JPH0579183A - コンクリート打設工法 - Google Patents

コンクリート打設工法

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JPH0579183A
JPH0579183A JP27034391A JP27034391A JPH0579183A JP H0579183 A JPH0579183 A JP H0579183A JP 27034391 A JP27034391 A JP 27034391A JP 27034391 A JP27034391 A JP 27034391A JP H0579183 A JPH0579183 A JP H0579183A
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JP
Japan
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concrete
shaft
panel
shaft foot
formwork
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JP27034391A
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English (en)
Inventor
Koichi Kono
弘一 河野
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TAIYO PLAST KOGYOSHO KK
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TAIYO PLAST KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 型枠のバラシ作業が容易であると共に、施工
コストが安価であり、しかも、化粧型枠を用いた施工に
好適に適用され得るコンクリート打設工法の提供。 【構成】 コンクリート中に埋め込まれる丸セパ26の
端部に、接続ナット24を介して螺着された、パネル型
枠10に貫通固定される軸足18に対して、径方向に弾
性変形可能な被覆スリーブ28を外挿し、その軸方向一
方の端面を、前記接続ナット24に当接させて、開口を
閉塞せしめることにより、かかる軸足18における少な
くとも前記コンクリートに接する面を覆うように装着せ
しめて、前記コンクリートの打設後、前記軸足18の取
外しと同時に若しくは該軸足18の取外し後に、かかる
被覆スリーブ28を、コンクリートから除去するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、枠組みされた二枚のパネル型枠
間にコンクリートを打設するコンクリート打設工法に係
り、特に化粧型枠を使用する場合に好適なコンクリート
打設工法に関するものである。
【0002】
【背景技術】擁壁等のコンクリート構造物を施工する場
合の工法として、従来から、コンパネ等と称される二枚
のパネル型枠を、所定間隔を隔てて対向位置せしめ、そ
れらの間に形成された空間内に鉄筋を配した後、コンク
リートを打設し、養生後にパネル型枠を取り外す施工方
法が知られている。
【0003】このような施工法においては、二枚のパネ
ル型枠を、所定間隔を保った状態に保持せしめ、且つ内
部に投入されるコンクリートの圧力に対する強度を得る
ために、通常、コンクリート中に埋め込まれる丸セパ
(中央ボルト部材)の両端部に、高ナット等と称される
接続ナットを介して、軸足(端部ボルト部材)を螺着せ
しめてなる連結ボルトが用いられ、かかる連結ボルトの
軸足を、それぞれ、パネル型枠に貫通固定せしめること
により、それらパネル型枠が枠組みされる。
【0004】そして、かくの如く枠組みされたパネル型
枠間へのコンクリートの打設、養生後、パネル型枠を取
り外すと共に、軸足を接続ナットから離脱させて取り外
すことにより、脱型されるのであり、更に、その後、軸
足を除いたことによって生じた孔内に、モルタル等を充
填することによって、仕上げられることとなる。
【0005】ところが、このような施工法では、軸足
が、コンクリート中に位置せしめられる部分において、
コンクリートに固着されてしまい、かかる軸足の、コン
クリート打設後の取外しが、極めて困難となって、多く
の労力と時間が必要とされることに加え、その取外し時
に、コンクリートに欠損等が生じ易いという問題を有し
ていた。
【0006】そこで、従来から、接続ナットの代わり
に、Pコン乃至はテーパコーンと称される、外周面にテ
ーパが付された合成樹脂製のジョイント部材を用いて、
丸セパと軸足との連結(螺着)を行なうと共に、該ジョ
イント部材の大径側端面をパネル型枠に当接させて位置
せしめて、型枠内に位置する軸足を覆うことにより、軸
足へのコンクリートの固着を防止すると共に、テーパ作
用によってコンクリート打設後のPコンの取外しを容易
とした施工法が提案され、採用されている。
【0007】ところが、このような施工法では、特殊プ
ラスチック部品(Pコン)が必要となるために施工コス
トが高くつくという問題を有していたのであり、また、
その取外しによって発生する、コンクリートにおける穴
が大きく、且つテーパが付されているために、凍結時に
おける充填モルタルの飛び出し等が、問題となっていた
のである。
【0008】しかも、近年、コンクリート表面に意匠を
付すために、化粧型枠の使用が増加してきているが、か
かる化粧型枠をパネル型枠の内面に固着した場合には、
少なくとも化粧型枠の厚さよりも長いPコンを用いる必
要があるために、かかるPコンが大型化してしまい、そ
の取外し後に発生する穴径が大きくなってしまうと共
に、テーパ状外周面と化粧型枠との間へのノロの侵入等
の問題が惹起されるという不具合があった。
【0009】なお、このような問題に対処するために、
近年、化粧型枠の厚さに相当する所定長さ部分を円筒形
状とした、所謂テーパストレートコーンも開発されてい
るが、化粧型枠の厚さは模様の凹凸等によって一定でな
いために、極めて多種類の寸法のコーンを準備する必要
があることに加えて、そのストレート部(円筒部)がコ
ンクリート中に位置せしめられることが完全には避けら
れ得ないために、該ストレート部へのコンクリートの固
着によって、コーンの取外しが極めて困難となる場合が
あり、未だ、満足できるものではなかったのである。
【0010】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、コンクリート打設後における軸足の取外し
を含む型枠のバラシ作業が容易であると共に、施工コス
トが安価であり、しかも、化粧型枠を用いた施工に際し
ても、有利に適用され得る、新規なコンクリート打設工
法を提供することにある。
【0011】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、コンクリート中に埋め込まれる丸セパ
の両端部に、それぞれ、接続ナットを介して、軸足を螺
着せしめて連結すると共に、それら軸足を、それぞれパ
ネル型枠に貫通固定せしめることにより、それら二枚の
パネル型枠を、互いに所定間隔を隔てて対向位置せしめ
て枠組みし、かかる枠組みされたパネル型枠間にコンク
リートを打設せしめた後、前記型枠および前記軸足を、
それぞれ取り外すコンクリート打設工法において、径方
向に弾性変形可能な被覆スリーブを、前記軸足に対して
外挿し、その軸方向一方の端面を、前記接続ナットに当
接させて、開口を閉塞せしめることにより、かかる軸足
における少なくとも前記コンクリートに接する面を覆う
ように装着し、前記コンクリートの打設後、前記軸足の
取外しと同時に若しくは該軸足の取外し後に、かかる被
覆スリーブを、コンクリートから除去するようにしたこ
とを、その特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。なお、本実施例は、化粧型枠を用いたコ
ンクリート壁の施工に際して、本発明を適用したものの
一具体例について説明することとする。
【0013】本発明の実施に際しては、先ず、従来の手
法と同様、図1に示される如く、パネル型枠10に対し
て、適当な接着剤や釘等を用いて、化粧型枠12を固着
せしめる。その後、それらパネル型枠10および化粧型
枠12に対して、ドリル等を用いて、軸足挿通用の貫通
孔14,16を、それぞれ形成する。
【0014】なお、パネル型枠10の貫通孔14は、後
述する軸足18に応じた径をもって形成される一方、化
粧型枠12に形成される貫通孔16は、後述する被覆ス
リーブ28に応じた径をもって形成される。
【0015】そして、このパネル型枠10および化粧型
枠12に設けられた貫通孔14,16に対して、軸足1
8を挿通せしめて、該パネル型枠10に固定する。この
軸足18のパネル型枠10への固定は、通常、図示され
る如く、軸足18に装着された板ナット20と、ホーム
タイ(登録商標)22とにより、パネル型枠10を挟圧
せしめることによって、為されることとなる。また、そ
のような取付状態下、軸足18の内方端部は、化粧型枠
12の表面よりも所定高さ突出して位置せしめられる。
【0016】さらに、かくの如く、パネル型枠10に固
定された軸足18に対して、その内方端部に、高ナット
24を介して、丸セパ26を螺着せしめて、一体的に連
結する。なお、かかる丸セパ26の、高ナット24を介
しての、軸足18に対する螺着操作は、軸足18のパネ
ル型枠10への取付前或いは取付後の、何れかに行なう
ことが可能である。また、これら軸足18,高ナット2
4および丸セパ26としては、従来から用いられている
ものが、何れも、採用可能である。
【0017】また、かかる軸足18に対する高ナット2
4の螺着に先立って、該軸足18の型枠内に位置せしめ
られる側に、被覆スリーブ28を外挿する。
【0018】この被覆スリーブ28は、図2及び図3に
示されている如く、円筒形状の筒状部30と、該筒状部
30の内周面において径方向内方に所定高さで突出する
複数本(本実施例では、周方向略等間隔に位置する6
本)の脚部32とからなる構造をもって、一体的に形成
されている。そして、その筒状部30が、少なくとも前
記高ナット24の端部外径よりも小さな内径をもって形
成されていると共に、その脚部32が、前記軸足18に
外挿された際にその外周面に当接され得るだけの高さを
もって形成されている。
【0019】また、かかる被覆スリーブ28は、弾性変
形可能な材質にて形成されている。尤も、この被覆スリ
ーブ28には、少なくともコンクリート打設時に及ぼさ
れる圧力に抗し得る程度の剛性が要求されることから、
例えばナイロン等の硬質弾性体が、好適に用いられる。
【0020】そして、このような被覆スリーブ28は、
軸足18に外挿された際、脚部32の作用によって、そ
の筒状部30が軸足18と略同一軸心上に保持される。
また、脚部32を介して、筒状部30に拡径力が及ぼさ
れることにより、該筒状部30が、僅かに拡径変形せし
められることとなる。更にまた、かかる被覆スリーブ2
8は、軸足18への装着状態下、板ナット20と高ナッ
ト24との間に介装されて、その内側端面が高ナット2
4の端面に対して当接されている。それによって、筒状
部30の内側開口部が、閉塞せしめられている。
【0021】すなわち、かくの如き被覆スリーブ28の
軸足18への装着によって、該軸足18の型枠内に位置
する部分が被覆されているのであり、しかも、この被覆
スリーブ28が、化粧型枠12の貫通孔16内に嵌め込
まれているのである。
【0022】そして、上述の如くして、パネル型枠10
に対して、丸セパ26が連結された軸足18を固定せし
めた後、丸セパ26が位置せしめられる側のコンクリー
ト打設部分に、必要に応じて、配筋(図示せず)を行な
う。
【0023】その後、丸セパ26の端部に対して、ジョ
イント部材を介し、他方の軸足34を螺着して、連結す
る。なお、本実施例では、かかるジョイント部材とし
て、従来から公知のテーパコーン36を用いた。尤も、
この軸足34の丸セパ26への連結は、前記丸セパ26
の軸足18への接続と同時に、行なうようにしても良
い。
【0024】さらに、この軸足34を、パネル型枠38
に設けられた貫通孔40に挿通せしめて、該軸足34を
パネル型枠38に対して、固定する。この軸足34のパ
ネル型枠38への固定は、公知の如く、テーパコーン3
6とホームタイ42とにより、パネル型枠10を挟圧せ
しめることによって、為されることとなる。
【0025】それによって、二枚のパネル型枠10,3
8が、互いに所定寸法を隔てて対向するように位置決め
されるのであり、以て、それらの対向面間に、コンクリ
ートの打設用の空間が形成されることとなるのである。
なお、良く知られているように、上述の如き、丸セパ2
6と軸足18,34によるパネル型枠10,38の連結
は、パネル型枠の大きさに応じて、適当なピッチで、複
数箇所において為されることとなる。
【0026】そして、図4に示される如く、このように
枠組みされた型枠内に、コンクリート44を打設するこ
とにより、コンクリート構造物を形成する。
【0027】その後、適当な期間、養生した後、型枠の
バラシ作業を実施する。かかる型枠のバラシ作業は、基
本的には、従来のテーパコーンを用いた工法と同一であ
る。具体的には、軸足18,34からホームタイ22,
42を取り外した後、パネル型枠10および化粧型枠1
2とパネル型枠38を取り外し、次いで、軸足18,3
4を、それぞれ、高ナット24,テーパコーン36から
離脱させて取り外す。そして、その後、被覆スリーブ2
8とテーパコーン36とを取り外すことにより、型枠の
バラシ作業が完了する。なお、被覆スリーブ28は、軸
足18と一体的に取り外される場合もあり得る。
【0028】そこにおいて、軸足18は、型枠内に位置
する部分の全面が、被覆スリーブ28にて覆われてお
り、コンクリート44に対する固着が完全に防止されて
いることから、その取外し作業が、極めて容易となるの
である。
【0029】しかも、かかる被覆スリーブ28にあって
は、軸足18の取外しにより、その筒状部30に及ぼさ
れていた拡径力が除去されて、縮径変形せしめられるこ
ととなる。それ故、かかる筒状部30の外周面の一部
が、コンクリート44に対して接触せしめられている場
合でも、その取外し時においては、縮径変形に基づい
て、コンクリートからの良好なる離脱性が得られるので
ある。
【0030】また、図5に示されるように、この被覆ス
リーブ28は、丸セパ26に対して螺着されておらず、
しかもコンクリート表面から、所定長さ突出して位置せ
しめられることから、コンクリートに対して強固に固着
されている場合でも、かかる突出部分を、ペンチ等によ
って挟んで容易に取り出すことができるのである。
【0031】さらに、かかる被覆スリーブ28は、弾性
変形作用に基づいて、優れたコンクリートからの離脱性
を発揮し得るものであって、表面にテーパ等を付する必
要がないことから、化粧型枠12の貫通孔16との間へ
のノロの侵入等も効果的に防止され得るのである。
【0032】そして、このような型枠のバラシ作業の
後、図6に示されるように、被覆スリーブ28の取外し
によってコンクリート表面に生じた穴46に対して、モ
ルタル等の充填材48を充填し、表面を整えることによ
って、コンクリートの打設による壁の構築作業が完了す
る。
【0033】そこにおいても、かかる被覆スリーブ28
の取外しによってコンクリート表面に生じる穴46は、
該被覆スリーブ28が、従来のテーパコーンに比べて十
分に細径であることから、充填材48の充填操作が容易
であると共に、コンクリートの表面意匠を損なうような
こともないのである。
【0034】しかも、このコンクリート表面に生じた穴
46は、弾性変形せしめられた被覆スリーブ28によっ
て形成された変形孔であることから、充填材48の固着
力が有利に得られ、凍結等に起因する充填材48の飛び
出し等も、効果的に防止され得ることとなる。
【0035】従って、上述の如きコンクリート打設工法
に従えば、化粧型枠を用いたコンクリートの打設を、優
れた型枠のバラシ作業性をもって、有利に実施すること
ができるのであり、しかも、型枠支持部材によってコン
クリート表面に形成される穴が小さく、且つノロの回り
込み等による不良が効果的に防止された、優れた品質の
コンクリート構造物を形成することができるのである。
【0036】しかも、かかるコンクリート打設工法にお
いて用いられる被覆スリーブ28は、単に軸足18に外
挿することによって装着可能で、面倒な螺着操作等が不
要であることから、型枠の組立作業時においても、良好
なる作業性が確保され得るのである。
【0037】また、かかるコンクリート打設工法によれ
ば、テーパコーンやストレートテーパコーン等の特殊プ
ラスチック部品の代わりに、安価なチューブが用いられ
ることから、施工コストの低減が、有効に達せられるの
である。
【0038】さらに、上述の如き被覆スリーブ28にあ
っては、コンクリートに対する被着面積が多少大きくな
った場合でも、その弾性縮径作用に基づいて良好なる離
脱性が得られることから、化粧型枠12の最大厚さのも
のを使用することによって、容易に施工することが可能
であり、それ故、従来のストレートテーパコーンのよう
な問題も生じないのである。
【0039】しかも、かかる被覆スリーブ28は、弾性
材料、一般に樹脂材料やゴム材料等によって形成される
ことから、使用する化粧型枠12の厚さ等に応じて、現
場等で、適宜、はさみ等を用いて切断して長さ調整する
ことができるという利点も有している。
【0040】以上、本発明の一実施例について詳述して
きたが、本発明は、かかる具体例にのみ限定して解釈さ
れるものではない。
【0041】例えば、前記実施例では、化粧型枠を用い
たコンクリート打設に対して、本発明手法を適用したも
のの具体例を示したが、化粧型枠を用いないコンクリー
ト打設に際しても、本発明手法が用いられ得ることは、
言うまでもない。
【0042】また、前記実施例では、一方のパネル型枠
10が固定される側の軸足18にだけ、被覆スリーブ2
8が装着されていたが、両方の軸足18,34に対し
て、被覆スリーブ28を装着することが可能である。そ
して、そうすることによって、テーパコーンを、全く使
用する必要がなくなることから、施工作業性とコスト性
の向上が、より一層有利に図られ得ることとなる。
【0043】更にまた、前記実施例では、二枚のパネル
型枠10,38が、互いに平行とされていたが、それら
のパネル型枠が平行でなく、傾斜している場合にも、本
発明は、有利に適用可能であり、例えば、図7に示され
るように、傾斜面を有する二つの座金50,52を用い
てパネル型枠10を挟むことによって、前記実施例と同
様な工程で、コンクリートの打設を実施することが可能
となる。なお、図5中、その理解を容易とするために、
前記実施例と同様な構造とされた部材および部位に対し
て、それぞれ、前記実施例と同一の符号を付しておくこ
ととする。
【0044】さらに、前記実施例では、6本の脚部32
を有する被覆スリーブ28が用いられていたが、かかる
脚部の数は特に限定されるものではなく、被覆スリーブ
28を軸足18に対して固定し得るように、少なくとも
3本以上、形成されていれば良い。
【0045】また、被覆スリーブの具体的形状は、前記
実施例の如く、筒状部30と脚部32とから成るもの
に、必ずしも限定されるものではない。例えば、弾性ポ
リウレタン等の、比較的弾性変形容易な材料を用いるよ
うにすれば、軸足18よりも小さな内径を有する円筒形
状のものを採用することも可能であり、必ずしも、例示
の如き脚部は必要なものではない。
【0046】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0047】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
のコンクリート打設工法に従えば、被覆スリーブを軸足
に外挿するという簡単な操作によって、軸足に対するコ
ンクリートの固着が効果的に防止され得て、型枠のバラ
シ作業性が、飛躍的に向上され得るのであり、しかも、
テーパコーン等の特殊部品が不要となることから、施工
コストも安価となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うコンクリート打設工法の一実施例
における、型枠の組立工程を説明するための説明図であ
る。
【図2】本発明に従うコンクリートの打設工法において
好適に採用される被覆スリーブの一具体例を示す横断面
図である。
【図3】図2における III−III 断面図である。
【図4】本発明に従うコンクリート打設工法の一実施例
における、コンクリートの打設工程を説明するための説
明図である。
【図5】本発明に従うコンクリート打設工法の一実施例
における、型枠のバラシ工程を説明するための説明図で
ある。
【図6】本発明に従うコンクリート打設工法の一実施例
における、仕上工程を説明するための説明図である。
【図7】本発明に従うコンクリート打設工法の別の具体
例を示す、図2に対応する要部断面説明図である。
【符号の説明】
10,38 パネル型枠 12 化粧型枠 14,16,40 貫通孔 18,34 軸足 20 板ナット 22,42 ホームタイ 24 高ナット 26 丸セパ 28 被覆スリーブ 30 筒状部 32 脚部 36 テーパコーン 44 コンクリート 46 穴 48 充填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート中に埋め込まれる丸セパの
    両端部に、それぞれ、接続ナットを介して、軸足を螺着
    せしめて連結すると共に、それら軸足を、それぞれパネ
    ル型枠に貫通固定せしめることにより、それら二枚のパ
    ネル型枠を、互いに所定間隔を隔てて対向位置せしめて
    枠組みし、かかる枠組みされたパネル型枠間にコンクリ
    ートを打設せしめた後、前記型枠および前記軸足を、そ
    れぞれ取り外すコンクリート打設工法において、 径方向に弾性変形可能な被覆スリーブを、前記軸足に対
    して外挿し、その軸方向一方の端面を、前記接続ナット
    に当接させて、開口を閉塞せしめることにより、かかる
    軸足における少なくとも前記コンクリートに接する面を
    覆うように装着し、前記コンクリートの打設後、前記軸
    足の取外しと同時に若しくは該軸足の取外し後に、かか
    る被覆スリーブを、コンクリートから除去することを特
    徴とするコンクリート打設工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716848U (ja) * 1993-09-03 1995-03-20 有限会社トヨバックス セパレータボルトの固定具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716848U (ja) * 1993-09-03 1995-03-20 有限会社トヨバックス セパレータボルトの固定具

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