JP3186887U - 取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】折板屋根上へのソーラーパネル等の取付作業が短時間に効率よく行うことを可能とすると共に、構成が簡単で製造が容易な取付金具を提供する。
【解決手段】折板屋根の固定ボルト又は円柱形状の組立部材に装着する取付金具1であって、肉厚の矩形状ベース板2、矩形状押え板3、締付ボルト4及びナット5とからなり、ベース板は、その中央部に締付ボルトの挿通孔10を設け、挿通孔寄りの下側面部にはボルト頭部の回り止め部15を突設し、長手方向の一方の先端部には押え板の係止凸部16を設けると共に、他方の端部にはやや広径の貫通孔11を設ける。押え板は、弾性板材を弧状に彎曲形成し、その彎曲部には締付ボルトの挿通孔を形成すると共に、長手方向の一端縁部には固定ボルトの外周面に係止可能な係止凹部を設け、ベース板上面に押え板を載せて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、押え板上側に突出した軸部にナットを螺着する。
【選択図】図1

Description

本考案は、取付金具、特に折板屋根上にソーラーパネル等を固定するために用いる取付金具に関するものである。
従来、折板屋根上にソーラーパネル等を取り付けるには、一般的には、折板屋根の山部に上向きに固定されている剣先ボルト等の固定ボルトを用いて行っている。即ち、下記特許文献に示すように、固定ボルトの軸部にソーラーパネルの支持部材を取付け、該支持部材上にソーラーパネルを取り付けるようにしている。
特開2002−30774
しかし、固定ボルトが錆びていたり磨耗していたりした場合には、そのまま用いることは作業上困難であるため、新しいものに取替えた上で作業を行う必要があり、その取替えに伴う作業が大変で工事遅延の原因ともなっていた。
本考案はこのような難点を解決せんとして考案したものであって、折板屋根上へのソーラーパネル等の取付作業を容易にして効率よく行うことができるようにしたものである。また、構成が簡単であって製造が容易である取付金具を提供せんとするものである。
本考案に係る取付金具は、肉厚の矩形状ベース板、矩形状押え板、締付ボルト及びナットとを組合わせてなる。
前記ベース板は、その中央部に締付ボルトの挿通孔を設け、該挿通孔寄りの下側面部にはボルト頭部の回り止め部を突設し、長手方向の一方の先端部には押え板の係止凸部を設けると共に、他方の端部には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の貫通孔を設けてある。
また、上記押え板は、弾性板材を弧状に彎曲形成し、その彎曲部には締付ボルトの挿通孔を形成すると共に、長手方向の一端縁部には固定ボルトの外周面に係止可能な係止凹部を設けてある。
而して、前記ベース板上面に押え板を載せて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、押え板上側に突出した軸部にナットを螺着してなる。
本考案に係る取付金具は、その構成からして、折板屋根に既設されてる剣先ボルト等の定ボルトの軸部に強い力で係着させることができるので、該固定ボルトが錆びていたり磨耗していてもそのまま利用して、ソーラーパネルの支持部材や雪止め金具等を屋根上へ容易に取り付けることが出来る。
また、本取付金具を、その係止孔よりやや小径の円柱形状の組立部材に固定することにより、該組立部材の所定箇所に各種の部材を固定する場合にも使用することが出来る利点がある。また、構成が簡単であって製造が容易で低コストで提供できる。
以下、添付図面に従って本考案の一実施例につき説明する。
図1において、1は本考案に係る取付金具であって、肉厚の矩形状ベース板2、矩形状押え板3、締付ボルト4及びナット5とを組合わせてなる。
上記ベース板2は、その長手方向の中央部には締付ボルト4の挿通孔10を設けると共に、長手方向の一側端部には、折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の貫通孔11を設けてある。
また、他方の側端部には縁部に達する直線状の切込み12、12を所定間隔を置いて設けて3分割し、中央板部13の先端部を下側に屈曲して、挿通孔10寄りの下面に、締付ボルト4の頭部の回り止め部15を突設すると共に、左右両板部14,14の先端部を上側に屈曲して、前記押え板3の一端部をその内側部に係止し得る係止凸部16、16を並設してある。
上記押え板3は、弾性材を下向きに弧状に彎曲形成してなり、その彎曲部には締付ボルト3の軸部30を挿通し得る挿通孔20を形成し、その長手方向の一端縁部には固定ボルト40の軸部41の外周面に係止可能な係止凹部21を設けてある。
而して、前記ベース板2の上面に押え板3を載せて対向する挿通孔10、20に締付ボルト4の軸部30を挿通し、その頭部31を回り止め部15に係止し、押え板上側に突出した軸部30にナット5を螺着してなる
次に上記取付金具の作用及びその使用例につき説明する。
図6及び図7に示すように、ベース板2の貫通孔11を、折板屋根42に既設された剣先ボルト40の軸部41に嵌めた後に、締付けボルト4とナット5で、押え板3を上方向より締付けると、押え板3は下方に押圧されて押し広げられ、一方の端部が係止凸部16、16に圧着されると共に、他縁部に設けた係止凹部21が固定ボルト40のネジ部41に圧着するので、ベース板2は固定ボルト40に強固に固定される。
而して、図8に示すように、上方に突出した締付ボルト4の軸部30にコ状に成形した支持部材50の底板部51を取付け、その天板部52にソーラーパネル53を装着することにより、ソーラーパネル53を折板屋根43の取り付けるようにしてある。
本考案に係る取付金具の側面図である。 ベース板の平面図である。 同上断面図である。 押え板の平面図である。 同上断面図である。 固定ボルトに固定した状態を示す側面図である。 同上平面図である。 折板屋根に取付けた状態を示す側面図である。
1 取付金具
2 ベース板
3 押え板
4 締付ボルト
5 ナット
10 挿通孔
11 貫通孔
12 切込み
13 中央板部
14 左右両板部
15 回り止め部
16 係止凸部
20 挿通孔
21 係止凹部
30 締付けボルトの軸部
31 締付けボルトの頭部
40 固定ボルト
41 固定ボルトの軸部
42 折板屋根
50 支持部材
51 底板部
52 天板部
53 ソーラーパネル

Claims (1)

  1. 折板屋根の固定ボルト又は円柱形状の組立部材に装着する取付金具であって、肉厚の矩形状ベース板、矩形状押え板、締付ボルト及びナットとからなり、上記ベース板は、その中央部に締付ボルトの挿通孔を設け、該挿通孔寄りの下側面部にはボルト頭部の回り止め部を突設し、長手方向の一方の先端部には押え板の係止凸部を設けると共に、他方の端部には折板屋根の固定ボルト又は円柱形状組立部材の径よりやや広径の貫通孔を設けてあり、上記押え板は、弾性板材を弧状に彎曲形成し、その彎曲部には締付ボルトの挿通孔を形成すると共に、長手方向の一端縁部には固定ボルトの外周面に係止可能な係止凹部を設けてあり、前記ベース板上面に押え板を載せて対向する挿通孔に締付けボルトの軸部を挿通し、その頭部を回り止め部に係止し、押え板上側に突出した軸部にナットを螺着してなることを特徴とする取付金具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102319830B1 (ko) * 2021-05-17 2021-11-01 신명호 태양광 패널 결합 브라켓

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