JP5407010B1 - 脱落防止具 - Google Patents

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Abstract

脱落防止具(1)は、コイルバネ部(2)と、筒状本体(3)とを備える。コイルバネ部(2)は、コイル素線が略同一径で巻回されたコイルバネ部本体(2A)を有する。コイルバネ部本体(2A)のコイル素線の一端から延びる一端側コイル素線(2B)はコイルバネ部本体(2A)の半径よりも大きい半径でコイルバネ部本体(2A)と同心円弧状に位置する。コイルバネ部本体(2A)のコイル素線の他端から延びる他端側コイル素線(2C)はコイルバネ部本体(2A)の外側の位置においてコイルバネ部本体(2A)の中心軸線に沿ってコイルバネ部本体(2A)のコイル素線の一端側へ向けて曲げられている。筒状本体(3)の内部には、コイルバネ部本体(2A)が同軸上に収容されるコイルバネ部本体収容空間(4)が形成されている。筒状本体(3)は、コイルバネ部本体収容空間(4)と同軸上に形成されたネジ部(5)を有する。

Description

本発明は脱落防止具に関する。詳しくは、ボルトから被固定物やナットが脱落することを防止する脱落防止具に係るものである。
構造物の固定には、ボルトとナットによる締付け方法があらゆる分野で多用されており、例えば、鉄骨造りの建物や鉄塔、道路の設置物から自動車や電器製品に至るまで幅広く用いられる。
例えば、特開2001−59514号公報には、図23(a)に示すような脱落防止具が記載されており、脱落防止具101は、弾性のある金属製または樹脂製の素線によって、ツマミ部102とコイルバネ部103が形成されている。
ここで、コイルバネ部103の内径は、脱落防止具101を装着するボルトの脚部の外径よりわずかに小さい。
この脱落防止具101をボルトの脚部に装着する際には、ナットが螺合したボルトの先端部に脱落防止具101を当接し、図23(b)中の符号Aで示す方向に回転させる。
すなわち、ボルトの先端部に脱落防止具101を当接した状態で脱落防止具101を回転することにより、コイルバネ部103の内径が拡大する方向にコイルバネ部103を変形させ、コイルバネ部103の素線を、ボルトの脚部の端部から脚部に設けられたネジ溝に沿って嵌り込ませ、ボルトの脚部に脱落防止具101を装着する。
特開2001−59514号公報
しかしながら、従来の脱落防止具は、ナットの締付け作業の後に脱落防止具を装着しなければならず、作業工程が2倍となり非常に煩雑な作業となる。
また、外部からの衝撃によってナットが緩んだ後は、塑性変形による摩擦抵抗のみとなり、長期間にわたる振動等によってナットや脱落防止具が脱落する恐れもあった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、ナットや被固定物の緩みを抑制できる脱落防止具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、コイル素線が略同一径で巻回されたコイルバネ部本体を有すると共に、該コイルバネ部本体のコイル素線の一端から延びる一端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の半径よりも大きい半径で前記コイルバネ部本体と同心円弧状に位置しており、さらに、前記コイルバネ部本体のコイル素線の他端から延びる他端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の外側の位置において前記コイルバネ部本体の中心軸線に沿って前記コイルバネ部本体のコイル素線の一端側へ向けて曲げられたコイルバネ部と、両端が開口すると共に、前記コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて前記一端側コイル素線が上部の端面に固着され、さらに、前記他端側コイル素線が位置する他端側コイル素線用空間を形成する一の内壁面と中心軸線との距離が、他の内壁面と中心軸線との距離よりも長い筒状本体とを備える。
ここで、コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて一端側コイル素線が筒状本体の上部の端面に固着されているので、コイルバネ部が筒状本体の上部において一体化され、ボルトに装着されたときに、筒状本体の振動がコイルバネ部に伝わって、コイルバネ部を右回転させることができる。
また、コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて一端側コイル素線が筒状本体の上部の端面に固着されているので、脱落防止具をボルトの脚部から離脱する方向に回転させようとした場合には、コイルバネ部本体の内径が縮小する方向に変形することになり、コイルバネ部本体のコイル素線が、ボルトの脚部のネジ溝に圧接して離脱方向への回転を阻止する。
また、他端側コイル素線が位置する他端側コイル素線用空間を形成する一の内壁面と中心軸線との距離が、他の内壁面と中心軸線との距離よりも長いので、コイルバネ部本体の外側の位置においてコイルバネ部本体の中心軸線に沿って前記コイルバネ部本体のコイル素線の一端側へ向けて曲げられた他端側コイル素線が、他端側コイル素線用空間において拡径方向や縮径方向へ動くことができる。
また、本発明の脱落防止具において、筒状本体は、コイルバネ部本体が同軸上に収容されるコイルバネ部本体収容空間と同軸上に形成されると共に、ネジ溝が形成され、さらにコイルバネ部本体収容空間の内径よりも小さい内径で形成されたネジ部を有するものとすることができる。
この場合、筒状本体をナットの代用として使用することができる。
また、本発明の脱落防止具において、他端側コイル素線の先端は、脱落防止具がボルトに装着されたときに筒状本体の上部の端面よりも低い位置にあるものとすることができる。
この場合、筒状本体の外側にコイルバネ部が飛び出ていないので、飛び出た部分に意図せず引っ掛かることがなく、また、ナットに使用される汎用工具を利用することもできる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、コイル素線が略同一径で巻回されたコイルバネ部本体を有すると共に、該コイルバネ部本体のコイル素線の一端から延びる一端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の半径よりも大きい半径で前記コイルバネ部本体と同心円弧状に位置しており、さらに、前記コイルバネ部本体のコイル素線の他端から延びる他端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の外側の位置において前記コイルバネ部本体の中心軸線に沿って前記一端側コイル素線へ向けて曲げられたコイルバネ部と、両端が開口すると共に、前記コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて前記一端側コイル素線の少なくとも一部が固着され、さらに、前記他端側コイル素線が位置する他端側コイル素線用空間を形成する一の内壁面と中心軸線との距離が、他の内壁面と中心軸線との距離よりも長い筒状本体と、前記他端側コイル素線用空間に着脱可能に取付けられると共に、前記コイルバネ部の周方向に沿った前記他端側コイル素線用空間の長さの半分より長い押圧部材とを備える。
ここで、他端側コイル素線用空間に着脱可能に取付けられると共に、コイルバネ部の周方向に沿った他端側コイル素線用空間の長さの半分より長い押圧部材によって、確実に他端側コイル素線を拡径方向や縮径方向に押すことができる。
また、他端側コイル素線が位置する他端側コイル素線用空間を形成する一の内壁面と中心軸線との距離が、他の内壁面と中心軸線との距離よりも長いので、コイルバネ部本体の外側の位置においてコイルバネ部本体の中心軸線に沿って前記コイルバネ部本体のコイル素線の一端側へ向けて曲げられた他端側コイル素線が、他端側コイル素線用空間において拡径方向や縮径方向へ動くことができる。
また、一端側コイル素線の少なくとも一部が筒状本体に固着されているので、脱落防止具をボルトの脚部から離脱する方向に回転させようとした場合には、コイルバネ部本体の内径が縮小する方向に変形することになり、コイルバネ部本体のコイル素線が、ボルトの脚部のネジ溝に圧接して離脱方向への回転を阻止する。
また、本発明の脱落防止具において、押圧部材は、他端側コイル素線用空間に取付けられるときに他端側コイル素線に向く一方の側面に、または一方の側面とは反対側の他方の側面に、傾斜面が設けられたものとすることができる。
この場合、傾斜面によって、押圧部材を他端側コイル素線用空間に差し込みやすくなると共に、他端側コイル素線を例えば拡径方向へ押しやすくなり、その結果、脱落防止具をボルトから取外す作業が楽になり、脱落防止具の再使用も可能となる。
また、本発明の脱落防止具において、押圧部材は、筒状本体の内壁面に押圧部材の側面が接触する状態で他端側コイル素線用空間に取付けられた場合に、他端側コイル素線の少なくとも一部が嵌合すると共に押圧部材が他端側コイル素線用空間に取付けられる前の静止した他端側コイル素線の位置よりもコイルバネ部が拡径する側に移動したときの他端側コイル素線の位置に相当する位置に設けられた第1の凹部と、筒状本体の内壁面に押圧部材の側面が接触する状態で他端側コイル素線用空間に取付けられた場合に、他端側コイル素線の少なくとも一部が嵌合すると共に押圧部材が他端側コイル素線用空間に取付けられる前の静止した他端側コイル素線の位置に相当する位置に設けられた第2の凹部とを有するものとすることができる。
この場合、押圧部材を他端側コイル素線用空間に取付けるときに、他端側コイル素線を第1の凹部もしくは第2の凹部に嵌合させるので、押圧部材をさらに他端側コイル素線用空間に差し込みやすくなると共に、電動工具等で取外しやすくなる。
また、本発明の脱落防止具において、第1の凹部の内側面には、コイルバネ部が拡径する方向へ傾斜する傾斜面と、傾斜面の上方に傾斜面に連続した略垂直面とが設けられたものとすることができる。
また、本発明の脱落防止具において、第1の凹部は、押圧部材の一方の縁部に設けられ、第2の凹部は、一方の縁部とは反対側の他方の縁部に設けられ、押圧部材は、第1の凹部が設けられた押圧部材の一方の縁部に表示された、コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転可能であることを告知する回転可能告知情報と、第2の凹部が設けられた押圧部材の他方の縁部に表示された、コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転不能であることを告知する回転不能告知情報とを有するものとすることができる。
また、本発明の脱落防止具において、第1の凹部および第2の凹部は、押圧部材の同じ縁部に設けられ、押圧部材は、縁部の中の第1の凹部の近接領域に表示された、コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転可能であることを告知する回転可能告知情報と、縁部の中の第2の凹部の近接領域に表示された、コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転不能であることを告知する回転不能告知情報とを有するものとすることができる。
これらの場合、回転可能告知情報によって、作業者は、第1の凹部に他端側コイル素線の少なくとも一部を嵌合させて押圧部材を他端側コイル素線用空間に取付けることで、脱落防止具のコイルバネ部がボルトの脚部の外周面に沿って左右に回転でき、脱落防止具が着脱自在の状態になることが判る。
また、回転不能告知情報によって、作業者は、第2の凹部に他端側コイル素線の少なくとも一部を嵌合させて押圧部材を他端側コイル素線用空間に取付けることで、脱落防止具のコイルバネ部がボルトの脚部の外周面に沿って回転不能となり、脱落防止具が固定の状態になることが判る。
また、本発明の脱落防止具において、他端側コイル素線の先端は、筒状本体の上部の端面の開口部から突出して略鉛直下向きに曲げられると共に、筒状本体の外側に位置するものとすることができる。
この場合、他端側コイル素線の先端を工具や手で押しやすくなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、コイルバネ部と、該コイルバネ部の上端を固着すると共に、前記コイルバネ部の下端を係留する開口部が形成された筒状本体を備え、ボルトに螺着する脱落防止具であって、前記コイルバネ部は、前記ボルトの脚部の外径よりも小さな内径とされ、同コイルバネ部の下端が拡径した状態で前記筒状本体に係留されると共に、同コイルバネ部の下端を拡径方向に移動できる様に構成されている。
ここで、筒状本体内に挿入されるコイルバネ部の下端が拡径した状態で係留されるために、ボルトの脚部に形成されたネジ溝にコイルバネ部が嵌り込みやすく、脱落防止具を容易に螺着することが可能となる。
また、筒状本体を離脱方向(緩める方向)に回転させようとした場合には、コイルバネ部の上端が筒状本体に固着されているために、コイルバネ部の内径が縮小する方向に変形することとなり、コイルバネ部の素線がネジ溝に圧接して離脱方向への回転を阻止する。
更に、脱落防止具をボルトより取り外す場合には、コイルバネ部の下端を拡径方向に移動させ、コイルバネ部の内径が拡大する方向に変形させることで脱落防止具を容易に取り外すことが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の脱落防止具は、コイルバネ部と、該コイルバネ部の上端を固着すると共に、前記コイルバネ部の下端を係留する開口部が形成されたコイルバネ挿入部とネジ溝が形成されたネジ部を有する筒状本体を備え、ボルトに螺着する脱落防止具であって、前記コイルバネ部は、前記ボルトの脚部の外径よりも小さな内径とされ、同コイルバネ部の下端が拡径した状態で前記コイルバネ挿入部に係留されると共に、同コイルバネ部の下端を拡径方向に移動できる様に構成されている。
コイルバネ部の下端が拡径した状態で筒状本体に係留されるために、ボルトの脚部に形成されたネジ溝にコイルバネ部が嵌り込みやすく、脱落防止具を容易に螺着することが可能となる。
筒状本体を離脱方向(緩める方向)に回転させようとした場合には、コイルバネ部の上端が筒状本体に固着されているために、コイルバネ部の内径が縮小する方向に変形することとなり、コイルバネ部の素線がネジ溝に圧接して離脱方向への回転を阻止する。
更に、脱落防止具をボルトより取外す場合には、汎用工具等によりコイルバネ部の下端を拡径方向に移動させ、コイルバネ部の内径が拡大する方向に変形させることで脱落防止具を容易に取り外すことが可能となる。
本発明に係る脱落防止具は、ナットや被固定物の緩みを抑制できる。
本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略分解図(a)および筒状本体の概略断面図(b)である。 本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図である。 本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略平面図である。 ボルトに装着された本発明の第1の実施態様の脱落防止具を着脱自在の状態にするように押圧部材を他端側コイル素線用空間に差し込む様子を示す概略図である。 ボルトに装着された本発明の第1の実施態様の脱落防止具を固定の状態にするように押圧部材を他端側コイル素線用空間に差し込む様子を示す概略図である。 本発明の第1の実施態様の脱落防止具の他端側コイル素線の形状が異なる状態を示す概略図である。 本発明の第1の実施態様の脱落防止具が備える押圧部材の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施態様の脱落防止具が備える押圧部材の他の例を示す概略図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具のコイル素線の構成を説明するための断面説明図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具の取付けを説明するための概略図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具の締結状態を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具を取外す状態を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具を汎用工具によって締結する状態を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施態様の脱落防止具を汎用工具によって取外す状態を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具のコイル素線の構成を説明するための断面説明図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具の取付けを説明するための概略図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具の締結状態を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具を取外す状態を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具を汎用工具によって締結する状態を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施態様の脱落防止具を汎用工具によって取外す状態を説明するための概略図である。 従来の脱落防止具を説明する概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略分解図(a)および筒状本体の概略断面図(b)である。また、図2は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図である。また、図3は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具を示す概略平面図である。
図1(a)に示すように本発明の第1の実施態様の脱落防止具1は、コイルバネ部2と、筒状本体3とを備える。
また、コイルバネ部2は、コイル素線が略同一径で巻回されたコイルバネ部本体2Aを有する。ここで、コイルバネ部本体2Aは、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい径で形成されている。
また、コイルバネ部2において、コイルバネ部本体2Aのコイル素線の一端から延びる一端側コイル素線2Bはコイルバネ部本体2Aの半径よりも大きい半径でコイルバネ部本体2Aと同心円弧状に位置する。
また、コイルバネ部2において、コイルバネ部本体2Aのコイル素線の他端から延びる他端側コイル素線2Cはコイルバネ部本体2Aの外側の位置においてコイルバネ部本体2Aの中心軸線に沿ってコイルバネ部本体2Aのコイル素線の一端側へ向けて曲げられている。
また、他端側コイル素線2Cの先端は、筒状本体3の上部の端面の開口部から突出して略鉛直下向きに曲げられると共に、筒状本体3の外側に位置する。
また、筒状本体3は、その両端が開口していると共に、六角形状を有する。
また、図1(a)のA−A線に沿った断面図である図1(b)に示すように、筒状本体3の内部には、コイルバネ部本体2Aが同軸上に収容されるコイルバネ部本体収容空間4が形成されている。
また、筒状本体3のコイルバネ部本体収容空間4の内径は、ボルトの脚部の外径よりも大きい。また、筒状本体3のコイルバネ部本体収容空間4の内径は、コイルバネ部本体2Aの外径よりも大きいため、コイルバネ部本体2Aがコイルバネ部本体収容空間4に収容された場合に、コイルバネ部本体2Aとコイルバネ部本体収容空間4の内壁面との間に隙間が形成され、筒状本体3の内部でコイルバネ部本体2Aが拡径できる。
また、図1(b)に示すように、筒状本体3は、コイルバネ部本体収容空間4と同軸上に形成されると共に、ネジ溝が形成され、さらにコイルバネ部本体収容空間4の内径よりも小さい内径で形成されたネジ部5を有する。
また、コイルバネ部本体2Aが同軸上に筒状本体3のコイルバネ部本体収容空間4に収容されて、一端側コイル素線2Bが筒状本体3の上部の端面に設けられた固着領域6に、かしめ用部材7で、かしめられて固着される。
すなわち、円弧状の一端側コイル素線2Bの半径は、コイルバネ部本体2Aの中心軸線すなわち筒状本体3の中心軸線から一端側コイル素線2Bまでの距離であり、筒状本体3の中心軸線から筒状本体3の内壁面までの距離よりも長い。
また、円弧状の一端側コイル素線2Bの曲率は、筒状本体3の内壁面の曲率とほぼ同じである。
従って、筒状本体3の上部の端面にまで一端側コイル素線2Bが及ぶと共に、一端側コイル素線2Bの円弧形状が、筒状本体3の上部の端面の形状と合致し、固着領域6に一端側コイル素線2Bを固着できる。
また、筒状本体3において、他端側コイル素線2Cが位置する他端側コイル素線用空間8を形成する一の内壁面と中心軸線との距離R´が、他の内壁面と中心軸線との距離Rよりも長い。
図4は、ボルトに装着された本発明の第1の実施態様の脱落防止具を着脱自在の状態にするように押圧部材を他端側コイル素線用空間に差し込む様子を示す概略図である。
また、図5は、ボルトに装着された本発明の第1の実施態様の脱落防止具を固定の状態にするように押圧部材を他端側コイル素線用空間に差し込む様子を示す概略図である。
図4に示すように、被固定物13を固定するために、本発明の脱落防止具1を右回転させてボルト10の脚部11に装着させる。なお、脱落防止具1をボルト10の脚部11から離脱させる場合は、コイルバネ部2を拡径させて左回転させる。
また、図4に示すように、本発明の第1の実施態様の脱落防止具1は、他端側コイル素線用空間8に着脱可能に取付けられると共に、コイルバネ部2の周方向に沿った他端側コイル素線用空間8の長さLの半分(L/2)より長い押圧部材9を備える。
また、図4に示すように、押圧部材9は、他端側コイル素線用空間8に取付けられるときに他端側コイル素線2Cに向く一方の側面に傾斜面9Aに傾斜面が設けられている。
そして、押圧部材9は、コイルバネ部2の周方向に沿った他端側コイル素線用空間8の長さの半分(L/2)より長いので、他端側コイル素線用空間8に取付けられる(差し込まれる)と、図4に示す例では、他端側コイル素線2Cを拡径方向12へ押す。
このとき、押圧部材9が、常に他端側コイル素線2Cを拡径方向12へ押すので、ボルトの脚部のネジ溝との摩擦抵抗が軽減されて、脱落防止具1を右回転させたり、左回転させたりすることができる。つまり、ボルト10の脚部11に対して着脱自在の状態とすることができる。
また、図5に示すように、押圧部材9は、他端側コイル素線用空間8に取付けられるときに他端側コイル素線2Cに向く一方の側面とは反対側の他方の側面に傾斜面が設けられている。
そして、押圧部材9は、コイルバネ部2の周方向に沿った他端側コイル素線用空間8の長さの半分(L/2)より長いので、他端側コイル素線用空間8に取付けられる(差し込まれる)と、図5に示す例では、他端側コイル素線2Cを縮径方向14へ押す。
このとき、押圧部材9が、常に他端側コイル素線2Cを縮径方向14へ押すので、コイルバネ部本体2Aのコイル素線がボルトの脚部のネジ溝に押し付けられ、脱落防止具1は右回転も左回転もできなくなる。つまり、ボルト10の脚部11に対して固定の状態となる。
図6は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具の他端側コイル素線の形状が異なる状態を示す概略図である。
他端側コイル素線2Cの先端は、必ずしも筒状本体3の上部の端面の開口部から突出して略鉛直下向きに曲げられると共に、筒状本体3の外側に位置していなくてもよく、図6に示すように、上方へ略鉛直に延び、脱落防止具1がボルト14に装着されたときに筒状本体3の上部の端面よりも低い位置にあるようにすることができる。
図7は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具が備える押圧部材の一例を示す概略図である。ここで、図7(a)は、回転可能告知情報である「RELEASE」の文字を上に向けた状態の押圧部材を示す概略図であり、図7(b)は、回転不能告知情報である「LOCK」の文字を上に向けた状態の押圧部材を示す概略図である。
図7に示すように、押圧部材9は、第1の凹部15と、第2の凹部16とを有する。
また、第1の凹部15は、押圧部材9が筒状本体3の内壁面に押圧部材9の側面が接触する状態で他端側コイル素線用空間8に取付けられた場合に、他端側コイル素線2Cの少なくとも一部が嵌合すると共に押圧部材9が他端側コイル素線用空間8に取付けられる前の静止した他端側コイル素線2Cの位置よりもコイルバネ部2が拡径する側に移動したときの他端側コイル素線2Cの位置に相当する位置に設けられている。
また、第1の凹部15の内側面には、コイルバネ部2が拡径する方向へ傾斜する傾斜面9Aと、傾斜面9Aの上方に傾斜面9Aに連続した略垂直面とが設けられている。
また、第1の凹部15が設けられた押圧部材9の一方の縁部には、コイルバネ部2がボルト10の脚部11の外周面に沿って回転可能であることを告知する回転可能告知情報(「RELEASE」)17が表示されている。
また、第2の凹部16は、押圧部材9が筒状本体3の内壁面に押圧部材9の側面が接触する状態で他端側コイル素線用空間8に取付けられた場合に、他端側コイル素線2Cの少なくとも一部が嵌合すると共に押圧部材9が他端側コイル素線用空間8に取付けられる前の静止した他端側コイル素線2Cの位置に相当する位置に設けられている。
また、第2の凹部16が設けられた押圧部材9の他方の縁部には、コイルバネ部2がボルト10の脚部11の外周面に沿って回転不能であることを告知する回転不能告知情報(「LOCK」)18が表示されている。
第1の凹部15が設けられた押圧部材9の一方の縁部に、回転可能告知情報(「RELEASE」)17が表示されているので、作業者は、第1の凹部15に他端側コイル素線2Cの少なくとも一部を嵌合させて押圧部材9を他端側コイル素線用空間8に取付けることで、脱落防止具1のコイルバネ部2がボルト10の脚部11の外周面に沿って左右に回転でき、脱落防止具1が着脱自在の状態になることが判る。
また、逆に、第2の凹部16が設けられた押圧部材9の他方の縁部に、回転不能告知情報(「LOCK」)18が表示されているので、作業者は、第2の凹部16に他端側コイル素線2Cの少なくとも一部を嵌合させて押圧部材9を他端側コイル素線用空間8に取付けることで、脱落防止具1のコイルバネ部2がボルト10の脚部11の外周面に沿って回転不能となり、脱落防止具1が固定の状態になることが判る。
すなわち、第1の凹部15は、押圧部材9が他端側コイル素線用空間8に取付けられる前の静止した他端側コイル素線2Cの位置よりもコイルバネ部2が拡径する側に移動したときの他端側コイル素線2Cの位置に相当する位置に設けられているので、他端側コイル素線2Cの少なくとも一部を第1の凹部15に嵌合させるために他端側コイル素線2Cを拡径方向へ移動させ、しかも、押圧部材9の側面が筒状本体3の内壁面に接触しているので、他端側コイル素線2Cが付勢力によって縮径方向に戻ろうとする動きを押圧部材9が抑制し、その結果、コイルバネ部2が拡径した状態を維持できる。
また、第2の凹部16は、押圧部材9が他端側コイル素線用空間8に取付けられる前の静止した他端側コイル素線2Cの位置に相当する位置に設けられており、しかも、押圧部材9の側面が筒状本体3の内壁面に接触しているので、他端側コイル素線2Cの少なくとも一部を第2の凹部16に嵌合させれば、他端側コイルバネ素線2Cは拡径方向へ移動できず、むしろ他端側コイル素線2Cは縮径方向に押され、コイルバネ部本体2Aのコイル素線がボルトの脚部のネジ溝に押し付けられ、脱落防止具1は右回転も左回転もできなくなる。
また、図8は、本発明の第1の実施態様の脱落防止具が備える押圧部材の他の例を示す概略図である。
図8に示す例において、第1の凹部15と、第2の凹部16は、押圧部材9の同じ縁部に設けられている。
また、押圧部材9の縁部の中の第1の凹部15の近接領域に、回転可能告知情報である「R」が表示され、押圧部材9の縁部の中の第2の凹部16の近接領域に、回転不能告知情報である「L」が表示されている。
また、押圧部材9の素材はどのようなものでもよいが、例えばゴム製の押圧部材であれば、金属製の押圧部材よりもコイル素線に押し出され難い。
以上のように、本発明の脱落防止具は、コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて一端側コイル素線が筒状本体の上部の端面に固着されているので、コイルバネ部が筒状本体の上部において一体化され、ボルトに装着されたときに、筒状本体の振動がコイルバネ部に伝わって、コイルバネ部を右回転すなわち締結する方向に回転させることができる。
従って、本発明の脱落防止具は、ナットや被固定物の緩みを抑制できる。
また、本発明の脱落防止具は、他端側コイル素線用空間に着脱可能に取付けられると共に、コイルバネ部の周方向に沿った他端側コイル素線用空間の長さの半分より長い押圧部材によって、確実に他端側コイル素線を拡径方向や縮径方向に押すことができる。
従って、本発明の脱落防止具は、押圧部材によって他端側コイル素線を縮径方向に押して、ナットや被固定物の緩みを抑制できる。
図9は、本発明の第2の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図であり、図10は、本発明の第2の実施態様の脱落防止具のコイル素線の構成を説明するための断面説明図である。
ここで示す脱落防止具21は筒状本体22と、この筒状本体22内に挿入されるコイルバネ部23とから構成される。
ここで、コイルバネ部23は、下端部より上端部に向けて時計回りに巻回されると共に、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい径で形成されている。更にコイルバネ部23の上端24および下端25は外側へ折曲形成されている。
また、筒状本体22の内径はボルトの脚部の外径よりも大きくされると共に、コイルバネ部23を筒状本体22内に挿入した場合にコイルバネ部23の外径と筒状本体22の内径との間に隙間が形成され、筒状本体22内でコイルバネ部23が拡径できる構成とされている。
また、コイルバネ部23の上端24は、筒状本体22の上部に穿孔された固着用孔26に差し込んで筒状本体22に固着するものである。そしてコイルバネ部23の下端は、筒状本体22の下部に開設される開口部27内に、コイルバネ部23の下端部が拡径した状態で係留されるものである。
なお、コイルバネ部23の上端の固着は、接着、溶着あるいは先端を筒状本体外へ突出させて折り曲げることで係着するなど種々の方法が考えられる。
また、筒状本体22の周方向に沿って開口部27が開設され、その左側端にコイルバネ部23の下端が拡径した状態で係留し、脱落防止具21の締結が終了した状態でコイルバネ部23の下端が右側端に移動する様に構成されている。
また、筒状本体22の外周壁面の上下方向に沿って突起部28が形成されており、この突起部28は12角のソケットレンチやめがねレンチの角部(図示せず。)に嵌まり込んで脱落防止具を回転できる構成されている。
また、開口部27から突出するコイルバネ部23の先端位置は、筒状本体の外接円上とし、コイルバネ部の先端は直角状に下方に折り曲げられている。
なお、コイルバネ部23の先端は本実施例では下方に折り曲げるものであるが、汎用工具によって係留し取り外す方向に確実に回転できるものであればいかなる形態であっても構わない。
ここで、脱落防止具をボルトに取り付ける場合には、図11(a)および図11(b)で示すように、ボルト29の脚部30の先端に対して筒状本体22の下端を嵌め入れることで、筒状本体22内に挿入されるコイルバネ部23の下端の素線をボルト29の脚部30のネジ溝に螺合させる。そしてこの状態から筒状本体22を時計回り方向(締結方向)へ回すことにより、コイルバネ部23の内径を拡大する方向に変形させながらボルト29の脚部30のネジ溝に沿ってコイルバネ部23の素線を嵌り込ませる。なお、この際、ネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味になり、コイルバネ部23と脚部との間の摩擦力が軽減され筒状本体22をスムーズに回転することができる。
その後、図12(a)および図12(b)で示すように、締結されるナット31の上面に筒状本体22の下端が当接するまで筒状本体を回して締結を終了する。なお、このとき、コイルバネ部23の下端の先端が開口部27の右端に移動している。
ここで、筒状本体22を離脱方向(取り外し方向)に回そうとすると、コイルバネ部23はその内径が収縮する方向に引っ張られ、より強くコイルバネ部23の素線がボルトの脚部に形成されたネジ溝の斜面に押付けられるために筒状本体の回転が阻止される。
なお、本実施例では、ナットの上面に筒状本体の下端が当接するまで筒状本体を回して締結を行う場合を例に挙げて説明を行っているが、ナットの上面に筒状本体の下端が当接しない場合であっても、コイルバネ部下端の先端が開口部の右端に移動すれば充分に締結を行うことができる。即ち、本発明を適用した脱落防止具の一例では、締結した後に振動や衝撃を受けたとしても、コイルバネ部を通じて締結方向に力が作用し、充分に締結を行えるものであり、必ずしもナットの上面に筒状本体の下端が当接する必要は無い。
ところで、脱落防止具をボルトより取り外す場合には、図13(a)および図13(b)で示すように、コイルバネ部23の下端を把持した状態で離脱方向(締結方向と逆方向)に回転力を加えることにより、コイルバネ部はその内径が拡大する方向に変形し、加えられた離脱方向の回転力によってボルトの脚部に形成されたネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味になり、コイルバネ部と脚部との間の摩擦力が軽減されスムーズに脱落方向へ回転することができ、脱落防止具をボルトから取り外すことができる。
次に、汎用工具による脱落防止具の取り扱いの一例を説明する。
汎用工具によって脱落防止具を取り付ける場合には、先ず、図14(a)および図14(b)に示すように、ボルト29の脚部30の先端に対して筒状本体22の下端を嵌め入れる。そして筒状本体22に対して12角のめがねレンチやソケットレンチなどの締結工具32を嵌め入れる。なお、この場合に筒状本体22の突起部28が筒状本体22の中心軸線に対して例えば180度位置に形成されることによって、締結工具32内面の係留用角部33内に嵌入し、筒状本体22の下部に開設される開口部27内より突出するコイルバネ部23の下端によって締結工具32の下面が係止した状態で係留されるものである。
続いて、この状態から筒状本体22を締結工具32によって締結方向へ回転させることによって脱落防止具をボルトに取り付ける。なお、取り付けが終了した際には、コイルバネ部23の下端が開口部27の右端、即ち突起部28間の中心位置に位置することとなる。
一方、汎用工具によって脱落防止具を取り外す場合には、先ず、図15(a)および図15(b)に示すように、筒状本体22に対して締結工具32を嵌め入れる。ここで、取り付けられた脱落防止具のコイルバネ部23の下端は突起部28間の中心位置に位置するために、即ち、コイルバネ部23の下端が突起部28間の中心軸線上より90度の角度で開口部27内より突出した状態であるために、締結工具32内面の係留用角部33内にコイルバネ部23の下端が嵌入して突起部28およびコイルバネ部23の3箇所を係止することとなる。
続いて、この状態から筒状本体22を締結工具32によって離脱方向(取り外す方向)へ回転させることによって脱落防止具をボルトから取り外す。なお、コイルバネ部23の下端が締結工具32によって係止した状態で離脱方向(締結方向と逆方向)へ押し出すように回転することにより、コイルバネ部はその内径が拡大する方向に変形し、ボルトの脚部に形成されたネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味となるために、コイルバネ部と脚部との間の摩擦力が軽減されスムーズに脱落方向へ回転することができる。
なお、本実施例では筒状本体の外周面に設けられる突起部は必ずしも2個である必要性は無く、締結工具内面の係留用角部に嵌入する位置に設けられるものであればいかなる個数であっても構わない。
図16は、本発明の第3の実施態様の脱落防止具を示す概略斜視図であり、図17は、本発明の第3の実施態様の脱落防止具のコイル素線の構成を説明するための断面説明図である。
ここで示す緩み止めナット(脱落防止具の一例である。)39は、その穴部34の下端より上端に向けて中途まで形成されたねじ部35と、このねじ部35の終端より穴部34の上端までがコイルバネ挿入部36とされるナット本体(筒状本体の一例である。)37と、コイルバネ部23とから構成される。
ここで、ナット本体37のコイルバネ挿入部36は、その内径がコイルバネ部23の外径よりも大きな径で形成される。そしてコイルバネ挿入部36の上端24には、固着用孔26が穿孔され、かつコイルバネ挿入部36の下端には開口部27が開口される。
また、コイルバネ部23は、下端部より上端部に向けて時計回りに巻回されると共に、ボルトの脚部の外径よりもわずかに小さい径で形成される。更にコイルバネ部23の上端24および下端25は外側へ折曲形成される。
また、コイルバネ部23をナット本体37のコイルバネ挿入部36内に挿入し、コイルバネ部23の上端24を固着用孔26内に挿通して固着し、更にコイルバネ部23の下端25を拡径した状態で開口部27に係留している。従って、コイルバネ部23の外径とコイルバネ挿入部36の内径との間に隙間が形成され、コイルバネ挿入部36内でコイルバネ部23が拡径できる構成としている。
また、筒状本体22の周方向に沿って開口部27が開設され、その左側端にコイルバネ部23の下端が拡径した状態で係留し、脱落防止具21の締結が終了した状態でコイルバネ部23の下端が右側端に移動し、コイルバネ部23の下端がナット本体37の一辺中央位置となるように開口部27の右端が形成されている。
また、開口部27から突出するコイルバネ部23の先端位置がナット本体37の外円周上となるように形成し、更に、コイルバネ部の先端は直角状に下方に折り曲げられている。
なお、コイルバネ部23の先端は本実施例では下方に折り曲げるものであるが、汎用工具によって係留し取り外す方向に確実に回転できるものであればいかなる形態であっても構わない。
ここで、緩み止めナットを取り付ける場合には、図18(a)および図18(b)で示すように、ボルト29の脚部30先端に対してナット本体37の下端を嵌め入れることで、ナット本体37のねじ部35のネジ溝にボルト29の脚部30の先端のネジ山を螺合させる。そして、ナット本体37を締結方向に回すことにより、脚部30の先端がコイルバネ部23の下端よりボルト29の脚部30のネジ溝に沿ってコイルバネ部23の素線を嵌り込ませる。なお、この状態からコイルバネ部23の内径を拡大する方向に変形させながらナット本体37を回転させることでネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味になり、コイルバネ部23と脚部との間の摩擦力が軽減されナット本体37をスムーズに回転することができる。
その後、図19(a)および図19(b)で示すように、被固定物38の上面にナット本体37の下端が当接するまで筒状本体を回して締結を終了する。なお、このとき、コイルバネ部23下端の先端が開口部27の右端に移動している。
なお、本実施例では、被固定物の上面にナット本体の下端が当接するまで被固定物を回して締結を行う場合を例に挙げて説明を行っているが、被固定物の上面にナットの下端が当接しない場合であっても、コイルバネ部下端の先端が開口部の右端に移動すれば充分に締結を行うことができる。即ち、本発明を適用した緩み止めナットの一例では、締結した後に振動や衝撃を受けたとしても、コイルバネ部を通じて締結方向に力が作用し、充分に締結を行えるものであり、必ずしも被固定物の上面にナット本体の下端が当接する必要は無い。
ここで、ナット本体37を取り外し方向に回そうとすると、コイルバネ部23はその内径が収縮する方向に引っ張られるためより強くコイルバネ部23の素線がボルトの脚部に形成されたネジ溝の斜面に押付けられて回転が阻止される。
ところで、緩み止めナットをボルトより取り外す場合には、図20(a)および図20(b)で示すように、コイルバネ部23の下端を把持した状態でナット本体37を離脱方向(締結方向と逆方向)に回転力を加えることにより、コイルバネ部23はその内径が拡大する方向に変形し、加えられた離脱方向の回転力によってボルトの脚部に形成されたネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味になり、コイルバネ部23と脚部30との間の摩擦力が軽減されスムーズに脱落方向へ回転することができ、緩み止めナットをボルトから取り外すことができる。
次に、汎用工具による緩み止めナットの取り扱いの一例を説明する。
汎用工具によって緩み止めナットを取り付ける場合には、先ず、図21(a)および図21(b)に示すように、ボルト29の脚部30の先端に対してナット本体37のねじ部35を螺合する。そしてナット本体37に対して12角のめがねレンチやソケットレンチなどの締結工具32を嵌め入れる。なお、この場合にナット本体37の角部が締結工具32の内面の係留用角部33内に嵌入し、ナット本体37の下部に開設される開口部27内より突出するコイルバネ部23の下端によって締結工具32の下面が係止した状態で係留されるものである
続いて、この状態からナット本体37を締結工具32によって締結方向へ回転させることによって緩み止めナットをボルトに取り付ける。なお、取り付けが終了した際には、コイルバネ部23の下端が開口部27の右端、即ちナット本体37の一辺中央位置することとなる。
一方、汎用工具によって緩み止めナットを取り外す場合には、先ず、図22(a)および図22(b)で示すように、ナット本体に対して締結工具32を嵌め入れる。ここで、取り付けられた緩み止めナットのコイルバネ部23の下端はナット本体37の一辺の中心より90度の角度で開口部27内より突出した状態であるために、締結工具32の内面の係留用角部33内にコイルバネ部23の下端が嵌入してコイルバネ部23を係止することとなる。
続いて、この状態からナット本体37を締結工具32によって取り外す方向へ回転させることで、コイルバネ部23の下端が締結工具32によって係止した状態で締結方向と逆方向へ押し出すように回転されることになり、その結果コイルバネ部はその内径が拡大する方向に変形するためにボルトの脚部に形成されたネジ溝に嵌り込む素線が浮き気味になり、コイルバネ部と脚部との間の摩擦力が軽減されスムーズに脱落方向へ回転することができる。
なお、本発明を適用した脱落防止具および緩み止めナットでは、時計回り方向のみの場合を詳述してきたが、ナットには反時計回り方向としたものがあり、この場合にはコイルバネ部を反時計回りに巻回するとともに、開口部を右側から左側への周回方向に開口する構成とするものである。
1 脱落防止具
2 コイルバネ部
2A コイルバネ部本体
2B 一端側コイル素線
2C 他端側コイル素線
3 筒状本体
4 コイルバネ部本体収容空間
5 ネジ部
6 固着領域
7 かしめ用部材
8 他端側コイル素線用空間
9 押圧部材
9A 傾斜面
10 ボルト
11 脚部
12 拡径方向
13 被固定物
14 縮径方向
15 第1の凹部
16 第2の凹部
17 回転可能告知情報
18 回転不能告知情報
21 脱落防止具
22 筒状本体
23 コイルバネ部
24 上端
25 下端
26 固着用孔
27 開口部
28 突起部
29 ボルト
30 脚部
31 ナット
32 締結工具
33 係留用角部
34 穴部
35 ねじ部
36 コイルバネ挿入部
37 ナット本体
38 被固定物
39 緩み止めナット

Claims (6)

  1. コイル素線が略同一径で巻回されたコイルバネ部本体を有すると共に、該コイルバネ部本体のコイル素線の一端から延びる一端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の半径よりも大きい半径で前記コイルバネ部本体と同心円弧状に位置しており、さらに、前記コイルバネ部本体のコイル素線の他端から延びる他端側コイル素線は前記コイルバネ部本体の外側の位置において前記コイルバネ部本体の中心軸線に沿って前記一端側コイル素線へ向けて曲げられたコイルバネ部と、
    両端が開口すると共に、前記コイルバネ部本体が同軸上に内部に収容されて前記一端側コイル素線の少なくとも一部が固着され、さらに、前記他端側コイル素線が位置する他端側コイル素線用空間を形成する一の内壁面と中心軸線との距離が、他の内壁面と中心軸線との距離よりも長い筒状本体と、
    前記他端側コイル素線用空間に着脱可能に取付けられると共に、前記コイルバネ部の周方向に沿った前記他端側コイル素線用空間の長さの半分より長い押圧部材とを備える
    脱落防止具。
  2. 前記押圧部材は、前記他端側コイル素線用空間に取付けられるときに前記他端側コイル素線に向く一方の側面に、または該一方の側面とは反対側の他方の側面に、傾斜面が設けられた
    請求項1に記載の脱落防止具。
  3. 前記押圧部材は、前記筒状本体の内壁面に前記押圧部材の側面が接触する状態で前記他端側コイル素線用空間に取付けられた場合に、前記他端側コイル素線の少なくとも一部が嵌合すると共に前記押圧部材が前記他端側コイル素線用空間に取付けられる前の静止した他端側コイル素線の位置よりもコイルバネ部が拡径する側に移動したときの他端側コイル素線の位置に相当する位置に設けられた第1の凹部と、
    前記筒状本体の内壁面に前記押圧部材の側面が接触する状態で前記他端側コイル素線用空間に取付けられた場合に、前記他端側コイル素線の少なくとも一部が嵌合すると共に前記押圧部材が前記他端側コイル素線用空間に取付けられる前の静止した他端側コイル素線の位置に相当する位置に設けられた第2の凹部とを有する
    請求項1に記載の脱落防止具。
  4. 前記第1の凹部の内側面には、コイルバネ部が拡径する方向へ傾斜する傾斜面と、該傾斜面の上方に該傾斜面に連続した略垂直面とが設けられた
    請求項3に記載の脱落防止具。
  5. 前記第1の凹部は、前記押圧部材の一方の縁部に設けられ、
    前記第2の凹部は、該一方の縁部とは反対側の他方の縁部に設けられ、
    前記押圧部材は、前記第1の凹部が設けられた前記押圧部材の一方の縁部に表示された、前記コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転可能であることを告知する回転可能告知情報と、
    前記第2の凹部が設けられた前記押圧部材の他方の縁部に表示された、前記コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転不能であることを告知する回転不能告知情報とを有する
    請求項3に記載の脱落防止具。
  6. 前記第1の凹部および前記第2の凹部は、前記押圧部材の同じ縁部に設けられ、
    前記押圧部材は、該縁部の中の前記第1の凹部の近接領域に表示された、前記コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転可能であることを告知する回転可能告知情報と、
    前記縁部の中の前記第2の凹部の近接領域に表示された、前記コイルバネ部がボルトの外周面に沿って回転不能であることを告知する回転不能告知情報とを有する
    請求項3に記載の脱落防止具。
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