JPS6240495B2 - - Google Patents

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JPS6240495B2
JPS6240495B2 JP9446882A JP9446882A JPS6240495B2 JP S6240495 B2 JPS6240495 B2 JP S6240495B2 JP 9446882 A JP9446882 A JP 9446882A JP 9446882 A JP9446882 A JP 9446882A JP S6240495 B2 JPS6240495 B2 JP S6240495B2
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JP
Japan
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formwork
concrete
nut
bolt
tightening bolt
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JP9446882A
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English (en)
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JPS58213953A (ja
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Bungo Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BACHITSUTO HASEGAWA JUGEN
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BACHITSUTO HASEGAWA JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コンクリート型枠締付具に関する
ものであつて、一層詳細には、硬化したコンクリ
ート面から型枠を撤去した際に残存する保持具痕
跡を極力小さくして後補修を不要とし、またセパ
レータからの保持具の取外しが容易でかつ耐水性
を損うことのないコンクリート型枠締付具に関す
るものである。
一般にコンクリート建築工事には型枠が多用さ
れるが、一対の型枠を所定間隔で対向的に配置
し、これら型枠間にコンクリートを流し込む工事
には、所謂セパレータが使用される。このセパレ
ータは、相対する型枠の相互間隔を保持するため
の両端部にボルトを形成した長形部材であつて、
該ボルト部分を型枠に挿通して締付具により緊締
することにより型枠を保持するようになつてい
る。
このコンクリート型枠締付具として従来より多
用されているものは、特許技術分類上「型枠間障
保持用コーン」と称するものであつて、第1図に
示す構造を一般に有している。すなわちこの締付
具は、硬質合成樹脂を材質とする截頭円錐形状の
コーン本体10と、このコーン10に設けた貫通
孔に嵌入した型枠保持ボルト12とからなり、こ
のボルト12のコーン中に埋嵌されている部分に
はナツト14が形成されて、前記セパレータ16
のボルト部にねじ込まれるようになつている。そ
して型枠保持ボルト12を図示のように型枠18
の通孔20に挿通し、締付金具22で緊締するこ
とにより、型枠18はセパレータ16に固定され
る。
ところで、第1図に示す構造の型枠締付具で
は、型枠間にコンクリートを打設してコンクリー
ト層24を形成し、コンクリート硬化後に型枠1
8を撤去する際に以下の難点が生じている。すな
わち、締付金具22を型枠保持ボルト22から取
外して型枠を撤去すると、コンクリート表面から
型枠保持ボルト12が突出する。従つて、該ボル
ト12のナツト頭部26に専用工具を宛てがい、
コーン10と共にボルト12を前記セパレータ1
6から取外す必要があるが、コーン10は大きな
表面積をもつてコンクリート層24中に埋設され
ているため取外し作業に多大な労力を必要とす
る。また、セパレータ16と型枠保持ボルト12
とは直接螺着されているので、その螺合部が錆び
付いたりねじ山損傷したりしていると、ボルト1
2を緩めるため回動させた場合に、セパレータ1
6及びコーン10が1体的にコンクリート層24
中で空転してしまい、コーン10及び型枠保持ボ
ツト12の抜き取りが不可能になることが往々に
してあつた。しかも、このときはセパレータ16
とコンクリート層24との間には必然的に空隙が
出来るので、後述するコーン穴からの漏水の原因
にもなつている。
更に、コーン10をボルト12と共にコンクリ
ート層24から抜き取ると、第2図に示すように
前記コーン10の外径に沿つた大きなコーン穴2
8が残るため、このコーン穴28に充填物を塗り
込むための補修作業を要するが、面倒な手間と時
間が嵩んでコスト高になる欠点があつた。また、
このコーン穴の補修に際して、第2図に破線Aで
示すようにコンクリート表面からその補修面を数
ミリだけ奥まらせて仕上げることによりコンクリ
ート建造物の外観に独得の美観を呈させる意匠的
補修技法も採用されているが、モルタルとコテを
駆使する専門的熟練技術を必要とし、簡単に施工
することは困難である。
しかも、高度の耐水性を要求される貯水池その
他の水回りでの型組みに前記コーン10を使用す
ると、コーン除去後のコーン穴28から漏水が生
じ易く、専門的な防水処理技術と高価な防水剤を
必要とする等の新たな難点も指摘される。
本発明は、従来技術に係る前記コンクリート型
枠締付具に内在している前記欠点に鑑み案出され
たものであつて、型枠撤去後のコンクリート面に
残る締付具の痕跡を極力小さくして後補修を不要
にすると共にセパレータからの取外しを容易と
し、併せて耐水性を損うことのない新規なコンク
リート型枠締付具を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係るコンク
リート型枠締付具は、軸部に雄ねじを有しかつ該
軸部の略中央部にフランジ状のストツパを設けた
型枠締付ボルトと、円盤の外周縁部に緩テーパを
設け中心部に前記型枠締付ボルトねじ込み用の雌
ねじ孔を形成した型枠保持板と、前記型枠締付ボ
ルト及び型枠保持用セパレータが同軸的にねじ込
まれかつコンクリート打設後コンクリート層中に
埋設される多角ナツトと、前記ナツトの頭部と型
枠保持板との間に介挿され前記型枠締付ボルトを
前記ナツトにねじ込むことにより前記ナツト頭部
に密着的に強圧される皿状の防水板とからなるこ
とを特徴とする。
次に、本発明に係るコンクリート型枠締付保持
具につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
第3図乃至第4図に示すように、本発明に係る
型枠締付保持具は、型枠締付ボルト30と、この
ボルト30がねじ込まれる円盤状の型枠保持板3
2と、コンクリート層中に最終的に埋設されるこ
とになる多角ナツト34と、この多角ナツト34
と前記型枠保持板32との間に介挿されて型枠締
付ボルト30のナツト34へのねじ込みによりナ
ツト頭部に密着強圧される皿状の防水板36とか
ら基本的に構成される。
すなわち、型枠締付ボルト30は長形の棒部材
からなり、その軸部長手方向全域に雄ねじ38が
ねじ切りされると共に該軸部の略中央部には、軸
直径より若干大きくなるようフランジ状のストツ
パ40が形成され、更にこのストツパ40に隣接
して偏平な段部42が、軸を挾んで対向的に設け
られている。
また、コンクリート用型枠18に、コンクリー
ト打設後のコンクリート表面において当接する型
枠保持板32は、好ましくは硬質の合成樹脂材料
を材質とする円盤からなり、この円盤の外周縁部
には第5図に示すように緩い傾斜でテーパ44が
付され、その中心部には前記型枠締付ボルト30
をねじ込むための雌ねじ孔46が形成されてい
る。この場合、型枠保持板32の材質如何によつ
てはこの保持板32に直接通孔を穿設しこの通孔
に雌ねじをねじ切りするようにしてもよいが、反
復再使用に耐えるようにするためには、第5図及
び第6図に示すように六角ナツト48を保持板3
2に同心的かつ1体的に埋込んで取付けるのが好
ましい。また、型枠保持板32の表面には、後述
するようにコンクリート層中に埋設されたナツト
から型枠保持板32を取外す際に、専用工具の爪
部が挿入されるよう、4の通孔50が所定間隔で
穿設されている。
第4図及び第5図に示すようにナツト34は多
角形(好ましくは六角形)の本体とその1方の端
部に1体的に形成された円形のフランジ状頭部5
2とからなり、中心に貫通雌ねじ孔54が設けら
れている。この貫通雌ねじ孔54には、第7図に
関連して後述する如く型枠保持用セパレータ56
の雄ねじ部58及び型枠締付ボルト30の一方の
雄ねじ部38が同軸的にねじ込まれるようになつ
ており、またナツト34自体はコンクリート打設
後のコンクリート層中に埋設し放しとされる。
防水板36は、耐水性に優れた可撓性を有する
合成樹脂材料を材質とする中心に通孔60を有す
る皿状部材であつて、第5図に示すように一側面
に陥凹部62が形成されている。この陥凹部62
の内部輪郭は、前記多角ナツト34のフランジ状
頭部52の外部輪郭と略合致するよう予め寸法設
定しておくのが好ましい。
これらの各部材は、次のようにして組合わされ
る。先ず、型枠締付ボルト30のストツパ40を
基準として偏平段部42が設けてない側の雄ねじ
部38を、型枠保持32の雌ねじ孔46に前記ス
トツパ40により回転が阻止されるまでねじ込
む。このとき、型枠保持板32の外周テーパ44
を基準として大径部がボルト30のストツパ40
側に指向するようにしておく。このようにしてボ
ルト30を型枠保持板32にねじ込んだ状態を第
6図に示す。次いで、型枠保持板32にねじ込ま
れて軸方向に延在しているボルト30の雄ねじ部
38に、前記防水板36を第4図に示す向きで挿
通し、更に多角ナツト34の貫通雌ねじ54にね
じ込むことにより、防水板36はナツト頭部52
に密着的に強圧保持される(第5図参照)。この
場合、ナツト34にねじ込まれるボルト30の雄
ねじ部38の先端は、第5図に示すように貫通雌
ねじ孔54の略中間付近で終端するよう、予め寸
法設定されている。
このように構成した本発明に係るコンクリート
型枠締付具の使用の実際及び効果について、次に
説明する。使用に際しては、相対向して配置した
型枠18(第7図では一方の型枠18のみ示し、
他方の型枠は図示を省略してある)を相互に保持
する目的で配設される前記セパレータ56の雄ね
じ部58に、第5図に示す構成で組合せた本発明
に係る締付具のナツト34をねじ込めば、第7図
に示すようにセパレータ56は貫通雌ねじ孔54
中に螺入され、型枠締付ボルト30の端部と当接
し、これによつてねじ込み不能となる。次いで、
型枠保持板32から外方に延在している型枠締付
ボルト30の他方の雄ねじ部38を型枠18の通
孔20に挿通し、締付金具22を緊締すれば、型
枠18は確実にセパレータ56に固定保持され
る。
この状態で型枠間にコンクリートを打設し、コ
ンクリート層24の硬化を待つて締付金具22を
緩め、型枠18を撤去する。このとき、前記型枠
18により形成されたコンクリート面には、型枠
保持板32が同じ面位置で残留しかつボルト30
が突出しているから、専用工具(図示せず)の4
つの爪を型枠保持板32に設けた前記通孔50に
挿通して回動することにより、該型枠保持板32
はこれにねじ込んだボルト30と共にコンクリー
ト面から取外される。そしてコンクリート層24
中には、第8図に示すように多角ナツト34及び
そのナツト頭部に密着した防水板36が埋設され
ると共に、外部に露出するコンクリート面には、
型枠保持板32の外部輪郭に合致する内部輪郭を
有する円形陥凹部64が痕跡として残ることにな
る。なお、防水板36の中心通孔部分には、第8
図のように防水キヤツプ66を強制的に圧嵌して
おくことが推奨される。
このように型枠保持板及び従来技術に係るコー
ンを夫々取外した後のコンクリート施工面を夫々
第8図及び第2図を参照して比較すれば、以下の
事実が明らかである。すなわち、本発明に係る
締付具により施工した後は、痕跡として残る陥凹
部が極めて小さく(従来の陥凹部の約1/5程度)、
モルタル塗り等の補修をすることなくこのまま放
置しておいても、コンクリート外壁面の美観を損
うことはない。従つて、高度の専門的技法と煩雑
な後工程とを要する補修は全く要しないか、また
は補修するにしても陥凹部の深さは僅かなもので
あるので、従来の如く多大の労力と費用を掛ける
ことなく実施することができる。陥凹部の底面
には防水板及び防水キヤツプが施されているの
で、極めて高い防水効果が得られる。前述した
ように従来技術では、コーン取外し作業時にセパ
レータも同時に回動されることがあり、これに起
因してコンクリート層への漏が生じる懸念があつ
た。しかしながら本発明によれば、セパレータと
型枠締付ボルトとは多角ナツトを介して間接的に
接続されているだけであるので、該ボルトの取外
し作業時にもセパレータに無理な力が加わること
は全くなく、従つて漏水原因となることはない。
またコンクリート層中に埋込まれている前記ナツ
トは多角形なので、ナツト自体がコンクリート層
中で回動する懸念はなく、このため型枠保持板及
び型枠締付ボルトの取外しも極めて容易になされ
る。
なお、コンクリート面から取外された型枠保持
板及び型枠締付ボルトは、反復して再使用に供さ
れる。
以上本発明に係るコンクリート型枠締付具につ
き、好適な実施例を挙げて説明したが、本発明は
この実施例に限定されるものではなく、発明の精
神の範囲内で多くの改良変更をなし得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るコンクリート型枠締付
具を使用して型枠を取付けた状態を示す断面図、
第2図は第1図において型枠及びコーンを取外し
た状態を示す断面図、第3図は本発明に係る締付
具の斜視図、第4図は第3図に示す締付具の分解
斜視図、第5図は第3図に示す締付具の縦断面
図、第6図は第3図に示す締付具の上部半体の斜
視図、第7図は本発明に係る締付具を使用して型
枠を取付けた状態を示す断面図、第8図は第7図
において型枠及び締付具の上部半体を取外した状
態の断面図である。 30……型枠締付ボルト、32……型枠保持
板、34……ナツト、36……防水板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸部に雄ねじを有しかつ該軸部の略中央部に
    フランジ状のストツパを設けた型枠締付ボルト
    と、円盤の外周縁部に緩テーパを設け中心部に前
    記型枠締付ボルトねじ込み用の雌ねじ孔を形成し
    た型枠保持板と、前記型枠締付ボルト及び型枠保
    持用セパレータが同軸的にねじ込まれかつコンク
    リート打設後コンクリート層中に埋設される多角
    ナツトと、前記ナツトの頭部と型枠保持板との間
    に介挿され前記型枠締付ボルトを前記ナツトにね
    じ込むことにより前記ナツト頭部に密着的に強圧
    される皿状の防水板とからなるコンクリート型枠
    締付具。
JP9446882A 1982-06-02 1982-06-02 コンクリ−ト型枠締付具 Granted JPS58213953A (ja)

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JP9446882A JPS58213953A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 コンクリ−ト型枠締付具

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JP9446882A JPS58213953A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 コンクリ−ト型枠締付具

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JPS58213953A JPS58213953A (ja) 1983-12-13
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ID=14111106

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JP9446882A Granted JPS58213953A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 コンクリ−ト型枠締付具

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JP2008150887A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Zen Giken Kk セパレータ用プラグ装置
JP2010222792A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Choki Ko コンクリート壁体の構築方法、及びその構築方法に用いる型枠保持金具、並びにその構築方法によって形成されるコンクリート壁体構造
JP6041828B2 (ja) * 2014-05-12 2016-12-14 BiC株式会社 型枠保持具

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JPS58213953A (ja) 1983-12-13

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