JP7045065B2 - 脱落防止具 - Google Patents
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Description
を防止する脱落防止具に係るものである。
すなわち、ナット緩み止め具110は、弾性を有する素線で形成されており、コイルバネ部111を本体として有する。
また、外側押圧部113及び内側押圧部114はコイルバネ部111の中心軸Oから遠ざかる方向に向けて形成されている。
また、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりも頂部を内側に配置させることができるので、一般の工具例えばソケット工具内に本発明の脱落防止具を収め易くなって一般のソケット工具を使うことが容易となり、また、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりもボルトを抑える箇所を多くすることができる。
この場合、多用されている六角ナットの側面にしっかりと第4のコイル素線を接触させることができる。
図1は、本発明を適用した脱落防止具の一例を示す概略図である。
また、図2は、本発明を適用した脱落防止具の第2のコイルバネ部を省略した概略平面図である。すなわち、本発明の脱落防止具は当然ながら第2のコイルバネ部を備えているが、図2では第2のコイルバネ部の図示を便宜上、省略しているだけである。
ここで、第1のコイルバネ部2は、略円形状に略同一径で巻回された第1のコイル素線2Aを有する。
第1のコイルバネ部2の内径は、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい。
ここで、第2のコイルバネ部3は、第2のコイル素線3Aを有する。
また、第2のコイル素線3Aは、第1のコイルバネ部2の第1のコイル素線2Aの一端から延びており、かつ、第1のコイルバネ部2の巻回範囲より大きい巻回範囲で、かつ、第1のコイルバネ部2と同心状に、かつ、3つの頂部3Bが第1のコイルバネ部2の巻回中心9から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、第3のコイルバネ部4は、第3のコイル素線4Aを有する。
また、第3のコイル素線4Aは、第1のコイルバネ部2の第1のコイル素線2Aの他端から延びており、かつ、第1のコイルバネ部2の巻回範囲より大きい巻回範囲で、かつ、第1のコイルバネ部2と同心状に、かつ、3つの頂部(4B~4D)が第1のコイルバネ部2の巻回中心9から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回されている。
ここで、延長部5は、延長コイル素線5Aを有する。
また、延長コイル素線5Aは、第3のコイルバネ部4の第3のコイル素線4Aから第1のコイルバネ部2の巻回半径方向に対して略直交する方向と同じ方向に、かつ、第2のコイルバネ部3の位置とは反対方向に延びており、かつ、ナットの側面に接触可能である。
ここで、第4のコイルバネ部6は、第4のコイル素線6Aを有する。
また、第4のコイル素線6Aは、延長コイル素線5Aから延びており、かつ、ナットの側面に接触可能な大きさの巻回範囲で、かつ、第3のコイルバネ部4と同心状に、かつ、6つの頂部6Bが第3のコイルバネ部4の巻回中心9から互いに略同一の距離に配置された形状である略六角形状に巻回されている。
また、第3のコイルバネ部4も、1番目の頂部4Bと2番目の頂部4Cの間や、2番目の頂部4Cと3番目の頂部4Dの間に、第3のコイルバネ部4の巻回中心とは反対方向へ凸状に曲がった曲部7を有する。
また、曲部7の内角は、第2のコイルバネ部3の頂部3Bの内角や第3のコイルバネ部4の頂部(4B、4C、4D)の内角よりも大きい。
また、本明細書で言う「巻回範囲」は、中心軸線に対して略直交する方向における範囲を意味する。
また、本発明の脱落防止具において、必ずしも第3のコイルバネ部の第3のコイル素線と第1のコイルバネ部の第1のコイル素線の他端との接続箇所と、第1のコイルバネ部の巻回中心と、延長部とが、第1のコイルバネ部の巻回半径方向に対して略直交する方向に延びる同じ平面内に位置していなくてもよい。
また、第2のコイルバネ部及び第3のコイルバネ部が曲部を有していれば、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりも頂部を内側に配置させることができるので、一般の工具例えばソケット工具内に本発明の脱落防止具を収め易くなって一般のソケット工具を使うことが容易となり、また、頂部と頂部の間に曲部がない場合よりもボルトを抑える箇所を多くすることができるので好ましい。
しかし、第4のコイルバネ部の第4のコイル素線が略六角形状に巻回されていれば、多用されている六角ナットの側面にしっかりと第4のコイル素線を接触させることができるので好ましい。
なお、図3において被固定物の図示を省略している。また、ボルト21は頭部21Aを有しており、脚部21Bは頭部21Aから延びている。
そして、ソケットレンチを押しながら右回転させて、本発明の脱落防止具1を押しながら右回転すなわち本発明の脱落防止具1を締め付ける方向へ回転させる。
また、第4のコイルバネ部6の頂部6Bがナット22の角部に当接しているので、緩む方向にナット22が回転することをさらに抑えることができる。
その結果、ナットは振動しなくなり、ナットの振動でボルトのネジ山が潰れる心配もなくなる。
2 第1のコイルバネ部
2A 第1のコイル素線
3 第2のコイルバネ部
3A 第2のコイル素線
3B 頂部
4 第3のコイルバネ部
4A 第3のコイル素線
4B 1番目の頂部
4C 2番目の頂部
4D 3番目の頂部
5 延長部
5A 延長コイル素線
6 第4のコイルバネ部
6A 第4のコイル素線
6B 頂部
7 曲部
8 中心軸線
9 巻回中心
10 平面
21 ボルト
21A 頭部
21B 脚部
21C ネジ溝
21D ネジ山
22 ナット
31 脱落防止具
Claims (5)
- 略円形状に略同一径で巻回された第1のコイル素線を有する第1のコイルバネ部と、
該第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の一端から延びており、かつ、同第1のコイルバネ部の巻回範囲より大きい巻回範囲で、かつ、同第1のコイルバネ部と同心状に、かつ、複数の頂部が同第1のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である多角形状に巻回された第2のコイル素線を有する第2のコイルバネ部と、
前記第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の他端から延びており、かつ、同第1のコイルバネ部の巻回範囲より大きい巻回範囲で、かつ、同第1のコイルバネ部と同心状に、かつ、3つの頂部が同第1のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である略三角形状に巻回された第3のコイル素線を有し、かつ、前記第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の他端との接続箇所から数えて3番目の前記頂部の内角が他の頂部の内角よりも大きい第3のコイルバネ部と、
該第3のコイルバネ部の前記第3のコイル素線から前記第1のコイルバネ部の巻回半径方向に対して略直交する方向と同じ方向に、かつ、前記第2のコイルバネ部の位置とは反対方向に延びており、かつ、ナットの側面に接触可能な延長コイル素線を有する延長部とを備える
脱落防止具。 - 前記第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の他端との接続箇所から数えて3番目の、前記第3のコイルバネ部の前記頂部から延びる前記第3のコイル素線は略直線形状を有し、
前記第3のコイルバネ部の前記第3のコイル素線と前記第1のコイルバネ部の前記第1のコイル素線の他端との接続箇所と、前記第1のコイルバネ部の巻回中心と、前記延長部とが、前記第1のコイルバネ部の巻回半径方向に対して略直交する方向に延びる同じ平面内に位置している
請求項1に記載の脱落防止具。 - 前記延長コイル素線から延びており、かつ、ナットの側面に接触可能な大きさの巻回範囲で、かつ、前記第3のコイルバネ部と同心状に、かつ、複数の頂部が同第3のコイルバネ部の巻回中心から互いに略同一の距離に配置された形状である多角形状に巻回された第4のコイル素線を有する第4のコイルバネ部を備える
請求項1または請求項2に記載の脱落防止具。 - 前記第2のコイルバネ部及び前記第3のコイルバネ部は、前記頂部と前記頂部の間に、同第2のコイルバネ部の巻回中心及び同第3のコイルバネ部の巻回中心それぞれとは反対方向へ凸状に曲がった曲部を有する
請求項1、請求項2または請求項3に記載の脱落防止具。 - 前記第4のコイルバネ部の前記第4のコイル素線は、略六角形状に巻回されている
請求項3に記載の脱落防止具。
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- 2018-07-20 JP JP2018136605A patent/JP7045065B2/ja active Active
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