JP2583230Y2 - 手摺取り付け用インサートアンカー - Google Patents

手摺取り付け用インサートアンカー

Info

Publication number
JP2583230Y2
JP2583230Y2 JP8323591U JP8323591U JP2583230Y2 JP 2583230 Y2 JP2583230 Y2 JP 2583230Y2 JP 8323591 U JP8323591 U JP 8323591U JP 8323591 U JP8323591 U JP 8323591U JP 2583230 Y2 JP2583230 Y2 JP 2583230Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
handrail
insert
concrete
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8323591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524707U (ja
Inventor
孝雄 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP8323591U priority Critical patent/JP2583230Y2/ja
Publication of JPH0524707U publication Critical patent/JPH0524707U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583230Y2 publication Critical patent/JP2583230Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手摺取り付け用インサ
ートアンカーに関するもので、より具体的には簡単かつ
確実に手摺を取り付けることができるインサートアンカ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、コンクリートに手摺を
取り付ける場合、図3に示されるように打設するコンク
リートCにあらかじめアンカー50を埋め込むのである
が、この際、アンカー50の上部にスチロール51を取
り付け、コンクリートCを打設しアンカー50を埋め込
む。そして、コンクリートCが硬化した後にスチロール
部分51をかき落として取り除き、このスチロール部分
51によって形成されたコンクリートの凹部52に手摺
金物(図示せず)を挿入し、手摺金物をアンカー50に
溶接する。その後、この手摺の足元回りのコンクリート
をモルタル補修し、手摺を固定するという施工方法が一
般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の施工方法では、打設されたコンクリートCからス
チロール部分51を取り除くことが大変であった。ま
た、取り除かれたスチロールの破片が飛散して周辺が汚
れるといった問題点が生じた。
【0004】また、従来の施工方法では、手摺の足を溶
接によって取り付けるので、手間がかかり、その作業中
に周辺が汚れるといった問題点も生じた。
【0005】さらに、手摺の足を取り付けた後、コンク
リートCの凹部52の手摺の足元回りに隙間が生じるの
で、モルタルなどで補修しなければならず、施工工程が
煩雑であった。
【0006】さらにまた、設計の変更などで手摺が不要
となった場合は、コンクリートに形成された凹部52を
補修しなければならず、その作業も手間がかかった。
【0007】本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は簡単、かつ確実に手摺を取り
付けることができる手摺取り付け用インサートアンカー
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本考案の手摺取り付け用インサートアンカーは、コ
ンクリート打設用の側型枠に固定可能な長ナットと、長
ナットに螺着可能なボルトを側面に固着したボルト付き
ナットと、ボルト付きナットに螺着可能な外ネジを有す
るインサートからなり、インサートの天端から内部には
手摺の足を螺着可能な雌ネジが形成されたことを特徴と
する。
【0009】
【0010】
【作用】以上の構成による本考案の手摺取り付け用イン
サートアンカーの長ナットを側型枠に固定させ、この長
ナットにボルト付きナットのボルトを螺着固定させ、さ
らにボルト付きナットのナットにインサートの外ネジを
螺着させ、このインサートの天端が表面から露出するよ
うにコンクリートを打設するので、簡単かつ確実に手摺
の足を埋設されたインサートに固定させることができ
る。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は、本考案の手摺取り付け用インサート
アンカーをコンクリート打設用の側型枠に取り付けた状
態を示す斜視図であり、図2は各部材を示す側面図であ
る。
【0013】長ナット20の一端には、とめ枠21が装
着されている。このとめ枠21は、プラスチック製の枠
体で、外周部には複数の釘穴22,22が形成され、釘
23,23により、長ナット20は階段手摺が固定され
るコンクリート部のコンクリート打設用の側型枠10に
取付けられる。
【0014】ボルト付きナット30は、図2に示される
ようにナット31の一側面にボルト32が固着されてい
る。このボルト32の外径は長ナット20の内径と等し
く形成され、かつボルト32の長さは長ナット20の長
さより若干長く形成されている。
【0015】インサート40は、その外径がボルト付き
ナット30のナット31の内径と等しく形成され、下方
部にはナット31と螺合可能な外ネジ41が形成されて
いる。また、このインサート40の天端面42は、下方
部に比べて大径に形成されており、その中央部には雌ネ
ジ43が穿孔されている。この雌ネジ43の内径は手摺
の足部(図示せず)の外径と等しく形成され、雌ねじ4
3に図示しない階段手摺の足部が螺着し、階段手摺が固
定されている。
【0016】以上のように構成された3つの部材をコン
クリートに埋設させるには、まず、階段手摺の側型枠1
0に、長ナット20が装着されたとめ枠21を釘23で
取付ける。そして、長ナット20の自由端部24にボル
ト付きナット30のボルト32を螺着させ、ナット31
の上面が上を向いた状態で側型枠からの長さを調整し、
これにより手摺の取付け位置を決定する。
【0017】次に、ボルト付きナット30のナット31
の上面からインサート40の外ネジ41を螺合させ天端
面42のレベル合わせをする。この際、天端面42は側
型枠10の上端面と面一になるようにレベルを合せる。
【0018】さらにインサート40の天端面42に形成
された雌ネジ43をガムテープなどで養生した後、型枠
内にコンクリートを打設する。
【0019】そして、コンクリートの硬化後、側型枠1
0をはずして長ナット20の釘23を切断するとともに
インサート40の天端面42の養生をはずし、雌ネジ4
3に手摺の足を螺着させ、手摺を固定させる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る手摺取り付
け用インサートアンカーでは、コンクリート打設用の側
型枠に固定可能な長ナットと、長ナットに螺着可能なボ
ルトを側面に固着したボルト付きナットと、ボルト付き
ナットに螺着可能な外ネジを有するインサートからな
り、インサートの天端から内部には手摺の足を螺着可能
な雌ネジが形成されているので、打設されたコンクリー
トからスチロール部分を取り除く作業が必要でなくな
り、取り除かれたスチロールの破片が飛散して周辺が汚
れるといった問題点が解消される。
【0021】また、手摺の足はインサートに螺着させる
ことにより簡単にかつ確実に固定することができるの
で、溶接が必要なくなり作業性が改善され、また作業中
に周辺が汚れるといった問題点も解消される。
【0022】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の手摺取り付け用インサートアンカーを
側型枠に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】各部材を示す側断面図である。
【図3】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】 10 側型枠 20 長ナット 30 ボルト付きナット 32 ボルト 40 インサート 41 外ネジ 42 天端面 43 雌ネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート打設用の側型枠に固定可能
    な長ナットと、該長ナットに螺着可能なボルトを側面に
    固着したボルト付きナットと、該ボルト付きナットに螺
    着可能な外ネジを有するインサートからなり、該インサ
    ートの天端から内部には手摺の足を螺着可能な雌ネジが
    形成されたことを特徴とする手摺取り付け用インサート
    アンカー。
JP8323591U 1991-09-18 1991-09-18 手摺取り付け用インサートアンカー Expired - Fee Related JP2583230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8323591U JP2583230Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 手摺取り付け用インサートアンカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8323591U JP2583230Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 手摺取り付け用インサートアンカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524707U JPH0524707U (ja) 1993-03-30
JP2583230Y2 true JP2583230Y2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=13796665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8323591U Expired - Fee Related JP2583230Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 手摺取り付け用インサートアンカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583230Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9371901B2 (en) 2012-10-05 2016-06-21 Mando Corporation Pulley structure of belt type electric power steering gear

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107201784A (zh) * 2017-07-21 2017-09-26 中冶建工集团有限公司 利于内螺纹件预埋入现浇砼的结构及形成预埋件的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9371901B2 (en) 2012-10-05 2016-06-21 Mando Corporation Pulley structure of belt type electric power steering gear

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524707U (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2583230Y2 (ja) 手摺取り付け用インサートアンカー
JPH0723461Y2 (ja) 洩れ防止具付プレストレスコンクリ−ト締付装置
JP2622621B2 (ja) コンクリート床の打継ぎ止枠及び打継ぎ工法
JP2971061B1 (ja) 基礎コンクリート打設時における土台用アンカーボルトの保持装置
JPH072805Y2 (ja) インサート取付用ボルト
JP3878146B2 (ja) コンクリート型枠の施工構造及びセパレータコーン
JP2003314057A (ja) 溝用型枠
JPH0628562Y2 (ja) インサート取付用ボルト
JP2550046Y2 (ja) コンクリ−ト型枠保持装置
JPH0618994Y2 (ja) ネジフシ鉄筋の接続用工具
JPH0826667B2 (ja) スラブ開口部に於ける手摺取付用アンカーおよびその先付け工法
JPH0417710Y2 (ja)
JP2510069Y2 (ja) セラミックス製インサ―トナット
JP2595390Y2 (ja) 支柱取付用補助具
JPH0712432Y2 (ja) 基礎アンカーボルト
JPH0340982Y2 (ja)
JP2002147027A (ja) 安全柵柱の固定工法
JPH0648052Y2 (ja) 足場用インサート
JPH0336662Y2 (ja)
JPH06108640A (ja) コンクリート壁の断熱支持具とこの支持具を用いたコンクリート壁構造
JP2005273363A (ja) 支柱支持用コア孔形成装置並びにコア孔形成工法
JP3033479U (ja) 補強リブに釘孔を設けた水抜きパイプ施工用固定具
JP2000310037A (ja) 均しモルタルの天端位置決め具
JPH0645554Y2 (ja) コンクリート建造物におけるパイプ配管用治具
JPH0130481Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees