JPH0393605A - 金属酸化物微粉末の流動性の改善の方法 - Google Patents

金属酸化物微粉末の流動性の改善の方法

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JPH0393605A
JPH0393605A JP1224648A JP22464889A JPH0393605A JP H0393605 A JPH0393605 A JP H0393605A JP 1224648 A JP1224648 A JP 1224648A JP 22464889 A JP22464889 A JP 22464889A JP H0393605 A JPH0393605 A JP H0393605A
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JP
Japan
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metal oxide
fine powder
oxide fine
powder
fluidity
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JP1224648A
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English (en)
Inventor
Seiji Shintani
新谷 清治
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は金属酸化物微粉末の流動性の改善に関するもの
である. [従来の技術] 従来、シリカ,アルミナ,チタニア等の金属酸化物微粉
末の固結防止や流動性改善のため、該金属酸化物微粉末
の表面を疎水化処理する方法が知られており、そのよう
な疎水化剤としては、ジメチルジクロロシラン.ヘキサ
メチルジシラザン,ジメチルシリコーンオイル等のけい
素化合物が使用されている. また、こうして得られた表面を疎水化された金属酸化物
微粉末は、消化剤用のリン酸アンモニウム粉末やエボキ
シ系粉体塗料,電子写真複写機用の乾式トナーなどに添
加され、それらの粉末の固結防止や流動性改善の目的に
も広く使用されている.
【発明の解決しようとする問題点】
上記の使用例においては電子写真複写機用乾式トナーの
流動性を改善するために添加される場合が多く、近年高
画質化の要求が高まるに伴い、上記従来の表面を疎水化
された金属酸化物微粉末ではトナーの流動性の改善効果
が十分でなく、トナー現象がスムーズに行なえず、さら
に流動性の改善機能を有する添加剤が求められるに至っ
た. 本発明者は、かかる問題点を解消すべく鋭意検討した結
果、特定のけい素化合物により金属酸化物微粉末を表面
処理することにより、該金属酸化物微粉末の流動性が改
善され、さらに上記の表面処理した金属酸化物微粉末を
添加することによりトナー等の粉体の流動性が著しく改
善されることを見出し、本発明を完或するに至った. すなわち、本発明の目的は、金属酸化物微粉末および粉
体の流動性の改善方法を新規に提供することにある.
【問題点を解決するための手段】
本発明の目的は、 金属酸化物微粉末をバーフルオロアルキル基含有のけい
素化合物で表面処理することにより該金属酸化物微粉末
の流動性を改善する方法、および 上記のバーフルオロアルキル基含有のけい素化合物で表
面処理した金属酸化物微粉末を添加することによる粉体
の流動性改善の方法により達成される. 以下、本発明を詳細に説明する. 本発明において、出発材料である金属酸化物微粉末は、
金属の種類,その製造方法は限定されるものでなく、微
粉末であればよい。 本発明において、上記の金属酸化物微粉末を出発材料と
して得られる表面処理した金属酸化物微粉末を添加する
ことによりトナー等の他の粉体の流動性を改善する場合
は、出発材料である金属酸化物微粉末は、気相高温分解
法によって得られるヒュームドシリ力,アルミナ.チタ
ニアあるいはけい素,アルミニウム,チタンの少なくと
も2種の共酸化物で、少なくとも50rd/gの比表面
積を有し、一次粒子が50nm以下の微粉なもの、例え
ば日本アエロジル社製の「アエロジル200J,rアエ
ロジル300J ,西独デクサ社製の「アルミナムオキ
サイドC」,「チタニウムオキサイドP−25J,rM
OXl70」などが好適である. これらの金属酸化物微粉末を処理するパーフルオロアル
キル基含有の有機けい素化合物は、該金属酸化物微粉末
の表面に存在する水酸基と縮合反応や水素結合を介して
、表面処理するとともに、該粉末自体の流動性および表
面処理された該粉末を添加することにより他の粉末の流
動性を著しく改善させるために必須のものであり、一般
式RfCHmCHs ( R ) asi0 1!−a
l /l  ( Rfは炭素数1以上のバーフルオロア
ルキル基、Rはl価の炭化水素基、aは0〜2)または
一般式RfCHmCHm( R )msiX4−b (
 Xは塩素原子またはアルコキシ基、Rは炭化水素基、
bは1.2または3)で表わされるシロキサン,アルコ
キシシラン,クロロシラン類から選ばれ、1種または2
種以上の混合物として用いられる.このような処理剤と
しては、[CFsCH*CH* (CHs)SL01 
S.IC4F@CHmCH1 (CHI)SlO] s
等の環状トリシロキサン、トリフルオロブロビルメチル
ポリシロキサン,ノナフルオロへキシルメチルボリシロ
キサン,トリフルオロプロビルメチルシロキサン・ノナ
フルオロへキシルメチルシロキサン共重合体等の鎖状シ
ロキサン、CFsCHaCHt (CHs)SiC1a
,CJsCH*CHs(CHs)SiClt等のクロロ
シラン、CFmcHicH*(CHs)Si(OCHm
)*,CFsCHtCHaSi(OCHz)s ,C4
FsCHtCHsSi(OCHs)s等のアルコキシシ
ランまたはこれらの部分加水分解縮合物、または部分共
加水分解縮合物等が例示される. 金属酸化物微粉末の表面処理は、前述の金属酸化物微粉
末と上記バーフルオロアルキル基含有のけい素化合物を
接触させることにより容易に達成される.ここで、必要
により加熱処理あるいは触媒の添加などにより処理効率
を高めることもできる. 特に処理剤として上記環状トリシロキサンまたはシラン
を用いると均一な処理が可能となり好ましい.また上記
処理剤においてRfが炭素数l〜12程度のバーフルオ
ロアルキル基のものが、金属酸化物微粉末との均一混合
が容易であるため好ましく採用される。また、パーフル
オロアルキル基の炭素数のあまり大きなものは得られる
効果に比べ価格が非常に高くなったり、入手が困難とな
るため経済的に好ましくないばかりでなく、処理剤が固
体あるいは高粘度のものになるため取り扱いが煩雑にな
り好ましくない。 本発明の金属酸化物微粉末を処理する処理剤量は該金属
酸化物微粉末の表面積や、表面に存在する水酸基の数等
により決められるもので、該金属酸化物微粉末に対して
0.1〜50重量%が良い。0.1重量%以下では処理
の効果が明瞭でなく、50重量%を越えても効果が飽和
するからである。 また、金属酸化物微粉末の表面処理は、本発明の効果を
損なわない範囲において、ヘキサメチルジシラザン,メ
チルトリエトキシシラン,ジメチルシリコーンオイル等
のけい素化合物を処理剤として併用してもよい。 こうして得られた表面処理された金属酸化物微粉末は流
動性が極めて改善される. 本発明のもう一つの大きな目的である、前述の方法によ
り得られた表面処理した金属酸化物微粉末を添加するこ
とによる他の粉体の流動性の改善方法においては、通常
用いられている成分を含有するトナーすなわち粒径が5
〜50μmの樹脂粉末と硫化物,窒化物,カーボンブラ
ック等の無機物の粉末および一成分系トナーの場合はさ
らに鉄,コバルト,ニッケルなどの合金や酸化物のよう
な磁性体の粉末からなるトナーに上述した方法によって
得られた表面処理した金属酸化物微粉末を0.1〜5重
量%添加すると、トナーの流動性がきわめてよくなる。 流動性の改善の目安としては、足の細いロートからの粉
末の流出状態の観察や、流出速度,安息角の測定が現実
的であるが、それらの方法の他に、粉体へ表面処理した
金属酸化物微粉末を添加したものとしないものとの静嵩
密度の比較も有力な判断基準である.すなわち、該微粉
末を添加することにより静嵩密度が大きくなると流動性
が改善される傾向にある。本発明によって得られた該微
粉末を添加した場合、しないものに比して一様に約15
〜20%の静嵩密度の増加が見られる. [作用] 本発明において、パーフルオロアルキル基含有のけい素
化合物により表面処理した金属酸化物微粉末の流動性が
改善されるのは、他の処理剤と比較して、パーフルオロ
アルキル基により処理された金属酸化物微粉末の表面の
滑り性がより高くなっていることによるもので、この効
果により、他の粉体に少量添加した場合にも、他の粉体
の流動性を著しく改善することが可能になると考えられ
る。 [実施例] 以下に本発明を実施例をもって具体的に説明する。 実施例1,比較例1 2lのフラスコに酸化チタンrA−1004 (石原産
業社製) 100g . IC4F*CHaCHi(C
Hs)SiO]s 2.5gを入れた後、系内を減圧に
した。激しい撹拌下に系内にアンモニアを導入し、系の
圧力を常圧に戻した.更に混合物を激しい撹拌下に20
0℃で1時間加熱することにより表面処理された酸化チ
タンが得られた. こうして得られた表面処理された酸化チタンと表面処理
されていない酸化チタンr A−100』とで、シリコ
ーンオイルを焼付け処理した内径5mmの足を有するガ
ラスロートからの流出状態の比較をしたところ、表面処
理された酸化チタンは一定の速度で流出し、良好な流動
性を示した。一方、表面処理されていない酸化チタン[
A−1001はガラスロート内壁に付着し、流出しなか
った. 実施例2,比較例2.3 2lのフラスコに比表面積3GOnf / gを有する
ヒュームドシリカ「アエロジル300J  (日本アエ
ロジル社製) 50g , [CFsCH*CH*(C
Hs)SiO]’s10gを入れた後、系内を減圧にし
た.激しい撹拌下に系内にアンモニアを導入し、系の圧
力を常圧に戻した.更に混合物を激しい撹拌下に150
℃で30分加熱することにより表面処理されたヒエーム
ドシリカを得た. こうして得られた表面処理シリカを下記処方にて他の構
成成分と混合し、トナーを調製した。比較例として前記
の表面処理シリカを構成成分として含まない場合および
従来公知の表面をジメチルシロキサン単位で疎水化処理
したフユームドシリカ「アエロジルR974J(日本ア
エロジル社製)を構成成分として含むトナーを調製した
. 得られたトナーについてそれぞれ静嵩密度を測定し、ト
ナーの流動性を調べた.結果を表−1に示した. 本発明の表面処理シリカを構成成分として含むトナーは
、従来公知の表面を疎水化処理したシリカを構或成分と
して含むトナーと比べ約1%の静嵩密度の増加を示し、
良好な流動性を示した. 表 1 実施例3 実施例2で[CFiCH.CH雪(CHs)Sills
  10gを用いるかわりに、[C4FsCH*CHg
 (CHs)Sil1 mを20g用い、実施例lと全
く同じ方法にて表面処理されたヒュームドシリ力を得た
. こうして得られた表面処理シリカを、実施例2のトナー
構成成分である表面処理シリカのかわりに用いてトナー
を調製し、静嵩密度を調べたところ、0.60g /c
ta”と良好な流動性を示した. 実施例4 実施例3で得られた表面処理されたヒュームドシリカI
gを実施例1で用いた表面処理されていない酸化チタン
rA−100Jl0Ggに均一に混合し、ガラスロート
からの流出状態を調べたところ、一定の流出速度で流出
し、良好な流動性を示した.
【発明の効果】
本発明の表面処理した金属酸化物微粉末はすぐれた流動
性を示し、トナー等の他の粉体に添加することにより、
それらの粉体の流動性を著しく改善することができるの
で電子写真法による複写機による高画質化を容易にする
等の効果がもたらされるものである.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属酸化物微粉末をパーフルオロアルキル基含有
    のけい素化合物で表面処理することにより該金属酸化物
    微粉末の流動性を改善する方法。
  2. (2)請求項1の表面処理した金属酸化物微粉末を添加
    することによる粉体の流動性改善の方法。
  3. (3)請求項1において金属酸化物がシリカ、アルミナ
    、チタニアまたはけい素、アルミニウム、チタンの少な
    くとも2種の金属の共酸化物である方法。
JP1224648A 1989-09-01 1989-09-01 金属酸化物微粉末の流動性の改善の方法 Pending JPH0393605A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362921A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Sakai Chem Ind Co Ltd ストロンチウム化合物又はバリウム化合物の固結防止方法及びその組成物
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JP2010202887A (ja) * 1998-01-16 2010-09-16 Cabot Corp 粉末コーティング組成物
JP2012224542A (ja) * 2001-08-06 2012-11-15 Evonik Degussa Gmbh 熱分解法により製造された酸化アルミニウムをベースとする顆粒、その製造方法およびその使用
JP2014114194A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Niigata Univ マイナスイオン帯電無機微粉末及び付加硬化型シリコーン組成物並びに発光半導体装置
JP2015131755A (ja) * 2007-12-05 2015-07-23 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company フルオロアルキルシランでの無機粒子疎水化

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