JPH07279109A - 伸縮継手の取付け構造 - Google Patents

伸縮継手の取付け構造

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JPH07279109A
JPH07279109A JP7597094A JP7597094A JPH07279109A JP H07279109 A JPH07279109 A JP H07279109A JP 7597094 A JP7597094 A JP 7597094A JP 7597094 A JP7597094 A JP 7597094A JP H07279109 A JPH07279109 A JP H07279109A
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JP
Japan
Prior art keywords
expansion joint
male screw
mounting
screwed
nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP7597094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Arita
昌宏 有田
Takafumi Ishizuka
隆文 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 橋桁に対する伸縮継手の取付け及び取外しを
容易にすることができる伸縮継手の取付け構造を提供す
ること。 【構成】 雌ネジ部20を有する取付体21を一端部に
有し且つ橋桁Bに埋設されているアンカーボルト2と、
前記雌ネジ部20に螺入され且つ上端面に工具対応部3
0が形成された棒状の雄ネジ体3と、前記雄ネジ体3に
螺入されるナット4とから成り、伸縮継手1の取付用孔
10に挿入される態様で雌ネジ部20に雄ネジ体3が螺
入されていると共に、前記雄ネジ体3に螺入されたナッ
ト4と上記取付体21とにより伸縮継手1における取付
用孔10の周辺部分が直接又は間接的に挟持されるよう
にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伸縮継手の取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路等は多数の橋桁を接続すること
により構成されているが、橋桁が雰囲気温度によって伸
縮することから橋桁相互間には伸縮継手を介在させてあ
る。
【0003】前記伸縮継手は、橋桁の端部に埋設された
アンカーボルトにより取付けられるようにしてあるが、
従来の取付け構造は以下に示す二つのものが存在してい
た。
【0004】まず、図3に示すように、アンカーボルト
8の上端部に張出部80及び雄ネジ部81を設け、前記
雄ネジ部81にナット82を螺入する態様で、伸縮継手
1の孔10の周辺部分を張出部80とナット82とによ
り挟持するものがある。
【0005】この取付け構造を利用して伸縮継手1を取
付ける場合、アンカーボルト8の雄ネジ部81をガイド
として伸縮継手1の取付用孔10を外挿した後にナット
82を螺入すればよく、比較的容易に取付け作業を行う
ことができる。
【0006】しかしながら、伸縮継手1を取外す必要が
生じた場合、これに橋桁Bから引張又は圧縮等の外力が
取付用孔10の構成壁と雄ねじ部81との係止力として
作用し、このため、伸縮継手1を橋桁Bから非常に取外
しにくいという問題があった。
【0007】次に、図4に示すように、アンカーボルト
9の上端部に雌ネジ部91を有した取付体90を設け、
前記雌ネジ部91に頭付ボルト92を螺入する態様で、
伸縮継手1の取付用孔10の周辺部分を取付体90と頭
付ボルト92により挟持するものもがある。
【0008】この取付け構造では頭付ボルト92を工具
により外すようにすれば、伸縮継手1を取外し得ること
になり、この際、その構成上前者のように取付用孔10
の構成壁と雄ねじ部81との係止力は発生することはな
いから、比較的容易に伸縮継手1を橋桁Bから取外すこ
とができる。
【0009】しかしながら、この取付け構造を利用して
伸縮継手1を取付ける場合には、前者の如きガイドとし
て機能する橋桁B上面から突出した雄ネジ部81は存在
しないから、伸縮継手1の取付用孔10と雌ネジ部91
との位置合わせ作業、及び取付用孔10を介した頭付ボ
ルト92の雌ネジ部91への螺入作業が非常に面倒であ
るいう問題があった。
【0010】近年、上記した双方の問題が発生しない、
即ち、橋桁に対する伸縮継手の取付け及び取外しを容易
にすることができる伸縮継手の取付け構造の開発が望ま
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、橋桁に対する伸縮継手の取付け及び取外しを容易に
することができる伸縮継手の取付け構造を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明における伸縮継
手の取付け構造は、雌ネジ部20を有する取付体21を
一端部に有し且つ橋桁Bに埋設されているアンカーボル
ト2と、前記雌ネジ部20に螺入され且つ上端面に工具
対応部30が形成された棒状の雄ネジ体3と、前記雄ネ
ジ体3に螺入されるナット4とから成り、伸縮継手1の
取付用孔10に挿入される態様で雌ネジ部20に雄ネジ
体3が螺入されていると共に、前記雄ネジ体3に螺入さ
れたナット4と上記取付体21とにより伸縮継手1にお
ける取付用孔10の周辺部分が直接又は間接的に挟持さ
れるようにしてある。
【0013】
【作用】この発明は次のように作用する。
【0014】この発明のものでは、橋桁Bに対する伸縮
継手1の取付け・取外しは以下のようにして行われる。(この発明の取付け構造を利用して伸縮継手1を取付け
る場合) 先ず、工具対応部30を利用して雄ネジ体3を
取付体21の雌ネジ部20に螺入する。
【0015】次に、雄ネジ体3をガイドとして伸縮継手
1の取付用孔10を外挿させた後にナット4を螺入して
いくと、ナット4と上記取付体21とにより伸縮継手1
における取付用孔10の周辺部分は直接又は間接的に挟
持されることとなり、伸縮継手1は橋桁Bに取り付けら
れる。
【0016】上記したように、この発明のものでは、従
来の技術の欄に記載した前者の取付け構造と同様に、橋
桁Bに伸縮継手1を比較的容易に取付けることができ
る。(この発明の取付け構造により取付けられた伸縮継手1
を取外す場合) 先ず、工具対応部30を利用して取付体
21に対する雄ネジ体3の螺入を解く。この状態では、
ナット4は雄ネジ体3と一体的に取去られている。
【0017】したがって、従来の技術の欄に記載した後
者の取付け構造と同様に、取付用孔10の構成壁と雄ね
じ部との係止力が発生することはないから、比較的容易
に伸縮継手1を橋桁Bから取外すことができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明を実施例として示した図面に
従って説明する。
【0019】この実施例の伸縮継手の取付け構造では、
図1や図2に示すように、雌ネジ部20を有する取付体
21を一端部に有するアンカーボルト2と、前記雌ネジ
部20に螺入され且つ上端面に工具対応部30が形成さ
れた棒状の雄ネジ体3と、前記雄ネジ体3に螺入される
ナット4とから構成されており、伸縮継手1の取付用孔
10に挿入される態様で雌ネジ部20に雄ネジ体3が螺
入されていると共に、前記雄ネジ体3に螺入されたナッ
ト4と上記取付体21とにより伸縮継手1における取付
用孔10の周辺部分がワッシャ5を介して挟持されるよ
うにしている。
【0020】伸縮継手1は、基本的には図1や図2に示
すように、耐磨耗性の優れた弾性ゴム材12と、これの
中央上面付近及び中央を除く下面付近に埋設された鋼板
11とから構成されており、前記した下面付近に埋設さ
れた鋼板11部分を含めて取付用孔10を形成してい
る。尚、この伸縮継手1における取付用孔10の上部に
は、図1に示すように、伸縮継手1の取付け状態におい
て雄ネジ体3の上端部及びナット4が収容される大径孔
部13を形成してある。
【0021】アンカーボルト2は、図1や図2に示すよ
うに、丸棒を略L字状に形成したものを使用しており、
上記取付体21の上面が、橋桁Bの上面に形成した伸縮
継手1を配置するための溝底面と面一となるようにして
埋設してある。
【0022】雄ネジ部3は、図2に示すように、所謂寸
切りボルトを一定の長さに切断したものが使用されてお
り、その端面には工具対応部30となる六角孔を設けて
ある。
【0023】この実施例のものは上記構成であるから、
橋桁Bに対する伸縮継手1の取付け・取外しは以下のよ
うにして行われる。(この取付け構造を利用して伸縮継手1を取付ける場
合) 先ず、工具対応部30を利用して六角レンチにより
雄ネジ体3を取付体21の雌ネジ部20に螺入する。
【0024】次に、雄ネジ体3をガイドとして伸縮継手
1の取付用孔10を外挿させた後に前記雄ネジ体3にワ
ッシャ5を装着すると共にナット4を螺入していくと、
ワッシャ5と上記取付体21とにより伸縮継手1におけ
る取付用孔10の周辺部分は挟持されることとなり、伸
縮継手1は橋桁Bに取り付けられる。
【0025】尚、上記作業が終了すると、大径孔部13
内にシーラントが充填され、これにより雄ネジ体3及び
ナット4の防錆並びにナット4の周り止めがなされるよ
うにしてある。(この取付け構造により取付けられた伸縮継手1を取外
す場合) 先ず、シーラントを除去し、工具対応部30に
六角レンチを差込んで取付体21に対する雄ネジ体3の
螺入を解く。この状態では、ナット4は雄ネジ体3と一
体的に取去られている。これにより、従来の技術の欄に
記載した後者の取付け構造と同様に、取付用孔10の構
成壁と雄ねじ部との係止力が発生することはないから、
比較的容易に伸縮継手1を橋桁Bから取外すことができ
る。
【0026】なお、上記実施例では、ワッシャ5を介し
てナット4と取付体21とにより伸縮継手1における取
付用孔10の周辺部分を挟持するようにするものとした
が、これに限定することなく、ワッシャ5を使用するこ
となくナット4と取付体21とにより直接挟持する構造
を採用することもできる。
【0027】また、上記実施例では工具対応部30を雄
ネジ体3の上面に形成した六角孔としたが、前記工具対
応部30を、雄ネジ体3の上面に立設され且つナット4
のネジ孔に遊挿できる太さに設定された六角軸等とする
こともできる。要するに、工具対応部30は、雄ネジ体
3の上部にナット4を螺入することができように形成し
てあり且つ前記ナット4の螺入状態において工具を使用
することにより雄ネジ体3を回転させることができるよ
うなものであればよいのである。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから
次の効果を有する。
【0029】作用の欄から記載した内容から、橋桁に対
する伸縮継手の取付け及び取外しを容易にすることがで
きる伸縮継手の取付け構造を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の伸縮継手の取付け構造を示
す断面図。
【図2】前記取付け構造に採用されるアンカーボルト、
雄ネジ体及びナットを示す図。
【図3】従来の伸縮継手の取付け構造を示す断面図。
【図4】従来の伸縮継手の取付け構造を示す断面図。
【符号の説明】
B 橋桁 1 伸縮継手 2 アンカーボルト 3 雄ネジ体 4 ナット 10 取付用孔 20 雌ネジ部 21 取付体 30 工具対応部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ネジ部(20)を有する取付体(2
    1)を一端部に有し且つ橋桁(B)に埋設されているア
    ンカーボルト(2)と、前記雌ネジ部(20)に螺入さ
    れ且つ上端面に工具対応部(30)が形成された棒状の
    雄ネジ体(3)と、前記雄ネジ体(3)に螺入されるナ
    ット(4)とから成り、伸縮継手(1)の取付用孔(1
    0)に挿入される態様で雌ネジ部(20)に雄ネジ体
    (3)が螺入されていると共に、前記雄ネジ体(3)に
    螺入されたナット(4)と上記取付体(21)とにより
    伸縮継手(1)における取付用孔(10)の周辺部分が
    直接又は間接的に挟持されるようにしたことを特徴とす
    る伸縮継手の取付け構造。
JP7597094A 1994-04-14 1994-04-14 伸縮継手の取付け構造 Pending JPH07279109A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809410B2 (en) * 2000-11-30 2004-10-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Power semiconductor module
CN110939066A (zh) * 2019-12-06 2020-03-31 中铁大桥勘测设计院集团有限公司 一种锚跨丝股张拉力的确定方法
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CN111236062B (zh) * 2020-03-01 2022-03-15 河南交通职业技术学院 一种玄武岩纤维梳板式伸缩装置
CN111236061B (zh) * 2020-03-01 2022-03-15 河南交通职业技术学院 一种玄武岩纤维梳板式伸缩装置及伸缩构件
CN111472269A (zh) * 2020-04-24 2020-07-31 河南交通职业技术学院 一种玄武岩纤维梳板式伸缩装置
CN111472269B (zh) * 2020-04-24 2022-03-18 河南交通职业技术学院 一种玄武岩纤维梳板式伸缩装置

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