JP4340244B2 - 鋼管柱の下部構造 - Google Patents

鋼管柱の下部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4340244B2
JP4340244B2 JP2005051141A JP2005051141A JP4340244B2 JP 4340244 B2 JP4340244 B2 JP 4340244B2 JP 2005051141 A JP2005051141 A JP 2005051141A JP 2005051141 A JP2005051141 A JP 2005051141A JP 4340244 B2 JP4340244 B2 JP 4340244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe column
vertical rib
cylindrical body
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005051141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006233623A (ja
Inventor
和隆 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2005051141A priority Critical patent/JP4340244B2/ja
Publication of JP2006233623A publication Critical patent/JP2006233623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4340244B2 publication Critical patent/JP4340244B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、道路の側縁や中央分離帯等に設置される照明装置や標識装置を支持する鋼管柱の下部構造に関するものである。
道路の照明装置や標識装置は、通常、道路に立設された鋼管柱に支持されている。当該鋼管柱の下部構造は、一般には、道路に固定するための平板状のベースプレートを鋼管柱の下端に固着すると共に、鋼管柱の外面からベースプレートの上面に至る略三角形状の垂直リブを鋼管柱の外周90度間隔に固定し、前記垂直リブにより、鋼管柱の強度を確保している。
しかしながら、係る下部構造では、風による振動や車両の走行等による交通振動によって鋼管柱に曲げ応力が発生した時、垂直リブの上端付近で鋼管柱に部分的に応力が集中するため、その部分の強度が低下する恐れがあった。
係る垂直リブからくる応力の集中に対して、当該応力の集中を低下させる提案もなされている。例えば、特許文献1には、鋼管柱の基部とベースプレートとの間に配置された複数の垂直リブを縦長とし、垂直リブの張出量を垂直リブの板厚以下となるまで上方に向かって漸減させると共に、垂直リブの上端部外縁と鋼管柱外側面との間の角度を11.3度以下となされた鋼管柱の下部構造が開示されている。
特開2003−213787号公報
この鋼管柱の下部構造は、鋼管柱に曲げ荷重が作用したときには垂直リブの上端部は荷重方向に変形することにより、応力集中を小さくするものであるが、係る垂直リブでは、上端縁外縁と鋼管柱外面との間の角度を極めて小さくする必要があるため、ベースプレートから垂直リブ上端までの長さが長くなり、垂直リブが目立って外観上好ましくなく、また、いずれにしても垂直リブが鋼管柱の外側面に部分的に固定されているため、応力集中は小さくなるものの、依然として垂直リブ上端付近で部分的に応力集中が起こり、根本的な解決にはなりにくい。
本発明は上記の如き課題を解決するためになされたものであり、部分的に応力集中が起きにくい鋼管柱の下部構造を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち、本発明に係る鋼管柱の下部構造は、鋼管柱の下端にベースプレートが取付けられると共に、鋼管柱の下部に前記ベースプレートに離間して短尺筒体が外嵌され、前記ベースプレートに垂直リブの下端が固着されると共に、該垂直リブの内側縁下部が鋼管柱の外側面に固着され、内側縁上部が短尺筒体の外側面に固着されていることを特徴とするものである。
本発明に係る鋼管柱の下部構造によれば、鋼管柱の下端にベースプレートを取付けると共に、鋼管柱の下部に前記ベースプレートに離間して短尺筒体を外嵌し、前記ベースプレートに垂直リブの下端を固着すると共に、該垂直リブの内側縁下部が鋼管柱の外側面に固着され、内側縁上部が短尺筒体の外側面に固着されているようにすれば、鋼管柱に曲げ応力がかかった時、垂直リブの内側縁上部が短尺筒体に固着されていることにより、垂直リブ上端付近に部分的に応力が集中することなく、短尺筒体上面の円周部に応力が分散されるため、応力を緩和することができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1(a)は本発明に係る鋼管柱の下部構造の、実施の一形態を示す斜視図、(b)は正面図である。
10は本発明に係る鋼管柱の下部構造であり、1は上部に照明装置や標識装置等が取着される鋼管柱であり、2は短尺筒体、3は垂直リブ、4は鋼管柱1の下端が取着されるベースプレートであり、ベースプレート4には複数個のアンカーボルト挿通孔41が形成されている。また、5は短尺筒体2の上面内側部、6は短尺筒体2の下面内側部であり、7は垂直リブ3の上端部である。
短尺筒体2は、鋼管柱1の下部にベースプレート4から離間して外嵌され、短尺筒体の上面内側部5が全周にわたり鋼管柱1の外側面に溶接されている。また、垂直リブ3は、その内側縁上部が短尺筒体2の外側面に、その内側縁下部が鋼管柱1の外側面に接合するよう、垂直リブ3の内側縁上部は短尺筒体2の肉厚だけ切欠かれており、短尺筒体2の外側面及び下面に溶接されている。更に、垂直リブ3の内側縁下部は鋼管柱1に溶接され、垂直リブ3の下端はベースプレート4に溶接される。尚、垂直リブ3は、鋼管柱1に対して放射状に等間隔に設けられており、その数は3個以上であれば、特に限定されるものではない。3個未満の場合には、設けられた垂直リブ3に対して、直角方向に荷重がかかった場合の強度面で問題があるためである。
鋼管柱1と同様の鋼材で形成されている短尺筒体2は、鋼管柱1に外嵌でき、且つ短尺筒体の上面内側部5と鋼管柱1を溶接できるよう、その径を鋼管柱1の径よりやや大きなものとなしておくのが好ましい。
上述のような構造となされた鋼管柱の下部構造10においては、鋼管柱1にかかる曲げ応力が短尺筒体2に伝わり、短尺筒体2の弾性変形により、曲げ応力は緩和される。更に、鋼管柱1にかかる応力は、短尺筒体の上面内側部5付近と下面内側部6付近と垂直リブの上端部7付近とに分散されるため、部分的に応力が集中することなく、長期にわたり鋼管柱の下部構造10の強度低下を防ぐことができる。
その効果について、有限要素法による解析を実施した結果、本発明に係る鋼管柱の下部構造10において、垂直リブの上端部7付近にかかる応力は、従来の垂直リブが鋼管柱の外側面に部分的に固定されている構造体に比べ、約40%低減される結果が得られている。
本発明に係る鋼管柱の下部構造の、実施の一形態を示す斜視図及び正面図である。
符号の説明
1 鋼管柱
2 短尺筒体
3 垂直リブ
4 ベースプレート
41 アンカーボルト挿通孔
5 短尺筒体の上面内側部
6 短尺筒体の下面内側部
7 垂直リブの上端部
10 鋼管柱の下部構造

Claims (1)

  1. 鋼管柱の下端にベースプレートが取付けられると共に、鋼管柱の下部に前記ベースプレートに離間して短尺筒体が外嵌され、前記ベースプレートに垂直リブの下端が固着されると共に、該垂直リブの内側縁下部が鋼管柱の外側面に固着され、内側縁上部が短尺筒体の外側面に固着されていることを特徴とする鋼管柱の下部構造。
JP2005051141A 2005-02-25 2005-02-25 鋼管柱の下部構造 Expired - Fee Related JP4340244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051141A JP4340244B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 鋼管柱の下部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051141A JP4340244B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 鋼管柱の下部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006233623A JP2006233623A (ja) 2006-09-07
JP4340244B2 true JP4340244B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=37041582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005051141A Expired - Fee Related JP4340244B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 鋼管柱の下部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4340244B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956811B1 (ko) 2009-11-30 2010-05-11 주식회사 케이원레일 전단력 증대기능을 갖는 매립형 난간 지주 고정장치
JP5640859B2 (ja) * 2010-04-07 2014-12-17 新日鐵住金株式会社 既設接合構造体の補強構造及び補強方法
CN102434019B (zh) * 2011-10-31 2013-11-06 北京玻钢院复合材料有限公司 一种输电杆塔连接用的复合材料法兰及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006233623A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4340244B2 (ja) 鋼管柱の下部構造
JP4677809B2 (ja) 道路橋桁継目の排水路
JP5655738B2 (ja) 角形鋼管柱の補強構造
JP4682109B2 (ja) 防護柵
JP2007255054A (ja) 壁パネルの取付構造およびパネル取付金具
KR100522892B1 (ko) 표지판 설치구조
JP4440929B2 (ja) 道路または車道クラッシュバリア用スペーサ
JP5833384B2 (ja) 金属管柱
JP2015151671A (ja) 押縁保持構造
JP2010270559A (ja) キャップ及びキャップ付きパイプ材
JP4428701B2 (ja) 足場板支持用ブラケット
JP4229280B2 (ja) 円柱への物品取付構造
JP7187364B2 (ja) ビーム支持装置
JP3182622U (ja) 取付金具
JP2010023570A (ja) エアタンクのサポート構造
JP5944776B2 (ja) 側溝ブロック又は擁壁ブロックのフェンス支柱の取付構造
JP3175990U (ja) 侵入者阻止用具
JP4618801B2 (ja) 防護柵
KR20180037402A (ko) 선단지지력 향상을 위한 콘크리트 파일용 체결구
JP2006312838A (ja) フェンスの胴縁取付用受金具
KR200384105Y1 (ko) 도로 표지판 지지구
JP3191300U (ja) 太陽光パネルの支持金具
JP2015124576A (ja) 押縁用押え金具
JP2020060080A (ja) 支柱およびそれを用いた防風雪用遮蔽体
JP2003213966A (ja) 脚柱構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees