JP6723539B2 - 脱落防止具 - Google Patents

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Description

本発明は脱落防止具に関する。詳しくは、ボルトからナットや被固定物が脱落することを防止する脱落防止具に係るものである。
部品と部品を締め付け固定するために、溶接よりも手間がかからず、かつ、短時間で施工が可能な、ボルトとナットによる締結方法が用いられている。
しかし、ボルトとナットによる締結方法では、ボルトやナットが振動等を受けることにより、締結後にボルトやナットが緩むことがあるため、ボルトやナットが緩んでボルトからナットや被固定物が脱落しないようにする発明が幾つか提案されている。
例えば特許文献1には、図8に示すような脱落防止具が記載されている。すなわち、特許文献1に記載の脱落防止具101は、筒状本体102と、この筒状本体102内に挿入されたコイルバネ部103とを備える。
また、コイルバネ部103は、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい径で巻回されて形成されている。
また、筒状本体102は、コイルバネ部103を筒状本体102に挿入した場合にコイルバネ部103の外径と筒状本体102の内径との間に隙間が形成され、筒状本体102内でコイルバネ部103が拡径できる構成とされている。
また、コイルバネ部103の上端104は、筒状本体102の上部に穿孔された固着用孔106に差し込まれて固着されている。
また、コイルバネ部103の下端105は、筒状本体102の下部に形成された開口部107内に係留されている。
また、筒状本体102の外周壁面の上下方向に突起部108が形成されている。
国際公開第2005/121570号
しかしながら、特許文献1に記載の脱落防止具は、ボルトをコイルバネ部に挿入するときに、コイルバネ部が一定の位置でボルトを誘い込み難く、緩み止め性能を安定的に発揮し難かった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、緩み止め性能を安定的に発揮できる脱落防止具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、巻回されたコイル素線で構成された第1のコイルバネ部と、該第1のコイルバネ部のコイル素線の一端から延びたコイル素線の領域であり、かつ、同第1のコイルバネ部の外側に配置された端部領域と、前記第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、同第1のコイルバネ部と略同心状にかつ半円以上の大きさの円弧状に巻回された領域である円弧状領域および同第1のコイルバネ部と略同心状にかつ多角形状に少なくとも1周巻回された領域である多角形状領域を含み、かつ、同第1のコイルバネ部の巻回径よりも大きい巻回径を含む第2のコイルバネ部とを有するコイルバネ体と、外形が多角形であり、かつ、互いに対向する一方の端面と他方の端面との間を貫通した貫通孔の内部に、前記コイルバネ体が同貫通孔と同軸上に収容されており、かつ、前記貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部を有し、かつ、前記コイルバネ体の前記端部領域を挿入可能な凹部が内側面に形成された、または前記コイルバネ体の前記端部領域を挿入可能であり、かつ、内側面と外側面との間を貫通する開口部が形成された本体とを備える。
ここで、貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部によって、本発明の脱落防止具をボルトに装着するとき、すなわちボルトをコイルバネ体に挿入するときに、コイルバネ体と突出部とが接触してコイルバネ体がずれることを抑制し、コイルバネ体がボルトのリードに沿って一定の位置でボルトを誘い込むことができる。
また、貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部によって、本発明の脱落防止具をボルトに装着する前すなわちボルトをコイルバネ体に挿入する前に、コイルバネ体が本体から脱落することを抑制できる。
また、本発明の脱落防止具において、本体の一方の端面に、本体の内側面まで延びる窪み部が形成されており、突出部は、窪み部に連接したものとすることができる。
この場合、本体の一方の端面に対して略直交する方向に、窪み部に工具を挿入し、かつ、突出部に工具を押し当てて、本発明の脱落防止具を回転させることができる。
また、本発明の脱落防止具において、突出部は、本体の一方の端面よりも、貫通孔が延びる方向においてコイルバネ体に近い位置に配置されたものとすることができる。
この場合、突出部がコイルバネ体に近くなるので、コイルバネ体がずれることを抑制し易い。
また、多角形状領域は、第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、第1のコイルバネ部と略同心状にかつ六角形状に少なくとも1周巻回された領域であり、本体の外形は六角形であるものとすることができる。
この場合、多角形状領域の形状に突出部の位置が対応しているので、ボルトをコイルバネ体に挿入する前に、コイルバネ体が本体から脱落することをより一層抑制できる。
本発明に係る脱落防止具は、緩み止め性能を安定的に発揮できる。
本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略分解図である。 本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体の概略正面図である。 本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体の概略平面図である。 図1のA−A線に概略断面図である。 図1に示したコイルバネ体を本体に収容した状態の本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。 ボルトに装着された本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。 図5Aに示された本発明を適用した脱落防止具の概略平面図である。 ボルトに装着された本発明を適用した脱落防止具を緩めるときの様子の一例を示す概略図である。 図6Aに示された本発明を適用した脱落防止具の概略平面図である。 本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体を構成する先端領域の一例を示す概略図である。 従来の脱落防止具を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略分解図である。また、図2Aは、本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体の概略正面図である。また、図2Bは、本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体の概略平面図である。
また、図3は、図1のA−A線に概略断面図である。また、図4は、図1に示したコイルバネ体を本体に収容した状態の本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。
図1に示す本発明の脱落防止具1は、コイルバネ体2と、本体3とを備える。
ここで、コイルバネ体2は、第1のコイルバネ部2Aと、端部領域21と、第2のコイルバネ部2Bとを有する。
また、第1のコイルバネ部2Aは、所定の径で巻回されたコイル素線で構成されている。
ここで、第1のコイルバネ部2Aの内径は、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい。
また、端部領域21は、第1のコイルバネ部2Aのコイル素線の一端から延びたコイル素線の領域であり、かつ、第1のコイルバネ部2Aの外側に配置されている。
また、第2のコイルバネ部2Bは、第1のコイルバネ部2Aを構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線で構成されている。
また、第2のコイルバネ部2Bを構成するコイル素線は、第1のコイルバネ部2Aの巻回径よりも大きい巻回径で巻回されている。
すなわち、第2のコイルバネ部2Bは、第1のコイルバネ部2Aを構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、第1のコイルバネ部2Aと略同心状に、かつ、半円の大きさの円弧状に巻回された領域である円弧状領域22を含む。
また、第2のコイルバネ部2Bは、第1のコイルバネ部2Aを構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、第1のコイルバネ部2Aと略同心状に、かつ、六角形状に少なくとも1周巻回された領域である多角形状領域23を含む。
従って、多角形状領域23には少なくとも6箇所の角部23Aが存在する。
また、円弧状領域22は、第1のコイルバネ部2Aを構成するコイル素線の他端に連接している。すなわち、円弧状領域22を構成するコイル素線は、第1のコイルバネ部2Aを構成するコイル素線の他端から延びている。
また、多角形状領域23は、円弧状領域22に隣接している。すなわち、多角形状領域23を構成するコイル素線は、円弧状領域22を構成するコイル素線の終端から延びている。
また、本発明の脱落防止具1の本体3には、互いに対向する一方の端面と他方の端面との間を貫通する貫通孔4が形成されている。
また、本体3の外形は六角形である。すなわち、貫通孔4の中心軸線と直交する方向における本体3の断面形状は六角形状である。
また、本体の外形は必ずしも六角形でなくてもよいことは勿論である。例えば、本体の外形は五角形や八角形でもよい。
また、六角形の本体3は、本体3の6つの辺それぞれから、貫通孔4に向けて突出した突出部5を有する。
また、本体3の一方の端面には、本体3の内側面まで延びる窪み部5Aが形成されている。
また、突出部5は、窪み部5Aに連接している。
なお、本体3の各辺から1つの突出部5が突出しているが、必ずしも各辺から1つの突出部が突出していなくてもよく、各辺から2つ以上の突出部が突出していてもよい。
また、突出部5は、本体3の一方の端面よりも、貫通孔4が延びる方向すなわち貫通孔4の中心軸線が延びる方向において、コイルバネ体2に近い位置に配置されている。
また、突出部5を有する本体3を備える本発明の脱落防止具1は、例えば次のようにして製造される。
コイルバネ体2を、貫通孔4が形成された、外形が六角形の本体3の貫通孔4の内部に、貫通孔4と同軸上に収容する。
なお、このときの本体には、本体の6つの辺それぞれから突出した突出部や窪み部は形成されていない。
次に、本体3の一方の端面に対して略直交する方向に、この一方の端面へ熱を加えながら加圧できる器具を押し当てて加圧し、この一方の端面を塑性変形させる。
このとき、本体3の一方の端面と本体3の内側面に、一緒に熱を加えながら加圧する。
その結果、六角形の本体3の6つの辺それぞれに、本体3の内側面まで延びる1つの窪み部5Aと、窪み部5Aに連接した、かつ、貫通孔4に向けて突出した突出部5を形成する。
また、図3に示すように、本体3の貫通孔4は、内径が互いに異なる3つの空間に分けられている。
すなわち、一方の端面から上段差部3Aと略同一平面までの空間である上部空間4Aと、上段差部3Aと略同一平面から下段差部3Bと略同一平面までの空間である中部空間4Bと、下段差部3Bと略同一平面から本体3の他方の端面までの空間である下部空間4Cである。
また、上部空間4Aの内径が一番大きく、中部空間4Bの内径が二番目に大きく、下部空間4Cの内径が一番小さい。
すなわち、上段差部3Aの分だけ中部空間4Bの内径は上部空間4Aの内径より小さい。また、下段差部3Bの分だけ下部空間4Cの内径は中部空間4Bの内径より小さい。
また、上部空間4Aを形成する本体3の内側面には、六角形の本体3の突き出た部分に相当する位置に隅部7が形成されている。
また、本体3の各辺すなわち隅部7と隅部7との間に突出部5が設けられている。
また、中部空間4Bを形成する本体3の内側面の一部と外側面との間を貫通する開口部6が形成されている。
また、下部空間4Cを形成する本体3の内側面にはネジ溝とネジ山が形成されている。すなわち、本体3はネジ部8を有する。
また、コイルバネ体2を、本体3の貫通孔4の内部に貫通孔4と同軸上に収容した状態では、第2のコイルバネ部2Bは貫通孔4の上部空間4A内に位置する。
また、突出部5は、貫通孔4が延びる方向においてコイルバネ体2よりも本体3の一方の端面に近い位置に配置されている。
また、隅部7は、貫通孔4の内部に貫通孔4と同軸上に収容されたコイルバネ体2の第2のコイルバネ部2Bの多角形状領域23の角部23Aに対応するものである。
また、コイルバネ体2を、本体3の貫通孔4の内部に貫通孔4と同軸上に収容した状態では、第1のコイルバネ部2Aは貫通孔4の中部空間4B内に位置する。
従って、コイルバネ体2を、本体3の貫通孔4の内部に貫通孔4と同軸上に収容した状態では、端部領域21は第1のコイルバネ部2Aの外側に配置されているので、端部領域21は開口部6に挿入される。
また、第1のコイルバネ部2Aの巻回径と、下部空間4Cの内径すなわちネジ部8の内径は略同じである。
また、第1のコイルバネ部2Aは、下部空間4C内には位置しない。
また、第1のコイルバネ部2Aと第2のコイルバネ部2Bは互いに略同心状に形成されており、しかも、コイルバネ体2は、本体3の貫通孔4の内部に貫通孔4と同軸上に収容されている。
従って、本体3のネジ部8を通ったボルトの脚部は、第1のコイルバネ部2Aに到達し、そして、第1のコイルバネ部2Aのコイル素線がボルトの脚部に形成されたネジ溝と係合する。
なお、コイルバネ体2は本体3に固着されていない。
なぜなら、六角形の本体3の6つの辺それぞれから貫通孔4に向けて突出した突出部5が、貫通孔4が延びる方向においてコイルバネ体2よりも本体3の一方の端面に近い位置に配置されているので、コイルバネ体2と突出部5とが接触して、コイルバネ体2が本体3に固着されていなくても、コイルバネ体2は本体3から容易に離脱しないからである。
図5Aは、ボルトに装着された本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。また、図5Bは、図5Aに示された本発明を適用した脱落防止具の概略平面図である。
また、図6Aは、ボルトに装着された本発明を適用した脱落防止具を緩めるときの様子の一例を示す概略図である。また、図6Bは、図6Aに示された本発明を適用した脱落防止具の概略平面図である。
図5Aに示すように、被固定物9を固定するために本発明の脱落防止具1を、締め付ける方向12である右方向へ回転させて、ボルト10の脚部11に装着させる。
また、本発明の脱落防止具1をボルト10の脚部11から離脱させる場合は、図6Aに示すように、本発明の脱落防止具1を、緩める方向13である左方向へ回転させる。
また、図5Bに示すように、多角形状領域23の角部23Aは、本発明の脱落防止具1を締め付ける方向12へ回転させたとき、本体3の内側面に形成された隅部7と対応する位置にある。
一方、図6Bに示すように、多角形状領域23の角部23Aは、本発明の脱落防止具1を緩める方向13である左方向へ回転させたとき、本体3の内側面に形成された隅部7と対応する位置から移動する。
そして、角部23が本体3の内側面に当接する。
すなわち、本発明の脱落防止具1を緩める方向13へ回転させると、コイルバネ体2は縮径する。
このとき、第1のコイルバネ部2Aのコイル素線がボルト10の脚部11に形成されたネジ溝に押し付けられる。
一方、コイルバネ体2は縮径するので、第1のコイルバネ部2Aのコイル素線の一端から延びたコイル素線の領域である端部領域21は、開口部6の縁へ向けて移動し、開口部6の縁に当たる。
そして、さらに本発明の脱落防止具1を緩める方向13へ回転させ続けると、開口部6の縁が端部領域21を拡径方向へ押す。
また、このとき、第2のコイルバネ部2Bの多角形状領域23の角部23Aが本体3の内側面に当接する。
従って、コイルバネ体2全体が回らなくなるので、コイルバネ体2は拡径した状態が維持され、本発明の脱落防止具1を緩める方向13へ回転させ続けることができる。
なお、本発明の脱落防止具1を緩める方向13へ回転させ続けなければ、すなわち、本発明の脱落防止具1に対して緩める方向13へ所定の力を加え続けなければ、本発明の脱落防止具1は緩まないため、振動が本発明の脱落防止具1に加えられても、被固定物の緩み抑制の点で支障はない。
また、本体の一方の端面に、必ずしも本体の内側面まで延びる窪み部が形成されていなくてもよく、また、突出部は必ずしも窪み部に連接していなくてもよい。
しかし、このような窪み部が形成されており、突出部が窪み部に連接していれば、本体の一方の端面に対して略直交する方向に、窪み部に工具を挿入し、かつ、突出部に工具を押し当てて、本発明の脱落防止具を回転させることができるので好ましい。
また、突出部は、必ずしも本体の一方の端面よりも、貫通孔が延びる方向において、コイルバネ体に近い位置に配置されていなくてもよい。
しかし、突出部が、本体の一方の端面よりも、貫通孔が延びる方向において、コイルバネ体に近い位置に配置されていれば、突出部がコイルバネ体に近くなるので、コイルバネ体がずれることを抑制し易くなり、好ましい。
また、多角形状領域は、必ずしも第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、第1のコイルバネ部と略同心状に、かつ、六角形状に少なくとも1周巻回されていなくてもよい。
また、本体の外形は必ずしも六角形でなくてもよい。
しかし、多角形状領域が、このようにコイル素線が、第1のコイルバネ部と略同心状に、かつ、六角形状に少なくとも1周巻回された領域であり、本体の外形も六角形であれば、多角形状領域の形状に突出部の位置が対応しているので、ボルトをコイルバネ体に挿入する前に、コイルバネ体が本体から脱落することをより一層抑制でき、好ましい。
図7は、本発明を適用した脱落防止具のコイルバネ体を構成する先端領域の一例を示す概略図である。
図7に示す例では、コイルバネ体2は、端部領域のコイル素線の先端から、端部領域と略直交する方向に延びた先端領域21Aを有している。
すなわち、図7に示す例では、図示されていないネジ部が設けられた側へ向けて、先端領域21Aが延びており、図7で言うと下側へ向けて先端領域21Aが延びている。
コイルバネ体2が、このような先端領域21Aを有することで、先端領域21Aが本体3に係り易くなり、コイルバネ体2が本体3から離脱し難くなる。
以上のように、本発明の脱落防止具は、貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部を有しているので、本発明の脱落防止具をボルトに装着するとき、すなわちボルトをコイルバネ体に挿入するときに、コイルバネ体と突出部とが接触してコイルバネ体がずれることを抑制し、コイルバネ体がボルトのリードに沿って一定の位置でボルトを誘い込むことができる。
従って、本発明の脱落防止具は、緩み止め性能を安定的に発揮できる。
また、本発明の脱落防止具は、貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部を有しているので、本発明の脱落防止具をボルトに装着する前すなわちボルトをコイルバネ体に挿入する前に、コイルバネ体が本体から脱落することを抑制できる。
1 脱落防止具
2 コイルバネ体
2A 第1のコイルバネ部
2B 第2のコイルバネ部
3 本体
4 貫通孔
5 突出部
5A 窪み部
6 開口部
7 隅部
8 ネジ部
9 被固定物
10 ボルト
11 脚部
12 締め付ける方向
13 緩める方向
21 端部領域
21A 先端領域
22 円弧状領域
23 多角形状領域
23A 角部

Claims (3)

  1. 巻回されたコイル素線で構成された第1のコイルバネ部と、該第1のコイルバネ部のコイル素線の一端から延びたコイル素線の領域であり、かつ、同第1のコイルバネ部の外側に配置された端部領域と、前記第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、同第1のコイルバネ部と略同心状にかつ半円以上の大きさの円弧状に巻回された領域である円弧状領域および同第1のコイルバネ部と略同心状にかつ多角形状に少なくとも1周巻回された領域である多角形状領域を含み、かつ、同第1のコイルバネ部の巻回径よりも大きい巻回径を含む第2のコイルバネ部とを有するコイルバネ体と、
    外形が多角形であり、かつ、互いに対向する一方の端面と他方の端面との間を貫通した貫通孔の内部に、前記コイルバネ体が同貫通孔と同軸上に収容されており、かつ、前記貫通孔に向けて多角形の各辺から突出した突出部を有し、かつ、前記コイルバネ体の前記端部領域を挿入可能な凹部が内側面に形成された、または前記コイルバネ体の前記端部領域を挿入可能であり、かつ、内側面と外側面との間を貫通する開口部が形成された本体とを備え
    前記本体の一方の端面に、同本体の内側面まで延びる窪み部が形成されており、
    前記突出部は、前記窪み部に連接した
    脱落防止具。
  2. 前記突出部は、前記本体の一方の端面よりも、前記貫通孔が延びる方向において前記コイルバネ体に近い位置に配置された
    請求項1に記載の脱落防止具。
  3. 前記多角形状領域は、前記第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の他端から延びたコイル素線が、前記第1のコイルバネ部と略同心状に、かつ、六角形状に少なくとも1周巻回された領域であり、
    前記本体の外形は六角形である
    請求項1または請求項2に記載の脱落防止具。
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