JPH0336587Y2 - - Google Patents

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JPH0336587Y2
JPH0336587Y2 JP5965486U JP5965486U JPH0336587Y2 JP H0336587 Y2 JPH0336587 Y2 JP H0336587Y2 JP 5965486 U JP5965486 U JP 5965486U JP 5965486 U JP5965486 U JP 5965486U JP H0336587 Y2 JPH0336587 Y2 JP H0336587Y2
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pipe
trumpet
bearing plate
tensile steel
tip
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JP5965486U
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、法面等の地盤の崩壊を防止してその
安定を図るための地盤埋設用アンカーに関し、特
にパツキン等の別のシール材を用いることなくア
ンカー頭部の防錆を確実に行うことができるよう
にしたアンカーに関する。
[従来の技術] 構造物を介して法面すなわち地盤にアンカーを
埋設し、その地盤の崩壊を防止してその安定を図
ることは従来から広く行われている。
第1図にアンカーを拡大して示した従来例を示
し、地盤例えば法面1にコンクリート構部物Cを
固定するために、アンカーを埋設すべく孔2を穿
ち、その孔2内に複数本の引張り鋼材3を挿入し
て注入材、例えばセメントモルタル4で固定す
る。引張り鋼材3は止水材5を施して合成樹脂パ
イプ、例えばポリエチレンパイプ6に通し、ポリ
エチレンパイプ6より出た引張り鋼材3の先端を
アンカーヘツド7に固定する。アンカーヘツド7
と法面1との間にはベアリングプレートと称され
ているプレート8を介在させ、アンカーヘツド7
にはオイルキヤツプ9を被せる。そして引張り鋼
材の露出部分3aの防錆のためトランペツトパイ
プと称されているスチールパイプ10を被せ、ト
ランペツトパイプ10とポリエチレンパイプ6と
の間にパツキン11を施してオイルのような防錆
材12を入れる。
[考案が解決しようとする問題点] かかる従来のアンカーには次のような問題点が
あつた。引張り鋼材の露出部分3aの防錆のため
トランペツトパイプ10内に防錆材12を入れる
が、防錆材12をトランペツトパイプ10内に保
持するために別に用意したパツキン11をポリエ
チレンパイプ6とトランペツトパイプ10の間に
施さねばならない。またオイルキヤツプ9はアン
カーヘツド7にねじ込み等により取付けられる
が、オイルキヤツプ9とベアリングプレート8と
の間にはどうしても隙間を生じ、上記のパツキン
11によるシールを確実なものとしても、その隙
間を通つてトランペツトパイプ10内に雨水等が
入り込み、引張り鋼材の露出部3aに錆を生じさ
せてアンカーの寿命を低下させるという問題があ
つた。
本考案は従来のアンカーの上記問題点を解決す
べくなされたもので、トランペツトパイプとポリ
エチレンパイプの間のシールのために、別に用意
したパツキンを施す必要はなく、またオイルキヤ
ツプとベアリングプレートの隙間から雨水等がト
ランペツトパイプ内に入つて引張り鋼材に錆を生
じさせ、アンカーの寿命を低下させる不都合を生
じさせることのないアンカーを提供すべきなされ
たものである。
[問題点を解決するための手段] このため本考案によれば、ベアリングプレート
とアンカーヘツドとの間にベアリングプレートよ
りも小径であつて外周にテーパーネジを形成した
別のプレートを介在させ、トランペツトパイプを
2重として内側のトランペツトパイプの先端をそ
の別のプレートに、また外側のトランペツトパイ
プの先端をベアリングプレートにそれぞれ溶接し
て、内外側のトランペツトパイプの間に合成樹脂
パイプの先端部をはさんで合成樹脂パイプをシー
ル材として使用し、かつベアリングプレートとア
ンカーヘツド間に介在させた別のプレートの外周
に形成したテーパーネジにオイルキヤツプをねじ
込み固定する法面等の地盤を保護するためのアン
カーが提供される。
このようにトランペツトパイプを2重として内
側のトランペツトパイプの先端をベアリングプレ
ートとは別の小径のプレートに溶接し、また外側
をトランペツトパイプの先端をベアリングプレー
トに溶接して、内外側のトランペツトパイプの間
に剛性樹脂パイプの先端部をはさむ構成のもので
あるので、合成樹脂パイプがシール材として作用
し、トランペツトパイプと合成樹脂パイプの間の
シールのために、別にパツキンを用意して両パイ
プ間をシールする必要はなく、かつ上記の構成お
よびオイルキヤツプを別の小径のプレートのテー
パネジにねじ込む構成と相俟つて、ベアリングプ
レートとアンカーヘツドの間から雨水等がトラン
ペツトパイプ(内側のトランペツトパイプ)内に
入り込むことがなく、雨水等による引張り鋼材の
錆の発生を可及的防止することができる。
[実施例] 以下、第2図を参照して本考案の実施例につき
説明する。なお、第1図に示した従来例と同一部
分については説明を省略する。
引張り鋼材3の法面1より突出した先端3bは
図示の例では定着用くさび7aによりアンカーヘ
ツド7に固定されている。ベアリングプレート8
とアンカーヘツド7との間にはベアリングプレー
ト8よりも小径であつて外周にテーパネジ13a
が形成された別のプレート13を介在させ、トラ
ンペツトパイプを2重として内側のトランペツト
パイプ10aの先端をその別のプレート13に、
また外側のトランペツトパイプ10bの先端をベ
アリングプレート8にそれぞれ溶接し、内外側の
トランペツトパイプ10a,10bの間にポリエ
チレンパイプ6の先端部6aをはさんでポリエチ
レンパイプ6をシール材として用いる。図示では
わかりやすいように、内外側トランペツトパイプ
10a,10bとポリエチレンパイプ6の先端部
6aとは隙間をあけて示されているが、3者は密
接してシール面を形成している。ベアリングプレ
ート8とアンカーヘツド7との間に介在された上
記のプレート13の外周に形成されたテーパーネ
ジ13aにオイルキヤツプ9がねじ込み固定され
ている。
[本考案の作用効果] 本考案は、ベアリングプレートとアンカーヘツ
ドとの間にベアリングプレートよりも小径であつ
て外周にテーパーネジを形成した別のプレートを
介在させ、トランペツトパイプを2重として内側
のトランペツトパイプの先端をその別のプレート
に、また外側のトランペツトパイプの先端をベア
リングプレートにそれぞれ溶接して、内外側のト
ランペツトパイプ間に合成樹脂パイプの先端部を
はさみ、かつ上記の別のプレートの外周に形成し
たテーパーネジにオイルキヤツプをねじ込み固定
したものであるので、合成樹脂パイプがシール材
として作用し、従来のようにトランペツトパイプ
と合成樹脂パイプの間のシールのために別のパツ
キンを用意して両パイプ間をシールする必要はな
く、また従来のようにベアリングプレートとアン
カーヘツドの間から雨水等がトランペツトパイプ
(内側のトランペツトパイプ)内に入り込むこと
がなく、雨水等による引張り鋼材の錆の発生を可
及的防止でき、アンカーの寿命を大幅に伸すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は法面を保護するための従来のアンカー
の一部を平面で示す縦断面図、第2図は本考案の
実施例に係るアンカーの要部の一部を平面で示す
縦断面図である。 3……引張り鋼材、4……注入材、6……ポリ
エチレンパイプ、7……アンカーヘツド、8……
ベアリングプレート、9……オイルキヤツプ、1
0a……内側トランペツトパイプ、10b……外
側トランペツトパイプ、12……防錆材、13…
…小径プレート、13a……テーパーネジ、14
……溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 法面等の地盤に引張り鋼材を埋設して注入材で
    固定し、引張り鋼材を合成樹脂パイプに通して地
    盤上に突出した引張り鋼材の先端をアンカーヘツ
    ドに固定して、アンカーヘツドにオイルキヤツプ
    を被せ、アンカーヘツドと地盤との間にベアリン
    グプレートを介在させ、合成樹脂パイプより出た
    引張り鋼材の露出部分にトランペツトパイプを被
    せ、トランペツトパイプ内に防錆材を入れて引張
    り鋼材の露出部分の防錆を図るようにしたアンカ
    ーにおいて、上記のベアリングプレートとアンカ
    ーヘツドとの間にベアリグプレートよりも小径で
    あつて外周にテーパーネジを形成した別のプレー
    トを介在させ、上記のトランペツトパイプを2重
    として内側のトランペツトパイプの先端をその別
    のプレートに、また外側のトランペツトパイプの
    先端をベアリングプレートにそれぞれ溶接して、
    内外側のトランペツトパイプ間に上記の合成樹脂
    パイプの先端部をはさんで合成樹脂パイプをシー
    ル材として使用し、かつベアリングプレートとア
    ンカーヘツド間に介在させた上記の別のプレート
    の外周に形成したテーパーネジにオイルキヤツプ
    をねじ込み固定してなることを特徴とする地盤埋
    設用アンカー。
JP5965486U 1986-04-22 1986-04-22 Expired JPH0336587Y2 (ja)

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JPS62172736U JPS62172736U (ja) 1987-11-02
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JPH0726388B2 (ja) * 1990-12-12 1995-03-22 株式会社エスイー アースアンカー及びその定着方法

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