JP2015151671A - 押縁保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路脇等に設置される防音壁において、防音パネルを枠体に保持する押縁の落下を防止することができる押縁保持構造を提供する。【解決手段】防音板3は、その左右両側部が支柱2の凹部に係合して防音壁1を構成している。防音板3の防音パネル4の上辺は、上辺横枠押縁61aを介して額縁状の枠体5に保持されている。支柱2と防音板3との間に保持部材7の差込片73を打ち込んで取り付ける一方、上辺横枠押縁61aに挿通部材9を取り付ける。保持部材7と挿通部材9とに索条体10を続けて挿通して、当該索条体10の端部を保持部材7に係止することで、上辺横枠押縁61aの落下を防止する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両走行による騒音対策のために高速道路等の道路脇等に設けられる防音壁において、一定間隔を空けて立設された支柱間に設けられる防音板の枠体とによって防音パネルを挟み込んで保持する押縁の落下を防止するための押縁保持構造に関するものである。
従来より、道路を走行する自動車等からの騒音が、道路周辺の住宅等に伝わるのを防止するために、道路脇や中央分離帯等に防音壁を張りめぐらせることが行われている。そして、この防音壁は、道路脇に一定間隔を空けて立設された支柱間に防音板を設置してなり、当該防音板は、矩形状の防音パネルと、それを取り囲む枠体とからなるものが一般的である。そして、防音パネルが枠体から外れて落下しないように、様々な手段が講じられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、薄板(防音パネル)の周縁を枠体と押縁とにより挟み込んで、薄板が外れないように保持している。また、この押縁は、ボルトで枠体に取り付けられている。
特開平9−88016号公報(特に段落0014、第3頁、図3)
ところで、防音壁は、長期にわたって屋外に設置されるものであるため、耐久性の向上が強く求められている。
しかし、上記特許文献1によると、押縁は枠体にボルトで取り付けられているだけであり、振動や風等により防音壁が揺れを繰り返すことでボルトが緩んだり、錆や腐食等によって押縁やボルトが劣化すると、押縁が外れて落下するおそれがある。さらに、押縁が外れると、薄板(防音パネル)のがたつきや落下等が懸念される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、押縁の落下を防止するための押縁保持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、押縁に取り付けた索条体を防音壁に保持させることで、押縁の落下を防止するようにした。
具体的には、第1の発明では、一定間隔を空けて設けられた複数の支柱間に防音板が設置されてなる防音壁に用いられ、上記防音板は額縁状の枠体内に防音パネルが配置され、該防音パネルの上下縁部が上記枠体と横枠押縁とで挟み込まれて保持されてなり、該横枠押縁を保持するための押縁保持構造が前提である。そして、上記横枠押縁に取り付けられた挿通部材と、上記挿通部材に挿通させる索条体と、上記索条体を上記防音壁に保持する保持部材とを備え、上記保持部材は、上記索条体を係止させる係止具及び上記支柱と上記防音板との間に差し込む差込片を備えることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記保持部材の上記差込片には、該防音板と該支柱との間から抜けないようにするための、抜け止部が一体に形成されていることを特徴とする。
第3の発明では、第1または第2の発明において、上記保持部材は複数存していると共に上記支柱を挟んで隣り合うように上記防音壁に取り付けられ、隣り合う上記保持部材同士が連結手段で連結されていることを特徴とする。
第4の発明では、第1ないし第3のいずれか1つの発明において、 上記連結手段は、棒部材及び該棒部材が挿通される筒状のスペーサーを備えていて、隣り合う上記保持部材同士が上記スペーサーを挟み込むように連結されていることを特徴とする。
以上説明したように、第1の発明によると、横枠押縁に取り付けられた挿通部材に挿通された索条体が、差込片によって防音壁に取り付けられた保持部材に係止されているので、横枠押縁がずれたり外れたりした場合に落下することを防止できる。また、保持部材は差込片を支柱と防音板との間に差し込んで取り付けるので、組付性に優れ、特に施工済みである既存の防音壁に取り付けやすい。
第2の発明によると、差込片に形成された抜け止部によって、保持部材の抜け落ちを効果的に防止できる。
第3の発明によると、索条体は、防音板の両側部において、隣り合う2つの保持部材で各々保持されることとなるので、横枠押縁がずれたり外れたりした場合に落下することをより効果的に防止できる。
第4の発明によると、隣り合う保持部材同士が棒部材及びスペーサーを備えた連結手段によって支柱を挟むように連結されているため、防音壁への取付性が安定する。また、スペーサーの介在によって過度な挟み込みが抑制される。
図1は、本発明の実施形態にかかる押縁保持構造を適用した防音壁を道路側から見た平面図である。 図2は、図1の一点鎖線で囲んだA部の部分拡大斜視図である。 図3は、本発明の実施形態にかかる押縁保持構造の分解斜視図である。 図4は、図1のB−B線断面図である。 図5は、図1のC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態)
防音壁の構成について図1、図2、図4及び図5に基づいて説明する。
図1に示すように、1は高速道路等の道路脇に設置される防音壁である。防音壁1は、一定間隔を空けて立設された支柱2の間に、矩形状の防音板3を上下方向に複数枚並設して構成される。図4に示すように、支柱2はH形鋼からなり、支柱2の凹部に防音板3の左右両側部が嵌入されている。防音板3の左右両側部は、一般的に知られているように、バネ板材Bを介して支柱2の凹部に保持されている。バネ板材Bは、既存のもの(例えば、特開2004−190369、特開2012−2049、特開2008−190220、特開2005−307632等)が使用され、ここでは詳細な説明は省略する。また、図4に示すように、防音板3の左右両側部と支柱2の凹部との間には、がたつき防止等のためにシール材20が設けられている。
図1、図2、図4及び図5に示すように、防音板3は、透光性を有する防音パネル4と、該防音パネル4を取り囲む枠体5とを備えている。さらに、図4及び図5に示すように、枠体5にはボルトB1及びB2によって押縁6が取り付けられ、当該押縁6と枠体5とにより防音パネル4の周縁を挟み込んで保持している。なお、防音パネル4を交換する場合には、ボルトB1及びB2を緩めて押縁6を取り外し、防音パネル4を枠体5から外す。そして別の防音パネル4あるいは修理した防音パネル4を取り付けるようになっている。このように、防音パネル4の脱着作業が簡単に行えるように、ボルトB1及びB2で押縁6を枠体5に取り付けて、防音パネル4を保持している。
図4及び図5に示すように、枠体5は、耐食性に優れるステンレス鋼等を用いた中空材からなり、左右方向に延びる横枠51及び上下方向に延びる縦枠52とを枠組みして額縁状に構成されている。
図4及び図5に示すように、押縁6は、ステンレス鋼等を用いた中空材からなり、左右方向に延びる横枠押縁61及び上下方向に延びる縦枠押縁62とで構成されている。横枠押縁61及び縦枠押縁62は、枠体5に防音パネル4を押し付けるように取り付けられる。図4に示すように、横枠押縁61は、防音パネル4と枠体5とにボルトB1を挿通して枠体5の横枠51に固定されている。図5に示すように、縦枠押縁62は、ボルトB2で枠体5の縦枠52に固定されている。なお、横枠押縁61及び縦枠押縁62の枠体5への固定構造はこの構造に限られるものではなく、例えば、押縁6の横枠押縁61は、防音パネル4を介さずに枠体5の横枠51に固定してもよい。
図1及び図2に示すように、各々支柱2及び防音板3の上部には、横枠押縁61のうち、防音板3の上辺に設けられた上辺横枠押縁61aの落下を防止するための押縁保持構造Kが、防音壁1の幅方向にわたって設けられている。
押縁保持構造Kの詳細について、図1ないし図4に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、押縁保持構造Kは、支柱2を挟んで向かい合うように支柱2の左右両側に取り付けられる一対の保持部材7,7と、該一対の保持部材7,7同士を連結する連結手段8と、上辺横枠押縁61aに取り付けられる挿通部材9と、該挿通部材9に挿通されて端部が保持部材7に係止される索条体10とで構成されている。なお、一対の保持部材7,7は支柱を挟んで対称に形成されている。
図2及び図3に示すように、保持部材7は、支柱2と防音板3との間に差し込んで取り付ける取付具71と、該取付具71に重ねて設けられ、索条体10を挿通して保持する索条体保持具(係止具)76とで構成されている。
取付具71は、例えばステンレス鋼等金属製の板状部材からなり、図2及び図3に示すように、支柱2の側面に沿う平板面72と、支柱2と防音板3との間に差し込めるように平板面72からL字形に屈曲した差込片73とを備えている。平板面72には、取付具71を連結手段8と連結するための取付具連結孔72aが形成されている。
差込片73は、図3に示すように先端が尖るように略三角形で、かつ図4に示すように先端の板厚が相対的に薄くなるように形成されている。そのため、支柱2と防音板3との間がわずかであっても差し込みやすい。また、図3に示すように、差込片73には、防音板3側に向けて切り起こされた切起し片74が形成されている。詳細は後述するが、当該切起し片74は、差込片73を支柱2と防音板3との間に差し込んだときに、取付具71がこれらの間から抜けないようにする抜け止部として機能する。
図3に示すように、索条体保持具(係止具)76は、例えばステンレス鋼等の金属製かつ上記取付具71よりも板厚が厚い矩形状の板状部材からなる。索条体保持具76には、連結手段8と連結するための保持具連結孔76a、索条体10を選択的に挿通するための第1挿通孔76b及び第1挿通孔よりも大径の第2挿通孔76cとが形成されている。当該索条体保持具76は、上記取付具71が防音壁1に取り付けられたあとで取付具71に重ねて設けられる。
上記連結手段8は、支柱2を挟んで設けられた一対の保持部材7,7間に設けられるスペーサー82と、該スペーサー82内に挿通して保持部材7,7同士を連結するネジ付棒部材(棒部材)81と、これらのネジ付棒部材81を保持部材7,7に締付け固定するナット83,83とで構成されている。
スペーサー82は、金属製で中空円筒状であり、一対の保持部材7,7間に挟み込まれるように、支柱2と略同幅の長さとなっている。そして、その両端の開口部が保持部材7,7の取付具71,71に形成された取付具連結孔72a,72a及び索条体保持具76,76に形成された保持具連結孔76a,76aに整合するように設けられている。
ネジ付棒部材81は、棒状のボルト(所謂、長ネジ)であり、スペーサー82の内部に挿通されている。ネジ付棒部材81は、支柱2の幅よりも長く、取付具連結孔72a,72a、保持具連結孔76a,76aを通ってこれらの外側に両端部が突出し、ナット83,83で索条体保持具76,76に締結固定されている。
挿通部材9は、上辺横枠押縁61aに取り付ける取付ボルト91と、該取付ボルト91に螺合して索条体10が挿通される環状のアイナット92とを備えている。図4に示すように、取付ボルト91には、上辺横枠押縁61aから抜けないように屈曲したボルト(所謂、曲りボルト)が採用されている。
索条体10は、例えば金属ワイヤ等からなり、上記挿通部材9及び上記保持部材7に挿通されて、防音壁1の幅方向にわたって設けられている。また、防音壁1の側端部においては、図1及び図2に示すように、索条体10の端部が保持部材7の索条体保持具76に止め金具11及び係止ナット12で係止されて抜け止めされている。
次に、上記構成からなる押縁保持構造Kの防音壁1への取り付けについて説明する。
まず、保持部材7の取付具71の取り付けについて説明する。防音板3の角部近傍において、取付具71の差込片73を、支柱2の側部から支柱2と防音板3との間(すなわち、支柱2と枠体5との間)に差し込み、打ち込んで取り付ける。このとき、取付具71の差込片73は、先細かつ先端の板厚が薄くなるように形成されているため、支柱2と防音板3との間がわずかであっても差し込みやすくなっている。また、図4に示すように、差込片73に形成された切起し片(抜け止部)74が、弾性的に防音板3に圧接するため、取付具71がずれたり抜け落ちたりすることが防止される。このようにして、支柱2を挟んで隣り合うように、一対の取付具71,71を取り付ける。
次に、保持部材7の索条体保持具76及び一対の保持部材7,7同士を連結する連結手段8の取り付けについて説明する。一対の取付具71,71間にスペーサー82を挟み入れる。このとき、スペーサー82の両端の各々開口部が、取付具71,71の取付具連結孔72a,72aの位置に整合するように差し挟む。
そして、一方の取付具71に、一方の索条体保持具76を、その保持具連結孔76aが取付具連結孔72aに整合するように重ねる。それから、ネジ付棒部材81を、保持具連結孔76a、一方の取付具連結孔72a、スペーサー82、及び他方の取付具連結孔72aに連続して通す。そして、他方の取付具71に重ねるように、他方の索条体保持具76の保持具連結孔76aをネジ付棒部材81に挿通する。このように保持部材7,7に挿通したネジ付棒部材81の両端部は、保持部材7,7の外側に突出している。その突出した両端部をナット83,83でそれぞれ外側から締め付ける。このことによって、一対の保持部材7,7が支柱2を両側から押し挟むように連結されるため、防音壁1に振動等が加わった場合であっても左右にずれることなく、取付の安定性を維持できる。一方、一対の保持部材7,7間にはスペーサー82が介在しているため、過度な締付けが防止されて、保持部材7の変形を抑制することができる。また、相対的に取付具71の板厚は薄く、索条体保持具76の板厚は厚く形成されているため、保持部材7の強度を確保しつつ防音壁1に取り付けやすい構造となっている。
次に、取付ボルト91及びアイナット92からなる挿通部材9の取り付けについて説明する。上辺横枠押縁61aに所定間隔を空けて取付孔61bを開け、該取付孔61bに取付ボルト91をねじ込んで取り付ける。取付ボルト91は曲りボルトを採用しているため、上辺横枠押縁61aから抜けにくいようになっている。そして、取付ボルト91にアイナット92を螺合させて取り付ける。なお、本実施形態では、各々上辺横枠押縁61aに2か所ずつ挿通部材9を設けたが、これに限られるものではなく、例えば1か所でもよいし、2か所以上設けてもよい。また、本実施形態ではアイナット92を採用したが、索条体10を挿通できるものであればよく、これに限られるものではない。また、取付ボルト91は、上辺横枠押縁61aから抜けないようになっていればよく、曲りボルトではなく他のボルトを用いてもよい。また、挿通部材9は保持部材7よりも先に取り付けておいてもよい。
上記のようにして防音壁1に取り付けられた保持部材7,7及び上辺横枠押縁61aに取り付けられた挿通部材9に、索条体10を挿通する。具体的には、索条体10を保持部材7,7の第1挿通孔76b,76b及び挿通部材9のアイナット92に続けて挿通し、複数の防音板3の幅方向にわたって索条体10が張り渡されるように設ける。防音壁1の側端部においては、索条体10の端部に取り付けられた止め金具11に係止ナット12を螺合させて、索条体10の端部を索条体保持具76に固定する。
以上説明したように、当該押縁保持構造Kによれば、上辺横枠押縁61aに取り付けられた挿通部材9に挿通された索条体10が、防音壁1(支柱2と防音板3との間)に固定された保持部材7に係止されるため、上辺横枠押縁61aの落下を効果的に防止できる。また、索条体10は一対の保持部材7,7に連続して挿通され、すなわち索条体10が支柱2を挟んで隣り合う2つの保持部材7,7で保持されることとなるため、安定性が向上し、上辺横枠押縁61aの落下防止にさらに効果的である。加えて、保持部材7は差込片73を支柱2と防音板3との間に差し込んで取り付けるので、支柱2に穴開け・溶接等の加工を施すことなく取り付けることができ、特に施工済みである既存の防音壁1への取付性に優れている。
(その他の実施形態)
本実施形態では、押縁保持構造Kを防音板3の上辺部に設けるようにしたが、防音板3の下辺部にも設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、保持部材7として、取付具71と索条体保持具76とを別体に設けたが、これらを一体として形成してもよい。
また、抜け止部74は、切起し片として形成したが、これに限られるものではなく、例えば差込片73を凹凸形状に形成して抜け止めできるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1挿通孔76b,76bに索条体10を挿通するようにしたが、第1挿通孔76bよりも大径の第2挿通孔76c,76cに挿通することもできる。また、一対の索条体保持具76,76のうち、一方の索条体保持具76においては第1挿通孔76bに挿通し、他方の索条体保持具76においては第2挿通孔76cに挿通することもできる。このように、防音壁1の大きさや索条体10の太さに応じて、索条体10を第1挿通孔76b及び第2挿通孔76cに選択的に挿通させることができるため、汎用性に優れる。
また、索条体10は、防音壁1(複数の防音板3)の幅方向にわたって設けるようにしたが、横枠押縁61の落下が懸念される一部分のみに設けてもよい。すなわち、索条体10の端部の固定箇所は、防音壁1の側端部の保持部材7に限られるものではなく、各々保持部材7に固定することができる。また、索条体10を複数本用いて、それぞれの端部を固定するようにしてもよい。これらの索条体10は、第1挿通孔76c及び第2挿通孔76cに選択的に挿通することができる。例えば、一方の索条体10を第1挿通孔76b,76bに挿通し、他方の索条体10を第2挿通孔76c,76cに挿通してもよいし、一方の索条体10を第1挿通孔76b及び第2挿通孔76cに挿通し、他方の索条体10を一方の索条体10と交差するように第2挿通孔76c及び第1挿通孔76bに挿通してもよい。
本発明は、高速道路等の道路脇等に設けられる防音壁において、防音パネルを枠体に保持する押縁が脱落しないようにするための押縁保持構造に好適である。
1 防音壁
2 支柱
3 防音板
4 防音パネル
5 枠体
6 押縁
61 横枠押縁
61a 上辺横枠押縁
61b 取付孔
7 保持部材
71 取付具
72 平板面
72a 取付具連結孔
73 差込片
74 切起し片(抜け止部)
76 索条体保持具(係止具)
76a 保持具連結孔
76b 第1挿通孔
76c 第2挿通孔
8 連結手段
81 ネジ付棒部材(棒部材)
82 スペーサー
83 ナット
9 挿通部材
91 取付ボルト
92 アイナット
10 索条体
11 止め金具
12 係止ナット
K 押縁保持構造

Claims (4)

  1. 一定間隔を空けて設けられた複数の支柱間に防音板が設置されてなる防音壁に用いられ、上記防音板は額縁状の枠体内に防音パネルが配置され、該防音パネルの上下縁部が上記枠体と横枠押縁とで挟み込まれて保持されてなり、該横枠押縁を保持するための押縁保持構造であって、
    上記横枠押縁に取り付けられた挿通部材と、
    上記挿通部材に挿通させる索条体と、
    上記索条体を上記防音壁に保持する保持部材とを備え、
    上記保持部材は、上記索条体を係止させる係止具及び上記支柱と上記防音板との間に差し込む差込片を備えることを特徴とする押縁保持構造。
  2. 請求項1において、
    上記保持部材の上記差込片には、該防音板と該支柱との間から抜けないようにするための、抜け止部が一体に形成されていることを特徴とする押縁保持構造。
  3. 請求項1または2において、
    上記保持部材は複数存していると共に上記支柱を挟んで隣り合うように上記防音壁に取り付けられ、
    隣り合う上記保持部材同士が連結手段で連結されていることを特徴とする押縁保持構造。
  4. 請求項3において、
    上記連結手段は、棒部材及び該棒部材が挿通される筒状のスペーサーを備えていて、
    隣り合う上記保持部材同士が上記スペーサーを挟み込むように連結されていることを特徴とする押縁保持構造。
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