JP2915973B2 - 密封用パッケージ - Google Patents

密封用パッケージ

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JP2915973B2
JP2915973B2 JP2204898A JP20489890A JP2915973B2 JP 2915973 B2 JP2915973 B2 JP 2915973B2 JP 2204898 A JP2204898 A JP 2204898A JP 20489890 A JP20489890 A JP 20489890A JP 2915973 B2 JP2915973 B2 JP 2915973B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、密封用パッケージに関し、特に、宝石、コ
イン、メダル、紙幣、切手等の貴重物品が真正であっ
て、偽造されたものでなく、かつ、開封されて中の物品
が改変されたり贋の物品と交換された恐れがないことを
示すプルーフパッケージに関する。
〔従来の技術〕
従来、2枚のシートを用意し、何れか一方のシート又
は双方のシートに包装される物品の外形に合わせて凹部
を成形し、一方のシートの凹部の中に包装される物品を
入れ、他方のシートをその上に重ねて、凹部の周囲に平
面状に広がるシート外周部ともう一方のシートの外周部
とを熱融着等で接着して、物品を両シート間に密封する
ことは良く知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような2枚のシートによる物品の包装
によって、宝石、コイン、メダル、紙幣、切手等の貴重
品をパッケージする場合、得られたパッケージは、2枚
のシート間の接着を剥離することにより、中に収容され
た物品を改変したり、贋物と交換することができる。ま
た、パッケージのシート材料そのものを偽造し、包装さ
れる貴重品として贋物を入れ、あたかも包装された中身
もパッケージも本物であるかのように見せかけることも
できる。
そこで、これらを防止するためには、パッケージの材
料を偽造し難いシート材で構成し、しかも、2枚のシー
トを接着してパッケージに構成した場合に、両者を剥離
してその中身を改変したり交換すると、それが直ぐ分か
るようにすることが考えられるが、従来は、偽造し難い
シート材として印刷したものを用いていたが、シート上
に印刷すると、中身が見えない上、偽造がさほど困難で
なく、十分な解決策とは言えない。また、剥離開封が検
知可能な満足のいくパッケージ構造は得られていなかっ
た。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、パッケージされたものが、パーケージ
に一体に組み込まれた偽造困難な表示体を見ることによ
って、容易に真正品であるか否かを区別でき、中の貴重
物品を裏からも表からも見ることができ、また、特殊な
意匠効果を有し、かつ、パッケージを構成する2枚のシ
ート体を剥離しようとすると、上記の表示体が破壊され
る構造の密封用パッケージを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために鋭意研究の結
果、完成されたものであり、パッケージを構成するシー
ト材として透明性のホログラム層を一体に組み込んだも
のを用い、2枚のシート材間の接着を剥離しようとする
と、このホログラム層が破壊されるような構造にしたも
のである。
すなわち、本発明の密封用パッケージは、2枚のシー
ト材の間に包装される物品を挟んで物品を取り巻く両シ
ート材の外周を相互に接着することにより、物品を両シ
ート材間に密閉する密封用パッケージであって、一方の
シート材が透明な基板層とその外側の面にホログラムレ
リーフ面において接着された透明レリーフホログラムシ
ートとから構成され、一方のシート材を他方のシート材
と前記基板層の内側の面において接着して構成された密
封用パッケージにおいて、前記透明レリーフホログラム
シートは、ホログラム干渉パターンに対応する凹凸模様
が透明層表面に形成され、その上に該透明層の屈折率と
異なる屈折率の透明薄膜が設けられてホログラムレリー
フ面が構成されていることを特徴とするものである。
この場合、基板層とホログラムレリーフ面の接着を部
分的に行うようにしても良い。
また、基板層とホログラムレリーフ面との接着力が、
一方のシート材の基板層内側面と他方のシート材との接
着力より小さいくすることが望ましい。
ところで、前記透明レリーフホログラムシートにおい
て、前記透明層を透明支持層の表面に設けるようにする
こともできる。
以上のような透明レリーフホログラムシートにおい
て、前記透明層の凹凸模様上に設けられた透明薄膜と該
透明層との接着力を、前記基板層とホログラムレリーフ
面との接着力に略等しくすることが望ましい。
この場合、前記透明層の凹凸模様上に設けられた透明
薄膜と該透明層との接着力が部分的に異なるようにする
ことは、1つの実施形態である。
また、前記透明層と透明支持層との間に部分的に離型
層を設けるようにすることもできる。
ところで、前記透明レリーフホログラムシートの全面
にホログラムレリーフ面を設けるようにしても良く、両
シート材の外周の相互に接着されている領域以外の領域
であって物品を挟んでいる領域に対応する透明レリーフ
ホログラムシートの部分にのみ、ホログラムレリーフ面
を設けるようにしても良い。
なお、両シート材の外周の相互に接着されている領域
において、密封された物品を囲んで他方のシート材から
基板層と透明レリーフホログラムシートとの接着層近傍
まで達する切込みを設けるようにすことも1つの実施形
態である。
さらに、前記基板層の内側の面に感熱接着層が設けら
れ、他方のシート材の接着する側の面にも感熱接着層が
設けられ、前記両感熱接着層にて両シート材を接着する
ようにしても良い。
この場合、前記基板層の内側の面とその面に設けられ
た感熱接着層との接着力を基板層とホログラムレリーフ
面との接着力より大きくすることが望ましい。
さらに、1つの実施形態としては、前記他方のシート
材、基板層、透明支持層が何れもポリエステルから構成
することが望ましい。
その場合、少なくとも前記他方のシート材がアモルフ
ァスポリエステルから構成することが望ましい。
また、前記他方のシート材は前記一方のシートと同様
な構成のものであり、両シート材の基板層相互を接着す
ることにより、物品を両シート材間に密閉するようにす
ることもできる。
さらに、シート材の一方は包装される物品の形状に応
じた形状に成形されているのが好適である。
〔作用〕
本発明の密封用パッケージにおいては、一方のシート
材が透明な基板層とその外側の面にホログラムレリーフ
面において接着された透明レリーフホログラムシートと
から構成され、一方のシート材を他方のシート材と基板
層の内側の面において接着して構成され、透明レリーフ
ホログラムシートは、ホログラム干渉パターンに対応す
る凹凸模様が透明層表面に形成され、その上に該透明層
の屈折率と異なる屈折率の透明薄膜が設けられてホログ
ラムレリーフ面が構成されているので、他方のシート材
も透明にすることにより、その中に物品を密封しても外
からその状態を確認できる。しかも、一方のシート材の
透明レリーフホログラムシートから再生されたホログラ
ム像を背景の物品の表面や内部に重ねて再生することが
でき、特殊な意匠効果を得ることができる。また、再生
される像、再生方式、再生光を特殊なものに選択するこ
とにより、真正品の確認が簡単で、しかも、偽造の困難
なものが製作できる。そして、中に密封された物品に改
変を施したり、贋の物に取り替えようとして、両シート
材の接着部を剥離してパッケージを開封しようとして
も、接着層の間に適当な接着力の分配を行うことによ
り、剥離は両シート材の間の接着部では起こらず、ホロ
グラムレリーフ面において起こるようになり、かつ、こ
の部分の剥離の際にホログラムレリーフ面の破壊が起こ
るようにすることにより、開封の修復が不能になる。そ
して、ホログラムレリーフ面の破壊は容易に見て確認で
きるため、このパッケージが既に開封されたか否かが容
易に確認できる。なお、両シート材を位置合わせして接
着しなければならない場合、何れのシート材も透明であ
るので、相手方のシートに設けられた模様、ホログラム
からの再生像を見ながら容易に位置合わせができるメリ
ットもある。
〔実施例〕
以下、図面を参照にして本発明の密封用パッケージの
いくつかの実施例について説明する。
第1図はこの発明による密封用パッケージの1実施例
の断面を示すもので、メダル等の包装される貴重物品1
は、上側シート材2と下側シート材3の間に挟まれ、両
シート材2、3を外周の接着部4で接着することによ
り、密閉されている。上側シート材2は、パッケージを
構成する前の素材段階で、物品1の外形に合わせて凹部
14が成形されている。
本発明においては、特に、下側シート材3の構造に特
徴があり、これは、主として、下側シート材3の機械的
な強度を保ちその厚みを確保する透明な基板層5と、そ
の外側に第1の透明接着層7を介して接着された透明ホ
ログラム多層体6とからなる。基板層5の透明ホログラ
ム多層体6を接着した面と反対の面には、上側シート材
2の下側の面に設けられた感熱接着層13となじんで接着
するそれと同様な材料からなる感熱接着層8が、第2の
透明接着層9を介して接着されている。透明ホログラム
多層体6は、ホログラム層支持層10上に設けられた透明
レリーフホログラム層11とホログラム層11のレリーフ面
に設けられた透明反射層12とからなっている。
ホログラム層11のレリーフ面は、例えば、ホトレジス
トに、表示する物体の情報を有する物体光と、物体光と
同じ波長の参照光を同時に照射して干渉させ、その干渉
縞を凹凸模様として記録し、このホトレジストの凹凸模
様(レリーフ模様)を金型に移して、金型のレリーフ模
様をホログラム層11を構成する材料上に複製して構成し
たものである。このレリーフ面に、ホログラム層11の材
料の屈折率より大きい屈折率の透明層12を設けると(屈
折率は相対的に小さくても良い。)、入射光はその境界
面で屈折率差によりフレネル反射され、この反射光は、
レリーフ面によって変調された波面を持っているので、
記録された物体の像が再生されるものである。しかも、
ホログラム層支持層10、レリーフホログラム層11、反射
層12の何れも透明であるので、このようなホログラム再
生像に加えて、透明ホログラム多層体6の向う側にある
物(物品1)が透けて見えることになる。したがって、
物品1とこのホログラムの再生像は空間的に重なって見
える。
以上において、本発明を限定するものではないが、1
例として、それぞれの構成材料と膜厚を示すと、上側シ
ート材2として、200〜300μmの膜厚の塩化ビニル又は
PET(ポリエチレンテレフタレート)を用い、その下面
には感熱接着層13が塗布されている。基板層5として、
100〜200μmの膜厚のPETを用い、第1の透明接着層7
及び第2の透明接着層9として、ウレタン計のドライラ
ミネート接着材を用いる。また、感熱接着層8及び13と
してアイオノマー(エチレンメタアクリル酸共重合体の
金属塩。デュポン(株)製 サーリン(商品名))、エ
チレンビニルアセテート共重合体(EVA)、エチレンア
クリル酸共重合体(EAA)等の低温シール性が良くてフ
ィルム強度が高い材料を用いる。感熱接着層8、13の膜
厚としては、20〜50μm程度とする。ホログラム層支持
層10としては、10〜100μmの厚みのPETを用い、透明レ
リーフホログラム層11としては、例えば1μmの紫外線
硬化型のアクリルを用いており、レリーフの凹凸は0.2
μm程度、レリーフ模様のピッチは0.5〜2μm程度で
ある。透明反射層12としては真空蒸着された100〜10000
Å程度の硫化亜鉛(ZnS)からなっている。
なお、本発明において、透明レリーフホログラム層11
の材質として、ポリ塩化ビニル、アクリル(例、MM
A)、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹
脂、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエ
ステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリ
レート、エポキシ(メタ)アクリレートポリエーテル
(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレー
ト、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系アク
リレート等の熱硬化樹脂を硬化させたもの、あるいは、
上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混合物が使用可能で
ある。
さらに本発明のホログラム層11の材質として、ラジカ
ル重合性不飽和基を有する熱成形性物質が使用可能であ
り、これには次の2種類のものがある。
(1)ガラス転移点が0〜250℃のポリマー中にラジカ
ル重合性不飽和基を有するもの。さらに具体的には、ポ
リマーとしては以下の化合物〜を重合もしくは共重
合させたものに対し後述する方法(イ)〜(ニ)により
ラジカル重合性不飽和基を導入したものを用いることが
できる。
水酸基を有する単量体:N−メチロールアクリルアミ
ド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2
−ヒドロキシブチルアクリレート2−ヒドロキシブチル
メタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロ
ピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピルアクリレート等。
カルボキシル基を有する単量体:アクリル酸、メタク
リル酸、アクリロイルオキシエチルモノサクシネート
等。
エポキシ基を有する単量体:グリシジルメタクリレー
ト等。
アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエチ
ルメタクリレート、2−アジリジニルプロピオン酸アリ
ルなど等。
アミノ基を有する単量体:アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタク
リレート等。
スルフォン基を有する単量体:2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルフォン酸等。
イソシアネート基を有する単量体:2、4−トルエンジ
イソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレートの
1モル対1モル付加物等のジイソシアネートと活性水素
を有するラジカル重合性単量体の付加物等。
さらに、上記の共重合体のガラス転移点を調節した
り、硬化膜の物性を調節したりするために、上記の化合
物と、この化合物と共重合可能な以下のような単量体と
共重合させることもできる。このような共重合可能な単
量体としては、例えばメチルメタクリレート、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチ
ルアクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチ
ルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、イソアミ
ルアクリレート、イソアミルメタクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート等が挙げられる。
次に、上述のようにして得られた重合体を以下に述べ
る方法(イ)〜(ニ)により反応させ、ラジカル重合性
不飽和基を導入することによって、本発明に係る材料を
得ることができる。
(イ)水酸基を有する単量体の重合体又は共重合体の場
合にはアクリル酸、メタクリル酸などのカルボキシル基
を有する単量体等を縮合反応させる。
(ロ)カルボキシル基、スルフォン基を有する単量体の
重合体又は共重合体の場合には前述の水酸基を有する単
量体を縮合反応させる。
(ハ)エポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジ
ニル基を有する単量体の重合体又は共重合体の場合には
前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル基を
有する単量体を付加反応させる。
(ニ)水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体の
重合体又は共重合体の場合にはエポキシ基を有する単量
体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいはジイ
ソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステル単
量体の1対1モルの付加物を付加反応させる。
上記の反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの
重合禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行うことが好ま
しい。
(2)融点が0〜250℃でありラジカル重合性不飽和基
を有する化合物。具体的にはステアリルアクリレート、
ステアリルメタクリレート、トリアクリルイソシアヌレ
ート、シクロヘキサンジオールジアクリレート、シクロ
ヘキサンジオールジメタクリレート、スピログリコール
ジアクリレート、スピログリコールジメタクリレート等
が挙げられる。
また、本発明においては、前記(1)、(2)を混合
して用いることもでき、さらに、それらに対してラジカ
ル重合性不飽和単量体を加えることもできる。このラジ
カル重合性不飽和単量体は、電離放射線照射の際、架橋
密度を向上させ耐熱性を向上させるものであって、前述
の単量体の他にエチレングリコールジアクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタ
クリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ト
リメチロールプロパンジメタクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート、ペンタエリスリトールアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサメタクリレート、エチレングリコールジ
グリシジルエーテルジアクリレート、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテルジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルジメタクリ
レート、プロピレングリコールジグリシジルエーテルジ
アクリレート、プロピレングリコールジグリシジルエー
テルジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテルジアクリレート、ポリプロピレングリ
コールジグリシジルエーテルジメタクリレートソルビト
ールテトラグリシジルエーテルテトラアクリレート、ソ
ルビトールテトラグリシジルエーテルテトラメタクリレ
ート等を用いることができ、前記した共重合体混合物の
固型分100重量部に対して、0.1〜100重量部で用いるこ
とが好ましい。また、上記のものは電子線により充分に
硬化可能であるが、紫外線照射で硬化させる場合には、
増感剤としてベンゾキノン、ベンゾイン、ベンゾインメ
チルエーテル等のベンゾインエーテル類、ハロゲン化ア
セトフェノン類、ビアチル類などの紫外線照射によりラ
ジカル発生するものも用いることができる。
ホログラム層11は従来既知の方法によって得ることが
できる。例えば、干渉縞が凹凸の形で記録されたホログ
ラム原版をプレス型として用い、このホログラム原版上
にホログラム形成用樹脂シートを置き、加熱ロールなど
に手段によって両者を加熱圧接し、ホログラム形成用樹
脂シート表面にホログラム原版の凹凸模様を複製する方
法によってホログラム層11を得ることができる。
また、ホログラム層11は表面の凹凸によりホログラム
の情報を記録できるもので、具体的なホログラムとして
は、リップマンホログラムを除き、フレネルホログラ
ム、フーリエ変換ホログラム、フランホーファーホログ
ラム等の原理のもの、及び、それらの原理を利用したイ
メージホログラム、レインボーホログラム、ホログラフ
イックステレオグラム、ホログラフイック回折格子等が
用いられる。
透明反射層12は、ホログラム層11の屈折率(通常、屈
折率:n=1.3〜1.6である)よりも大きい屈折率を有する
もので、従来の反射性金属薄膜を設けるのと同様な位置
に形成でき、このような薄膜4の材質としては(以下、
材質名の右にカッッコ書きで屈折率:nを付記する)、Sb
2S3(n=3.0)、Fe2O3(n=2.27)、TiO2(n=2.
6)、CdS(n=2.6)、CeO2(n=2.3)、ZnS(n=2.
3)、PbCl2(n=2.3)、CdO(n=2.2)、Sb2O3(n=
2.0)、WO3(n=2.0)、SiO(n=2.0)、Bi2O3(n=
2.5)、In2O3(n=2.0)、PbO(n=2.6)、Ta2O5(n
=2.4)、ZnO(n=2.1)、ZrO2(n=2.0)、Cd2O
3(n=1.8)、Al2O3(n=1.6)、CaO・SiO2(n=1.
8)等が挙げられる。
上記反射層12はその屈折率がホログラム層2の屈折率
よりも0.3以上大きいことが好ましく、より好ましくは
0.5以上大きいことである。本発明者等の実験によれば
1.0以上大きいことが最適であるという結果がもたらさ
れている。
上記反射層12の膜厚は、薄膜を形成する材料の透明領
域であればよいが通常は100〜10000Åが好ましい。上記
反射層12をホログラム層11のレリーフ形成面3に形成す
る方法として、真空蒸着法、スパッタリング性、反応性
スパッタリング法、イオンプレーティング法などの一般
的薄膜形成手段が採用できる。
このように屈折率の大きい反射層12を設けると、ホロ
グラムの特徴である再生の角度依存性により、ホログラ
ムの再生可能な角度範囲外では単なる透明体としてしか
見えず、ホログラムの再生可能な角度範囲内では光の反
射率が最大になり、反射型ホログラムとしての効果が出
てくる。
ところで、上記のような構成の下側シート材3の製作
方法としては、まず最初に透明ホログラム多層体6を製
作して、その上に基板層5と感熱接着層8とを順に重ね
て接着させる方法と、最初に基板層5と感熱接着層8と
を接着させ、別に透明ホログラム多層体6を製作して、
基板層5の上に重ねて接着する方法がある。前者の場合
は、ホログラム層支持層10を最初に用意し、その上にホ
ログラム層11を構成するための前記したような材料を所
望厚塗布し、この塗布膜上にレリーフホログラム模様を
有する金型を例えばプレスして複製し、ホログラム層11
とする。ホログラム層11のレリーフ面を化学的、物理的
に活性化してホログラム層11に対する透明反射層12の親
和力を向上させて接着性を向上させるために、レリーフ
面にコロナ放電を行う。この放電の程度については後記
する。ついで、活性化されたレリーフ面上に真空蒸着法
等により透明反射層12を形成する。その後、透明反射層
12上にウレタン系の接着剤を塗布して乾かし、基板層5
を透明反射層12上に重ね、接着剤の層が第1の透明接着
層7を形成して、透明反射層12上に基板層5が接着され
る。この透明接着層7の接着力は、後記にように調整さ
れる。次に、基板層5の反対の面に同様にウレタン系の
接着剤を塗布して乾かし、感熱接着層8を接着剤が接す
るように基板層5上に重ね、接着剤の層が第2の透明接
着層9を形成して、基板層5上に感熱接着層8が接着さ
れる。この第2の透明接着層9の接着力も、後記によう
に調整される。以上のようにして、下側シート材3が完
成される。
また、上側シート材2は、前記したようにその下面に
感熱接着層13が塗布されているが、包装される物品1の
外形に合わせた凹部14が予め成形されている。
このような上側シート材2と下側シート材3とを、間
に物品1を挟んで重ね合わせ、両シート材2、3の外周
に図示していない加熱ヘッドを押し当てることにより、
接着部4の上側シート材2の感熱接着層13と下側シート
材3の感熱接着層8とが熱溶融して、両シート材2、3
は接着され、物品1が中に密閉されて、パッケージが完
成する。
このように構成されたパッケージにおいて、ホログラ
ム層11と透明反射層12の間の接着強度をA1、透明反射層
12と基板層5の間の接着強度(第1の接着層7の接着強
度)をA2、基板層5と感熱接着層8の間の接着強度(第
2の接着層9の接着強度)をA3、両シートの接着部4の
接着強度(感熱接着層13と感熱接着層8の間の接着強
度)をA4とすると、少なくとも、 A1≒A2<A3,A4 を満足し、望ましくは、 A1≒A2≪A3,A4 を満足するように構成される。
上記関係を満足させる方法について説明する。上記し
たように、ホログラム層11のレリーフ面は、その面を化
学的、物理的に活性化してホログラム層11に対する透明
反射層12の接着強度を向上させるために、コロナ放電を
行う。この放電を行わないと、両者の接着強度は極めて
弱く、実用に耐え得ない。そして、この処理程度が高く
なればなる程、接着強度が強くなる。したがって、上記
A1を調節するには、このコロナ放電時間を調節すればよ
い。また、第1の接着層7及び第2の接着層9は、ウレ
タン系接着剤によるドライラミネート接着を行っている
が、ウレタン系接着剤の場合、その接着力を変えるには
いくつかの方法がある。第1にそのガラス転移点(Tg)
を変えることである。Tgを上げるともろくなり接着強度
が下がり、Tgを下げると柔らかくなり接着強度が上が
る。ウレタン系接着剤はポリオールとイソシアネートか
らなるが、それぞれの種類を選択することにより、上記
ガラス転移点(Tg)を変えることができ、接着層7、9
のA2、A3を上記のように、A1≒A2<A3ないしA1≒A2≪A3
を満足するようにすることができる。第2の方法は、ポ
リオールとイソシアネートの割合を変更することであ
る。通常は1:1〜3であるが、これを1:5以上にすること
により、硬くなり接着力は低下する。第3の方法は、エ
ポキシ系の物質を上記ポリオールとイソシアネートに加
えて硬くし、接着力を低下させることである。なお、上
記したように、感熱接着層8及び13としてアイオノマー
等を用いると、低温シール性が良く、フィルム強度が高
い接着が得られる。したがって、上記A2≪A4の関係は容
易に得られる。具体例として、A4は3kg/15mm、A3は1〜
2kg/15mm、A1、A2は200〜300g/15mm程度になるが、その
他の強度に変更することは容易である。
以上のように構成され、各接着層の接着力の関係が上
記のようになっているパッケージにおいて、上側シート
材2も下側シート材3も透明であるので、その中に物品
1を密封しても外からその状態を確認できる。したがっ
て、その中の物品1の色、形、模様、傷等を良く見るこ
とができる。しかも、下側シート材3には透明ホログラ
ム多層体6が一体に組み込まれているので、再生された
ホログラム像を背景の物品1の表面や内部に重ねて再生
することができ、特殊な意匠効果を得ることができる。
また、再生される像、再生方式、再生光を特殊なものに
選択することにより、真正品の確認が簡単で、しかも、
偽造の困難なものが製作できる。
そして、中に密封された物品1に改変を施したり、贋
の物に取り替えようとして、両シート材2、3の接着部
4を剥離してパッケージを開封しようとした場合、接着
層の間に上記したA1≒A2<A3,A4の関係があるので、剥
離は接着部4では起こらず、ホログラム層11と透明反射
層12の間、及び、透明反射層12と基板層5の間で起こ
る。そして、これらの間の接着力A1とA2が略等しいの
で、中間の透明反射層12は接着力の空間的なバラツキに
より、ホログラム層11側と基板層5側に細かく割れて分
かれる。したがって、透明反射層12は破壊され、修復不
能になる。ホログラム効果(像再生機能)を有する透明
反射層12の破壊は容易に見て確認できるため、このパッ
ケージが既に開封されたか否かが容易に確認できる。な
お、上側シート材2と下側シート材3を位置合わせして
接着しなければならない場合、何れのシート材2、3も
透明であるので、相手方のシートに設けられた模様、ホ
ログラム層11からの再生像を見ながら容易に位置合わせ
ができるメリットもある。
さて、いくつかの変形について説明する。上記したよ
うに、両シート材2、3を剥離しようとした場合、透明
反射層12が破壊される必要がある。上記の例の場合、自
然に生じる接着力の空間的バラツキによって、透明反射
層12はホログラム層11側と基板層5側に細かく割れて分
かれるが、これを積極的に発生させるには、ホログラム
層11のレリーフ面のコロナ放電処理の際、コロナ放電ム
ラが起こるように、例えばレリーフ面上にマスクを挿入
するようにすればよい。また、第1の接着層7の接着領
域をミクロなパターンでとびとびに設けるようにしても
よい。さらには、透明ホログラム多層体6を脆質ホログ
ラムにすることも有効である。これは、第2図に示すよ
うに、ホログラム層支持層10上にホログラム層11を構成
するための材料を塗布する前に、塗布面に所望の微細パ
ターンの透明離型層15を塗布しておき、その層15を挟ん
でホログラム層11を塗布して構成するもので、接着層7
から透明反射層12を引き離す力が働いたとき、離型層15
が存在する位置のホログラム層11と反射層12は確実にホ
ログラム層支持層10から離れるものである。残りの部分
のホログラム層11と反射層12が支持層10上に残留するよ
うに接着強度を選択しておけば、ホログラム層11自体が
破壊されることになるので、目的を達成することができ
る。
ところで、第1図において、ホログラム層11のレリー
フ面及びその上の透明反射層12は、下側シート材3の全
面に設ける必要は必ずしもない。第3図に示すように、
接着部4以外の物品1を収容する凹部14の下の領域Sに
のみレリーフ面と透明反射層12を設け、接着部4の下の
部分はレリーフ面を有しないホログラム層11の表面と基
板層5とを第1の透明接着層7により接着するようにし
てもよいし、この部分にホログラム層11を設けないで、
基板層5と支持層10とを透明接着層7により直接接着す
るようにしてもよい。これらの場合、透明接着層7とホ
ログラム層11ないし支持層10との間の接着力A0は、前記
のように、A0<A3,A4ないしA0≪A3,A4の関係を満足する
ような工夫を施さなければならない。材料の組合せの選
択の外、透明反射層12をこれらの領域にも設けるように
することも1つの手段である。
また、両シート材2、3間を剥離しようとする場合、
透明反射層12ないしホログラム層11の部分で確実に剥離
が起こり、ホログラムが破壊されるようにするために、
第4図のように、少なくとも第1の接着層12近傍まで達
する切込み16を凹部14の周囲の接着部4に設けることが
有効である。このようにすると、シート2と3を剥離す
るには、切込み16の外側の部分17を下に折ろうとしなけ
ればならず、こうすると、透明反射層12ないしホログラ
ム層11の部分が剥離してしまうので、前記の目的を確実
に達成できる。
ところで、第1図の場合、上側シート材2との接着性
を良くし、接着を容易にするために、感熱接着層8を下
側シート3の基板層5の上側に設けているがこれは必ず
しも必要ではない。上側シート材2と基板層5の間の接
着性さえ確保できれば省いてもよい。また、同様に、ホ
ログラム層支持層10も必ずしも必要なものではない。ホ
ログラム層11が十分に厚ければ省略できる。なお、接着
部4における接着としては、この部分全面で接着するよ
うにしてもよく、また、とびとびの島状の部分のみで接
着するようにしてもよい。
以上において、上側シート材2の材料としては、塩化
ビニルを用いるよりは、PETを用いる方が好ましい。そ
の理由は、下側シート材3の機械的支持部分を構成する
基板層5がPETから構成されているからである。このよ
うな場合、上側シート材2として下側シート材3を構成
する材料と異なる材料を使用すると、接着部4において
両者の熱膨張率の差により、接着後湾曲してしまうから
である。しかし、PETフィルムのようなポリエステルを
上側シート材2として用いる場合、PETフィルムは通常
2軸延伸により形成されるため、これに凹部14を成形す
ると、表面にしわ状の凹凸が生じて中の物品1が見難く
なってしまう。このような欠点を避けるために、上側シ
ート材2の材料としてアモルファスPETのようなアモル
ファスポリエステルフィルムを用いると良い。アモルフ
ァスPETフィルムは、凹部14を成形しても、表面にしわ
状の凹凸が生じず、中の物品1が見難くなることはな
い。
なお、上側シート材2として、下側シート材3と同様
に、透明ホログラム多層体6を外側の面に設けたシート
体を用いても、以上と同様な効果を達成することができ
る。
以上、種々の変形例について説明してきたが、これら
に限定されず、その他に種々の変形が可能である。さら
に、各層、接着剤の材料として公知の種々のものを選択
して用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明の密封用パッケージにおいては、一方のシート
材が透明な基板層とその外側の面にホログラムレリーフ
面において接着された透明レリーフホログラムシートと
から構成され、一方のシート材を他方のシート材と基板
層の内側の面において接着して構成され、透明レリーフ
ホログラムシートは、ホログラム干渉パターンに対応す
る凹凸模様が透明層表面に形成され、その上にその透明
層の屈折率と異なる屈折率の透明薄膜が設けられてホロ
グラムレリーフ面が構成されているので、他方のシート
材も透明にすることにより、その中に物品を密封しても
外からその状態を確認できる。しかも、一方のシート材
の透明レリーフホログラムシートから再生かれたホログ
ラム像を背景の物品の表面や内部に重ねて再生すること
ができ、特殊な意匠効果を得ることができる。また、再
生される像、再生方式、再生光を特殊なものに選択する
ことにより、真正品の確認が簡単で、しかも、偽造の困
難なものが製作できる。そして、中に密封された物品に
改変を施したり、贋の物に取り替えようとして、両シー
ト材の接着部を剥離してパッケージを開封しようとして
も、接着層の間に適当な接着力の分配を行うことによ
り、剥離は両シート材の間の接着部では起こらず、ホロ
グラムレリーフ面において起こるようになり、かつ、こ
の部分の剥離の際にホログラムレリーフ面の破壊が起こ
るようにすることにより、開封の修復が不能になる。そ
して、ホログラムレリーフ面の破壊は容易に見て確認で
きるため、このパッケージが既に開封されたか否かが容
易に確認できる。なお、両シート材を位置合わせして接
着しなければならない場合、何れのシート材も透明であ
るので、相手方のシートに設けられた模様、ホログラム
からの再生像を見ながら容易に位置合わせができるメリ
ットもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による密封用パッケージの1実施例の断
面図、第2図は脆質ホログラムの構成を示す断面図、第
3図、第4図は別の実施例の断面図である。 1……物品、2……上側シート材、3……下側シート
材、4……接着部、5……基板層、6……透明ホログラ
ム多層体、7……第1の透明接着層、8……感熱接着
層、9……第2の透明接着層、10……ホログラム層支持
層、11……透明レリーフホログラム層、12……透明反射
層、13……感熱接着層、14……凹部、15……透明離型
層、16……切込み、17……切込み外側の部分

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚のシート材の間に包装される物品を挟
    んで物品を取り巻く両シート材の外周を相互に接着する
    ことにより、物品を両シート材間に密閉する密封用パッ
    ケージであって、一方のシート材が透明な基板層とその
    外側の面にホログラムレリーフ面において接着された透
    明レリーフホログラムシートとから構成され、一方のシ
    ート材を他方のシート材と前記基板層の内側の面におい
    て接着して構成された密封用パッケージにおいて、 前記透明レリーフホログラムシートは、ホログラム干渉
    パターンに対応する凹凸模様が透明層表面に形成され、
    その上に該透明層の屈折率と異なる屈折率の透明薄膜が
    設けられてホログラムレリーフ面が構成されていること
    を特徴とする密封用パッケージ。
  2. 【請求項2】基板層とホログラムレリーフ面の接着を部
    分的に行っていることを特徴とする請求項1記載の密封
    用パッケージ。
  3. 【請求項3】基板層とホログラムレリーフ面との接着力
    が、一方のシート材の基板層内側面と他方のシート材と
    の接着力より小さいことを特徴とする請求項1又は2記
    載の密封用パッケージ。
  4. 【請求項4】前記透明層が透明支持層の表面に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の密封用パッケー
    ジ。
  5. 【請求項5】前記透明層の凹凸模様上に設けられた透明
    薄膜と該透明層との接着力が、前記基板層とホログラム
    レリーフ面との接着力に略等しいことを特徴とする請求
    項3又は4記載の密封用パッケージ。
  6. 【請求項6】前記透明層の凹凸模様上に設けられた透明
    薄膜と該透明層との接着力が部分的に異なることを特徴
    とする請求項6記載の密封用パッケージ。
  7. 【請求項7】前記透明層と透明支持層との間に部分的に
    離型層が設けられていることを特徴とする請求項4から
    6の何れか1項記載の密封用パッケージ。
  8. 【請求項8】前記透明レリーフホログラムシートの全面
    にホログラムレリーフ面が設けられていることを特徴と
    する請求項1から7の何れか1項記載の密封用パッケー
    ジ。
  9. 【請求項9】両シート材の外周の相互に接着されている
    領域以外の領域であって物品を挟んでいる領域に対応す
    る透明レリーフホログラムシートの部分にのみ、ホログ
    ラムレリーフ面が設けられていることを特徴とする請求
    項1から7の何れか1項記載の密封用パッケージ。
  10. 【請求項10】両シート材の外周の相互に接着されてい
    る領域において、密封された物品を囲んで他方のシート
    材から基板層と透明レリーフホログラムシートとの接着
    層近傍まで達する切込みが設けられていることを特徴と
    する請求項1から9の何れか1項記載の密封用パッケー
    ジ。
  11. 【請求項11】前記基板層の内側の面に感熱接着層が設
    けられ、他方のシート材の接着する側の面にも感熱接着
    層が設けられ、前記両感熱接着層にて両シート材が接着
    されていることを特徴とする請求項1から10の何れか1
    項記載の密封用パッケージ。
  12. 【請求項12】前記基板層の内側の面とその面に設けら
    れた感熱接着層との接着力が基板層とホログラムレリー
    フ面との接着力より大きいことを特徴とする請求項3か
    ら11の何れか1項記載の密封用パッケージ。
  13. 【請求項13】前記他方のシート材、基板層、透明支持
    層が何れもポリエステルから構成されていることを特徴
    とする請求項1から12の何れか1項記載の密封用パッケ
    ージ。
  14. 【請求項14】少なくとも前記他方のシート材がアモル
    ファスポリエステルから構成されていることを特徴とす
    る請求項13記載の密封用パッケージ。
  15. 【請求項15】前記他方のシート材は前記一方のシート
    と同様な構成のものであり、両シート材の基板層相互を
    接着することにより、物品を両シート材間に密閉してい
    ることを特徴とする請求項1から14の何れか1項記載の
    密封用パッケージ。
  16. 【請求項16】シート材の一方が包装される物品の形状
    に応じた形状に成形されていることを特徴とする請求項
    1から15の何れか1項記載の密封用パッケージ。
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