JP3416627B2 - コンクリート面への被固定部材の固定構造 - Google Patents

コンクリート面への被固定部材の固定構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、コンクリート面例
えばマンホール、タンクその他の構築物などの側壁面、
コンクリート製側溝等への被固定部材の固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】地下に埋設されるコンクリート製マンホ
ールには、一般に作業者等が昇降するための点検用ステ
ップが設けられている。従来、この種のステップ51
は、図11に示しているように、平面視コ字状を呈し、
その両端部に被固定部材である棒状部52が形成される
と共にコンクリート製マンホール50の内壁面50aに
当接される鍔53が設けられ、前記棒状部52の中間部
分に縮径されかつテーパー状とされたパッキン装着部5
4が設けられており、該パッキン装着部54の先端側が
雄ねじ部55とされている。
【0003】そして、該雄ねじ部55に座金56が嵌め
られると共に固定ナット57が螺合されている。又、前
記パッキン装着部54には、止水用ゴムパッキン58が
外嵌されている。なお、前記タンク50には、外側が内
径の大きい段59付取付孔60が貫通状に設けられ、こ
の段59に前記座金56が当接せられ、前記ナット57
により締め付け固定されるようになっている。さらに
は、前記鍔53と内壁面50aとの間にゴムパッキン6
1が介装されている。このステップ51の取付後に、前
記取付孔60の外側はコンクリート又はモルタル62に
より埋められる。
【0004】また、高速道路や幹線道路などには、図1
2に示すように、排水用スリット溝64を備えたコンク
リート製側溝63が埋設されると共に,該側溝63上面
にコンクリート製縁石65がボルト66によりインサー
ト67を介して取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11に示す
従来の点検用ステップ51取付構造は、構造が複雑で現
場でのステップ固定作業が面倒で能率が良くないと言う
問題がある。又、前記側溝63への縁石65取付けは、
ボルト66及びこれを螺合させる雌ねじを備えたインサ
ート67を介して行うので、作業性が悪いという難点が
ある。そこで、前記ステップ51の棒状部52、ボルト
66を、インサート67等にかち込むことによりマンホ
ール50や側溝63に固定することが考えられるが、棒
状部52、ボルト66のかち込みをし易くすると所要固
定強度を確保できず、逆に固定強度を確保するとかち込
みができなくなると言う問題が生じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、構造が簡単で、固定作業
性が良くかつ所要固定強度を確保できるコンクリート面
への被固定部材の固定構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るコンクリート面への被固定部材の固定構造は、
コンクリート面に開口部が外向きになるよう埋設された
筒状部を有する合成樹脂製インサートに、被固定部材の
棒状部を挿入し固定する構造であって、前記インサート
はコンクリート製品の製作時に埋設されて有底筒状を呈
し、前記インサートの筒状部外周面及び前記被固定部材
の棒状部外周面に、軸方向に所要の間隔で複数条のリブ
が設けられ、前記インサート筒状部の内面が平滑とされ
かつその内径が、前記被固定部材の棒状部リブ外径と同
じか又は若干小さくされている点に特徴がある。
【0008】この場合、前記インサートのリブ間隔は、
被固定部材の棒状部かち込み時において、該リブ間にお
けるインサート筒状部の剛性が前記棒状部リブの移動を
容易にするに足りるものとなし得る寸法に設定される。
そして、前記インサート筒状部のリブ位置における剛性
は、前記リブ間よりも十分に大きくされ、前記棒状部の
かち込み後における所要固定強度が確保されるように設
定されている。又、前記被固定部材の棒状部外周に、前
記リブを突設することで、該リブがインサート筒状部内
面に接触し、前記棒状部のかち込み抵抗を適度にして、
しかもインサート筒状部のリブ間を変形させながら摺動
し、インサート筒状部リブ部分を通過する際の接触面積
を小さくして、かち込みを容易にし、固定作業性を良好
にしている。なお、前記被固定部材の棒状部外周に設け
るリブの間隔及びリブの数は、所要固定強度を確保する
のに十分なものとされる。
【0009】この発明によれば、コンクリート構造物又
は構築物に、その成形時に前記インサートを埋設してお
くことで、被固定部材の前記棒状部をかち込み即ち強制
嵌入することができ、構造が簡単で、固定作業性が良く
かつ所要固定強度を確保できる。又、本発明に係るコン
クリート面への被固定部材の固定構造は、前記インサー
トがコンクリート製マンホールの側壁面に埋設され、前
記被固定部材が昇降用ステップである点に特徴がある。
この場合、コンクリート製マンホールのセグメントを工
場で製作する時に、前記インサートをセグメントに埋設
しておくことができ、マンホール設置現場では、前記ス
テップの棒状固定部をインサート筒状部に強制かち込み
すればよく、非常に能率的にしかも確実強固に固定する
ことができる。
【0010】なお、前記ステップは、その基体を鉄鋼材
料により製造し、これに合成樹脂例えばポリプロピレン
樹脂を所要厚さ被覆したものを使用でき、この場合、棒
状固定部外周に形成するリブには、棒状固定部先端側に
先細りのテーパー部を設けると共にその周方向に適宜間
隔で複数の切り欠き部を設け、かち込み易い構造とする
ことができる。かかる構成であると、従来のパッキンが
不要で、かつ座金やナットも不要となり、作業性が大幅
に向上する。
【0011】さらに、本発明に係るコンクリート面への
被固定部材の固定構造は、前記インサートがコンクリー
ト製側溝の縁石取付面に埋設され、前記被固定部材が縁
石取付用のピンである点に特徴がある。この場合、前記
ピンを縁石の取付孔に挿入して、その先端棒状固定部を
インサートの筒状部にかち込むだけで、簡単に縁石を側
溝上面に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図5は、本発明に係るコン
クリート面への被固定部材の固定構造の第一実施形態、
即ち、本発明をコンクリート製マンホール1の内壁面に
固定される被固定部材である昇降用ステップ2の固定構
造に採用した場合を示している。この実施形態における
前記マンホール1は、工場において製作されるリング状
セグメント1aを、設置現場において積み重ねて完成さ
れるもので、前記ステップ2を固定するためのインサー
ト3が、前記セグメント1aの製作過程において、それ
ぞれ所定の位置に埋設されている。
【0013】前記ステップ2は、平面視コ字状を呈し、
鉄鋼製基体(図示せず)の全表面に所定の厚さで合成樹
脂例えばポリプロピレン樹脂を被覆してあり、両端部に
マンホールセグメント内壁面4に埋設された前記インサ
ート3に当接する湾曲面からなる段差当接面5が形成さ
れると共に、縮径された棒状固定部6が形成されてい
る。前記棒状固定部6の外周には、軸方向に所定の間隔
でリブ7が突設され、該リブ7には、棒状固定部先端側
に先細りのテーパー部7aが設られると共にその周方向
に等間隔で4箇所に切り欠き部8(図3、図4参照)が
設けられており、該固定部6のかち込み易い構造とされ
ている。なお、前記リブ7の軸方向幅、間隔及び数は、
かち込み後の所要固定強度が確保できるように設定さ
れ、又、かち込み時の嵌入抵抗等も勘案して設計されて
いる。
【0014】また、棒状固定部6の先端は、テーパー状
の挿入案内部9とされ、その先端面10が平坦にせら
れ、前記インサート3の内端面に当接するようになって
いる。なお、前記ステップ2の棒状固定部6を除く部分
の断面形状は,略四角状とされ、少なくとも上面に滑り
止め用の突起11又は凹部が設けられている。前記イン
サート3は、合成樹脂製で有底筒状を呈し、その開口部
外周に外向き鍔部12が形成され、その開口端面12a
がインサート3の軸線に対して斜めに交差しかつ前記マ
ンホールセグメント1aの内面と同じ曲率の湾曲面とさ
れ、該開口端面12aに前記棒状固定部6の段差当接面
5が当るようにしてある。
【0015】そして、インサート3の筒状部3aは、そ
の内周面が滑らかな筒状とされ、その外周面には、軸方
向に所定の間隔でリング状のリブ13が3条ほぼ等間隔
で突設されている。従って、該筒状部3aのリブ13間
は、径方向の剛性がリブ13部分の剛性に比べて小さ
く、拡縮変形が可能とされているので、前記棒状固定部
6のかち込み時に前記リブ13間が若干変形し、棒状固
定部6の嵌入がし易くなっている。このインサート3の
マンホールセグメント1aへの埋設は、後述の成型型枠
にインサート取付装置14(図8、図9参照)によりイ
ンサート3を保持させた状態で、コンクリートを打設
し、コンクリート固化後に前記装置14を取り外すこと
により行われる。
【0016】上記実施形態によれば、マンホールセグメ
ント製造工場或いはマンホール設置現場において、前記
ステップ2の棒状固定部6を既に埋設されているインサ
ート3の筒状部3a内に、その開口端部から強制的にか
ち込むだけの簡単な作業で、前記ステップ2を能率良く
固定することができる。しかも、インサート3が有底筒
状であるから、インサート3とステップ2の棒状固定部
6との間から水漏れする恐れはない。従って、従来のナ
ット、座金、パッキン及びモルタル充填作業が不要とな
り、大幅に作業能率の向上を図ることができる。
【0017】図6、図7は、本発明に係るコンクリート
面への被固定部材の固定構造の第二実施形態、特にコン
クリート製側溝15に縁石16を取り付けるピン17
を、前記側溝15に埋設したインサート18を介して固
定する場合を示している。この側溝15は、幅方向中央
に長手方向に延びるスリット溝19を備え、該スリット
溝19の一側上面に、他側上面よりも若干低くされた前
記縁石16の取付面20が形成され、所定の間隔で前記
インサート18がその製作時に埋設されている。
【0018】このインサート18は、縁石当接面21が
インサート軸線に対して直角に形成されている点以外、
第一実施形態のインサート3と同じ構成であるから、共
通する構成部分については、図1〜図3及び図5と同符
号を付し、詳細説明は省略する。前記縁石16は、図7
に示すようにその断面形状が台形状で、段付の取付用ピ
ン孔22が前記インサート18の間隔と同間隔で、上下
方向に貫通状に設けられている。
【0019】前記縁石取付用ピン17は、ボルト状を呈
し、その一端に膨径された打込用頭23を有し、他端に
棒状固定部24が形成されている。そして、この棒状固
定部24は、傾斜当接面を備えていない点を除けば、第
一実施形態の棒状固定部6と同じであるから、前記ステ
ップ2の棒状固定部6と共通する構成部分については、
図1〜図4と同符号を付し詳細説明を省略する。第二実
施形態において、縁石16を取り付ける場合、まず縁石
16を前記側溝15の前記取付面20に、縁石16をそ
のピン孔22が前記側溝15のインサート18に合致す
るように、かつモルタル25の詰め込み間隙sを保持し
て載せ、前記ピン17をピン孔22から挿入し、その棒
状固定部24をインサート18の筒状部に強制的にかち
込む。次いで前記間隙sにモルタル25を詰め込み、乾
燥固化させることで、縁石16の取付作業が完了する。
【0020】このように、第二実施形態によれば、側溝
15への縁石16の取付を、前記ピン17をかち込むだ
けの簡単な作業で、至極能率的に行うことができ、作業
性の向上を図ることができる。次に、本発明の実施形態
における前記インサート3、18を、マンホールセグメ
ント1a、側溝15に埋設する方法及び装置14につい
て図8、図9に基づいて説明する。前記インサート取付
装置14は、成型型枠26のインサート装着孔27に嵌
合する嵌合位置決め部28を備えた取付台座29と、該
台座29の中央に設けた前記位置決め部28と同心円状
のテーパー孔30に嵌脱自在とされたインサート保持体
31と、保持体進退駆動部材32及び駆動シリンダ33
とにより主構成されている。
【0021】前記台座29には、前記型枠26の反対側
面に、門型に形成されたインサート保持桿34の支持枠
35が一体的に設けられ、該支持枠35の中央に位置し
て、先端が前記型枠26内に臨入されるように構成され
た前記インサート保持桿34が固着されている。 そし
て、該保持桿34には、ゴム等の弾性材からなるインサ
ート保持パッキン36が遊嵌され、保持桿34先端には
太径のパッキン抜け止め部37が設けられている。な
お、前記パッキン抜け止め部37及びパッキン36は、
前記インサート3又は18の筒状部内に相対摺動可能に
遊嵌される外径とされている。
【0022】また、前記支持枠35には、前記インサー
ト保持体31の駆動部材32との連結棒38を挿通する
貫通孔39が設けられている。そして、前記インサート
保持体31には、その上面即ち支持枠35側に、前記連
結棒38が固着されており、その中央に位置して前記イ
ンサート保持桿34の貫通孔40が設けられ、前記保持
桿34が摺動自在に嵌装されている。前記駆動部材32
は、2本の連結棒38の他端が固着され、かつ連結棒3
8には、インサート保持体31の後退駆動用スプリング
41が外嵌されている。そして、この駆動部材32に
は、連結棒38の反対側に駆動シリンダ33のピストン
ロッド42外端が螺合連結されている。この駆動シリン
ダ33及び前記台座29は、成型型枠26に着脱可能に
装着される。
【0023】また、前記インサート保持体31は、通常
図8に示すように、前記台座29のテーパー孔30との
間に所要の隙間ができる後退位置にあり、この状態は前
記スプリング41により保持されてい。そして、このイ
ンサート保持体31の後退位置において、前記インサー
ト保持パッキン36が、前記インサート保持体31の下
面と前記パッキン抜け止め部37との間にきっちりと嵌
るように設計されており、この状態即ち図8に示す状態
において、前記インサート3又は18を前記パッキン3
6に外嵌装着することができるように構成されている。
【0024】そこで、インサート3又は18を、埋設す
るに当たり、まず前記型枠26の所定位置に設けたイン
サート装着孔37に、前記インサート保持桿34に前記
パッキン36が装着された状態の前記装置14の台座2
9を取り付けて図8の状態とする。次いで、前記シリン
ダ33を駆動して、駆動部材32、連結棒38を介して
インサート保持体31を型枠26側へ進出させる。この
時、インサート保持桿34は動かないので、前記保持体
31に押された前記パッキン36は、その長手方向に縮
むと同時に膨径して、インサート3又は18の筒状部内
面に密着し、インサート3又は18を前記パッキン36
を介してインサート保持体31の下面及びインサート保
持桿34に固定し、図9に示す装着状態となる。
【0025】図9に示すインサート装着状態で、前記型
枠26内にコンクリートを打設し、コンクリート固化後
に、前記シリンダ33の駆動力を解放し、スプリング4
1の弾発力によりインサート保持体31を後退動させ、
前記パッキン36の拘束を解き、縮径させて図8に示す
状態(図9に2点鎖線で示す)に戻した後、前記装置1
4を取り外すことにより、インサート埋設作業が完了す
る。なお、前記各インサート3、18の前記型枠26へ
の装着は、図8、図9に示す取付装置14以外の手段に
より適宜行うことができる。
【0026】図10は、インサート301の他の構造例
を示し、筒状部3aの奥壁43に開口端部の反対側に位
置して、前記筒状部3aと同軸線上に段付筒状部44が
設けられている。このインサート301は、例えばマン
ホールセグメント1aの内外両面に前記開口端部が開口
し、それぞれの筒状部3a、44に棒状固定部材等を挿
入固定し得るようになっている。従って、該インサート
301は、第一実施形態における昇降用ステップ2の固
定構造に使用できる。
【0027】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、前記インサート3、18、301の
リブ13の数、形状等を任意に変えることができ、又棒
状固定部6に設けられているリブ7の切り欠き部8を省
略しても良く、前記リブ7、13のピッチ等も実施の態
様に応じて適宜変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコンクリー
ト面への被固定部材の固定構造は、コンクリート面に開
口部が外向きになるよう埋設された筒状部を有する合成
樹脂製インサートに、被固定部材の棒状部を挿入し固定
するもので、前記インサートの筒状部外周面及び前記被
固定部材の棒状部外周面に、軸方向に所要の間隔で複数
条のリブが設けられ、前記インサート筒状部の内面が平
滑とされかつその内径が、前記被固定部材の棒状部リブ
外径と同じか又は若干小さくされているから、構造が簡
単で、被固定部材の棒状部をインサートに強制的にかち
込むだけで良く、固定作業性及び能率が良いうえ所要固
定強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート面への被固定部材の
固定構造の第一実施形態を示す一部切り欠き平面図であ
る。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】同第一実施形態におけるインサートの縦断面図
である。
【図6】本発明に係るコンクリート面への被固定部材の
固定構造の第二実施形態を示す斜視図である。
【図7】同第二実施形態の要部拡大断面図である。
【図8】本発明におけるインサートの取付装置の一例を
示す一部破断平面図である。
【図9】同取付装置によりインサートを成型型枠に位置
決め固定した状態を示す拡大縦断面図である。
【図10】本発明におけるインサートの他の構造例を示
す縦断面図である。
【図11】従来のマンホールセグメントへのステップ固
定構造例を示す断面図である。
【図12】従来の側溝への縁石固定構造例を示す一部破
断側面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 1a マンホールセグメント 2 昇降用ステップ(被固定部材) 3 インサート 3a 筒状部 4 セグメント内壁面 6 棒状固定部 7 リブ 13 リブ 15 側溝 16 縁石 17 ピン(被固定部材) 18 インサート 24 棒状固定部 301 インサート D1 リブ外径 D2 インサート内径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12 B28B 23/00 E03F 5/02 E03F 5/04 F16B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート面に開口部が外向きになる
    よう埋設された筒状部を有する合成樹脂製インサート
    に、被固定部材の棒状部を挿入し固定するコンクリート
    面への被固定部材の固定構造であって、前記インサートはコンクリート製品の製作時に埋設され
    て有底筒状を呈し、 前記インサートの筒状部外周面及び
    前記被固定部材の棒状部外周面に、軸方向に所要の間隔
    で複数条のリブが設けられ、前記インサート筒状部の内
    面が平滑とされかつその内径が、前記被固定部材の棒状
    部リブ外径と同じか又は若干小さくされていることを特
    徴とするコンクリート面への被固定部材の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記インサートがコンクリート製マンホ
    ールの側壁面に埋設され、前記被固定部材が昇降用ステ
    ップであることを特徴とする請求項1に記載のコンクリ
    ート面への被固定部材の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記インサートがコンクリート製側溝の
    縁石取付面に埋設され、前記被固定部材が縁石取付用の
    ピンであることを特徴とする請求項1に記載のコンクリ
    ート面への被固定部材の固定構造。
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