JPH0741762Y2 - インサートとインサート取付用ボルト - Google Patents

インサートとインサート取付用ボルト

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JPH0741762Y2
JPH0741762Y2 JP8475489U JP8475489U JPH0741762Y2 JP H0741762 Y2 JPH0741762 Y2 JP H0741762Y2 JP 8475489 U JP8475489 U JP 8475489U JP 8475489 U JP8475489 U JP 8475489U JP H0741762 Y2 JPH0741762 Y2 JP H0741762Y2
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JP
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insert
bolt
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mounting bolt
mounting
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JPH0323216U (ja
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正行 竹内
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正行 竹内
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プレキヤストコンクリート板をはじめとする
各種のコンクリート製品へ埋設するインサートと、この
インサートを、コンクリート製品の成型時に、その型枠
の所定位置へ取付けるための、インサート取付用ボルト
の改良に関するものである。ここでインサートとは、各
種のコンクリート製品へ定着物を固定するための足掛
り、あるいはコンクリート製品の吊上げボルト(アイボ
ルト)をねじ込む一種のナツトをいう。
〈従来の技術〉 従来コンクリート製品内に、インサートを埋設するに
は、つぎにようにしていた。まず、インサート埋設場所
に対応する型枠部分へ、外側からインサート取付用ボル
トを取付け、このボルトへ埋設しよとするインサートを
ねじ込む。この状態で、型枠内へコンクリートを流す。
コンクリートの硬化をまって、インサート取付用ボルト
と型枠を外す。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、取付用ボルトとインサートのねじ孔間にはクリ
アランスがあるため、コンクリート液のヌルが入る。浸
入したヌルは、乾くとその残滓がねじ孔内に残る。
このため、定着物あるいは吊上げボルトをインサートへ
ねじ込むとき、この残滓にわずらわされてそのボルト部
をスムースにねじ込めず、時には完全にねじ込むことな
く途中でやめる場合すらあった。そとで、インサート側
のねじ孔と、それに螺合するボルトとの間にシール部材
を設けることが知られている(例えば、実開47−4709号
公報)。
しかしながら、インサート側の孔にボルトを締着する
際、シール部材がねじ部にねじ込まれたり、ねじ部によ
って損傷し、せっかくシール部材を使用してもインサー
トにコンクリートのヌルが進入するのを確実に止められ
ないことがあった。さらに、シール部材をインサートに
設けると、各インサート毎に1個のシール部材を必要と
し、各インサート毎にシール部材を取り付ける凹部を形
成しなければならなかった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、この欠点を解消してコンクリートのヌルがね
じ孔へ浸入しないインサートとインサート取付用ボルト
を提供しようとするもので、つぎのように構成する。
すなわちインサートと、このインサートを型枠の所定位
置へ取付けるインサート取付用ボルトにおいて、インサ
ートのねじ孔の開口端に連らなる部分へ、ねじを切らな
いストレート部を設けると共に、インサート取付用ボル
トのボルト頭に連らなる部分へストレート部を設け、こ
のストレート部の長さを前記インサート側のストレート
部の長さと同じか、あるいはこれより短かく設定し、且
っ取付用ボルトのストレート部の外周に弾性リングを周
設してなるインサートとインサート取付用ボルトであ
る。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1図
は本考案のうちインサート取付用ボルトを示す側面図、
第2図はインサートとインサート取付用ボルトの使用状
態を示す一部切欠き側面図、第3図は浅溝を設けたイン
サート取付用ボルトを示す側面図である。
第1〜第2において符号1はインサート、符号2はイン
サート1を型枠3の所定位置へ取付けるためのインサー
ト取付用ボルトで、型枠3の外側から型枠3内へねじ込
んで取付ける。このボルト2の軸4のねじ部5へインサ
ート1のねじ孔6をねじ込んで、インサート1を取付け
る。インサート1のねじ孔6にはその開口端7に連らな
る部分に、ねじを切らないストレート部8を設ける。
ボルト2側にも、このストレート部8に対応するボルト
頭9に連らなる部分へ、前記ねじ部5よりやゝ大径で、
かつ、ねじを切らないストレート部10を設ける。ストレ
ート部10の長さは、インサート1のストレート部8の長
さと同じか、あるいは短かく設定する。
ストレート部10の外周にスリット111を周設し、ここへ
弾性リング11をはめ込む。スリット111は、弾性チング1
1の上面がストレート面よりやや突出する程度の深さと
する。
この弾性リング11の周設により、インサート1を取付用
ボルト2へねじ込んだとき、インサート1のねじ孔6と
ボルト2間のクリアランスをシールする。
第3図に示すようにストレート部10で、且っ型枠3へね
じ込んだとき、型枠3の厚さ部分へ入らないところへ、
浅溝12を周設すれば、インサート1とストレート部10と
の間に環状の空室ができ、それが水切りとなって水の浸
入を更に阻止できる。
〈考案の効果〉 本考案は以上説明したように、インサートとその取付用
ボルトにストレート部を設けると共に、インサート取付
用ボルトのストレート部へ弾性リングを周設するという
簡単な改良であるが、これにより成型時にコンクリート
液のヌルがインサート内に浸入するのを防止できるとい
う大きな効果が生じた。
しかも、弾性リングはインサート取付用ボルトのストレ
ート部にあり、且っこのストレート部はインサートのス
トレート部と同じ長さか、あるいはこれより短く設定し
てある。このため、弾性リングはインサートのねじ孔に
ねじ込まれることなく、ストレート部と対応するため、
インサートとインサート取付用ボルト間のクリアランス
をほぼ完全にシールすることができる。
さらに弾性リングは再使用できるインサート取付用ボル
トに取り付けられているので、コンクリート中に埋設さ
れて1回しか使えないインサートに設ける場合に比し、
弾性リング自体の使用量を減じることができる他、弾性
リングを取り付けるための溝加工の頻度も減るなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のうちインサート取付用ボルトを示す側
面図、第2図はインサートとインサート取付用ボルトの
使用状態を示す一部切欠き側面図、第3図は浅溝を設け
たインサート取付用ボルトを示す側面図である。 1……インサート 2……インサート取付用ボルト 3……型枠 8……ストレート部 9……ボルト頭 10……ストレート部 11……弾性リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インサートと、このインサートを型枠の所
    定位置へ取り付けるインサート取付用ボルトにおいて、
    インサートのねじ孔の開口端に連らなる部分へ、ねじを
    切らないストレート部を設けると共に、インサート取付
    用ボルトのボルト頭に連らなる部分へストレート部を設
    け、このストレート部の長さを前記インサート側のスト
    レート部の長さと同じか、あるいはこれより短く設定
    し、且つ取付用ボルトのストレート部の外周に弾性リン
    グを周設してなるインサートとインサート取付用ボル
    ト。
  2. 【請求項2】第1項の記載において、前記インサート取
    付用ボルトのボルト頭に連らなる部分へストレート部を
    設け、このストレート部の外周に弾性リングを周設する
    と共に、前記ストレート部のボルト頭と弾性リングとの
    間に環状の浅溝を形成し、その浅溝を前記インサート側
    のストレート部に対面させてなるインサートとインサー
    ト取付用ボルト。
JP8475489U 1989-07-19 1989-07-19 インサートとインサート取付用ボルト Expired - Lifetime JPH0741762Y2 (ja)

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JPH0323216U JPH0323216U (ja) 1991-03-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3326683B2 (ja) * 1997-09-24 2002-09-24 株式会社フジキン ボルト抜止め装置
JP6263816B2 (ja) * 2016-06-20 2018-01-24 株式会社グランデージ インサートキット

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JPH0323216U (ja) 1991-03-11

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