JP5200190B2 - 脱落防止具 - Google Patents

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Description

本発明は脱落防止具に関する。詳しくは、ボルトから被固定物やナットが脱落することを防止する脱落防止具に係るものである。
一般に、建築構造物を構成する二つの部材を固定するための方法として、溶接によって固定する方法や、ボルトとナットによって締結する方法が用いられている。
溶接による固定は、溶接設備が必要となり、施工に手間と時間がかかるので、ボルトとナットによって締結する方法が多く採用されている。
しかし、ボルトとナットによって締結する方法において、ボルトやナットが振動等を受けることにより、締結後にボルトやナットが緩むことがあるため、ボルトやナットが緩んで、ボルトから被固定物やナットが脱落しないようにする発明が幾つか提案されている。
例えば、特許文献1には、図7に示されるような、内側コイルバネ102と外側コイルバネ103とからなる緩み止め具101が記載されている。すなわち、内側コイルバネ102は、先端部104より基端部105へ向けて、図7中の符号Aで示す内側コイルバネの内径が嵌合するボルトの脚部の外径よりも小さな径で形成されると共に、図7中の符号Bで示す時計方向に回された際にボルトの脚部から基端部に向けて嵌り込むような方向に巻回されている。
また、外側コイルバネ103は、内側コイルバネの基端部から連続的に伸設され、内側コイルバネの外周を内側コイルバネの巻回方向と同方向に巻回されると共に、外側コイルバネの先端部106は、係合するナットの形状である六角形状に形成されている。
国際公開第2003/95850号
しかしながら、特許文献1の緩み止め具は、その形状に起因して、ボルトの脚部に装着する方向が一方向に決められており、ボルトへの装着前に装着方向を確認する必要があった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、ボルトへの装着前に装着方向を確認する必要がなく、ナットや被固定物の緩みを抑制できる脱落防止具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、所定の方向に巻回したコイル素線で構成された第1のコイルバネ部と、該第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の一端と接続する一端を有し前記所定の方向と同じ方向に巻回したコイル素線で構成されると共に、前記第1のコイルバネ部の内接円よりも小さい径を有する第2のコイルバネ部と、前記第1のコイルバネ部のコイル素線の一端と接続した前記第2のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端と接続する一端を有し前記所定の方向と同じ方向に巻回したコイル素線で構成されると共に、前記第2のコイルバネ部の径よりも大きい内接円を有する第3のコイルバネ部とを備え、前記第1のコイルバネ部の形状は、前記第3のコイルバネ部の形状と略同じである。
ここで、第2のコイルバネ部によって、ナットが離脱方向に回転することを規制できる。
また、第1のコイルバネ部の形状は、前記第3のコイルバネ部の形状と略同じであるので、脱落防止具をボルトの脚部に装着するとき、第1のコイルバネ部もしくは第3のコイルバネ部のどちらからでもボルトの脚部に装着することができる。
また、本発明で言う「巻回」とは、円形だけではなく、他の形状に巻回されることも含む。
また、「第1のコイルバネ部の形状」や「第3のコイルバネ部の形状」とは、ボルトに対して垂直な面における形状を意味する。
また、本発明の脱落防止具において、第2のコイルバネ部の一端と接続する第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、第3のコイルバネ部の方へ向くように巻回され、第2のコイルバネ部のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、第1のコイルバネ部の方へ向くように巻回された場合、脱落防止具の嵩が低くなるので、脱落防止具を積み重ねやすくなり、1つの工具内に複数の脱落防止具を重ねて装填し、連続して脱落防止具をボルトの脚部に装着することができる。
さらに、本発明の脱落防止具において、第2のコイルバネ部の一端と接続する第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、第1のコイルバネ部の内側に向けられ、第2の外側コイルバネ部のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、第3のコイルバネ部の内側に向けられた場合、第2のコイルバネ部の一端と接続する第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端や、第2の外側コイルバネ部のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が外側に拡がっても、工具もしくはナットに絡まり難くなり、工具による脱落防止具の着脱を確実に行なうことができる。
また、本発明の脱落防止具において、コイル素線の断面形状は略四角形である場合、ボルトの脚部に形成されたネジ溝の内側面とコイル素線との接触面積が大きくなり、脱落防止具を強固にボルトに固定できる。
また、本発明の脱落防止具において、第1のコイルバネ部の形状および第3のコイルバネ部の形状は略六角形である場合、汎用工具と噛み合いやすくなり、脱落防止具を回転させやすくなる。
本発明に係る脱落防止具は、ボルトへの装着前に装着方向を確認する必要がなく、ナットや被固定物の緩みを抑制できる。
本発明の脱落防止具の第1の実施態様を示す概略斜視図(a)と概略側面図(b)である。 第1の実施態様の脱落防止具において、コイル素線の基端部とコイル素線の先端部を内側に向けた状態を示す概略平面図である。 本発明の脱落防止具の第2の実施態様を示す概略斜視図(a)と概略側面図(b)である。 第2の実施態様の脱落防止具において、コイル素線の基端部とコイル素線の先端部を内側に向けた状態を示す部分拡大図である。 本発明の脱落防止具をボルトの脚部に装着した状態を示す概略図である。 本発明の脱落防止具をナットの代用としてボルトの脚部に装着した状態を示す概略図である。 従来の緩み止め具を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明の脱落防止具の第1の実施態様を示す概略斜視図(a)と概略側面図(b)である。
本発明の脱落防止具1は、図1の符号aで示す時計回りの方向に回された場合にボルトの脚部からボルトの頭部に向けて嵌り込む方向に略六角形状に巻回したコイル素線で構成された第1のコイルバネ部2を備える。
また、脱落防止具1は、第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の一端と接続する一端を有し第1のコイルバネ部2と同じ方向に略円形状に巻回したコイル素線で構成されると共に、第1のコイルバネ部2の内接円よりも小さい径を有する第2のコイルバネ部3を備える。
さらに、第2のコイルバネ部3の内径は、ボルトの脚部の外径よりも小さい。
また、脱落防止具1は、第1のコイルバネ部2のコイル素線の一端と接続した前記第2のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端と接続する一端を有し第1のコイルバネ部2と同じ方向に略六角形状に巻回したコイル素線で構成されると共に、前記第2のコイルバネ部の径よりも大きい内接円を有する第3のコイルバネ部4を備える。
また、第1のコイルバネ部2の形状は、第3のコイルバネ部4の形状と略同じであり、どちらも略六角形である。
また、コイル素線の断面形状は略四角形である。
また、コイル素線の基端部2Aは、第1のコイルバネ部2を構成するコイル素線の端部であり、第2のコイルバネ部3の一端と接続する第1のコイルバネ部2のコイル素線の一端とは反対側の他端である。
また、コイル素線の先端部4Aは、第3のコイルバネ部4を構成するコイル素線の端部であり、第2のコイルバネ部のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端である。
ここで、コイル素線の断面形状は略四角形であるが、ボルトの中心軸に向けて押しつけられ、強い摩擦力を生じさせるものであれば、必ずしも略四角形でなくてもよく、例えば略円形や略楕円形であってもよい。しかし、コイル素線の断面形状が略四角形であれば、ボルトの脚部に形成されたネジ溝の内側面とコイル素線との接触面積が大きくなり、脱落防止具を強固にボルトに固定できるので好ましい。
また、第1のコイルバネ部、第2のコイルバネ部および第3のコイルバネ部のコイル素線は、時計回りの方向に巻回されているが、左ネジの溝が形成されたボルトの脚部に装着する場合は、コイル素線を反時計回りに巻回する。
また、第1のコイルバネ部の形状と第3のコイルバネ部の形状とが略同じであれば、必ずしも略六角形でなくてもよく、例えば略四角形や略八角形であってもよい。しかし、第1のコイルバネ部の形状と第3のコイルバネ部の形状が略六角形であれば、ソケットレンチなどの汎用工具と噛み合いやすくなり、脱落防止具を回転させやすくなるので好ましい。
図2は、第1の実施態様の脱落防止具において、コイル素線の基端部とコイル素線の先端部を内側に向けた状態を示す概略平面図である。なお、図2は、第1のコイルバネ部2側から見た図である。
第1のコイルバネ部2を構成するコイル素線の基端部2Aは、第1のコイルバネ部2の内側に向けて、巻回方向に対して約5°曲げられている。
また、第3のコイルバネ部4を構成するコイル素線の先端部4Aは、第3のコイルバネ部4の内側に向けて、巻回方向に対して約5°曲げられている。
ここで、基端部2Aや先端部4Aは、それぞれ第1のコイルバネ部2の内側や第3のコイルバネ部4の内側に向けて、巻回方向に対して約5°曲げられているが、必ずしもこの角度に限定されるものではなく、5°より大きな角度でも5°より小さな角度でもどちらでもよい。
図3は、本発明の脱落防止具の第2の実施態様を示す概略斜視図(a)と概略側面図(b)である。第2の実施態様の脱落防止具1は、第2のコイルバネ部3の一端と接続する第1のコイルバネ部2のコイル素線の一端とは反対側の他端すなわち基端部2Aが、第3のコイルバネ部4の方へ向くように巻回され、第2のコイルバネ部3のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部4のコイル素線の一端とは反対側の他端すなわち先端部4Aが、第1のコイルバネ部2の方へ向くように巻回されている点以外は、第1の実施態様の脱落防止具と同じである。
図1に示された脱落防止具と、図3に示された脱落防止具とを比べて判るように、第2の実施態様の脱落防止具1は、第1の実施態様の脱落防止具1に比べて嵩が低い。また、図3(b)から判るように、側面から見ると、第2のコイルバネ部3がほとんど見えないほど、第1のコイルバネ部2と第3のコイルバネ部4とが近接している。
また、図3から判るように、基端部2Aと先端部4Aは対向しているが、互いに接してはいない。
図4は、第2の実施態様の脱落防止具において、コイル素線の基端部とコイル素線の先端部を内側に向けた状態を示す部分拡大図である。なお、図4は、第1のコイルバネ部2側から見た図であり、第1のコイルバネ部2の基端部2A以外の第1のコイルバネ部のコイル素線を省略した図である。
第1のコイルバネ部2を構成するコイル素線の基端部2Aは、第1のコイルバネ部2の内側に向けて約5°曲げられている。
また、第3のコイルバネ部4を構成するコイル素線の先端部4Aは、第3のコイルバネ部4の内側に向けて約5°曲げられている。
図5は、本発明の脱落防止具をボルトの脚部に装着した状態を示す概略図である。本発明の脱落防止具をボルトの脚部に装着する手順を説明する。
本発明の脱落防止具1の第3のコイルバネ部4に、ボルト6の脚部7を通し、第2のコイルバネ部3とボルト6の先端部8とを当接した状態で、脱落防止具1を図5の符号aで示す方向に回転させることにより、第2のコイルバネ部3の内径が拡大する方向に第2のコイルバネ部3が変形し、第2のコイルバネ部3を構成するコイル素線をボルト6の先端部8からネジ溝に嵌り込ませる。このとき、汎用工具(例えば、6角または12角のソケットレンチ、6角または12角のめがねレンチ)を、本発明の脱落防止具1に嵌め込み、第1のコイルバネ部2の角部が汎用工具内面の係留用角部内に嵌り込んでいるので、汎用工具を符号aで示す方向に回転させることによって、汎用工具によって第1のコイルバネ部2を符号aで示す方向に回転させ、その結果、脱落防止具1を符号aで示す方向に回転させることができる。
そして、第3のコイルバネ部4がナット5に当接して圧縮変形した状態になるまで脱落防止具1を回転させる。
第2のコイルバネ部3の内径は、ボルト6の脚部7の外径よりも小さいので、第2のコイルバネ部3を構成するコイル素線は、ネジ溝に嵌り込むとき、ネジ溝を埋めるように嵌り込み、コイル素線の弾性力によってコイル素線がボルト6の中心軸に向けて押しつけられる。その結果、コイル素線とネジ溝の内側との接触部は圧迫され、強い摩擦力が生じ、第2のコイルバネ部3はボルト6の脚部7のネジ溝に強固に固定される。
図6は、本発明の脱落防止具をナットの代用としてボルトの脚部に装着した状態を示す概略図である。図6に示すように、本発明の脱落防止具は、ナットの代用として、ボルトの締結具の役割を果たすこともできる。
すなわち、締結具(脱落防止具)の第3のコイルバネ部4に、ボルト6の脚部7を通し、第2のコイルバネ部3とボルト6の先端部8とを当接した状態で、締結具を回転させることにより、第2のコイルバネ部3の内径が拡大する方向に第2のコイルバネ部3が変形し、第2のコイルバネ部3を構成するコイル素線をボルト6の先端部8からネジ溝に嵌り込ませる。そして、第3のコイルバネ部4が被固定物9に当接して圧縮変形した状態になるまで締結具を回転させる。
また、図5や図6に示した状態の脱落防止具1(締結具)を取外す場合は、汎用工具を本発明の脱落防止具1(締結具)に嵌め込み、第3のコイルバネ部4の角部が汎用工具内面の係留用角部内に嵌り込んでいるので、汎用工具を符号aとは反対の方向に回転させることによって、汎用工具によって第3のコイルバネ部4を符号aとは反対の方向に回転させ、その結果、脱落防止具1(締結具)を符号aとは反対の方向に回転させることができる。その結果、第2のコイルバネ部3は、その内径が拡大する方向に変形するため、ボルト6の脚部7に形成されたネジ溝に嵌り込むコイル素線が浮き気味になり、第2のコイルバネ部3と脚部7との間の摩擦力が軽減され、スムーズに離脱方向へ脱落防止具1(締結具)が回転させることができる。
以上のように、本発明の脱落防止具は、第2のコイルバネ部を構成するコイル素線が、ボルトに形成されたネジ溝に嵌り込み、コイル素線とネジ溝の内側との接触部は圧迫され、強い摩擦力が生じるので、外部からの不測の衝撃などによってナットが離脱方向に回転することを規制できたり、第2のコイルバネ部の離脱方向への回転が規制できたりする。
また、第1のコイルバネ部もしくは第3のコイルバネ部が、ナットや被固定物に当接して、ナットや被固定物に対してボルトの頭部方向に応力を与えることができる。
また、第1のコイルバネ部の形状は、第3のコイルバネ部の形状と略同じであり、どちらも略六角形であるので、脱落防止具をボルトの脚部に装着するとき、第1のコイルバネ部もしくは第3のコイルバネ部のどちらからでもボルトの脚部に装着することができる。
よって、本発明の脱落防止具は、ボルトへの装着前に装着方向を確認する必要がなく、ナットや被固定物の緩みを抑制でき、ボルトからナットや被固定物が脱落することを防止できる。特に、高所でのボルトへの装着作業においては、脱落防止具の方向を、装着するたびに確認することは作業効率を低下させるので、本発明の脱落防止具は高所での装着作業にも効果的である。
また、第2のコイルバネ部の一端と接続する第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端すなわち基端部が、第3のコイルバネ部の方へ向くように巻回され、第2のコイルバネ部のコイル素線の他端と接続する第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端すなわち先端部が、第1のコイルバネ部の方へ向くように巻回されているので、脱落防止具の嵩が低くなり、脱落防止具を積み重ねやすくなって、1つの工具内に複数の脱落防止具を重ねて装填し、連続して脱落防止具をボルトの脚部に装着することができる。
1 脱落防止具
2 第1のコイルバネ部
2A 基端部
3 第2のコイルバネ部
4 第3のコイルバネ部
4A 先端部
5 ナット
6 ボルト
7 ボルトの脚部
8 ボルトの先端部
9 被固定物

Claims (4)

  1. 所定の方向に巻回したコイル素線で構成された第1のコイルバネ部と、
    該第1のコイルバネ部を構成するコイル素線の一端と接続する一端を有し前記所定の方向と同じ方向に巻回したコイル素線で構成されると共に、前記第1のコイルバネ部の内接円よりも小さい径を有する第2のコイルバネ部と、
    前記第1のコイルバネ部のコイル素線の一端と接続した前記第2のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端と接続する一端を有し前記所定の方向と同じ方向に巻回したコイル素線で構成されると共に、前記第2のコイルバネ部の径よりも大きい内接円を有する第3のコイルバネ部とを備え、
    前記第1のコイルバネ部の形状は、前記第3のコイルバネ部の形状と略同じであり、
    前記第1のコイルバネ部と前記第3のコイルバネ部は互いに接しており、
    前記第2のコイルバネ部の一端と接続する前記第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端、および前記第2のコイルバネ部のコイル素線の他端と接続する前記第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端は、コイル素線とコイル素線の間に位置する
    脱落防止具。
  2. 前記第2のコイルバネ部の一端と接続する前記第1のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、前記第1のコイルバネ部の内側に向けられ、
    前記第2のコイルバネ部のコイル素線の他端と接続する前記第3のコイルバネ部のコイル素線の一端とは反対側の他端が、前記第3のコイルバネ部の内側に向けられた
    請求項1に記載の脱落防止具。
  3. 前記コイル素線の断面形状は略四角形である
    請求項1に記載の脱落防止具。
  4. 前記第1のコイルバネ部の形状および前記第3のコイルバネ部の形状は略六角形である
    請求項1に記載の脱落防止具。
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