多岐にわたって知られてい
る。
本発明において使用されるキャリア核体粒子として
は、鉄粉、フェライト粉が代表的なものであるが、この
他、ニッケル、コバルト等の磁性金属又はその酸化物、
銅、カーボランダム、ガラスビーズ、二酸化ケイ素等、
キャリア核体粒子の素材として公知の素材の中から適宜
選択して用いることができる。該粒子の粒径は30〜1,00
0ミクロン、好ましくは50〜300ミクロンである。
本発明においては、前記素材からなるシリコーン組成
物を、必要であれば有機溶剤(例えばトルエン、キシレ
ン、溶剤揮発油などの炭化水素系溶剤、アルコール、エ
ステル、ケトン、エーテル等)に溶解した後、例えば流
動化ベット法、浸漬法、スプレー法などによりキャリア
核体粒子上に塗布した後、乾燥、硬化せしめる。
皮膜層の膜厚は0.1〜20ミクロンが好ましく、必要に
より重ね塗りすることも可能であり、目的によっては各
層の成分を変えて重ぬ塗りすることもできる。
本発明のシリコーン組成物は、常温においても硬化可
能であるが、100〜250℃程度の加熱を行った方が塗膜の
特性が安定し、また生産速度も上がるので好ましい。
現像剤として組み合わせ使用されるトナーについて
は、特に制限はなく、天然樹脂、天然および合成樹脂を
組み合わせた改良剤を含む広い材料に、既知の各種合成
染料類を分散させて製造したものを使用することができ
る。
《発明の効果》 本発明の電子写真キャリアコーティング組成物は、キ
ャリア核体粒子に、容易に均一に塗布することができ、
得られたキャリアはシリコーンのもつトナー離型性によ
るスペント化防止、耐湿性の向上帯電量のコントロール
等の長所をそのまま有し、耐久性を大巾に向上すること
ができる。
《実施例》 以下、本発明を実施例によって更に詳しく詳述する。
実施例1. (CH31.15(OH)0.2SiO1.325の平均組成式で示さ
れ、平均分子量約2500のオルガノポリシロキサン100重
量部、平均組成式 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5重
量部及び溶剤揮発油420重量部を加えて溶解した後、ジ
ブチル錫ジラウレート0.2重量部を加え、均一になるよ
うに撹拌混合してキャリアコート用のシリコーン処理液
を調整した。
次に、キャリア核体粒子として平均粒径100ミクロン
のフェライト1kgに対してシリコーンコート量が20gとな
るように、流動化ベット装置を用いて、上記のシリコー
ン処理液を散布した後200℃で60分間加熱してシリコー
ン成分を硬化させた。
上記の如く処理されたキャリア粉30gに、平均粒径12
ミクロンのスチレン−カーボンブラック系トナー1.2gを
加えて振盪帯電させた後、東芝ケミカル(株)製ブロー
オフ粉体帯電量測定装置によりトナーの帯電量を測定し
た。
更に、容量500mlの磁器製の強制劣化装置に1kgのキャ
リアと40gのトナーを入れ、水平振幅4cmで1分間に370
往復で激しく振盪させることにより強制劣化テストを行
った。この強制劣化テスト30分は、略実機におけるコピ
ー5000枚に相当するものである。
測定の結果は、ブローオフ30秒値で示される初期帯電
量は32μc/g、強制劣化10時間後の帯電量は30μc/gと、
両者において殆ど差異がなく、優れた耐久性を有するこ
とが実証された。
比較例1. 実施例1で使用したオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを使用せず、又溶剤揮発油量を400重量部に変え
た他はすべて実施例1と同一の条件によりキャリア核体
粒子を処理し、得られたキャリア粉についてその特性を
測定した。上記の如く処理されたキャリアの初期帯電量
は33μc/gであり実施例1の場合と大差はなかったが、
強制劣化10時間後には18μc/gと減少し、現像剤として
使用に耐えられるものではなかった。
比較例2. 実施例1で使用したジブチル錫ジラウレートを使用し
なかった他ほ実施例1と全く同様にしてキャリア粉を調
整した。実施例1の場合と全く同様にしてキャリア粉の
特性を測定したところ、初期帯電量は33μc/gであった
が、強制劣化10時間後には9μc/gに減じており現像剤
として使用に耐えるものではなかった。
比較例3. 実施例1で100重量部使用したオルガノポリシロキサ
ンを全く使用せず、揮発油の使用量を420重量部から42
重量部に減らした他は、全く実施例1と同一の条件でキ
ャリア核体粒子を処理した。得られたキャリア粉につい
てその特性を測定したところ、該キャリアの初期帯電量
は3μc/gと低く、当初から使用に値するものではなか
った。
実施例2. (CH31.1(C6H50.15(OH)0.25SiO1.25の平均組
成式で示される平均分子量2,000のオルガノポリシロキ
サン100重量部に、(OH)0.15(CH30.70.5(C6H5
0.15SiO1.25の平均組成式で示される平均分子量3,200の
オルガノハイドロジェンポリシロキサン10重量部を加
え、更にトルエン86重量部、溶剤揮発油171重量部を加
えて溶解した後、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン(信越化学工業(株)製:商品名KBM−903)0.3重量
部を加え、均一に混合溶解してキャリアコート用シリコ
ーン処理液を調整した。
この処理液を用い、実施例1と同一の条件にてキャリ
ア核体粒子をシリコーン処理し特性を測定したところ、
初期帯電量は37μc/gであり、強制劣化10時間後でも36
μc/gの水準を維持していた。
比較例4. 実施例2で使用したオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを使用せず、又溶剤揮発油の量を141重量部に変
えた他はすべて実施例2と同一の条件によりキャリア核
体粒子を処理した。実施例2と同様にして得られたキャ
リア粉体の帯電量を測定したところ、初期帯電量は36μ
c/gであったのに対し、強制劣化10時間後には23μc/gと
なり、初期帯電量と大きく異なる値を示した。
実施例3, (CH31.150.2SiO1.325〔但しXは、メチルジ(メ
チルエチルケトキシム)シリル基を示す。〕の平均組成
式で示され平均分子量3,900のオルガノポリシロキサン1
00重量部に、実施例1で用いたオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン3重量部、トルエン77重量部、溶剤揮発
油232重量部及びジブチル錫ジラウレート0.2重量部を加
え、実施例1と同様にしてキャリアコート用のシリコー
ン処理液を調整した。
実施例1と同一の条件によりキャリア核体粒子を処理
し、得られたキャリア粉について帯電量を測定したとこ
ろ初期帯電量は33μc/gであり、強制劣化10時間後でも3
2μc/gの水準を維持していた。
比較例5. 実施例3で使用したオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを使用せず、且つ溶剤揮発油の使用量を223重量
部にした他は実施例3と全く同様にしてキャリア核体粒
子を処理し、得られたキャリア粉について帯電量を測定
したところ初期帯電量は33μc/gであり、強制劣化10時
間後では13μc/gに変化しており、現像剤として使用に
耐えるものではなかった。
実施例4. (CH31.2(OCH31.2SiO0.8の平均組成式で示され
平均分子量480のオルガノポリシロキサン100重量部に、
実施例1で示されたハイドロジェンポリシロキサン20重
量部、トルエン180重量部、溶剤揮発油180重量部を混合
した後、ジブチル錫ジアセテートを0.5重量部加えキャ
リアコート用のシリコーン処理剤を調整した。
実施例1と全く同様にしてキャリア核体粒子を処理
し、実施例1と同様にして得られたキャリア粉体の特性
を測定した。初期帯電量は、35μc/gであり、強制劣化1
0時間後でも33μc/gの水準を維持していた。
比較例6. 実施例4で使用したオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを使用せず、又トルエンの量を120重量部とした
他は実施例4と全く同様にしてキャリア核体粒子を処理
し、得られたキャリア粉体の帯電量を測定したところ初
期帯電量は31μc/gであり、強制劣化10時間後には19μc
/gと大きく変化していた。
以上の実施例、比較例の結果は本発明の有効性を明確
に実証するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 芳輝 群馬県安中市磯部2―13―1 シリコー ン電子材料技術研究所内 (72)発明者 高橋 正 群馬県安中市磯部2―13―1 シリコー ン電子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−192960(JP,A) 特開 昭60−201359(JP,A) 特開 昭60−6953(JP,A) 特開 昭59−131944(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1) RaXbSiO(4−(a+b))/2 で示されるオルガノポリシロキサン100重量部(式中、
    Rは置換又は非置換の炭化水素基、XはOH基および/又
    は加水分解性基、aは0.8<a<1.8、bは0.01<b≦3
    である数を示す。) (B)1分子中に少なくとも2個の珪素原子に直結した
    水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
    ン0.05〜50重量部及び (C)有機錫化合物及びアミノ基含有シラン系化合物か
    らなる群の中から選択される少なくとも一種の硬化触媒 とからなる電子写真キャリア用コーティング組成物。
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