JP3182622U - 取付金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 折板屋根上へのソーラーパネル等の取付作業を短時間に効率よく行うことができるようにすると共に、構成が簡単であって製造が容易である取付金具を提供する。
【解決手段】 一対の上下取付板２、３と締付ボルト４及びナット５とからなり、前記上下取付板２、３は、その中央部から各一方を外側に反る屈曲部１０、１０として所要角度傾斜させると共に、上記屈曲部には締付ボルトの挿通孔１１、１１を夫々設け、下側取付板３の端部側を屈曲して外側に締付ボルトの回り止め部１４を形成してあり、上下取付板の他方１２、１２には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の係止孔１３、１３を夫々設け、前記上下取付板を合わせて対向する挿通孔に締付ボルト４の軸部を挿通し、その頭部６を回り止め部１４に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナット５を螺着してなる。
【選択図】図１
【解決手段】 一対の上下取付板２、３と締付ボルト４及びナット５とからなり、前記上下取付板２、３は、その中央部から各一方を外側に反る屈曲部１０、１０として所要角度傾斜させると共に、上記屈曲部には締付ボルトの挿通孔１１、１１を夫々設け、下側取付板３の端部側を屈曲して外側に締付ボルトの回り止め部１４を形成してあり、上下取付板の他方１２、１２には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の係止孔１３、１３を夫々設け、前記上下取付板を合わせて対向する挿通孔に締付ボルト４の軸部を挿通し、その頭部６を回り止め部１４に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナット５を螺着してなる。
【選択図】図１
Description
本考案は、取付金具、特に折板屋根上にソーラーパネル等を固定するために用いる取付金具に関するものである。
従来、折板屋根上にソーラーパネル等を取り付けるには、一般的には、折板屋根の山部に上向きに固定されている剣先ボルト等の固定ボルトを用いて行っている。即ち、下記特許文献に示すように、固定ボルトの軸部にソーラーパネルの支持部材を取付け、該支持部材上にソーラーパネルを取り付けるようにしている。
特開２００２−３０７７４
しかし、固定ボルトが錆びていたり磨耗していたりした場合には、そのまま用いることは作業上困難であるため、新しいものに取替えた上で作業を行う必要があり、その取替えに伴う作業が大変で工事遅延の原因ともなっていた。
本考案はこのような難点を解決せんとして考案したものであって、折板屋根上へのソーラーパネル等の取付作業を容易にして効率よく行うことができるようにしたものである。また、構成が簡単であって製造が容易である取付金具を提供せんとするものである。
本考案はこのような難点を解決せんとして考案したものであって、折板屋根上へのソーラーパネル等の取付作業を容易にして効率よく行うことができるようにしたものである。また、構成が簡単であって製造が容易である取付金具を提供せんとするものである。
本考案に係る取付金具は、一対の上下取付板と締付ボルト及びナットとからなり、前記上下取付板は、その中央部から各一方を外側に反る屈曲部として所要角度傾斜させると共に、上記屈曲部には締付ボルトの挿通孔を夫々設け、下側取付板の端部側を屈曲して外側にボルトの回り止め部を形成してあり、上下取付板の他方には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の係止孔を夫々設け、前記上下取付板を合わせて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナットを螺着して構成してなる。
また、下側取付板には先端部を屈曲してボルトの回り止め部を形成し、上下取付板の内側面を合わせるようにしても良い。
また、下側取付板は、その中央部に段部を形成して下側にボルト頭部の回り止め部を形成し、上下取付板の係止孔部には夫々係止孔と同一の内径を有するフランジを内側に対設して構成する場合がある。
本考案に係る取付金具は、その構成からして、固定ボルトの軸部に強い力で係着させることができるので、該固定ボルトが錆びていたり磨耗していてもそのまま利用して、ソーラーパネルの支持部材や雪止め金具等を屋根上へ容易に取り付けることが出来る。
また、本取付金具を、その係止孔よりやや小径の円柱形状の組立部材に固定することにより、該組立部材の所定箇所に各種の部材を固定する場合にも使用することが出来る利点がある。また、構成が簡単であって製造が容易で低コストで提供できる。
また、本取付金具を、その係止孔よりやや小径の円柱形状の組立部材に固定することにより、該組立部材の所定箇所に各種の部材を固定する場合にも使用することが出来る利点がある。また、構成が簡単であって製造が容易で低コストで提供できる。
以下、添付図面に従って本考案の一実施例につき説明する。
図１乃至図５において、１は本考案に係る取付金具であって、略方形状に成形した一対の取付板２、３と締付ボルト４及びナット５とを組合わせてなる。
上記取付板２，３はその中央部から各一方を夫々外側に反る屈曲部として所要角度α傾斜させてある。而して、一方の屈曲部１０、１０には、締付けボルト４の挿通孔１１、１１を夫々形成すると共に、他方の水平部１２、１２には、折板屋根３０の山部３１に取付けられている剣先ボルト２０の径よりやや広径の係止孔１３、１３を形成してあり、更に下側取付板３には、その先端部を下方に折曲することにより、ボルト頭部の回り止め部１４を一体に設けてある。
而して、両取付板２、３をその係止孔１３、１３が一致するように合わせ、締付けボルト４の軸部６を挿通孔１１、１１に挿通して、上側取付板２の上方に突出した軸部にワッシャー７を介してナット５を螺着してなる。
図１乃至図５において、１は本考案に係る取付金具であって、略方形状に成形した一対の取付板２、３と締付ボルト４及びナット５とを組合わせてなる。
上記取付板２，３はその中央部から各一方を夫々外側に反る屈曲部として所要角度α傾斜させてある。而して、一方の屈曲部１０、１０には、締付けボルト４の挿通孔１１、１１を夫々形成すると共に、他方の水平部１２、１２には、折板屋根３０の山部３１に取付けられている剣先ボルト２０の径よりやや広径の係止孔１３、１３を形成してあり、更に下側取付板３には、その先端部を下方に折曲することにより、ボルト頭部の回り止め部１４を一体に設けてある。
而して、両取付板２、３をその係止孔１３、１３が一致するように合わせ、締付けボルト４の軸部６を挿通孔１１、１１に挿通して、上側取付板２の上方に突出した軸部にワッシャー７を介してナット５を螺着してなる。
次に上記取付金具の作用及びその使用例につき説明する。
図４に示すように、上下取付板２、３の両係止孔１３、１３を、折板屋根に既設された剣先ボルト２０の軸部２１に嵌めた後に、締付けボルト４とナット６で両屈曲部１０、１０を上下方向より締付けると、両水平部１２、１２が互いに離れる方向に彎曲することに伴って、両係止孔１３、１３の周壁が剣先ボルト２０の軸部２１に噛み着き、上下取付板２、３は剣先ボルト２０に固着される。
而して、図５に示すように、上方に突出した締付けボルト４の軸部５にコ状に成形した支持部材４０の底板部４１を取付け、その天板部４２にソーラーパネル３３を装着することにより、ソーラーパネル３３を折板屋根４０の取り付けるようにしてある。
図４に示すように、上下取付板２、３の両係止孔１３、１３を、折板屋根に既設された剣先ボルト２０の軸部２１に嵌めた後に、締付けボルト４とナット６で両屈曲部１０、１０を上下方向より締付けると、両水平部１２、１２が互いに離れる方向に彎曲することに伴って、両係止孔１３、１３の周壁が剣先ボルト２０の軸部２１に噛み着き、上下取付板２、３は剣先ボルト２０に固着される。
而して、図５に示すように、上方に突出した締付けボルト４の軸部５にコ状に成形した支持部材４０の底板部４１を取付け、その天板部４２にソーラーパネル３３を装着することにより、ソーラーパネル３３を折板屋根４０の取り付けるようにしてある。
図６は、上記実施例に係る取付金具の別使用例を示したものである。
即ち、本取付金具１を、その係止孔１３、１３よりやや小径である円柱形状の組立部材５０、５０の所定箇所に固定しておくことにより、該組立部材５０間に所要のプレート材５１を懸架するために使用することができる。
即ち、本取付金具１を、その係止孔１３、１３よりやや小径である円柱形状の組立部材５０、５０の所定箇所に固定しておくことにより、該組立部材５０間に所要のプレート材５１を懸架するために使用することができる。
本実施例においては、図７及び図８に示すように、上下取付板２、３の係止孔部には、係止孔１３，１３と同一の内径を有するフランジ６０、６０を一体に突設してある。
また、下側取付板３は、その中央部に段部を形成して下側に締付ボルト頭部の回り止め部１４を形成してある。而して、上下取付板２，３の前記フランジ６０、６０を合わせて対向する挿通孔１１、１１に締付けボルト４の軸部７を挿通し、その頭部６を回り止め部１４に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナット５を螺着してある。
以上のように構成することにより、剣先ボルト２０の軸部２１に噛み合う面積が増大するため、上下取付板２、３の剣先ボルト２０への取付けを一層確実に出来る利点がある。
また、下側取付板３は、その中央部に段部を形成して下側に締付ボルト頭部の回り止め部１４を形成してある。而して、上下取付板２，３の前記フランジ６０、６０を合わせて対向する挿通孔１１、１１に締付けボルト４の軸部７を挿通し、その頭部６を回り止め部１４に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナット５を螺着してある。
以上のように構成することにより、剣先ボルト２０の軸部２１に噛み合う面積が増大するため、上下取付板２、３の剣先ボルト２０への取付けを一層確実に出来る利点がある。
１ 取付金具
２ 上側取付板
３ 下側取付板
４ 締付けボルト
５ ナット
６ 軸部
１０ 屈曲部
１１ 挿通孔
１２ 水平部
１３ 係止孔
１４ 回り止め部
２０ 剣先ボルト
２１ 軸部
３０ 支持部材
３１ 底板部
３２ 天板部
３３ ソーラーパネル
４０ 折板屋根
５０ 組立部材
５１ プレート材
６０ フランジ
２ 上側取付板
３ 下側取付板
４ 締付けボルト
５ ナット
６ 軸部
１０ 屈曲部
１１ 挿通孔
１２ 水平部
１３ 係止孔
１４ 回り止め部
２０ 剣先ボルト
２１ 軸部
３０ 支持部材
３１ 底板部
３２ 天板部
３３ ソーラーパネル
４０ 折板屋根
５０ 組立部材
５１ プレート材
６０ フランジ
Claims (3)
- 折板屋根の固定ボルト又は円柱形状の組立部材に装着する取付金具であって、一対の上下取付板と締付ボルト及びナットとからなり、前記上下取付板は、その中央部から各一方を外側に反る屈曲部として所要角度傾斜させると共に、上記屈曲部には締付ボルトの挿通孔を夫々設け、下側取付板の端部側を屈曲して外側にボルトの回り止め部を形成してあり、上下取付板の他方には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の係止孔を夫々設け、前記上下取付板を合わせて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナットを螺着してなることを特徴とする取付金具。
- 折板屋根の固定ボルト又は円柱形状の組立部材に装着する取付金具であって、一対の上下取付板と締付ボルト及びナットとからなり、前記上下取付板は、その中央部から各一方を外側に反る屈曲部として所要角度傾斜させると共に、上記屈曲部には締付ボルトの挿通孔を夫々設け、下側取付板には先端部を屈曲してボルトの回り止め部を形成してあり、上下取付板の他方には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の係止孔を夫々設け、前記上下取付板の内側面を合わせて、対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナットを螺着してなることを特徴とする取付金具。
- 折板屋根の固定ボルト又は円柱形状の組立部材に装着する取付金具であって、一対の上下取付板と締付ボルト及びナットとからなり、前記上下取付板は、その中央部から一方を外側に反る屈曲部として所要角度傾斜させ、該屈曲部には締付ボルトの挿通孔を設けると共に、その下側取付板の中央部に段部を形成して下側にボルト頭部の回り止め部を設け、上下取付板の係止孔部には夫々係止孔と同一の内径を有するフランジを内側に対設してあり、前記上下取付板の内側面を合わせて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、上側取付板上側に突出した軸部にナットを螺着してなることを特徴とする取付金具。
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| JP (1) | JP3182622U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108691858A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-10-23 | 镇江天力变压器有限公司 | 一种新型箱变罩壳顶安装结构 |
-
2013
- 2013-01-22 JP JP2013000269U patent/JP3182622U/ja not_active Expired - Fee Related
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