JPH0723461Y2 - 洩れ防止具付プレストレスコンクリ−ト締付装置 - Google Patents

洩れ防止具付プレストレスコンクリ−ト締付装置

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JPH0723461Y2
JPH0723461Y2 JP1987027087U JP2708787U JPH0723461Y2 JP H0723461 Y2 JPH0723461 Y2 JP H0723461Y2 JP 1987027087 U JP1987027087 U JP 1987027087U JP 2708787 U JP2708787 U JP 2708787U JP H0723461 Y2 JPH0723461 Y2 JP H0723461Y2
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JP
Japan
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steel rod
concrete
prestressed concrete
leak preventer
shaft end
Prior art date
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JP1987027087U
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JPS63134027U (ja
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雅史 川▲崎▼
泰治 三上
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポストテンション方式でプレストレスコン
クリート製品を製造するのに用いる、アンボンドプレス
トレスコンクリート鋼棒を使用した洩れ防止具付きプレ
ストレスコンクリート締付装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のプレストレスコンクリート締付装置は、一般に軸
端に螺条を刻設したプレストレスコンクリート鋼棒と、
これに螺着する鋼棒ナットと、前記鋼棒の軸端を挿通さ
せコンクリート材にプレストレスを付与する固定板とか
らなる。
プレストレスコンクリート製品(軌道スラグ、枕木、ボ
ックスカルバート等)を製造する場合、型枠内に上記締
付装置をそのプレストレスコンクリート鋼棒端末を主に
ダボという箱抜金具に取り付けることにより固定し、コ
ンクリートを型枠内に投入後一般には翌日型枠を外し、
さらにこの製品に上記鋼棒ナットを螺着してコンクリー
トにプレストレスを与えるよう締付け、第1図に示すよ
うなプレストレスコンクリート製品を得る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかるプレストレスコンクリート製品の製造工程におい
ては、最終製品として完成直前にコンクリートにプレス
トレスを加えて緊張せしめられる。この緊張作業を容易
にするためプレストレスコンクリート鋼棒の周囲には通
常グリースが塗布されている。このため、グリース及び
コンクリート含有水分が上記鋼棒と定着板との挿通部隙
間から外部へ流出し、コンクリートが螺条部へ付着固形
化するため、緊張作業時にナットを螺合させるのに邪魔
となり、手作業でこれを除去する必要がある。
しかし、従来は上記鋼棒の端末部を保護するために、こ
の端末部に保護キャップを被せるだけで、上記洩れを積
極的に防止するための対策は何ら施されていない。この
ためウエス、ヘラ等でグリースの除去、ナット挿入のた
めコンクリートをその都度除去していた。
この考案は、かかるプレストレスコンクリート締付挿入
の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は簡単な
洩れ防止具を締付装置に組込むことにより、グリース、
コンクリートの洩れを防止し、余分な作業をなくすこと
のできるプレストレスコンクリート締付装置を提供する
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための手段としてこの考案では、
軸端にねじを刻設したプレストレスコンクリート鋼棒
と、これに螺着する鋼棒ナットと、前記鋼棒の軸端を挿
通させコンクリート材にプレストレスを付与する定着板
と、前記軸端挿通部に洩れ防止具とを備え、上記洩れ防
止具を断面が段状で、その先端外径が定着板の孔内径よ
りわずかに小さく、隙間のない程度に挿入できるように
形成し、洩れ防止具の先端部内側にはコンクリート鋼棒
の軸端のねじに係合できるようにねじを刻設した構成を
採用したものである。
〔作用〕
型枠内にコンクリートを流し込む前に、この考案による
締付装置では、前記鋼棒に洩れ防止具を螺合させ定着板
にその先端部を突出させて装着し、箱抜金具を使用して
所定形状のコンクリート製品が得られるようセットす
る。従ってコンクリートを流し込んだ後も定着板の孔は
洩れ防止具によりほぼ完全に密閉されるから、その乾燥
工程においてグリース、コンクリートが流出することが
防止される。そのため、その後鋼棒ナットを前記鋼棒端
のねじ部に螺合させる際、その端部にコンクリートが付
着固形化することがなく、スムースに螺合できる。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例について添付図を参照して詳細
に説明する。
第1図は、この考案による洩れ防止具付プレストレスコ
ンクリート締付装置の主要部断面図である。プレストレ
スコンクリート鋼棒1(以下PC鋼棒という)は、軸端に
ねじを刻設され、その軸周部にはグリース2を含ませた
ポリエチレン材製(その他のプラスチック材で軟らかい
材料であればよい)のシース3が装着されている。前記
軸端は定着板4を挿通して突出している。この定着板4
は後述するようにプレストレスをコンクリート製品に付
加せしめるためのものである。5はコンクリート製品の
製作工程において使用される、PC鋼棒1の定着のための
一般にダボと称される箱抜金具により形成される空洞部
である。6はこの考案による改良部分である洩れ防止具
である。この洩れ防止具は断面が段状で、その先端外径
が定着板4の孔内径よりわずかに小さく、隙間のない程
度に挿入出来るものとする。又、先端部内側にはPC鋼棒
1の端部ねじに係合できるようねじが刻設されている。
さらに、この洩れ防止具6の材料は、その後のPC鋼棒に
よる緊張工程においてそのねじ部がつぶれても鋼棒のね
じ部がつぶれない程の材質・強度を有する、例えばプラ
スチック材のものとする。7は定着板4によりコンクリ
ート製品へプレストレスを付与するためのナットであ
る。
第2図は、上記主要部の構成を有するプレストレスコン
クリート締付装置を装着した完成状態のコンクリート製
品を示す。この実施例ではPC鋼棒の両端に上記締付、定
着手段を備えたものを用いているが、片側端を製頭加工
の上固定状のものとし、他端のみ第1図の締付、定着手
段を備えたものとしてもよい。
以上のように構成したこの実施例の作用として、ここで
はコンクリート製品完成までの処理工程を説明する。ま
ず、PC鋼棒1を型枠内に箱抜金具を使用してセットし、
これにコンクリートを流し込み所定形状のコンクリート
製品を形成する。一般には、前記流し込みの翌日、箱抜
金具を外し、ナット7をPC鋼棒1の軸端に螺合せしめ
る。その後このナットを適宜手段により締め増すことに
よりコンクリート製品にプレストレスを付加する。
上記ナットを螺合する際にこの考案では、定着板4の隙
間は前記洩れ防止具6によりグリース、コンクリートの
洩れが防止されているから、スムースにナットを嵌合さ
せることができる。第3図に示すような従来例における
グリース、コンクリートの洩れ(定着板4の孔から流出
している状態を図示している)は完全に防止される。
〔効果〕
以上のようにこの考案は構成したから、簡単な構成の洩
れ防止具を定着板の内側に備えその突出部を定着板の孔
に嵌合せしめることによってコンクリート、グリースの
洩れが完全に防止され、ナットを装着する際にグリー
ス、コンクリートの除去をしなければならないという従
来の装置に必要な面倒で無駄な手間が省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による洩れ防止具付プレストレスコン
クリート締付装置の主要部断面図、第2図は上記締付装
置を装着した完成状態のコンクリート製品を示す図、第
3図は従来の締付装置の主要部断面図である。 1……PC鋼棒、4……定着板、6……洩れ防止具、7…
…ナット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸端にねじを刻設したプレストレスコンク
    リート鋼棒と、これに螺着する鋼棒ナットと、上記鋼棒
    の軸端を挿通させコンクリート材にプレストレスを付与
    する定着板と、上記軸端挿通部に洩れ防止具とを備え、
    上記洩れ防止具を断面が段状で、その先端外径が定着板
    の孔内径よりわずかに小さく、隙間のない程度に挿入で
    きるように形成し、洩れ防止具の先端部内側にはコンク
    リート鋼棒の軸端のねじに係合できるようにねじを刻設
    したことを特徴とする洩れ防止具付プレストレスコンク
    リート締付装置。
  2. 【請求項2】前記洩れ防止具の材料が、前記鋼棒による
    緊張工程においてそのねじ部がつぶれても鋼棒のねじ部
    がつぶれない程の材質強度を有するものを選択すること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載
    の洩れ防止具付プレストレスコンクリート締付装置。
JP1987027087U 1987-02-24 1987-02-24 洩れ防止具付プレストレスコンクリ−ト締付装置 Expired - Lifetime JPH0723461Y2 (ja)

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JP2006016863A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Hiromu Rokusha コンクリートポール及びコンクリートポールの製造方法

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