JP2022034393A - 脱落防止具 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、ナット緩み止め具110は、弾性を有する素線で形成されており、コイルバネ部111を本体として有する。
また、外側押圧部113及び内側押圧部114はコイルバネ部111の中心軸Oから遠ざかる方向に向けて形成されている。
また、この場合、ナット用コイルバネ部がナットに装着されていて、緩む方向へナットが回転しようとしても、第4のコイル素線の端部領域が延長部に引っ掛かり、それ以上動き難いため、緩む方向へナットが回転することを抑制できる。
また、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりも頂部を内側に配置させることができるので、汎用工具例えば12角ソケット工具内に本発明の脱落防止具を収め易くなって、汎用工具を使うことが容易となる。
また、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりもボルトを抑える箇所を多くすることができる。
図1は、本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。
ここで、第1のコイルバネ部2は、略円形状に略同一径で3回巻回された第1のコイル素線2Aを有する。
また、第1のコイルバネ部2の内径は、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい。
ここで、第2のコイルバネ部3は、第2のコイル素線3Aを有する。
第2のコイル素線3Aは、第1のコイルバネ部2の第1のコイル素線2Aの一端から延びており、第1のコイルバネ部2の巻回範囲より大きい巻回範囲で第1のコイルバネ部2と同心状に、かつ、複数の頂部3Bが第1のコイルバネ部2の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、曲部7は、頂部3Bと頂部3Bの間に、第2のコイルバネ部3の巻回中心とは反対方向へ凸状に曲がっている。
ここで、第3のコイルバネ部4は、第3のコイル素線4Aを有する。
第3のコイル素線4Aは、第1のコイルバネ部2の第1のコイル素線2Aの他端から延びており、第1のコイルバネ部2の巻回範囲より大きい巻回範囲で第1のコイルバネ部2と同心状に、かつ、複数の頂部4Bが第1のコイルバネ部2の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、曲部7は、頂部4Bと頂部4Bの間に、第3のコイルバネ部4の巻回中心とは反対方向へ凸状に曲がっている。
ここで、延長部5は、延長コイル素線5Aを有する。
延長コイル素線5Aは、第2のコイルバネ部3の第2のコイル素線3Aから第1のコイルバネ部2の巻回半径方向に対して略直交する方向と同じ方向に、かつ、第3のコイルバネ部4の位置を越えて延びている。
ここで、ナット用コイルバネ部6は、第4のコイル素線6Aを有する。
第4のコイル素線6Aは、延長コイル素線5Aから延びており、ナットの側面に接触可能な大きさの巻回範囲で第3のコイルバネ部4と同心状に、かつ、複数の頂部6Bが第3のコイルバネ部4の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略六角形状に巻回されている。
その結果、本発明の脱落防止具1を、ボルトに装着されていないナットに装着したときに、傾けられた第4のコイル素線6Aの部分がナットに押されたことにより生じる反力によって、傾けられた第4のコイル素線6Aの部分がナットから離れ難くなり、ナットが本発明の脱落防止具1から抜け落ち難くなる。
また、本明細書で言う「巻回範囲」は、中心軸線に対して略直交する方向における範囲を意味する。
また、第2のコイルバネ部及び第3のコイルバネ部が曲部を有していれば、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりも頂部を内側に配置させることができるので、汎用工具例えば12角ソケット工具内に本発明の脱落防止具を収め易くなって、汎用工具を使うことが容易となり好ましい。
図2は、本発明を適用した脱落防止具を、ナットとボルトに装着した状態の一例を示す概略図である。
ここで、脚部21Bには、ネジ溝21Cとネジ山21Dが交互に形成されている。
従って、本発明の脱落防止具1のナット用コイルバネ部6を、ボルト21の脚部21Bに装着されていないナット22に装着し、本発明の脱落防止具1とナット22の結合体を12角ソケットレンチに嵌合することができる。
すなわち、第1のコイルバネ部2の第1のコイル素線2Aが、脚部21Bに形成されたネジ溝21Cに嵌合する。
なお、ボルト21の脚部21Bに装着された状態のナット22と、ボルト21の脚部21Bとに、12角ソケットレンチを使って本発明の脱落防止具1を装着できることは勿論である。
また、ナット用コイルバネ部6の頂部6Bがナット22の角部に当接するので、緩む方向にナット22が回転することをさらに抑えることができる。
図3に示す本発明の脱落防止具31は、第1のコイルバネ部32を備える。
ここで、第1のコイルバネ部32は、略円形状に略同一径で1回巻回された第1のコイル素線32Aを有する。
また、第1のコイルバネ部32の内径は、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい。
ここで、第2のコイルバネ部33は、第2のコイル素線33Aを有する。
第2のコイル素線33Aは、第1のコイルバネ部32の第1のコイル素線32Aの一端から延びており、第1のコイルバネ部32の巻回範囲より大きい巻回範囲で第1のコイルバネ部32と同心状に、かつ、複数の頂部33Bが第1のコイルバネ部32の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、曲部37は、頂部33Bと頂部33Bの間に、第2のコイルバネ部33の巻回中心とは反対方向へ凸状に曲がっている。
ここで、第3のコイルバネ部34は、第3のコイル素線34Aを有する。
第3のコイル素線34Aは、第1のコイルバネ部32の第1のコイル素線32Aの他端から延びており、第1のコイルバネ部32の巻回範囲より大きい巻回範囲で第1のコイルバネ部32と同心状に、かつ、複数の頂部34Bが第1のコイルバネ部32の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、曲部37は、頂部34Bと頂部34Bの間に、第3のコイルバネ部34の巻回中心とは反対方向へ凸状に曲がっている。
ここで、延長部35は、延長コイル素線35Aを有する。
延長コイル素線35Aは、第2のコイルバネ部33の第2のコイル素線33Aから第1のコイルバネ部32の巻回半径方向に対して略直交する方向と同じ方向に、かつ、第3のコイルバネ部34の位置を越えて延びている。
ここで、ナット用コイルバネ部36は、第4のコイル素線36Aを有する。
第4のコイル素線36Aは、延長コイル素線35Aから延びており、ナットの側面に接触可能な大きさの巻回範囲で第3のコイルバネ部34と同心状に、かつ、複数の頂部36Bが第3のコイルバネ部34の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略六角形状に巻回されている。
ここで、端部領域36Cは、第4のコイル素線36Aの先端から所定の範囲の領域であると共に、さらに先端から一部の領域がフック形状に構成されて延長部35の延長コイル素線36Aに引掛け可能であり、かつ、延長部35の延長コイル素線35Aが延びた方向と交差する方向へ延びた領域である。
すなわち、本発明の脱落防止具は、ナットが緩む方向へ回転すると、より一層、ボルトを締め付けることができる。
すなわち、このような構成では、ナットが緩む方向へ回転すると、ボルトを締め付ける力が弱くなってしまう。
2 第1のコイルバネ部
2A 第1のコイル素線
3 第2のコイルバネ部
3A 第2のコイル素線
3B 頂部
4 第3のコイルバネ部
4A 第3のコイル素線
4B 頂部
5 延長部
5A 延長コイル素線
6 ナット用コイルバネ部
6A 第4のコイル素線
6B 頂部
7 曲部
8 中心軸線
21 ボルト
21A 頭部
21B 脚部
21C ネジ溝
21D ネジ山
22 ナット
31 脱落防止具
32 第1のコイルバネ部
32A 第1のコイル素線
33 第2のコイルバネ部
33A 第2のコイル素線
33B 頂部
34 第3のコイルバネ部
34A 第3のコイル素線
34B 頂部
35 延長部
35A 延長コイル素線
36 ナット用コイルバネ部
36A 第4のコイル素線
36B 頂部
36C 端部領域
37 曲部
38 中心軸線
Claims (4)
- 略円形状に略同一径で巻回された第1のコイル素線を有する第1のコイルバネ部と、
該第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の一端から延びており、同第1のコイルバネ部の巻回範囲より大きい巻回範囲で同第1のコイルバネ部と同心状に、かつ、複数の頂部が同第1のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である多角形状に巻回された第2のコイル素線を有する第2のコイルバネ部と、
前記第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の他端から延びており、同第1のコイルバネ部の巻回範囲より大きい巻回範囲で同第1のコイルバネ部と同心状に、かつ、複数の頂部が同第1のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である多角形状に巻回された第3のコイル素線を有する第3のコイルバネ部と、
前記第2のコイルバネ部の前記第2のコイル素線から前記第1のコイルバネ部の巻回半径方向に対して略直交する方向と同じ方向に、かつ、前記第3のコイルバネ部の位置を越えて延びた延長コイル素線を有する延長部と、
前記延長コイル素線から延びており、ナットの側面に接触可能な大きさの巻回範囲で前記第3のコイルバネ部と同心状に、かつ、複数の頂部が同第3のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である多角形状に巻回された第4のコイル素線を有するナット用コイルバネ部とを備える
脱落防止具。 - 前記ナット用コイルバネ部は、前記第4のコイル素線の先端から所定の範囲の領域であると共に、前記延長部の前記延長コイル素線に引掛け可能であり、かつ、前記延長部の前記延長コイル素線が延びた方向と交差する方向へ延びた領域である端部領域を有する
請求項1に記載の脱落防止具。 - 前記第2のコイルバネ部及び前記第3のコイルバネ部は、前記頂部と前記頂部の間に、同第2のコイルバネ部の巻回中心及び同第3のコイルバネ部の巻回中心それぞれとは反対方向へ凸状に曲がった曲部を有する
請求項1または請求項2に記載の脱落防止具。 - 前記第2のコイルバネ部の前記第2のコイル素線及び前記第3のコイルバネ部の前記第3のコイル素線はそれぞれ、略三角形状に巻回されており、
前記ナット用コイルバネ部の前記第4のコイル素線は、略六角形状に巻回された
請求項1、請求項2または請求項3に記載の脱落防止具。
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