JPH0587835B2 - - Google Patents

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JPH0587835B2
JPH0587835B2 JP61053162A JP5316286A JPH0587835B2 JP H0587835 B2 JPH0587835 B2 JP H0587835B2 JP 61053162 A JP61053162 A JP 61053162A JP 5316286 A JP5316286 A JP 5316286A JP H0587835 B2 JPH0587835 B2 JP H0587835B2
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JP
Japan
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hologram
thin film
transparent
layer
forming layer
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JP61053162A
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English (en)
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JPS61292181A (ja
Inventor
Satoshi Takeuchi
Kotaro Danjo
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP5316286A priority Critical patent/JPS61292181A/ja
Publication of JPS61292181A publication Critical patent/JPS61292181A/ja
Publication of JPH0587835B2 publication Critical patent/JPH0587835B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はホログラム形成体の改良に係わり、更
に詳しくは、表示部の表示効果とホログラム層の
ホログラム効果とを併有させるようにした透明型
ホログラムを被転写体に形成する透明型ホログラ
ム転写シートに関する。 〔従来の技術〕 ホログラフイーとは、物体からの光の波面を記
録する新しい技術であつて、この技術によつて作
られたホログラムによれば、立体像を再生するこ
とができ、しかも多重記録も可能となる。このよ
うなホログラムの外観上の特異性、目新しさを生
かして、ホログラムをクレジツトカード、キヤツ
シユカード、本の表紙、レコードジヤケツト等の
支持体に転写、貼付、直接形成等の方法にて形成
する試みが種々行われている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 カード類、本の表紙等の支持体にはその表面に
文字、絵柄等の表示部が施されているのが通常で
あり、この場合、ホログラムの形成位置が問題と
なる。従来は、文字、絵柄等の表示部の施されて
いない部分にホログラムを設けるのが一般的であ
つた。それはカード類等の支持体に設けられるホ
ログラムは通常、反射型ホログラムであるからホ
ログラム自体、透明性に欠け、それ故、文字等の
表面部の上にホログラムを設けたのでは文字等の
表示部の表示を妨げ、表示効果を減殺してしまう
からである。 例えばホログラムの1種であるレリーフホログ
ラムにおいてはレルーフ形成面に反射性金属薄膜
(例えばアルミニウム薄膜)を蒸着等により形成
(その薄膜は通常1000Å)しており、このレリー
フホログラムを文字等の表示部の上に設けた場合
には、金属薄膜中を伝播する光波は進行方法に減
衰してしまうため表示部を外部から見ることがで
きない。 従つて、従来は文字等の表示部の施されていな
い部分にホログラムを設けざるを得ず、そのた
め、1)ホログラムの形成位置の制約があり、デ
ザイン上の自由度に欠けていた、2)従つて、支
持体に施されている表示部の配列の仕方やその大
きさによつてはホログラムの形成が困難である
か、或いは表示部の表示効果を一部減殺するのを
許容するほかはなかつた、3)カード類や金券類
の偽造防止をより確実に図るためには、数字表
示、磁気記録部、捺印部等の表示部の上にホログ
ラムを形成することが望ましいが、従来は上記し
た理由によりそれが困難であるため偽造防止の的
確な手段に欠けていた、等の欠点があつた。 更に、反射性金属膜は通常、銀白色で且つ輝度
も高いためカード類等各種の支持体にホログラム
を設けたときの違和感が大きいという問題があつ
た。 (問題点を解決するための手段) 本発明の透明型ホログラム転写シートは、上記
の諸欠点を解決するためになされたものであり、
被転写体の表示部上にも設けることができる透明
型ホログラムを容易に物品に転写できうる透明型
ホログラム転写シートを提供するものである。 すなわち、本発明の透明型ホログラム転写シー
トは、支持体上にホログラム形成層、薄膜層およ
び接着剤層が順次積層してなるホログラム転写シ
ートにおいて、前記ホログラム形成層が表面に干
渉縞が凹凸の形で記録されたリリーフ形成面を有
し、前記薄膜層が前記ホログラム形成層のリリー
フ形成面の側に形成された赤外又は紫外領域透明
体からなる連続薄膜であることを特徴とする。 本発明においては透明型ホログラムとは、表示
部を隠蔽させない性質即ち透明性を有し、しかも
このようにそれ自体は透明でありながらホログラ
ムとしての機能を備えているホログラムをいう。
上記″透明″とは表示部を隠蔽させないことを意味
するから、半透明のものも本発明に包含される。 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。 第1図は本発明ホログラム形成体の一実施例を
示すもので、1は支持体で、該支持体1上にレリ
ーフ形成面6を有するホログラム形成層3、薄膜
層4および接着剤層5が順次積層されている。必
要に応じて支持体1とホログラム形成層3の間に
保護層2を設けることもできる。 支持体1は前記の各層を支持する働きをし、転
写後は転写される各層を破壊することなく剥離さ
れる。支持体1としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリイミド、ポリメタクリル酸メチル、
ポリスチレン、ポリビニルブチラール、ポリカー
ボネート等の重合体フイルム、合成紙、鉄等の金
属フイルム、それらの積層体等が用いられる。更
に、上記プラスチツクフイルム、紙および金属フ
イルムに離型剤を塗布したものが使用できる。必
要に応じて設けられる保護層2は支持体1とホロ
グラム形成層3との間に剥離性を与え、しかも転
写後の表面の印刷適性及びホログラム形成層3の
保護等を与えるための役割を果たし、その材質と
してはアクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ビニ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹
脂、オレフイン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ
系樹脂等が例示され、またその膜厚は0.1〜
10μm、望ましくは0.5〜5μmであることが好まし
い。 ホログラム形成層3は一般に樹脂から構成され
るが、このホログラム形成樹脂層は単一構造でも
多層構造(例えば基材フイルム上にホログラム形
成樹脂層を設けたもの、或いはホログラム形成樹
脂自体が積層構造となつているもの)でもよい。 ホログラム形成層は平面ホログラムであり、な
かでもレリーフホログラムが量産性及びコストの
面から好ましい。その他、フレネルホログラム、
フラウンホーフアーホログラム、レンズレスフー
リエ変換ホログラム、イメージホログラム等のレ
ーザー再生ホログラム、及びレインボーホログラ
ム等の白色光再生ホログラム、更にそれらの原理
を利用したカラーホログラム、コンピユータホロ
グラム、ホログラムデイスプレイ、マルチプレツ
クスホログラム、ホログラフイツクステレオグラ
ム、ホログラフイク回折格子等を用いることがで
きる。 干渉縞を記録するためのホログラム形成用感光
材料としては、銀塩、重クロム酸ゼラチン、サー
モプラスチツクス、ジアゾ系感光材料、フオトレ
ジスト、強誘電体、フオトクロミツクス材料、サ
ーモクロミツクス材料、カルコケンガラス等が使
用できる。 本発明において、ホログラム形成層の材質とし
て、ポリ塩化ビニル、アクリル(例、MMA)、
ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹
脂、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、
ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン
(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリ
レート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポ
リオール(メタ)アクリレート、メラミン(メ
タ)アクリレート、トリアジン系アクリレート等
の熱硬化性樹脂を硬化させたもの、或いは、上記
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混合物が使用可能
である。 更に本発明のホログラム形成層の材質として、
ラジカル重合性不飽和基を有する熱成形性物質が
使用可能であり、これには次の2種類のものがあ
る。 (1) ガラス転移点が0〜250℃のポリマー中にラ
ジカル重合性不飽和基を有するもの。さらに具
体的には、ポリマーとしては以下の化合物〜
を重合もしくは共重合させたものに対し後述
する方法(イ)〜(ニ)によりラジカル重合性不飽和基
を導入したものを用いることができる。 水酸基を有する単量体:N−メチロールア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート、
2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フエノキシプロピルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシ3−フエノキシプロピル
アクリレートなど。 カルボキシル基を有する単量体:アクリル
酸、メタクリル酸、アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネートなど。 エポキシ基を有する単量体:グリシジルメ
タクリレートなど。 アジリジニル基を有する単量体:2−アジ
リジニルエチルメタクリレート、2−アジリ
ジニルプロピオン酸アクルなど。 アミノ基を有する単量体:アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、ダイアセトンアクリ
ルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジエチルアミノエチルメタクリレート
など。 スルフオン基を有する単量体:2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルフオン酸
など。 イソシアネート基を有する単量体:2,4
−トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキ
シエチルアクリレートの1モル対1モル付加
物などのジイソシアネートと活性水素を有す
るラジカル重合単量体の付加物など。 さらに、上記の共重合体のガラス転移点を
調節したり、硬化膜の物性を調節したりする
ために、上記の化合物と、この化合物と共重
合可能な以下のような単量体と共重合させる
こともできる。このような共重合可能な単量
体としては、例えば、メチルメタクリレー
ト、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルアクリ
レート、プロピルメタクリレート、ブチルア
クリレート、ブチルメタクリレート、イソブ
チルアクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメ
タクリレート、イソアミルアクリレート、イ
ソアミルメタクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、2−
エチルヘキシルメタクリレートなどが挙げら
れる。 次に上述のようにして得られた重合体を以下に
述べる方法(イ)〜(ニ)により反応させ、ラジカル重合
性不飽和基を導入することによつて、ホログラム
形成樹脂を得ることができる。 (イ) 水酸基を有する単量体の重合体または共重
合体の場合にはアクリル酸、メタクリル酸
などのカルボキシル基を有する単量体など
を縮合反応させる。 (ロ) カルボキシル基、スルフオン基を有する
単量体の重合体または共重合体の場合には
前述の水酸基を有する単量体を縮合反応さ
せる。 (ハ) エポキシ基、イソシアネート基あるいは
アジリジニル基を有する単量体の重合体ま
たは共重合体の場合には前述の水酸基を有
する単量体もしくはカルボキシル基を有す
る単量体を付加反応させる。 (ニ) 水酸基あるいはカルボキシル基を有する
単量体の重合体または共重合体の場合には
エポキシ基を有する単量体あるいはアジリ
ジニル基を有する単量体あるいはジイソシ
アネート化合物と水酸基含有アクリル酸エ
ステル単量体の1対1モルの付加物を付加
反応させる。 上記の反応を行うには、微量のハイドロキノン
などの重合禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行
うことが好ましい。 (2) 融点が0〜250℃でありラジカル重合性不飽
和基を有する化合物。具体的にはステアリルア
クリレート、ステアリルメタクリレート、トリ
アクリルイソシアヌレート、シクロヘキサンジ
オールジアクリレート、シクロヘキサンジオー
ルジメタクリレート、スピログリコールジアク
リレート、スピログリコールジメタクリレート
などが挙げられる。 また、本発明においては、前記(1),(2)を混合し
て用いることもでき、さらに、それらに対してラ
ジカル重合性不飽和単量体を加えることもでき
る。このラジカル重合性不飽和単量体は、電離放
射線照射の際、架橋密度を向上させ耐熱性を向上
させるものであつて、前述の単量体の他にエチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘ
キサンジオールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロ
パンジアクリレート、トリメチロールプロパンジ
メタクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラメタク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、エ
チレングリコールジグリシジンエーテルジアクリ
レート、エチレングリコールジグリシジルエーテ
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテルジアクリレート、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルジメタクリレ
ート、プロピルレングリコールジグリシジルエー
テルジアクリレート、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテルジメタクリレート、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテルジアクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジグリシジルエ
ーテルジメタクリレート、ソルビトールテトラグ
リシジルエーテルテトラアクリレート、ソルビト
ールテトラグリシジルエーテルテトラメタクリレ
ートなどを用いることができ、前記した共重合体
混合物の固型分100重量部に対して、0.1〜100重
量部で用いることが好ましい。また、上記のもの
は電子線により充分に硬化可能であるが、紫外線
照射で硬化させる場合には、増感剤としてベンゾ
キノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル
などのベンゾインエーテル類、ハロゲン化アセト
フエノン類、ビアチル類などの紫外線照射により
ラジカルを発生するものも用いることができる。 ホログラム形成層3は従来既知の方法によつて
得ることができる。例えば透明型ホログラムがレ
リーフホログラムである場合、干渉縞が凹凸の形
で記録されたホログラム原版をプレス型として用
い、このホログラム原版上にホログラム形成用樹
脂シートを置き、加熱ロールなどの手段によつて
両者を加熱圧接し、ホログラム形成用樹脂シート
表面にホログラム原版の凹凸模様を複製する方法
によつてレリーフ形成面6を有するホログラム形
成層3を得ることができる。ホログラム形成層3
のレリーフ形成面6側に形成される薄膜層4は、
ホログラム効果を発現でき、しかも、赤外又は紫
外領域の光に対して透明な材質であればよく、例
えば、第1表に示す材質のものが使用できる。な
お、表中、nは屈折率を示す(第2表〜第6表に
おいても同様)。 第1表 赤外又は紫外領域透明体
【表】
【表】 薄膜層4を形成する手段として、真空蒸着法、
スパツタリング法、反応性スパツタリング法、イ
オンプレーテイング法、電気メツキ法等の一般的
薄膜形成手段を用いることができ、薄膜層4の厚
みは、一般的には、10〜10000Åの厚さが好まし
く、より好ましくは100〜5000Åである。 また、薄膜層4には、赤外又は紫外領域透明体
からなる連続薄膜と、他の材質とを適宜組み合わ
せて形成した積層体も使用でき、その組み合わせ
及び上下位置関係は任意であり、具体的に組み合
わされる材料としては、例えば、ホログラム形成
層3とは屈折率の異なる透明材料、厚みが200Å
以下の反射性金属薄膜層等が挙げられる。前者の
場合、屈折率はホログラム形成層3よりも大きく
ても小さくてもよいが、屈折率の差は0.1以上が
好ましく、より好ましくは0.5以上である。本発
明者らの実験によれば1.0以上大きいことが最適
である。このように屈折率の異なる透明薄膜層を
設けることにより、ホログラム効果を発現させる
と共に、下層を隠蔽させない作用が行われる。ま
た後者の場合は反射性金属薄膜であるが、厚みが
200Å以下であるため光波の透過率が大きく、そ
のためホログラム効果発現作用と共に、下層非隠
蔽作用を発揮する。即ち、反射性金属薄膜中を光
波が通過する場合はその振幅は一波長当たり、
exp(−2πK)で急激に減少するため、その膜厚
が200Åを越えると透過率はかなり小さいものと
なる。従つて、薄膜を200Å以下とすることによ
り透過率は充分なものとなり、ホログラム効果を
発現させることができる。また膜厚を200Å以下
とすることにより、従来みられた高い輝度の銀白
色による外観上の違和感も解消する。 可視領域不透明かつ赤外又は紫外領域透明体か
らなる連続薄膜と組み合わせる材質として例えば
次の(1)〜(5)の材質のものが使用できる。 (1) ホログラム形成層3よりも屈折率の大きい透
明連続薄膜 第2表に示す。
【表】 (2) ホログラム形成層3よりも屈折率の大きい透
明強誘電体 第3表に示す。
【表】
【表】 (3) ホログラム形成層3よりも屈折率の小さい透
明連続薄膜 第4表に示す。
【表】 (4) 厚さ200Å以下の反射性金属薄膜 反射性金属薄膜は複素屈折率を有し、該複素屈
折率:n*はn*=n−iKで表される。nは屈折率、
Kは吸収係数を示す。 本発明に使用される反射性金属薄膜の材質を第
5表に示し、同表に併せて上記のn及びKを示
す。
【表】
【表】 その他の材質として、Sn、In、Te、Ti、Fe、
Co、Zn、Ge、Pb、Cd、Bi、Se、Ga、Rb等が使
用可能である。また上記に挙げた金属の酸化物、
窒化物等も使用可能であり、更に金属、その酸化
物、窒化物等は単独で用いられる他に、それぞれ
を2種以上組合わせて用いることができる。 (5) ホログラム形成層3と屈折率の異なる樹脂ホ
ログラム形成層に対して屈折率が大きいもので
も小さいものでもよい。これらの例を第6表に
示す。
【表】 上記の他、一般的な合成樹脂が使用可能である
が、特にホログラム形成層との屈折率差の大きい
樹脂が好ましい。 上記した(1)〜(5)の薄膜層のうち、(4)の薄膜層の
厚みは200Å以下であるが、(1)〜(3)及び(5)の薄膜
層の厚みは薄膜を形成する材料の透明領域であれ
ばよく、一般的には10〜10000Åが好ましく、よ
り好ましくは100〜5000Åである。 上記薄膜層4をホログラム形成層3に形成する
方法として、薄膜層4が上記(1)〜(4)の材質である
場合は、真空蒸着法、スパツタリング法、反応性
スパツタリング法、イオンプレーテイング法、電
気メツキ法等の一般的薄膜形成手段を用いること
ができ、また薄膜層4が上記(5)の材質である場合
は、一般的なコーテイング方法等を用いることが
できる。薄膜層4が上記(6)の材質(積層体)であ
る場合は上記した各手段、方法等を適宜組合わせ
て用いられる。 尚、上記(5)の材質の場合、透明材料である限り
薄膜でなくともよく、本発明の他の実施例として
薄膜以上の厚みを有する樹脂層をホログラム形成
層に設けてもよい。 接着剤層5の材質としては、アクリル系樹脂、
ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系
樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系樹
脂、アイオノマー樹脂等の従来接着剤として既知
のものが広く使用でき、またその膜厚は0.1〜
50μm、望ましくは1〜10μmであることが望まし
い。 更に、ホログラム形成層3と保護層2との間の
接着性を高め且つホログラム形成層3の耐久性を
高めるために、硬化型アクリル系樹脂、セルロー
ス系樹脂、ビニル系樹脂等からなるオーバープリ
ント層をホログラム形成層3と保護層2との間に
設けてもよく、また薄膜層4と接着剤層5との間
の接着性を高めるため、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等か
らなるアンカー層を薄膜層4と接着剤層5との間
に設けてもよい。 上記の如く構成されるホログラム転写シートを
接着剤層5が被転写体表面に接するように被転写
体に重ね合わせ、加熱、加圧して支持体1を剥が
すことにより透明型ホログラムAが被転写体に転
写される(第3図)。このような構成は、例えば
第2図に示されるような、定期預金証書として構
成された被転写体と銀行名及び認証印として印刷
形成された表示部Bと、該表示部B上に転写され
た透明型ホログラムとからなる本発明に係る透明
型ホログラム形成体の実施例に適用される。 ここで、表示部は予め被転写体に設けられてい
る場合に限られず、例えば、ホログラム転写シー
トにおいて、接着剤層5の下部位置又は内部に表
示部を設けておき、ホログラム転写シートを被転
写体に転写した際、透明型ホログラムと共に、表
示部が被転写体に転写されてもよい。 また、透明型ホログラムは平滑面に設ける場合
に限定されず、文字等を凸状にエンボス形成した
表示部上に設ける場合のように、凹凸面に転写す
ることができる。 本発明において、透明型ホログラムが転写され
るべき被転写体の材質としては、和紙、クラフト
紙、クルパツク紙、クレープ紙、段ボール用紙、
上質紙、OCR用紙、MICR用紙、フオーム用紙、
コート紙、アート紙、合成紙等の紙;紙クロス
紙、布クロス紙、皮革等の表紙材;ポリ塩化ビニ
ル、熱可塑性ポリエステル、ポリメタクリレー
ト、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイミ
ド、セルロース系樹脂、合成ゴム系樹脂、フエノ
ール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、アルキツド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
及びそれらの適当な組合わせによる混合樹脂や共
重合体樹脂等のプラスチツク;合成ゴム、天然ゴ
ム等のゴム;銅、鉄、アルミニウム、スズ、鉛、
及びそれらの適当な組合わせによる合金;綿、ス
フ、化繊、ガラス繊維、不織布等の繊維;木その
他の木質系材料;ガラス;上記種々の材質の適当
な組合わせによる複合材料等が用いられる。 被転写体は葉紙状、板状、シート状、フイルム
状、箔状等種々のものが可能であり、形状、厚み
も任意に選択できる。更に、被転写体は透明でも
不透明であつてもよい。 従つて本発明において、透明型ホログラムが転
写されうる被転写体は、あらゆる物品、商品、製
品に及ぶ。従つて、本発明に係る透明型ホログラ
ム形成体の具体例としては、カートン、容器、バ
ツグ類、カセツトケース、カセツトハーフ、フロ
ツピーケース、包装紙等のパツケージ;株券、小
切手、手形、証券、証書、通帳類、乗車券、車馬
券、印紙、切手、鑑賞券等の金券類;キヤツシユ
カード、クレジツトカード、メンバーズカード、
グリーテイングカード、ハガキ、名刺、ICカー
ド等のカード類;その他、帳票類、封筒、タグ、
シオリ、カレンダー、ポスター、パンフレツト、
パスポート、POP用品、コースター、デイスプ
レイ、ネームプレート、キーボード、化粧品、装
身具(時計、ライター)、文具類、建材、ラジオ、
テレビ、スピーカー、電卓、自動車のメーターパ
ネル、エンブレム、キー、衣類、履物、装置類、
OA機器等が挙げられる。 本発明において透明型ホログラムを反射型ホロ
グラムとして構成した場合、ホログラムの特徴で
ある再生の角度依存性により、ホログラムの再生
可能な角度範囲外では単なる透明体としてしか見
えず、ホログラムの再生可能な角度範囲内では光
の反射率が最大になり、反射型ホログラムとして
の効果が出てくる。 (発明の作用、効果) 本発明の透明型ホログラム転写シートによる透
明型ホログラムは、入射光が可視領域の光であれ
ば、入射光が薄膜層で反射される際に、レリーフ
の凹凸形状によつて位相差が生じるため、ホログ
ラムを再現でき、また、入射光が赤外又は紫外領
域の光であれば、薄膜層が透明体であるため、入
射光はそのまま透過できるものであり、ホログラ
ムの下層に目視で認識不可能な表示部を効果的に
設けることができるという効果がある。 上述したように、本発明の透明型転写シートを
用いてカード類や金券類に透明型ホログラム転写
した場合、商品価値を低下させずにカード類、金
券類の偽造防止を有効適格に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の透明型ホログラム転写シート
の断面図、第2図はホログラムを転写により設け
た実施例を示す斜視図、第3図は第2図の−
線縦断面図である。 1……支持体、2……保護層、3……ホログラ
ム形成層、4……薄膜層、5……接着剤層、6…
…レリーフ形成面、A……透明型ホログラム、B
……表示部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上にホログラム形成層、薄膜層および
    接着剤層が順次積層してなるホログラム転写シー
    トにおいて、前記ホログラム形成層が表面に干渉
    縞が凹凸の形で記録されたリリーフ形成面を有
    し、前記薄膜層が前記ホログラム形成層のリリー
    フ形成面の側に形成された赤外又は紫外領域透明
    体からなる連続薄膜であることを特徴とする透明
    型ホログラム転写シート。 2 薄膜層が、ホログラム形成層よりも屈折率の
    大きい透明連続薄膜、ホログラム形成層よりも屈
    折率の大きい透明強誘電体、ホログラム形成層よ
    りも屈折率が小さい透明連続薄膜、厚さ200Å以
    下の反射性金属薄膜及びホログラム形成層と屈折
    率の異なる樹脂のうち1種以上のものと、赤外又
    は紫外領域透明体からなる連続薄膜とを適宜組み
    合わせて形成した積層体からなる特許請求の範囲
    第1項記載の透明型ホログラム転写シート。
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