JP2002242199A - 基礎アンカーボルト - Google Patents
基礎アンカーボルトInfo
- Publication number
- JP2002242199A JP2002242199A JP2001042160A JP2001042160A JP2002242199A JP 2002242199 A JP2002242199 A JP 2002242199A JP 2001042160 A JP2001042160 A JP 2001042160A JP 2001042160 A JP2001042160 A JP 2001042160A JP 2002242199 A JP2002242199 A JP 2002242199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor bolt
- fixing plate
- foundation
- foundation anchor
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低コストで簡単に構成することができる基礎ア
ンカーボルトを提供する。 【解決手段】下端部近傍に定着板２が設けられてなる基
礎アンカーボルト１であって、基礎アンカーボルト１の
下端部から所定の範囲Ａ1 にネジ目１１が螺刻されてな
り、このネジ目１１に、ネジ孔２１を有するナット状と
なされた定着板２がネジ目いっぱいまで螺合固定されて
なるものである。
ンカーボルトを提供する。 【解決手段】下端部近傍に定着板２が設けられてなる基
礎アンカーボルト１であって、基礎アンカーボルト１の
下端部から所定の範囲Ａ1 にネジ目１１が螺刻されてな
り、このネジ目１１に、ネジ孔２１を有するナット状と
なされた定着板２がネジ目いっぱいまで螺合固定されて
なるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物の基礎に
埋設される基礎アンカーボルトに関するものである。
埋設される基礎アンカーボルトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、住宅建物の基礎には、基礎アン
カーボルトが埋設されており、この基礎から突設された
基礎アンカーボルトを利用して躯体を構成する重量鉄骨
柱などが固定される。
カーボルトが埋設されており、この基礎から突設された
基礎アンカーボルトを利用して躯体を構成する重量鉄骨
柱などが固定される。
【０００３】したがって、基礎アンカーボルトは、基礎
中に埋設されることとなる下端部近傍に定着板を設け、
この定着板によって充分な引っ張り強度を確保すること
ができるようになされている。
中に埋設されることとなる下端部近傍に定着板を設け、
この定着板によって充分な引っ張り強度を確保すること
ができるようになされている。
【０００４】従来より、この定着板を有する基礎アンカ
ーボルトとしては、図３に示すように、基礎アンカーボ
ルトａの下端部に螺刻されたネジ目ｂに、二枚のナット
ｃを螺合し、このナットｃ間に、定着板ｄを所定の位置
に挟持固定するようになされていた。この定着板ｄは、
図４に示すように、基礎アンカーボルトａの挿通孔ｅを
有する平板状となされていた。
ーボルトとしては、図３に示すように、基礎アンカーボ
ルトａの下端部に螺刻されたネジ目ｂに、二枚のナット
ｃを螺合し、このナットｃ間に、定着板ｄを所定の位置
に挟持固定するようになされていた。この定着板ｄは、
図４に示すように、基礎アンカーボルトａの挿通孔ｅを
有する平板状となされていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の基
礎アンカーボルトａの場合、定着板ｄを定着するため
に、定着板ｄと、それ以外に二枚のナットｃが必要にな
るため、材料コストが嵩むといった不都合を生じること
となる。
礎アンカーボルトａの場合、定着板ｄを定着するため
に、定着板ｄと、それ以外に二枚のナットｃが必要にな
るため、材料コストが嵩むといった不都合を生じること
となる。
【０００６】また、ナットｃの螺合位置によって、定着
板ｄを定着させる位置を調整しなければならず、定着板
ｄの定着作業が煩わしくなるといった不都合を生じる。
板ｄを定着させる位置を調整しなければならず、定着板
ｄの定着作業が煩わしくなるといった不都合を生じる。
【０００７】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、低コストで簡単に構成することができる基礎
アンカーボルトを提供することを目的としている。
であって、低コストで簡単に構成することができる基礎
アンカーボルトを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基礎アンカーボルトは、下端部近傍に定着板
が設けられてなる基礎アンカーボルトであって、基礎ア
ンカーボルトの下端部から所定の範囲にネジ目が螺刻さ
れてなり、このネジ目に、ネジ孔を有するナット状とな
された定着板がネジ目いっぱいまで螺合固定されてなる
ものである。
の本発明の基礎アンカーボルトは、下端部近傍に定着板
が設けられてなる基礎アンカーボルトであって、基礎ア
ンカーボルトの下端部から所定の範囲にネジ目が螺刻さ
れてなり、このネジ目に、ネジ孔を有するナット状とな
された定着板がネジ目いっぱいまで螺合固定されてなる
ものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１０】図１は本発明に係る基礎アンカーボルト１
の施工状態を示し、図２は同基礎アンカーボルト１の定
着板２を示している。
の施工状態を示し、図２は同基礎アンカーボルト１の定
着板２を示している。
【００１１】すなわち、この基礎アンカーボルト１は、
下端部から所定の範囲Ａ1 にネジ目１１が螺刻されてな
り、このネジ目１１に、ネジ孔２１を有するナット状と
なされた定着板２がネジ目１１いっぱいまで螺合固定さ
れてなるものである。
下端部から所定の範囲Ａ1 にネジ目１１が螺刻されてな
り、このネジ目１１に、ネジ孔２１を有するナット状と
なされた定着板２がネジ目１１いっぱいまで螺合固定さ
れてなるものである。
【００１２】基礎アンカーボルト１は、軸径３０Φ、長
さＬが７３７ｍｍの鋼材からなり、下端部から３５ｍｍ
の範囲Ａ1 、および先端部から１１０ｍｍの範囲Ａ2 に
わたって、それぞれネジ目１１、１２が螺刻されてい
る。このうち、下端部のネジ目１１には、定着板２が螺
合するようになされている。また、上端部のネジ目１２
には、躯体（図示省略）を構成する重量鉄骨柱３のベー
スプレート３１の部分を基礎４に固定するために、平座
金５を挿通してナット６を螺合することができるように
なされている。さらに、基礎４に埋設されるととなる基
礎アンカーボルト１の外周には、５６７ｍｍの長さにわ
たって、外径３５ｍｍのアンボンドスリーブ７が挿通さ
れる。このアンボンドスリーブ７は、基礎アンカーボル
ト１と基礎４との経時的な付着切れを最初からアンボン
ドにすることで、この基礎アンカーボルト１によって基
礎４に固定される重量鉄骨柱３の性能を明確にするよう
になされている。
さＬが７３７ｍｍの鋼材からなり、下端部から３５ｍｍ
の範囲Ａ1 、および先端部から１１０ｍｍの範囲Ａ2 に
わたって、それぞれネジ目１１、１２が螺刻されてい
る。このうち、下端部のネジ目１１には、定着板２が螺
合するようになされている。また、上端部のネジ目１２
には、躯体（図示省略）を構成する重量鉄骨柱３のベー
スプレート３１の部分を基礎４に固定するために、平座
金５を挿通してナット６を螺合することができるように
なされている。さらに、基礎４に埋設されるととなる基
礎アンカーボルト１の外周には、５６７ｍｍの長さにわ
たって、外径３５ｍｍのアンボンドスリーブ７が挿通さ
れる。このアンボンドスリーブ７は、基礎アンカーボル
ト１と基礎４との経時的な付着切れを最初からアンボン
ドにすることで、この基礎アンカーボルト１によって基
礎４に固定される重量鉄骨柱３の性能を明確にするよう
になされている。
【００１３】定着板２は、最外郭幅Ｗが７５ｍｍ、二面
幅Ｄが６５ｍｍ、厚みＴが２４ｍｍとなされたナット状
に形成され、その中心部には、基礎アンカーボルト１の
ネジ目１１に螺合するネジ孔２１が設けられている。こ
の定着板２は、基礎アンカーボルト１のネジ目１１いっ
ぱいまで螺合することによって、この基礎アンカーボル
ト１の下端部に固定される。すなわち、基礎アンカーボ
ルト１の下端部のネジ目１１は、３５ｍｍであり、定着
板２の厚みは２４ｍｍであるため、この定着板２は、基
礎アンカーボルト１の下端部に１１ｍｍの余長を残した
状態で、常に同じ位置に固定されることとなる。
幅Ｄが６５ｍｍ、厚みＴが２４ｍｍとなされたナット状
に形成され、その中心部には、基礎アンカーボルト１の
ネジ目１１に螺合するネジ孔２１が設けられている。こ
の定着板２は、基礎アンカーボルト１のネジ目１１いっ
ぱいまで螺合することによって、この基礎アンカーボル
ト１の下端部に固定される。すなわち、基礎アンカーボ
ルト１の下端部のネジ目１１は、３５ｍｍであり、定着
板２の厚みは２４ｍｍであるため、この定着板２は、基
礎アンカーボルト１の下端部に１１ｍｍの余長を残した
状態で、常に同じ位置に固定されることとなる。
【００１４】したがって、この基礎アンカーボルト１に
よると、下端部に螺刻されるネジ目１１の範囲Ａ1 を一
定（本実施の形態では３５ｍｍ）にしておけば、単に基
礎アンカーボルト１のネジ目１１に定着板２を螺合する
といった簡単な作業で、常に同じ位置に定着板２を固定
した基礎アンカーボルト１とすることができる。しか
も、定着板２は、ナット状に形成しているため、この定
着板２の螺合作業は、通常のナットの螺合に使用する工
具（図示省略）によって行うことができる。
よると、下端部に螺刻されるネジ目１１の範囲Ａ1 を一
定（本実施の形態では３５ｍｍ）にしておけば、単に基
礎アンカーボルト１のネジ目１１に定着板２を螺合する
といった簡単な作業で、常に同じ位置に定着板２を固定
した基礎アンカーボルト１とすることができる。しか
も、定着板２は、ナット状に形成しているため、この定
着板２の螺合作業は、通常のナットの螺合に使用する工
具（図示省略）によって行うことができる。
【００１５】また、定着板２は、基礎アンカーボルト１
のネジ目１１いっぱいまで螺合することによって固定す
るので、定着板２の固定に別途ナットなどを使用する必
要が無くなり、基礎アンカーボルト１の低コスト化を図
ることができることとなる。
のネジ目１１いっぱいまで螺合することによって固定す
るので、定着板２の固定に別途ナットなどを使用する必
要が無くなり、基礎アンカーボルト１の低コスト化を図
ることができることとなる。
【００１６】なお、本実施の形態において、基礎アンカ
ーボルト１の各部寸法は、特に限定されるものではな
く、重量鉄骨柱３や基礎４の規模に応じて適宜変更され
る。
ーボルト１の各部寸法は、特に限定されるものではな
く、重量鉄骨柱３や基礎４の規模に応じて適宜変更され
る。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、基
礎アンカーボルトの下端部から所定の範囲に螺刻したネ
ジ目に、ネジ孔を有するナット状となされた定着板をネ
ジ目いっぱいまで螺合固定することにより、基礎アンカ
ーボルトの下端部から所定の位置に、定着板を固定する
ことができる。
礎アンカーボルトの下端部から所定の範囲に螺刻したネ
ジ目に、ネジ孔を有するナット状となされた定着板をネ
ジ目いっぱいまで螺合固定することにより、基礎アンカ
ーボルトの下端部から所定の位置に、定着板を固定する
ことができる。
【００１８】したがって、別途ナットを用いる必要がな
く、定着板のみで基礎アンカーボルトに固定することが
でき、コストの低減を図ることができる。
く、定着板のみで基礎アンカーボルトに固定することが
でき、コストの低減を図ることができる。
【００１９】また、ネジ目いっぱいまで螺合固定するこ
とにより、常にネジ目の最上位に定着板を固定すること
ができるので、所定の範囲にネジ目を螺刻しておけば、
二枚のナットを用いて固定位置を決めるといった煩わし
さもなく、簡単に所定の位置に定着板を固定することが
可能となる。
とにより、常にネジ目の最上位に定着板を固定すること
ができるので、所定の範囲にネジ目を螺刻しておけば、
二枚のナットを用いて固定位置を決めるといった煩わし
さもなく、簡単に所定の位置に定着板を固定することが
可能となる。
【図１】本発明に係る基礎アンカーボルトの施工状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図２】（ａ）および（ｂ）は、本発明に係る基礎アン
カーボルトに使用される定着板を示す平面図および側面
図である。
カーボルトに使用される定着板を示す平面図および側面
図である。
【図３】従来の基礎アンカーボルトの施工状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図４】（ａ）および（ｂ）は、従来の基礎アンカーボ
ルトに使用される定着板を示す平面図および縦断面図で
ある。
ルトに使用される定着板を示す平面図および縦断面図で
ある。
１ 基礎アンカーボルト １１ ネジ目 ２ 定着板 ２１ ネジ孔 Ａ1 範囲
Claims (1)
- 【請求項１】 下端部近傍に定着板が設けられてなる基
礎アンカーボルトであって、 基礎アンカーボルトの下端部から所定の範囲にネジ目が
螺刻されてなり、 このネジ目に、ネジ孔を有するナット状となされた定着
板がネジ目いっぱいまで螺合固定されてなることを特徴
とする基礎アンカーボルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001042160A JP2002242199A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 基礎アンカーボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001042160A JP2002242199A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 基礎アンカーボルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002242199A true JP2002242199A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18904498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001042160A Pending JP2002242199A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 基礎アンカーボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002242199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196130A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | East Japan Railway Co | アンカーの定着構造 |
| JP2016518574A (ja) * | 2013-05-24 | 2016-06-23 | テーザ・ソシエタス・ヨーロピア | ピン状の接続要素により得られる二つの部材の接続部の封止機構 |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001042160A patent/JP2002242199A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196130A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | East Japan Railway Co | アンカーの定着構造 |
| JP2016518574A (ja) * | 2013-05-24 | 2016-06-23 | テーザ・ソシエタス・ヨーロピア | ピン状の接続要素により得られる二つの部材の接続部の封止機構 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7955036B2 (en) | Washer and threaded assembly provided therewith | |
| JPH0960626A (ja) | ドリリングネジ | |
| US20160003285A1 (en) | Omnidirectional breakaway support system and connector | |
| US20040047713A1 (en) | Screwed nail | |
| JP2002250318A (ja) | タッピンねじ | |
| JP2002242199A (ja) | 基礎アンカーボルト | |
| JP2009287766A (ja) | ナット部材 | |
| EP2317160A2 (en) | Double-thread screw for concrete | |
| KR101942456B1 (ko) | 앵커 볼트 | |
| JP2007024236A (ja) | 壁掛け用ねじ込み金具 | |
| JP4340244B2 (ja) | 鋼管柱の下部構造 | |
| JP2009185845A (ja) | 締結用部材 | |
| JP2021099110A (ja) | 螺子 | |
| KR20080105290A (ko) | 와셔 형상의 플랜지 볼트 | |
| JPH07279109A (ja) | 伸縮継手の取付け構造 | |
| JP2002242200A (ja) | 基礎アンカーボルトの自立構造 | |
| JP2008002161A (ja) | 高負荷用鉄筋交差部締結具 | |
| JP2008057660A (ja) | ボルトの仮固定構造および仮固定ボルト | |
| JP2002070226A (ja) | 束 体 | |
| JP3223464U (ja) | ウォータータイトトンネル工事における鉄筋の固定具 | |
| JP3207830B2 (ja) | 木ねじによる固定構造 | |
| JP3183739U (ja) | アンカーボルト用ナット | |
| KR102183626B1 (ko) | 지지력을 상승시킨 건축용 앵커 어셈블리 | |
| JP2001271820A (ja) | 緩み止めナット | |
| JP2001012012A (ja) | 異形鉄筋への定着プレートの取り付け構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040910 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |