JPH05125833A - コンクリート壁構築方法 - Google Patents

コンクリート壁構築方法

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JPH05125833A
JPH05125833A JP24616891A JP24616891A JPH05125833A JP H05125833 A JPH05125833 A JP H05125833A JP 24616891 A JP24616891 A JP 24616891A JP 24616891 A JP24616891 A JP 24616891A JP H05125833 A JPH05125833 A JP H05125833A
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JP
Japan
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spacer
concrete wall
concrete
frame plate
diameter step
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JP24616891A
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Hiromi Arai
博海 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両枠板11,12間に介設されるスペーサ2
としてパイプ製のものを使用した場合であっても、コン
クリート壁Aを貫通するスペーサ2の中空部22内を容
易に完全防水し得るようにする。 【構成】 両枠板11,12間に介設されるスペーサ2
として、一端側内面に小径段部23を設けたパイプ21
を使用し、該スペーサ2を、その小径段部形成側端部2
aが外壁面形成側枠板12に対向するようにして両枠板
11,12間に介設した状態で組付けて型枠を組立て、
該型枠内に生コンクリートを充填し、型枠内の生コンク
リートが固化し且つ該型枠を解体した後に、前記スペー
サ2の中空部22内にコンクリート壁Aの内面側から栓
8を挿入して前記小径段部23を閉塞し、続いて該スペ
ーサ2の中空部22内に、コンクリート壁Aの内面側か
らモルタル9を充填して、該中空部22内を閉塞するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート壁構築方
法に関し、さらに詳しくはコンクリート壁におけるスペ
ーサ部分の防水工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば隣の建築物に近接してビル(コン
クリート壁)を構築する際には、建築物隣接側の枠体(外
側枠体)を組立てたり解体したりすることが作業スペー
ス面で困難となる。
【0003】ところで、近年では、上記のように作業ス
ペースの狭い場所に型枠を組立てる際には、外壁面形成
側の枠体として、比較的広面積の枠板に予めバタ材や多
数の連結受部材を取付けて枠板ユニットとしたものを使
用し、その枠板ユニットごとクレーンで吊上げて設置し
たり取り外したりする酔うな工法を行っている。このよ
うな枠板ユニットを使用して型枠を組立てる際には、該
枠板ユニットと相手側の枠板間にスペーサを介設し、該
枠板ユニットの各連結受部材に対して相手側の枠板側か
ら連結部材でそれぞれ連結して行われる。この場合、外
壁面形成側の枠板ユニットは、型枠内にコンクリート打
設後にバタ材や連結受部材を解体することなくそのまま
壁面から取り外す必要があることから、該枠板ユニット
側の連結受部材に連結する連結部材は、コンクリート打
設後に該枠板ユニットから分離させる必要がある。その
ためには、スペーサとしてパイプ製のものを使用し、該
パイプの中空部を通して連結部材を連結受部材に連結す
るようにすれば、該連結部材をコンクリート打設後に容
易に抜き外すことができる。
【0004】このように、スペーサとしてパイプ製のも
のを使用した場合には、コンクリート壁形成後にスペー
サの中空部が該コンクリート壁内外を貫通するようにな
るため、従来では該中空部内をモルタルで閉塞するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、両枠板間の
スペーサとしてパイプ製のものを使用した場合には、上
記のようにコンクリート壁形成後にスペーサの中空部内
にモルタルを充填して閉塞しているものの、モルタル固
化時に該中空部内面とモルタルとの間に微小隙間がで
き、コンクリート壁の外壁面から雨水がその微小隙間を
通って染み込むことがあるという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み、スペ
ーサとしてパイプ製のものを使用した場合であっても、
該スペーサの中空部内を容易に完全防水し得るようにし
たコンクリート壁構築方法を提案することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、組立てた型枠
の両枠板間に生コンクリートを打設してコンクリート壁
を構築するようにしたコンクリート壁構築方法におい
て、前記両枠板間に介設されるスペーサとして、一端側
内面に小径段部を設けたパイプを使用し、該スペーサ
を、その小径段部形成側端部が外壁面形成側枠板に対向
するようにして両枠板間に介設した状態で組付けて型枠
を組立て、該型枠板内に生コンクリートを充填し、型枠
内の生コンクリートが固化し且つ該型枠を解体した後
に、前記スペーサの中空部内にコンクリート壁の内面側
から栓を挿入して前記小径段部を閉塞し、続いて該スペ
ーサの中空部内に、コンクリート壁の内面側からモルタ
ルを充填して、該中空部内を閉塞するようにしたことを
特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のコンクリート壁構築方法によれば、パ
イプ製スペーサの一端側内面に小径段部を設け、該スペ
ーサをその小径段部形成側端部が外壁面形成側枠板に対
向するようにして組付けて、コンクリート壁形成後に栓
でスペーサ中空部内の小径段部を閉塞するとともに、該
中空部内にモルタルを充填するようにしているので、ス
ペーサ内の小径段部を栓で閉塞でき、且つ該栓の後側を
モルタルで閉塞できる。さらに栓及びモルタルは、コン
クリート壁の内面側からスペーサの中空部内に充填でき
る。。
【0009】
【発明の効果】本発明のコンクリート壁構築方法では、
パイプ製のスペーサを、その小径段部形成側端部がコン
クリート壁外面側に向くようにして設け、コンクリート
壁内面側からスペーサの中空部内に栓を挿入するように
しているので、該栓の装着が容易となり、しかも小径段
部が栓の栓座となり且つ栓の後側にモルタルが充填され
ているので該栓の装着状態が安定するという効果があ
る。又、スペーサの中空部は、栓とモルタルとで閉塞さ
れるのでスペーサ内を通って雨水等の染み込みを完全に
防止できるという効果がある。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図6を参照して本発明の実
施例を説明すると、この実施例のコンクリート壁構築方
法は、例えば隣の建築物に近接してコンクリート壁を構
築する際のように、外側枠体の組立てあるいは解体する
ための作業スペースが狭い場合に適している。即ち、こ
のように作業スペースの狭い場所では、図1に示すよう
に比較的広面積を有する外面側枠板12に予め複数本の
バタ材13,13・・と多数個の連結受部材3,3・・を
組付けて枠板ユニット10を構成しておき、この枠板ユ
ニット10をクレーンで吊上げて型枠設置位置に設置し
たり取り外したりして行われる。
【0011】この実施例の枠板ユニット10は、図2に
示すように、枠板12の外面にバタ材13と座金14と
を当てがい、該枠板12とバタ材13と座金14とを緊
締装置15で緊締して一体化させている。即ち、緊締装
置15は、所定長さの筒状体16と緊締用のナット17
とを有し、筒状体16の一端に設けたフランジ16aを
枠板12に形成した穴の内面側口縁に係止した状態で、
座金14の外側から筒状体16の他端部に設けた雄ネジ
にナット17を螺合・緊締することにより、枠板12と
バタ材13と座金14とを一体化させている。
【0012】又、この実施例では、連結受部材3として
ナットが使用されており、該ナット3を筒状体16の外
側端部に固定して連結受部材を形成している。
【0013】この実施例のコンクリート壁構築方法で
は、図2に示すようにパイプ21からなるスペーサ2
と、棒状の連結部材4と、内面側枠板11を緊締するナ
ット5とを使用して行われる。
【0014】スペーサ2は、形成すべきコンクリート壁
Aの厚さと同長さを有するパイプ21製で、且つ一端側
内面に栓座となる小径段部23が形成されている。
【0015】連結部材4は、図4に示すように型枠を組
立てたときに両側の座金14,14よりそれぞれ若干長
さだけ外側に突出するような長さを有し、且つ両端部に
それぞれ雄ネジ41,42を形成している。又、この連
結部材4の長さ方向中央よりやや一方に寄った位置には
枠板当接片43を固定している。尚、符号6はスペーサ
2の一端開口を閉塞するゴムバッキンで、該ゴムバッキ
ン6は連結部材4にスライド自在に嵌挿されている。
【0016】この実施例のコンクリート壁構築方法は、
上記各部材を使用して次のようにして行われる。まず、
外壁面形成側の枠体となる枠板ユニット10を所定位置
に設置した後、図2に示すように、連結部材4の一端側
(符号41側)からゴムバッキン6及びスペーサ2を嵌挿
させた状態で、該連結部材4先端の雄ネジ41を筒状体
16を通して連結受部材3(ナット)に螺合させる。この
とき、スペーサ2の小径段部形成側端部2aは外側に向
けており、又該スペーサ2は図3に示すように枠板ユニ
ット10の内面と枠板当接片43との間で緊締させてお
く。尚、スペーサつき連結部材4は、枠板ユニット10
の必要箇所全部に取付ける。次に、他方の枠板11に形
成した穴11aを連結部材4の内側端部(符号42側端
部)に嵌合させて該枠板11を枠板ユニット10に対置
させ、続いてバタ材13及び座金14を当てがって該座
金14の外側からナット5を連結部材4の雄ネジ42に
螺合・緊締させれば型枠の組立てが完了する。
【0017】そして、図4に示すように、この型枠内に
生コンクリートを打設する。このとき、スペーサ2の内
側開口部はゴムバッキン6で閉塞されているので、該内
側開口部から生コンクリートのノロがスペーサ2の中空
部22内に侵入することがない。
【0018】型枠内のコンクリートが固化すると、内面
側の枠体を解体し(ナット5を外し、座金14、バタ材
13、及び枠板11を連結部材4から抜き外す)、続い
て連結部材4を連結受部材3から螺解して抜き外す。
又、図5に示すように外面側の枠板ユニット10もコン
クリート壁Aから剥離させて、クレーンで吊上る。
【0019】次に、図5に示すように、コンクリート壁
Aの内面側からスペーサ2の中空部22内に栓8を例え
ば押し棒7で押し込んで、該栓8でスペーサ2の小径段
部23を閉塞させ、続いて図6に示すようにコンクリー
ト壁Aの内面側からスペーサ2の中空部22内にモルタ
ル9を注入して、該中空部22を閉塞させれば、このコ
ンクリート壁構築作業は完了する。
【0020】このようにして構築されたコンクリート壁
Aでは、スペーサ2内の小径段部23に栓8が当てがわ
れ、且つ該栓8の後側にモルタル9が充填されているの
で、スペーサ2の中空部22は完全に防水状態で閉塞さ
れるようになる。又、スペーサ2の小径段部23が栓8
の栓座となり、且つ該栓8は作業のし易いコンクリート
壁内面側から挿入し得るので該栓8の装着作業が容易と
なり、しかも栓8の後側にモルタル9が充填されている
ので該栓8の装着状態が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法を行う際に使用する枠板ユニットの斜視図である。
【図2】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法で使用される各種部材の断面図である。
【図3】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法の第1段階を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法の第2段階を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法の第3段階を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例にかかるコンクリート壁構築方
法の最終段階を示す断面図である。
【符号の説明】
2はスペーサ、2aは端部、3は連結受部材(ナット)、
4は連結部材、8は栓、9はモルタル、10は枠板ユニ
ット、11,12は枠板、21はパイプ、22は中空
部、23は小径段部、Aはコンクリート壁である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立てた型枠の両枠板(11,12)間に
    生コンクリートを打設してコンクリート壁を構築するよ
    うにしたコンクリート壁構築方法であって、 前記両枠板(11,12)間に介設されるスペーサ(2)と
    して、一端側内面に小径段部(23)を設けたパイプ(2
    1)を使用し、 該スペーサ(2)を、その小径段部形成側端部(2a)が外
    壁面形成側枠板(12)に対向するようにして両枠板(1
    1,12)間に介設した状態で組付て型枠を組立て、 該型枠内に生コンクリートを充填し、 型枠内の生コンクリートが固化し且つ該型枠を解体した
    後に、前記スペーサ(2)の中空部(22)内にコンクリー
    ト壁(A)の内面側から栓(8)を挿入して前記小径段部
    (23)を閉塞し、 続いて該スペーサ(2)の中空部(22)内に、コンクリー
    ト壁(A)の内面側からモルタル(9)を充填して、該中空
    部(22)内を閉塞するようにした、 ことを特徴とするコンクリート壁構築方法。
JP24616891A 1991-09-25 1991-09-25 コンクリート壁構築方法 Pending JPH05125833A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249660A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Mitsuya G Home Kk セパレータおよびこれを用いたコンクリート構造物の施工方法
JP2010121300A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Shimizu Corp 構造物の補修方法
CN106639311A (zh) * 2016-09-27 2017-05-10 国网北京市电力公司 支模辅助工装以及墙体制造方法

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