JPH08194340A - 磁性現像剤用キャリアおよび画像形成方法 - Google Patents

磁性現像剤用キャリアおよび画像形成方法

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JPH08194340A
JPH08194340A JP7006887A JP688795A JPH08194340A JP H08194340 A JPH08194340 A JP H08194340A JP 7006887 A JP7006887 A JP 7006887A JP 688795 A JP688795 A JP 688795A JP H08194340 A JPH08194340 A JP H08194340A
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carrier
image
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toner
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Masumi Asanae
益実 朝苗
Tsutomu Saito
務 齋藤
Takashi Hayano
孝 早野
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性粒子の飛散を伴わずに低抵抗化が可能
な磁性現像剤用キャリアを提供する。 【構成】 磁性材料からなるコア材の表面に、導電材料
からなる粒子を含有する樹脂材料からなる被覆層を形成
し、この被覆層の表面に導電材料からなる粒子を外添す
ると共に、1kOeの磁場における最大磁化σ1000が6
1〜100emu/g、体積固有抵抗106 Ω・cm以
下、平均粒径10〜100μmに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二成分系の磁性現像剤
を構成する低抵抗キャリアおよびそれを使用した画像形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から文書若しくは図形等の情報を再
生する手段として、電子写真、静電記録若しくは静電印
刷等の手段が一般に使用されている。例えば電子写真複
写機やファクシミリにおいては、光導電体層若しくは誘
電体層上に静電的な潜像を形成した後、磁気ブラシ法に
よりキャリアとの摩擦帯電により所定の極性に帯電させ
たトナー、または結着樹脂と磁性粉とを主成分とする磁
性トナーを、前記潜像に選択的に付着させて再生画像を
得る画像形成方法が多く採用されている。このような画
像形成方法を採用した場合には、画像形成装置内に現像
手段とは別個に、例えば画像担体を予め一様に帯電させ
るための帯電手段を含む静電潜像形成手段を設ける必要
があるため、装置が複雑化および大型化し易くなる場合
がある。
【0003】そこで透光性を有する光半導体材料からな
る画像担体の背面から、原画と対応する光信号を照射
し、永久磁石部材とスリーブとからなる現像ロールによ
って搬送された導電性磁性トナーを画像担体の表面に選
択的に付着させて現像を行い、この再生画像を記録部材
の表面に転写し、定着するという画像形成方法も提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の背面露光方式の
画像形成方法においては、体積固有抵抗値が例えば10
4 〜1012Ω・cmの所謂中抵抗の磁性トナーが使用され
ており、現像性は良好であるが、再生画像の転写効率が
低いという問題点がある。すなわち転写手段として最も
一般的であるコロトロン方式を使用しても、再生画像が
記録部材の表面に完全に転写されず、所謂転写ボケが発
生し、画質が低下する。このため記録部材として普通紙
を使用することができないという欠点がある。
【0005】なお上記のように画像担体の表面に残存す
る磁性トナーを除去するために、クリーニング装置を設
けるのが通例であるが、この場合には像担持体の周辺に
上記クリーニング装置を設置するための余剰のスペース
を確保しなければならず、画像形成装置全体のコンパク
ト化を阻害するという問題点がある。
【0006】また磁性現像剤としてトナーと磁性キャリ
アとの混合体を使用する場合には、耐久性を向上させる
ためおよび帯電制御のため、磁性キャリアの表面を樹脂
材料によって被覆するのが通常であるが、磁性キャリア
の体積固有抵抗が高くなり、現像性が低下すると共に、
画像担体表面に残留するトナーに対する回収作用が低下
するため不都合である。このような磁性キャリアの体積
固有抵抗の調整手段としては、例えばキャリア粒子の表
面の一部若しくは全部をカーボンブラックや金属粉末な
どの導電性粒子を含有する樹脂で被覆するか、あるいは
キャリア粒子の表面の一部若しくは全部を樹脂で被覆し
た後、導電性粒子を添加するのが有効である。
【0007】しかしながら前者の導電性粒子含有樹脂に
よって被覆する手段によっても磁性キャリアの体積固有
抵抗を低くすることがむずかしく、一方導電性粒子の含
有量を多くすると体積固有抵抗は低くはなるものの、被
覆層が良好に形成されにくいと共に、被覆層が剥離し易
くなるという問題点がある。また後者の樹脂被覆層の表
面に導電性粒子を添加する手段によるものは、導電性粒
子の樹脂被覆層への固着力が小であるため、導電性粒子
が画像担体表面に付着し、画像担体を汚染するという問
題点がある。
【0008】また通常の電子写真法に使用される二成分
現像剤においても、画質の点から樹脂で被覆された磁性
キャリアの表面に導電粒子等の微粒子を添加することが
提案されているが、上述したような問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術に存在する
問題点を解決し、導電性粒子の飛散を伴わずに低抵抗化
が可能な磁性現像剤用キャリアを提供することである。
また本発明の他の目的は、上記従来技術に存在する問題
点を解決し、良好な画像が得られる背面露光方式の画像
形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、磁性材料からなるコア材の
表面に、導電材料からなる粒子を含有する樹脂材料から
なる被覆層を形成し、この被覆層の表面に導電材料から
なる粒子を外添すると共に、1kOeの磁場における最
大磁化σ1000が61〜100emu/g、体積固有抵抗
106 Ω・cm以下、平均粒径10〜100μmに形成す
る、という技術的手段を採用した。
【0011】次に第2の発明においては、透光性を有す
る光半導体材料からなる像担持体を移動可能に設け、表
面に複数個の磁極を設けた永久磁石部材を内蔵すると共
に非磁性材料により中空円筒状に形成したスリーブを前
記像担持体の表面と対向させて設け、スリーブ上に供給
した磁性現像剤をスリーブと永久磁石部材との相対的回
転によりスリーブと像担持体との間に形成された記録領
域に搬送し、像担持体の背面から記録領域に原画と対応
する光信号を照射することにより、像担持体の表面に磁
性現像剤中のトナーを選択的に付着させる画像形成方法
において、体積固有抵抗1013Ω・cm以上、平均粒径4
〜20μmに形成した荷電型トナーと、1kOeの磁場
における最大磁化σ1000が61〜100emu/g、体
積固有抵抗106 Ω・cm以下、平均粒径10〜100μ
mに形成した磁性キャリアとを混合してなる磁性現像剤
を使用する,という技術的手段を採用した。
【0012】本発明において、荷電型トナーは、転写効
率を確保し、画像担体表面への残留分を極力少なくする
ために、D.C.4000V/cmの電場において1013
Ω・cm以上の体積固有抵抗を具有する必要がある。
【0013】なお上記体積固有抵抗は、測定すべきサン
プルを数十mg採取し、ダイヤルゲージを改良した3.05
mmφ(断面積0.073cm2 )のテフロン(商品名)製絶
縁シリンダ中に充填し、0.1kgf の圧力を印加した状態
で、D.C.4000V/cmの電場で荷電型トナーに対
するものを、またD.C.200V/cmの電場で磁性キ
ャリアに対するものを測定して算出した。測定には横河
ヒューレッドパッカード製絶縁抵抗計(4329A型)
を使用した。
【0014】上記トナーは非磁性および磁性の何れも使
用でき、このようなトナーは、結着樹脂、磁性粉および
荷電制御剤を適宜の比率で混合し、粉砕法、スプレード
ライ法等の公知の手段で製造することができる。なおト
ナー粒子の内部および/または表面に例えばシリカ微粉
末のような流動性改質剤、および/または例えばカーボ
ンブラック等の抵抗調節剤を添加することができる。
【0015】本発明において使用する磁性現像剤を構成
する上記トナーの平均粒径は4〜20μm、好ましくは
6〜16μmに形成されるが、粒径が小であると地ガブ
リやトナー飛散が生じるため好ましくない。一方粒径が
大であると解像度および現像性が低下するため不都合で
ある。
【0016】次に上記トナーを構成する結着樹脂として
は、下記のようなものを使用することができる。定着方
式が加熱定着方式(オーブンまたは熱ロール)の場合
は、例えば次のような熱可塑性樹脂、すなわち、スチレ
ン類、ビニルエステル類、α−メチレン脂肪族モノカル
ボン酸のエステル類、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、ビニルエーテル類、ビニルケ
トン類、N−ビニル化合物等の単量体を重合させたホモ
ポリマー、若しくは、これらの単量体を2種以上組み合
わせて共重合させたコポリマー、あるいはそれらの混合
物を使用できる。また、ビスフェノール型エポキシ樹
脂、油変性エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロー
ズ樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂等の非ビ
ニル系熱可塑性樹脂等の非ビニル系樹脂、あるいはそれ
らと前記のようなビニル系樹脂との混合物を使用でき
る。
【0017】次に定着方式が圧力定着方式である場合に
は、例えば次のような感圧性の樹脂、すなわち、高級脂
肪酸類、高級脂肪酸誘導体、高級脂肪酸アミド類、ワッ
クス類、ロジン誘導体、アルキッド樹脂、エポキシ変性
フェノール樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、アミノ
樹脂、シリコン樹脂、ユリア樹脂、アクリル酸またはメ
タクリル酸と長鎖アルキルメタクリレート、長鎖アルキ
ルアクリレートとの共重合オリゴマー、ポリオレフィ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニル
アルキルエーテル共重合体、無水マレイン酸系共重合体
等が挙げられる。
【0018】これらの樹脂は、任意に選定し、また任意
に混合して使用できるが、トナーとした場合の流動性を
低下させないためには、ガラス転移点が40℃を超える
樹脂、若しくは樹脂混合物が有効である。
【0019】更に磁性トナーに含有させる磁性粉として
は、フェライト、マグネタイトをはじめとする鉄、コバ
ルト、ニッケルなどの強磁性を示す元素を含む合金ある
いは化合物が使用できるが、トナー中に含有させるため
に、平均粒径を0.1〜3μmに形成したものが好まし
い。トナー中に含有させる量は10〜70重量%の範囲
が適当である。この場合、10重量%未満ではトナーの
磁力が低下し、スリーブの表面から離脱し易くなり、一
方70重量%を超えると、それ自体が導電性であるため
体積固有抵抗が低下し、転写効率が低下すると共に、定
着性が低下する。より好ましい含有量は20〜60重量
%である。
【0020】また荷電制御剤としては、公知の染料もし
くは顔料を使用することができる。例えば、正の摩擦帯
電性を有するニグロシン染料、あるいは高級脂肪酸で変
性したニグロシン染料、負の摩擦帯電性を有する含金属
(Cr)アゾ染料等が挙げられる。この荷電制御剤の含
有量は、トナーの帯電量に応じて定められるが、一般に
1〜10重量%の範囲が好ましい。
【0021】次に1kOeの磁場における磁性キャリア
の最大磁化σ1000が60emu/g以下であると磁性現
像剤の搬送性が劣化すると共に、磁性キャリアが画像担
体の表面に付着するため好ましくない。一方上記σ1000
が100emu/gを超えると現像性が低下するため不
都合である。
【0022】また磁性キャリアの体積固有抵抗が106
Ω・cmを超えると、画像担体からの電荷の注入が小であ
るため画像濃度が低下し、また残留トナーの回収時に電
荷が抜けないためカブリが多くなるので不都合である。
このため磁性キャリアの体積固有抵抗は106 Ω・cm以
下、好ましくは103 〜104 Ω・cmとする。
【0023】本発明における磁性キャリアの表面の一部
若しくは全部にカーボンブラック若しくは金属粉末など
の導電性粒子を含有する樹脂材料からなる被覆層を形成
するのであるが、このような被覆層を形成する樹脂材料
としては、シリコーン系樹脂、スチレン−アクリル系樹
脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、アクリル酸樹
脂等の単体、共重合体、変性物等が挙げられる。また樹
脂を磁性キャリアの表面に強固に固着するために、硬化
剤を併用することもできる。このような硬化剤として
は、メラミン、各種アミン塩等の熱硬化性化合物が挙げ
られる。
【0024】更に被覆材料として、磁性キャリアとの接
着性の向上、あるいは耐摩耗性の向上、トナーの融着防
止、トナー帯電性の制御、現像剤の流動性付与を目的と
して、上記のほかにフェノール樹脂、尿素樹脂、アルキ
ッド樹脂、その他の充填剤、希釈剤、可撓性付与剤等を
少量ブレンドすることができる。
【0025】上記被覆層を形成する導電性粒子含有樹脂
材料の量は、コア材である磁性材料に対して 0.5〜3重
量%とするのがよい。被覆層の量が 0.5重量%未満であ
ると磁性キャリアの耐久性が低下するため不都合であ
る。一方被覆層の量が3重量%を超えると、地カブリが
発生するため好ましくない。
【0026】また上記被覆層の表面にはカーボンブラッ
ク若しくは金属粉末などの導電性粒子を外添するのであ
るが、この外添量はコア材である磁性材料に対して2重
量%以下とするのがよい。外添量が前記2重量%を超え
ると地カブリおよび画像担持体汚染が発生するため好ま
しくない。
【0027】上記磁性キャリアのコア材としては、鉄粉
等の金属粉や、マグネタイト、フェライト等の酸化物粉
が挙げられる。上記磁性キャリアとしては、例えばフェ
ライトキャリアを使用することができる。フェライトキ
ャリアは、適当な金属酸化物と3価の鉄酸化物の焼結体
であり、具体的には、Ba−Ni−Znフェライト、M
n−Znフェライト、Ni−Znフェライト、Li−Z
nフェライト、Cu−Znフェライト、Cu−Zn−M
gフェライト、Mg−Znフェライト等が挙げられる。
このようなフェライトキャリアは、適当な配合比で混合
された原料を、0.5〜3.0時間仮焼し、平均粒径2.0μ
m以下に微粉砕し、所定の粒径に造粒し、次に900〜
1350℃の温度で3〜5時間焼成し、解砕および分級
して製造することができる。
【0028】磁性キャリアの粒径が小であると、画像担
体の表面に付着し易く、一方粒径が大であると画像が荒
れ易くなる。従って平均粒径は10〜100μmの範囲
とするのがよい。
【0029】本発明において使用する静電荷像現像用現
像剤は、前記荷電型のトナーと、上記磁性キャリアとを
混合して得られるが、トナーを磁性トナーとした場合に
おいて、磁性トナーの配合量が10重量%未満、すなわ
ち磁性キャリアの配合量が90重量%を超えると、磁性
キャリアが凝集し易くなると共に、画像担体への付着が
生じ易くなるため好ましくない。一方磁性トナーの配合
量が90重量%を超えると、すなわち磁性キャリアの配
合量が10重量%未満であると、トナー飛散が生じ易く
なると共に、スペントトナー量が増加して磁性キャリア
の寿命が短くなるため不都合である。
【0030】またトナーを非磁性トナーとした場合にお
ける配合量は、上記と同様の理由により5〜40重量%
とすることが好ましい。上記の画像形成方法における現
像剤の搬送方式は特に限定されないが、磁性キャリアの
磁気的凝集を防止するために、少なくともスリーブを回
転させる方式が望ましい。従ってスリーブのみを回転さ
せる方式の他に、スリーブと永久磁石部材とを同方向に
回転させる方式(例えば特公昭57−12148号公報
参照)若しくは逆方向に回転させる方式でもよい。
【0031】現像ギャップ(現像位置における画像担体
とスリーブとのギャップ)は、磁気ブラシと画像担体と
の接触幅を確保すると共に、残留トナーの回収作用を確
実にするために、1.0mm以下とする必要があり、磁気ブ
ラシが画像担体に軟らかく接触するために、0.2mm以上
とすることが望ましい。好ましい範囲は0.3〜0.6mmで
ある。またドクターギャップは、上記現像ギャップに応
じて設定すればよい。
【0032】
【作用】図1は本発明の画像形成方法を実施するための
装置の一例を示す要部断面説明図である。図1において
1は像担持体であり、例えばガラス等の透光性材料から
なる支持体2の表面に、透光性を有する導電性層3およ
び透光性を有する光半導体材料からなる感光層4を被着
させ、中空円筒状に形成すると共に、例えば時計方向に
回転可能に設ける。なお感光層4の表面に耐摩耗性材料
からなる保護層を設けてもよい。
【0033】5は現像ロールであり、磁性現像剤6を収
容する現像剤槽7の端部に設けると共に、前記像担持体
1と対向させて設ける。現像ロール5は、表面に複数個
の磁極を設けてなる永久磁石部材8と、アルミニウム合
金等の非磁性材料により中空円筒状に形成したスリーブ
9とを同軸的に組合せて構成し、両者の相対的回転によ
り、磁性現像剤6を現像ロール5と像担持体1との間に
形成される記録領域10に搬送し得るようにする。なお
現像ロール5を構成するスリーブ9は、バイアス電圧源
11と電気的に接続する。
【0034】次に12は光信号照射手段であり、記録領
域10の像担持体1の背面側に設け、原画と対応する光
信号を像担持体1に照射可能に設ける。13は転写器で
あり、像担持体1の表面と近接させて設ける。なお14
は記録部材であり、矢印方向に移動可能とし、その後段
に設けられた定着手段(図示せず)へ走行可能とする。
【0035】上記の構成により、現像ロール5により磁
性現像剤6を記録領域10に供給すると、磁性現像剤6
は記録領域10において所謂磁気ブラシを形成すると共
に、この磁気ブラシは像担持体1の表面とある幅をもっ
て摺接する。従って像担持体1の表面に摩擦帯電による
電荷若しくは電位を付与することができる。または、帯
電量を安定させるために、現像前にスコロトロン、帯電
ブラシ等の帯電手段を設けても差支えない。
【0036】一方原画と対応する光信号を光信号照射手
段12を介して、像担持体1の背面から照射すると、像
担持体1の表面の光を照射されない部分と現像ロール5
との間には電位差がなく、光を照射された部分と現像ロ
ール5との間には電位差が生ずるので、その部分に磁性
現像剤6中のトナーが付着してトナー画像として現像さ
れる。次にこのトナー画像は像担持体1と転写器13と
の間を移動する記録部材14上に転写され、更に定着手
段によって定着されるのである。
【0037】
【実施例】上記のような現像方法において、磁性現像剤
を構成する磁性キャリアに対する被覆層の量、被覆層を
構成する導電性粒子の含有量および被覆層への導電性粒
子の外添量ならびに磁性キャリアの体積固有抵抗に注目
して検討した結果について記述する。
【0038】まず下記の原料配合により、磁性トナーお
よび磁性キャリアを作製した。 磁性トナー スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体 50重量部 (Mn=1.6×104 ,Mw=21×104 ) マグネタイト 45重量部 (戸田工業製 EPT500) ポリプロピレン 3重量部 (三洋化成製 TP32) 負帯電性帯電制御剤 2重量部 (オリエント化学製 ボントロンE−81) 上記配合の原料を、加熱ローラを有するニーダで30分
間混練を行い、冷却、固化後、粉砕、分級を行って、平
均粒径10μmの負帯電性の磁性トナーとし、更に12
0℃の熱気流中において、この磁性トナー100重量部
に対して0.5重量部の疏水性シリカ(日本アエロジル製
R972)を添加して磁性トナーの表面に均一に固定
した。この磁性トナーの体積固有抵抗は4×1014Ω・
cm、摩擦帯電量は−23μc/gであった。
【0039】 磁性キャリア 100重量部 (偏平鉄粉 平均粒径30μm) カーボンブラック(三菱化成製 MA600)0〜10重量%含有のシリコー ン樹脂 0.3〜4重量部 上記配合にて流動床式コーティング装置を使用し、17
0℃30分の熱処理を行い、解砕後分級して10〜70
μmの樹脂被覆キャリアを得た。その後被覆層の表面に
カーボンブラック(三菱化成製 MA600)0〜5重
量部を被覆させた。なお前記の負帯電性トナーと表1に
示す磁性キャリアの体積固有抵抗の値は、試料を適当量
(10数mg) 秤取し、ダイヤルゲージを改良した内径3.
05mmのテフロン(商品名)製シリンダ中に充填し、 0.1
kgの荷重下、D.C.100V/cmの電場を印加して測
定し、抵抗値を算出した。抵抗の測定には横河ヒューレ
ットパッカード製4329型絶縁抵抗計を使用した。
【0040】上記のようにして作製した負帯電性トナー
と磁性キャリアとを混合してトナー濃度40重量%の磁
性現像剤とし、後述の条件によって現像した。次に現
像、転写および定着条件について記述する。まず現像ロ
ール5上の磁性現像剤6の層厚を規制するドクターギャ
ップを0.3mmとし、記録領域10の現像ギャップを0.4
mmとした。次に現像ロール5は、SUS304からなる
外径20mmのスリーブ9内に、8極着磁した永久磁石部
材8を内蔵させ、スリーブ9上の表面磁束密度を700
G、スリーブ9の回転数150r.p.m とした。
【0041】また像担持体1は負帯電性光半導体により
直径40mmに形成し、コロナ帯電表面電位−500V、
周速を150mm/秒とした。一方スリーブ9には−40
0Vのバイアス電圧を印加した。転写後の定着手段にお
ける定着温度は190℃、線圧1kg/cmとした。
【0042】
【表1】
【0043】表1において、まずNo.1,2は各々被
覆層を形成するシリコーン樹脂にはカーボンブラックを
含有させず、被覆層の表面にのみカーボンブラックを外
添したものであるが、何れも耐久性が劣ると共に、N
o.2のものはカーボンブラックの外添量が多いため、
地カブリおよびカーボンブラックの飛散による汚れが発
生している。次にNo.3のものは、シリコーン樹脂中
にカーボンブラックを含有させたのみであるが、磁性キ
ャリアの体積固有抵抗が高く、画像濃度および解像度が
低く、かつ地カブリの発生が認められる。
【0044】一方No.10〜11に示すものは、被覆
層を形成するシリコーン樹脂中にカーボンブラックを含
有させると共に、被覆層の表面にもカーボンブラックを
外添したものであるが、No.10のものは被覆量が小
であるため耐久性が劣っている。またNo.11のもの
は被覆層の量が多いため、磁性キャリアの体積固有抵抗
が高く、画像濃度および解像度が低いと共に、地カブリ
の発生が認められる。一方No.12のものは、被覆層
中のカーボンブラック含有量が多いため、画像濃度が低
いと共に、地カブリやカーボンブラック汚れの発生が認
められる。
【0045】上記のものに対してNo.4〜9に示すも
のは,被覆層を形成するシリコーン樹脂中にカーボンブ
ラックを含有させ、かつ被覆層の表面に適量のカーボン
ブラックを外添させたことにより、磁性キャリアの耐久
性が良好であり、地カブリおよび汚れがなく、かつ画像
濃度および解像度の高い高品質の画像が形成されること
が認められる。
【0046】本実施例においては、磁性キャリアに添加
すべき導電性粒子としてカーボンブラックを使用した例
について記述したが、例えばNi,Al等の金属粉末の
ような他の導電性粒子を使用してもよい。なお磁性現像
剤中のトナー濃度は磁性トナーの場合は10〜95重量
%、非磁性トナーの場合は2〜40重量%とするのが好
ましい。また像担持体は中空円筒状に形成するのが好ま
しいが、無端移動可能のベルト状に形成し、導電性材料
からなるプーリ間に懸架してもよい。更に像担持体の表
面の帯電手段としては、コロナ以外に、導電ゴムロー
ラ、導電ブラシ、磁気ブラシ等、他の公知のものを使用
できる。
【0047】上記の実施例では、本発明のキャリアを背
面露光方式の画像形成に使用した例を示したが、本発明
のキャリアは通常の電子写真方式のものにも使用できる
ことは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、耐久性が高くかつ高品質の画像を形成し
得る低抵抗のキャリアが得られると共に、このキャリア
を背面露光方式の画像形成に適用することにより、クリ
ーニング手段を使用しなくても像担持体上の残留トナー
を完全に回収でき、かつカブリおよび汚れのない高品質
の画像を形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を実施するための装置の
一例を示す要部断面説明図である。
【符号の説明】 1 像担持体 5 現像ロール 12 光信号照射手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料からなるコア材の表面に、導電
    材料からなる粒子を含有する樹脂材料からなる被覆層を
    形成し、この被覆層の表面に導電材料からなる粒子を外
    添すると共に、1kOeの磁場における最大磁化σ1000
    が61〜100emu/g、体積固有抵抗106 Ω・cm
    以下、平均粒径10〜100μmに形成したことを特徴
    とする磁性現像剤用キャリア。
  2. 【請求項2】 透光性を有する光半導体材料からなる像
    担持体を移動可能に設け、表面に複数個の磁極を設けた
    永久磁石部材を内蔵すると共に非磁性材料により中空円
    筒状に形成したスリーブを前記像担持体の表面と対向さ
    せて設け、スリーブ上に供給した磁性現像剤をスリーブ
    と永久磁石部材との相対的回転によりスリーブと像担持
    体との間に形成された記録領域に搬送し、像担持体の背
    面から記録領域に原画と対応する光信号を照射すること
    により、像担持体の表面に磁性現像剤中のトナーを選択
    的に付着させる画像形成方法において、 体積固有抵抗1013Ω・cm以上、平均粒径4〜20μm
    に形成した荷電型トナーと、1kOeの磁場における最
    大磁化σ1000が61〜100emu/g、体積固有抵抗
    106 Ω・cm以下、平均粒径10〜100μmに形成し
    た磁性キャリアとを混合してなる磁性現像剤を使用する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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