JP3199913U - フィン固定金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定することができるフィン固定金具を提供する。【解決手段】フィン固定金具1は、サーフボード200に設けられ、前後方向に延び、フィン100の基端が挿入されるフィン挿入溝211と、フィン挿入溝よりサーフボードの内部側に形成され、フィン挿入溝より広い幅で形成され、フィンの一部が係合するフィン係合溝212と、を備えるフィンボックス210に、フィンを固定するための固定金具であり、フィンの基端に取り付けられ、フィン挿入溝211の幅よりも狭い幅で形成された本体10と、球形状に形成され、その一部が本体の幅方向の側面に形成された第1開口部12と第2開口部13から突出する突出部30と、本体の内部に配置され、突出部を、第1開口部と第2開口部から突出する方向に付勢する付勢部40と、を備える。【選択図】図7
Description
本考案は、フィン固定金具に関し、特に、サーフボードに設けられ、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝と、フィン挿入溝よりサーフボードの内部側に形成され、フィン挿入溝より広い幅で形成され、フィンの一部が係合するフィン係合溝と、を備えるフィンボックスに、フィンを固定するフィン固定金具に関する。
従来、フィンを着脱できるサーフボードには、前後方向に延びフィンの基端が挿入されるフィン挿入溝と、フィン挿入溝よりサーフボードの内部側に形成され、フィン挿入溝より広い幅で形成され、フィンの一部が係合するフィン係合溝と、を備えるフィンボックスが設けられている。
このようなフィンボックスにフィンを取り付けるフィン固定金具として、長方形の一対の対角部を大きなR形状とした係合金具と、係合金具と一体とされた雄ネジを有するネジピンと、フィンの基端側に挿通され、フィンの基端側が突出したネジピンと螺合する樹脂ナットと、を備えるフィン固定金具が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1のフィン固定金具によれば、フィンの貫通孔にネジピンを挿入し、この貫通孔から突出したネジピンに樹脂ナットを螺合させ、係合金具をフィンボックスの挿入凹部に挿入して係合凹部に同通し、樹脂ナットを緩め、係合金具を回転させ、係合金具の向きを挿入凹部が延びる方向と異なる向きにして、フィンボックスの係合部壁に係合させ樹脂ナットを締め付け、フィンとフィンボックスとを固定する。
しかしながら、使用者は、フィンの基端をフィンボックスに挿入した状態では、フィンボックス内を視認することはできないので、特許文献1のフィン固定金具を用いた場合、係合金具の向きがフィンボックスの挿入凹部が延びる方向と異なる向きになっているかどうかを視認することができない。このため、使用者が、係合金具の向きが挿入凹部が延びる方向と異なる向きになっていると思って、樹脂ナットを締め付けても、実際は係合金具の向きが挿入凹部の延びる方向と同じ向きであったため、フィンとフィンボックスとが固定されていない場合がある。
本考案は、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定することができるフィン固定金具を提供することを目的とする。
(1) サーフボードに設けられ、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝と、前記フィン挿入溝より前記サーフボードの内部側に形成され、前記フィン挿入溝より広い幅で形成され、前記フィンの一部が係合するフィン係合溝と、を備えるフィンボックスに、フィンを固定するフィン固定金具であって、
前記フィンの基端に取り付けられ、前記フィン挿入溝の幅よりも狭い幅で形成された本体と、
球形状に形成され、その一部が前記本体の幅方向の側面に形成された開口部から突出する突出部と、
前記本体の内部に配置され、前記突出部を、前記開口部から突出する方向に付勢する付勢部と、を備えるフィン固定金具。
前記フィンの基端に取り付けられ、前記フィン挿入溝の幅よりも狭い幅で形成された本体と、
球形状に形成され、その一部が前記本体の幅方向の側面に形成された開口部から突出する突出部と、
前記本体の内部に配置され、前記突出部を、前記開口部から突出する方向に付勢する付勢部と、を備えるフィン固定金具。
(1)のフィン固定金具は、サーフボードに設けられ、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝と、フィン挿入溝よりサーフボードの内部側に形成され、フィン挿入溝より広い幅で形成され、フィンの一部が係合するフィン係合溝と、を備えるフィンボックスに、フィンを固定するフィン固定金具であって、本体と、突出部と、付勢部と、を備える。
本体は、フィンの基端に取り付けられ、フィン挿入溝の幅よりも狭い幅で形成されている。
突出部は、球形状に形成され、その一部が本体の幅方向の側面に形成された開口部から突出する。
付勢部は、本体の内部に配置され、突出部を、開口部から突出する方向に付勢する。
本体は、フィンの基端に取り付けられ、フィン挿入溝の幅よりも狭い幅で形成されている。
突出部は、球形状に形成され、その一部が本体の幅方向の側面に形成された開口部から突出する。
付勢部は、本体の内部に配置され、突出部を、開口部から突出する方向に付勢する。
これにより、フィン固定金具は、以下のように使用され、フィンボックスに、フィンを固定する。
まず、使用者は、フィンの基端の一方(前方又は後方)側に設けられた金具取付部に、フィン固定金具の本体を取り付ける。そして、フィンの基端の他方(前方又は後方)側に設けられたピン(フィン係合溝と係合するフィンの一部)を、フィン係合溝に挿入し、フィンを前後方向にスライド移動させ、フィンの位置を調整する。
まず、使用者は、フィンの基端の一方(前方又は後方)側に設けられた金具取付部に、フィン固定金具の本体を取り付ける。そして、フィンの基端の他方(前方又は後方)側に設けられたピン(フィン係合溝と係合するフィンの一部)を、フィン係合溝に挿入し、フィンを前後方向にスライド移動させ、フィンの位置を調整する。
そして、使用者は、フィンの位置が決まったら、フィンボックスのフィン挿入溝にフィン固定金具を当接させる。このとき、フィン固定金具は、突出部の本体の開口部から突出する部分がフィン挿入溝の縁に当接した状態である。
次に使用者は、フィンをフィンボックス側に押圧して、本体をフィン挿入溝内に押し込む。すると、フィン固定金具の突出部は、フィン挿入溝の縁に当接し、本体の内部側に引っ込み、本体がフィン挿入溝を通過し、フィン係合溝内に入ると、付勢部に付勢されて、その一部が、再び開口部から突出する。これにより、フィンボックスとフィン固定金具とが係合した状態となり、フィンボックスにフィンが固定される。
次に使用者は、フィンをフィンボックス側に押圧して、本体をフィン挿入溝内に押し込む。すると、フィン固定金具の突出部は、フィン挿入溝の縁に当接し、本体の内部側に引っ込み、本体がフィン挿入溝を通過し、フィン係合溝内に入ると、付勢部に付勢されて、その一部が、再び開口部から突出する。これにより、フィンボックスとフィン固定金具とが係合した状態となり、フィンボックスにフィンが固定される。
このように、使用者は、フィンにフィン固定金具を取り付け、このフィン固定金具をフィンボックスのフィン係合溝内に押し込むだけで、フィンボックスにフィンを固定できる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
(2) 前記本体は、前記本体の幅方向一方の側面に形成された第1開口部と、前記本体の幅方向他方の側面に形成された第2開口部と、を備え、
前記第1開口部及び前記第2開口部からは、それぞれ前記付勢部に付勢された前記突出部の一部が突出する(1)に記載のフィン固定金具。
前記第1開口部及び前記第2開口部からは、それぞれ前記付勢部に付勢された前記突出部の一部が突出する(1)に記載のフィン固定金具。
(2)のフィン固定金具によれば、本体の幅方向の両側面から、付勢部に付勢された突出部の一部を突出させるので、安定した状態で、フィンボックスとフィン固定金具とを係合させることができる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつより確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつより確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
本考案によれば、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
本考案の実施形態に係るフィン固定金具1の構成を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本考案の一実施形態に係るフィン固定金具1を取り付けたフィン100を、サーフボード200に取り付ける途中の状態を示す図である。
図2は、前記実施形態に係るフィン固定金具1を取り付けたフィン100を、サーフボード200に取り付けた状態を示す図である。
図1は、本考案の一実施形態に係るフィン固定金具1を取り付けたフィン100を、サーフボード200に取り付ける途中の状態を示す図である。
図2は、前記実施形態に係るフィン固定金具1を取り付けたフィン100を、サーフボード200に取り付けた状態を示す図である。
フィン固定金具1は、フィン100に取り付けられて、サーフボード200に設けられたフィンボックス210に、フィン100を固定する。
フィンボックス210は、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝211と、フィン挿入溝211よりサーフボード200の内部側に形成され、フィン挿入溝211より広い幅で形成され、後述するフィン100のピン130が係合するフィン係合溝212と、を備える。
また、フィン挿入溝211には、略中央にフィン挿入溝211より広い幅で形成されたピン挿入用欠き込み213が形成されている。
フィンボックス210は、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝211と、フィン挿入溝211よりサーフボード200の内部側に形成され、フィン挿入溝211より広い幅で形成され、後述するフィン100のピン130が係合するフィン係合溝212と、を備える。
また、フィン挿入溝211には、略中央にフィン挿入溝211より広い幅で形成されたピン挿入用欠き込み213が形成されている。
フィン100は、フィン本体110と、フィン本体110の基端の一方(図1に示す例では後方)に設けられた金具取付部120と、フィン本体110の基端の他方(図1に示す例では前方)に設けられたピン130と、を備える。
フィン100は、フィンボックス210に取り付ける場合、ピン130を、フィンボックス210のピン挿入用欠き込み213を介して、フィン係合溝212に挿入し、フィン係合溝212内でスライド移動させることで、図1に示す状態となる。
なお、フィン100は、フィン本体110の基端の前方側に金具取付部120が設けられ、フィン本体110の基端の後方側にピン130が設けられていてもよい。
フィン100は、フィンボックス210に取り付ける場合、ピン130を、フィンボックス210のピン挿入用欠き込み213を介して、フィン係合溝212に挿入し、フィン係合溝212内でスライド移動させることで、図1に示す状態となる。
なお、フィン100は、フィン本体110の基端の前方側に金具取付部120が設けられ、フィン本体110の基端の後方側にピン130が設けられていてもよい。
図3は、前記実施形態に係るフィン固定金具1の平面図である。
図4は、前記実施形態に係るフィン固定金具1をフィン100に取り付けた状態を示す側面図である。
図5から図7は、前記実施形態に係るフィン固定金具1の断面図である。図5は、フィン100をフィンボックス210に固定する前の状態を示している。図6は、フィン100をフィンボックス210に固定する途中の状態を示している。図7は、フィン100をフィンボックス210に固定した後の状態を示している。
フィン固定金具1は、本体10と、フィン取付ボルト20と、突出部30と、付勢部40(図5参照)と、を備える。
図4は、前記実施形態に係るフィン固定金具1をフィン100に取り付けた状態を示す側面図である。
図5から図7は、前記実施形態に係るフィン固定金具1の断面図である。図5は、フィン100をフィンボックス210に固定する前の状態を示している。図6は、フィン100をフィンボックス210に固定する途中の状態を示している。図7は、フィン100をフィンボックス210に固定した後の状態を示している。
フィン固定金具1は、本体10と、フィン取付ボルト20と、突出部30と、付勢部40(図5参照)と、を備える。
本体10は、直方体形状に形成され、フィン取付ボルト20によりフィン100の金具取付部120に取り付けられ、短辺方向の幅がフィン挿入溝211の幅よりも狭い寸法で形成されている。
また、本体10は、略中央に天面から底面まで貫通する螺子孔11が形成され、本体10の幅方向一方の側面に形成された円形状の第1開口部12と、本体10の幅方向他方の側面に形成された円形状の第2開口部13と、を備える。
第1開口部12と第2開口部13とは、向きが反転し前後方向に配列されている。
また、本体10は、略中央に天面から底面まで貫通する螺子孔11が形成され、本体10の幅方向一方の側面に形成された円形状の第1開口部12と、本体10の幅方向他方の側面に形成された円形状の第2開口部13と、を備える。
第1開口部12と第2開口部13とは、向きが反転し前後方向に配列されている。
フィン取付ボルト20は、フィン100の金具取付部120に形成された挿通孔121の内径より大きい外径で形成された頭部21と、頭部21の底面から延び、挿通孔121の内径より小さい外径の螺子山が形成された首部22と、を備える。
フィン取付ボルト20は、首部22がフィン100の金具取付部120に形成された挿通孔121に挿通され突出し、頭部21の底面が金具取付部120に当接する。また、首部22は、金具取付部120から突出した部分が本体10の螺子孔11と螺合する。
フィン取付ボルト20は、首部22がフィン100の金具取付部120に形成された挿通孔121に挿通され突出し、頭部21の底面が金具取付部120に当接する。また、首部22は、金具取付部120から突出した部分が本体10の螺子孔11と螺合する。
突出部30は、本体10の内部に配置され、本体10の第1開口部12及び第2開口部13の内径より大きい外径の球形状に形成され、本体10の第1開口部12及び第2開口部13に対応する位置にそれぞれ設けられ、その一部が本体10の第1開口部12又は第2開口部13から突出する。また、突出部30は、その外径が、フィンボックス210のフィン係合溝212のデッキ・ボトム方向の幅より大きい寸法で形成されている。
付勢部40は、本体10の内部に配置され、本体10の第1開口部12及び第2開口部13に対応する位置にそれぞれ設けられた突出部30を、それぞれ第1開口部12又は第2開口部13から突出する方向に付勢する弾性体(例えば、バネやゴム等)で構成されている。
以上の構成により、フィン固定金具1は、本体10の第1開口部12及び第2開口部13から突出部30が突出した状態の短辺方向の幅が、フィン挿入溝211の幅よりも広く、フィン係合溝212の幅よりも狭い寸法となる。
次に、フィン固定金具1により、フィンボックス210に、フィン100を固定する手順について説明する。
まず、使用者は、フィン100の基端の一方(前方又は後方)側に設けられた金具取付部120に、フィン固定金具1の本体10をフィン取付ボルト20により取り付け、本体10の突出部30の中心位置の高さ(フィン100の下端からの高さ)が、フィン100のピン130の中心位置の高さ(フィン100の下端からの高さ)と、が同じになるように調整し、図4に示す状態とする。
そして、フィン100の基端の他方(前方又は後方)側に設けられたピン130を、フィンボックス210のピン挿入用欠き込み213からフィン係合溝212に挿入し、フィン100を前後方向にスライド移動させ、フィン100の位置を調整する。
まず、使用者は、フィン100の基端の一方(前方又は後方)側に設けられた金具取付部120に、フィン固定金具1の本体10をフィン取付ボルト20により取り付け、本体10の突出部30の中心位置の高さ(フィン100の下端からの高さ)が、フィン100のピン130の中心位置の高さ(フィン100の下端からの高さ)と、が同じになるように調整し、図4に示す状態とする。
そして、フィン100の基端の他方(前方又は後方)側に設けられたピン130を、フィンボックス210のピン挿入用欠き込み213からフィン係合溝212に挿入し、フィン100を前後方向にスライド移動させ、フィン100の位置を調整する。
そして、使用者は、フィン100の位置が決まったら、フィンボックス210のフィン挿入溝211にフィン固定金具1を当接させ図5に示す状態とする。このとき、フィン固定金具1は、突出部30の本体10の第1開口部12及び第2開口部13から突出する部分がフィン挿入溝211の縁に当接した状態となる。
次に使用者は、フィン100をフィンボックス210側に押圧して、本体10をフィン挿入溝211内に押し込む。すると、フィン固定金具1の突出部30は、フィン挿入溝211の縁に当接し、本体10の内部側に引っ込み、図6に示す状態となる。
そして、使用者は、更に、フィン100をフィンボックス210側に押圧する。すると、本体10がフィン挿入溝211を通過し、フィン係合溝212内に入ると、突出部30が付勢部40に付勢されて、その一部が、再び第1開口部12及び第2開口部13から突出し、フィン係合溝212のデッキ方向の縁及びボトム方向の縁に当接し、図7に示す状態となる。これにより、フィンボックス210とフィン固定金具1とが係合した状態となる。このため、フィンボックス210の底面とフィン100の下端との間に隙間があっても、フィン100は、フィンボックス210において、一方(前方又は後方)側の基端が金具取付部120により、また、他方(前方又は後方)側の基端がピン130により、フィンボックス210に固定される。
次に使用者は、フィン100をフィンボックス210側に押圧して、本体10をフィン挿入溝211内に押し込む。すると、フィン固定金具1の突出部30は、フィン挿入溝211の縁に当接し、本体10の内部側に引っ込み、図6に示す状態となる。
そして、使用者は、更に、フィン100をフィンボックス210側に押圧する。すると、本体10がフィン挿入溝211を通過し、フィン係合溝212内に入ると、突出部30が付勢部40に付勢されて、その一部が、再び第1開口部12及び第2開口部13から突出し、フィン係合溝212のデッキ方向の縁及びボトム方向の縁に当接し、図7に示す状態となる。これにより、フィンボックス210とフィン固定金具1とが係合した状態となる。このため、フィンボックス210の底面とフィン100の下端との間に隙間があっても、フィン100は、フィンボックス210において、一方(前方又は後方)側の基端が金具取付部120により、また、他方(前方又は後方)側の基端がピン130により、フィンボックス210に固定される。
一方、フィン100を、フィンボックス210から取り外す場合には、使用者は、図7に示す状態から、フィン100をフィンボックス210から引き抜く方向に力を加え、本体10を、フィン係合溝212側からフィン挿入溝211内に押し込む。すると、フィン固定金具1の突出部30は、フィン挿入溝211の縁に当接し、本体10の内部側に引っ込み、図6に示す状態となる。
そして、使用者は、更に、フィン100をフィンボックス210から引き抜く方向に力を加える。すると、本体10がフィン挿入溝211を通過し、フィンボックス210の外部に引き抜かれると、突出部30が付勢部40に付勢されて、その一部が、再び第1開口部12及び第2開口部13から突出し、図5に示す状態となる。
そして、使用者は、更に、フィン100をフィンボックス210から引き抜く方向に力を加える。すると、本体10がフィン挿入溝211を通過し、フィンボックス210の外部に引き抜かれると、突出部30が付勢部40に付勢されて、その一部が、再び第1開口部12及び第2開口部13から突出し、図5に示す状態となる。
その後、使用者は、フィン100のピン130を、フィン係合溝212内でスライド移動させ、ピン挿入用欠き込み213から引き抜くことで、フィンボックス210からフィン100を取り外すことができる。
図8は、前記実施形態の変形例に係るフィン固定金具1Aの断面図である。
フィン固定金具1Aは、突出部30Aの外径が突出部30(図7参照)の外径より大きい点がフィン固定金具1と異なる。このように、フィン固定金具は、フィンボックスに固定できれば、突出部の外径を任意の寸法とすることができる。
なお、フィン係合溝212のボトムからデッキ方向(高さ方向)の長さが、突出部30が突出した際の最大の外径の長さよりも長い場合は、多少の隙間が開く場合があるが、この場合であっても、ピン130から突出部30までのフィン100の前後方向の固定により、フィン100を固定することが可能である。
フィン固定金具1Aは、突出部30Aの外径が突出部30(図7参照)の外径より大きい点がフィン固定金具1と異なる。このように、フィン固定金具は、フィンボックスに固定できれば、突出部の外径を任意の寸法とすることができる。
なお、フィン係合溝212のボトムからデッキ方向(高さ方向)の長さが、突出部30が突出した際の最大の外径の長さよりも長い場合は、多少の隙間が開く場合があるが、この場合であっても、ピン130から突出部30までのフィン100の前後方向の固定により、フィン100を固定することが可能である。
このように、本実施形態に係るフィン固定金具1によれば、使用者は、フィン100にフィン固定金具1を取り付け、このフィン固定金具1をフィンボックス210のフィン係合溝212内に押し込むだけで、フィンボックス210にフィン100を固定できる。
また、フィン固定金具1によれば、使用者は、フィン固定金具1をフィンボックス210のフィン係合溝212内から引き抜くだけで、フィンボックス210からフィン100を取り外すことができる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定し、取り外すことができるフィン固定金具を提供できる。
また、フィン固定金具1によれば、使用者は、フィン固定金具1をフィンボックス210のフィン係合溝212内から引き抜くだけで、フィンボックス210からフィン100を取り外すことができる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつ確実に固定し、取り外すことができるフィン固定金具を提供できる。
また、フィン固定金具1によれば、本体10の幅方向の両側面から、付勢部40に付勢された突出部30の一部を突出させるので、安定した状態で、フィンボックス210とフィン固定金具1とを係合させることができる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつより確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
したがって、フィンボックスにフィンを、容易かつより確実に固定することができるフィン固定金具を提供できる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
1、1A フィン固定金具
10 本体
11 螺子孔
12 第1開口部
13 第2開口部
20 フィン取付ボルト
21 頭部
22 首部
30、30A 突出部
40 付勢部
100 フィン
110 フィン本体
120 金具取付部
121 挿通孔
130 ピン
200 サーフボード
210 フィンボックス
211 フィン挿入溝
212 フィン係合溝
213 ピン挿入用欠き込み
10 本体
11 螺子孔
12 第1開口部
13 第2開口部
20 フィン取付ボルト
21 頭部
22 首部
30、30A 突出部
40 付勢部
100 フィン
110 フィン本体
120 金具取付部
121 挿通孔
130 ピン
200 サーフボード
210 フィンボックス
211 フィン挿入溝
212 フィン係合溝
213 ピン挿入用欠き込み
Claims (2)
- サーフボードに設けられ、前後方向に延び、フィンの基端が挿入されるフィン挿入溝と、前記フィン挿入溝より前記サーフボードの内部側に形成され、前記フィン挿入溝より広い幅で形成され、前記フィンの一部が係合するフィン係合溝と、を備えるフィンボックスに、フィンを固定するフィン固定金具であって、
前記フィンの基端に取り付けられ、前記フィン挿入溝の幅よりも狭い幅で形成された本体と、
球形状に形成され、その一部が前記本体の幅方向の側面に形成された開口部から突出する突出部と、
前記本体の内部に配置され、前記突出部を、前記開口部から突出する方向に付勢する付勢部と、を備えるフィン固定金具。 - 前記本体は、前記本体の幅方向一方の側面に形成された第1開口部と、前記本体の幅方向他方の側面に形成された第2開口部と、を備え、
前記第1開口部及び前記第2開口部からは、それぞれ前記付勢部に付勢された前記突出部の一部が突出する請求項1に記載のフィン固定金具。
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KR20230083084A (ko) * | 2021-12-02 | 2023-06-09 | 굿세라 주식회사 | 데크-핀 연결 장치 |
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