JPS629054Y2 - - Google Patents

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JPS629054Y2
JPS629054Y2 JP1981191174U JP19117481U JPS629054Y2 JP S629054 Y2 JPS629054 Y2 JP S629054Y2 JP 1981191174 U JP1981191174 U JP 1981191174U JP 19117481 U JP19117481 U JP 19117481U JP S629054 Y2 JPS629054 Y2 JP S629054Y2
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JP
Japan
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screw
expansion rod
screwed
hardware
male screw
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JP1981191174U
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JPS5894503U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は埋込み用金物の固定構造に関し、特に
プレキヤストコンクリートの如きセメント製品に
埋込まれるアンカーナツトをセメント製品成形時
に型枠に固定するボルト等に於いて、該ボルト等
の軸部分に貫通孔を形成し、ネジ部に直径方向に
溝を形成し、ネジ部を拡げてアンカーナツトと螺
合させて型枠の位置決め金物に固定し、ネジ部を
縮めて型枠より取外すようにした埋込み用金物の
固定構造に関する。
従来、プレキヤストコンクリートの如きセメン
ト製品等にアンカーナツトなどの金物を埋込む場
合には、第3図に示されるように、セメント製品
3を成形する型枠2に設けられた位置決め用金物
1を介してボルト30でアンカーナツト4を固定
した状態でセメント製品3の中に埋込むようにし
ている。このようなアンカーナツト4を埋込む方
法によれば、セメントを流込む時及び仕上げをす
る時にアンカーナツト4の位置精度を確保するた
めに上記ボルト30をかなりの強度で締め付ける
ことが必要となる。このためボルト30を取外す
ためにはセメント製品3が十分に硬化するのを待
たなければならず、斯かる作業の生産能率は極め
て低いものであつた。又セメント製品3が十分に
硬化していない状態でボルト30を外そうとすれ
ばアンカーナツト4に大きなモーメントが加わる
ためにセメント製品3を傷めることになり好まし
いものではない。
上記の如き従来のアンカーナツトを埋込む方法
で生産能率を高めようとすれば、位置決め用金物
を設けた型枠等を多く用意することが必要となる
から、結局コストが増大することになり好ましく
ない。
本考案者は上記の如き問題に鑑みこれを有効に
解決すべく本考案を成したものであつて、本考案
の目的は、アンカーナツトの如き金物を埋込んだ
プレキヤストコンクリートの如きセメント製品を
大量に生産する場合に於いて、埋込み金物を型枠
の位置決め金物に固定するボルトの如き固定具に
特殊な構造を与えることにより埋込み金物の固定
時間を短縮化し、この結果低コストで且つ極めて
高い生産能率によつて上記セメント製品を生産し
得ることを可能とした埋込み用金物の固定構造を
提供することにある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案に係る固定構造をその一部を断
面にして示したものである。第1図に於いて、1
は上記した型枠2に設けられる位置決め金物であ
り、3は型枠2に充填されて所定の形状に硬化形
成されるプレキヤストコンクリートの如きセメン
ト製品である。4はセメント製品3の内部に埋込
まれるように配置されたアンカーナツトの如き埋
込み金物であつて、埋込み金物4は略円柱状又は
角柱状に形成され、その中心軸部分に雌ネジ4a
を有すると共にその一端部に抜け防止用の大径部
分4bを有している。
5は上記埋込み金物4を型枠の位置決め金物1
に固定するための固定具であつて、第1図に示さ
れる状態では埋込み金物4との螺合関係が解除さ
れた状態にある。第2図に上記固定具の分解斜視
図を示し、これを参考にその組立関係を示す。
6は固定具5の中心的部材である下部に複数の
スリツト状溝が形成されたネジ部材であつて、ネ
ジ部材6は、その上部に相当する部分がその中央
部より上で大径に形成されると共にその外周部に
雄ネジ6aが形成され、その下部に相当する部分
は小径であつて4本の溝6bが直径方向に形成さ
れると共にその外周部に雄ネジ6cが形成されて
いる。上部に形成された雄ネジ6aはナツト7の
雌ネジと螺合する。溝6bの数はこの実施例では
4本であるが、特に限定されるものではない。ネ
ジ部材6の下部は小径に形成されるが、その径の
程度は埋込み金物4の雌ネジ4aのネジ孔の径よ
りも小さく、通常の状態では雌ネジ4aに螺合す
ることなく挿抜自在であつて、後述の如く拡開し
たときには雌ネジ4aに螺合する程度の径に形成
されるものとする。
更にネジ部材6の軸部分には貫通孔6dが形成
されている。貫通孔6dを形成することによつて
特にネジ部材6の下部に相当する部分は薄肉とな
り、この結果溝6bによつて分割された各片6e
は弾性を有することになり、ネジ部材6の下部に
拡開、縮閉作用を生じさせるようにしている。
上記貫通孔6dには組立時に拡開棒8が下方よ
り挿入される。拡開棒8の頭部には溝8aが形成
され、基部には拡開部である円錘面を有した円錐
形部8bが形成されている。円錐形部8bは組立
時にネジ部材6の下部の開口部6fにその円錐面
が当接することになる。拡開棒8の上部にはネジ
8cが切つてあり、このネジ8cには小ナツト9
が螺合するように構成される。従つて拡開棒8を
ネジ部材6の貫通孔6dに挿通し、その上部に小
ナツト9を螺合して小ナツト9を締めるように回
転させれば、上記円錐形部8bのテーパー面がネ
ジ部材6の下端開口部6fの周縁に当接してこれ
を拡開させることになる。
尚10は組立時位置決め金物1とナツト7との
間に介設される座金である。
次に上記固定具5によつて埋込み金物4を位置
決め金物1に固定する方法及び位置決め金物1か
ら取外す方法を説明する。
先ずネジ部材6の上部の雄ネジ6aに、座金1
0を備えてナツト7を螺合せしめると共に、ネジ
部材6の下端開口部6fから拡開棒8を挿通し、
挿通後に頭部のネジ8cに小ナツト9を螺合せし
めることにより固定具5を組立てる。このとき小
ナツト9の螺合状態は十分に締め付けた状態にあ
るのではなく、拡開棒8の基部の円錐形部8bは
開口部6fより離れた位置にあるためネジ部材6
の下部の雄ネジ部は通常の径状態に保たれる。
以上の固定具5を、位置決め金物1の孔1aに
下部の小径部を挿通してセツトし、孔1aと雌ネ
ジ4aとを位置合せて位置決め金物1の下側に配
置される埋込み金物4の雌ネジ内部にネジ部材6
の下部の雄ネジ6aが配置されるようにする。こ
の状態が第1図に示される状態にある。この状態
に於いて拡開棒8の回動を規制しつつ小ナツト9
を締める方向に回動すれば拡開棒8は第1図中上
方に移動し、これによつて下端の円錐形部8bの
円錐面が開口部6fに当接し、ネジ部材6の下部
の各片6eを拡開し下部の雄ネジ部の径を拡大す
る。斯くすればネジ部材6の下部の雄ネジ6cを
埋込み金物4の雌ネジ4aと螺合させることが出
来、この螺合によつて埋込み金物4は位置決め金
物1に固定される。その後ナツト7を締めること
によつて埋込み金物4は位置決め金物1に強固に
固定される。
型枠2にセメントが流し込まれ、セメント製品
3の硬化成形が進行し、埋込み金物4がその自重
によりその位置を変えない程度にセメント製品3
が硬化したときに小ナツト9を緩めると拡開棒8
が下方に移動し、このためネジ部材6の各片6e
の拡開状態は解除されて縮閉し下部の雄ネジ部の
径は旧位に復帰する。斯くすれば埋込み金物4の
雌ネジ4aとの螺合関係は解除されるから固定具
5を上方へ引抜くだけで埋込み金物4と位置決め
金物1との固定関係を解くことが出来、短時間で
セメント製品3を型枠2から取外すことが可能と
なる。
上記実施例ではナツト7とネジ部材6とを別体
として構成したが、これらを一体的に形成するこ
とも可能である。この場合にはボルトの軸部に貫
通孔を形成し、そのネジ部に上記と同様な溝が直
径方向に複数形成されることになる。
又上記実施例はセメント製品に埋込まれるアン
カーナツトの如き金物を固定する手段として本考
案に係る固定具5を説明したが、本考案の内容は
上記実施例に限定されるものではないのは勿論で
ある。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、
埋込み金物を固定する固定具に特殊な構造を採用
することにより未硬化状態にてセメント製品等の
中に埋込まれる金物と位置決め金物との固定関係
を容易に解除することが出来るため、固定具の水
洗いによる洗浄が可能となり且つ位置決め金物等
の数を大幅に減少することが出来、斯かるセメン
ト製品等の生産能率の向上、コストダウンを達成
することが出来る。特に本考案によればガラス繊
維強化セメント製品のスプレー振動プレス法の如
き生産方法に於いて生産能率の向上等の極めて顕
著なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は固定
具の取付け状態を示す縦断面図、第2図は固定具
の分解組立図、第3図は従来の固定具を示す埋込
み用金物の取付状態を示した縦断面図である。 尚図面中、1は位置決め金物、2は型枠、3は
セメント製品、4は埋込み用金物、5は固定具で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 埋込み用金物に形成された雌ネジに螺合可能な
    雄ネジを有し、該雄ネジを前記雌ネジに螺合して
    前記埋込み用金物を位置決め金物に固定する固定
    具において、 前記雄ネジを前記雌ネジに通常状態で螺合しな
    い程度に小径とし、前記雄ネジを備えるネジ部材
    に軸方向の貫通孔を形成し、前記雄ネジには径方
    向に貫通して端面に開放された複数の溝を形成す
    るとともに、前記貫通孔に拡開棒を挿抜自在に挿
    入し、且つ該拡開棒には前記貫通孔からの抜脱時
    に前記雄ネジの内周に当接してその径を拡開し、
    その雄ネジの拡開状態で前記雌ネジに螺合させる
    拡開部を設けたことを特徴とする埋込み用金物の
    固定具。
JP19117481U 1981-12-22 1981-12-22 埋込み用金物の固定具 Granted JPS5894503U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19117481U JPS5894503U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 埋込み用金物の固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19117481U JPS5894503U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 埋込み用金物の固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5894503U JPS5894503U (ja) 1983-06-27
JPS629054Y2 true JPS629054Y2 (ja) 1987-03-03

Family

ID=30104649

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19117481U Granted JPS5894503U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 埋込み用金物の固定具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002046545A1 (fr) * 2000-12-08 2002-06-13 Hajime Yauchi Unite de coffrage pour la construction de batiments en beton et dispositif de fabrication correspondant, et batiment en beton construit avec cette unite

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231729U (ja) * 1975-08-26 1977-03-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231729U (ja) * 1975-08-26 1977-03-05

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002046545A1 (fr) * 2000-12-08 2002-06-13 Hajime Yauchi Unite de coffrage pour la construction de batiments en beton et dispositif de fabrication correspondant, et batiment en beton construit avec cette unite

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JPS5894503U (ja) 1983-06-27

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