JPH0643220Y2 - アンカーの止水キャップ - Google Patents

アンカーの止水キャップ

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JPH0643220Y2
JPH0643220Y2 JP9741889U JP9741889U JPH0643220Y2 JP H0643220 Y2 JPH0643220 Y2 JP H0643220Y2 JP 9741889 U JP9741889 U JP 9741889U JP 9741889 U JP9741889 U JP 9741889U JP H0643220 Y2 JPH0643220 Y2 JP H0643220Y2
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JP
Japan
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sheath
water
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water blocking
cap
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JPH0340329U (ja
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浩一 菅
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Nittoc Constructions Co Ltd
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Nittoc Constructions Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地盤や構造物の安定を得るために、地盤に埋
設されるアンカーのシース先端部に取付けられ、定着長
部分の注入材が前記シース内に侵入するのを防止するア
ンカーの止水キャップに関する。
[従来の技術] 第4図及び第5図について従来のアンカーの一例を説明
すると、法面1にアンカーを埋設する孔2を掘削し、そ
の孔2内に複数本の引張り鋼材3を挿入して注入パイプ
4からセメントモルタル等の注入材5を注入し、注入材
5で引張り鋼材3を固定して定着長部分Aを形成する。
これら引張り鋼材3は例えば合成樹脂製のテープを巻付
けた止水部6を介してポリエチレンパイプ等のシース7
に挿通し、シース7より突出した引張り鋼材3の先端を
アンカーヘッド8に固定する。そのアンカーヘッド8と
法面1との間には、アンカープレート9を介装する。ま
た、止水部6にはシース7と引張鋼材との間にアスファ
ルト等の止水材12を充填する。なお図中の符号Bは自由
長部分、10は法面1に設けた固定部、13はパイロットキ
ャップ、14は引張り鋼材3を注入パイプ4の外周にたば
ねるスチールリング、15は引張り鋼材3の相互の間隔を
拡げるスペーサである。
[考案が解決しようとする課題] 上記止水キャップ6は、シース7内に定着長部分Aの注
入材が侵入するのを止水材12と協働して防止する役割を
持っている。しかし、シース7の開口端に単に止水部を
設けただけではシールが不完全であり、また、止水材の
内方部分は空間なので、止水材を確実に充填するのは困
難である。
本考案は、注入材のシース内への侵入を確実に防止する
アンカーの止水キャップを提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、アンカーのシース先端部に取付けら
れ、定着長部分の注入材が前記シース内に侵入するのを
防止するアンカーの止水キャップにおいて、該止水キャ
ップを、外周に前記シースの内周に嵌着されるテーパ状
の環状段部が形成された有底筒状の第1の部分と、一方
の端部が該第1の部分の内周にシール部材を介してイン
ロー嵌合され、他方の端部の半径方向内方にフランジ部
が形成された筒状の第2の部材と、該第2の部材の内孔
に収められ前記フランジ部に係止されるディスク状の第
3の部材と、前記第1の部材の内孔底壁に接して設けら
れた止水パッキングと、前記第2の部分に設けられた止
水材注入口と、該注入口を閉じるプラグと、前記第1、
第2、第3の部分、止水パッキング及び挿通された引張
り鋼材、注入パイプとで画成された空間に前記注入口か
ら圧入充填された止水材とから構成している。
上記第1ないし第3の部材は、ポリエチレン等の合成樹
脂材で射出成形により形成するのが好ましい。
また、シール部材は、Oリングで構成するのが好まし
い。
また、シースの第1の部材との接合部分の外周を締付け
るクランプを設けるのが好ましい。
[作用] 上記のように構成されたアンカーの止水キャップにおい
ては、シースと第1の部材との接合部は、環状段部と、
クランプの締付力により確実にシールされる。
また、第1及び第2の部分との接合部は、Oリングによ
り確実にシールされる。
また、内部に充填された止水材の圧力により、第3及び
第2の部分の間は確実にシールされ、止水パッキングに
より引張り鋼材及び注入パイプと第1の部材の挿通孔と
の間は確実にシールされる。
したがって、止水材はキャップ内部に確実に充填保留さ
れ、定着長部分の注入材がシース内部に侵入するのは確
実に防止される。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第3図において、シース7の内周には、有
底筒状の第1の部材20が嵌着され、シース7の外周は、
1組のクランプ25、25により締付けられている。この第
1の部材20の外周には、内方側に下傾するテーパ状の環
状段部21、21が形成されており、前記クランプ25は、環
状段部21のテーパ部21aに対向する部分を締付けるよう
になっている。そして、底壁22には、中心に注入パイプ
4の挿通孔23が穿設され、挿通孔23の周囲には、複数
(図示の例では12個)の引張り鋼材3の挿通孔24が円周
等配に穿設されている。
この第1の部材20の開放端内周には、筒状の第2の部材
30がインロー嵌合され、シール部材であるOリング36に
より両者20、30の接合部がシールされている。この第2
の部材30の外方端には、半径方向内方及び外方に、それ
ぞれフランジ部31、32が形成され、また、フランジ部32
とシース7との間の部分には、止水材注入口33が穿設さ
れ、プラグ37で閉じられている。そして、第2の部材30
内部のフランジ部31側には、ディスク状の第3の部材40
が設けられ、フランジ部31で係止されている。
この第3の部材40には、前記挿通孔23、24と同径の挿通
孔34、35が対向して設けられており、これら第1ないし
第3の部材20、30及び40は、それぞれポリエチレン等の
合成樹脂材で射出成形により形成されている。また、第
1の部材20の底壁22に接して止水パッキング50が設けら
れ、挿通孔23、24と同様の挿通孔51、52が穿設され、こ
れらの挿通孔23、34、51には注入パイプ4が挿通され、
挿通孔24、35、52には引張り鋼材3が挿通されている。
そして、第1〜第3の部材20、30、40と、止水パッキン
グ50及び注入パイプ4、引張り鋼材3とで画成される空
間Cには、止水材12がグリスガンと同様な圧入具により
圧入充填されている。
したがって、シース7と第1の部分20との接合部は、環
状段部21、21と、クランプ25、25との締付け力によるシ
ース7の弾性変形とにより確実にシールされる。
また、第1の部材20と第2の部材との接合部は、Oリン
グ36により確実にシールされる。
また、内部に充填された止水材12の圧力により、第3の
部材40は第2の部材30のフランジ部31に押圧され、両者
31、40の接合部は確実にシールされ、同様に止水パッキ
ング50により注入パイプ4と挿通孔51との間及び引張り
鋼材3と挿通孔52との間は確実にシールされる。
その結果、止水材12は空間C内に確実に充填保留され、
定着長部分Aの注入材5(第4図)がシース7の内部に
侵入するのは、確実にシールされる。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように構成されているので、シー
スにシールされた止水キャップの内部に止水材を確実に
充填して保留し、定着長部分の注入材がシース内部に侵
入するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す使用時の側断面図、第
2図及び第3図はそれぞれ第1図の右正面図及び左正面
図、第4図は従来のアンカーの一例を示す側面図、第5
図は第4図のキャップ回りを示す側断面図である。 A……定着長部分、C……空間、3……引張り鋼材、4
……注入パイプ、7……シース、12……止水材、20……
第1の部分、21……環状段部、30……第2の部分、31…
…フランジ部、33……止水材注入口、36……Oリング、
37……プラグ、40……第3の部分、50……止水パッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンカーのシース先端部に取付けられ、定
    着長部分の注入材が前記シース内に侵入するのを防止す
    るアンカーの止水キャップにおいて、該止水キャップ
    を、外周に前記シースの内周に嵌着されるテーパ状の環
    状段部が形成された有底筒状の第1の部分と、一方の端
    部が該第1の部分の内周にシール部材を介してインロー
    嵌合され、他方の端部の半径方向内方にフランジ部が形
    成された筒状の第2の部材と、該第2の部材の内孔に収
    められ前記フランジ部に係止されるディスク状の第3の
    部材と、前記第1の部材の内孔底壁に接して設けられた
    止水パッキングと、前記第2の部分に設けられた止水材
    注入口と、該注入口を閉じるプラグと、前記第1、第
    2、第3の部分、止水パッキング及び挿通された引張り
    鋼材、注入パイプとで画成された空間に前記注入口から
    圧入充填された止水材とから構成したことを特徴とする
    アンカーの止水キャップ。
JP9741889U 1989-08-23 1989-08-23 アンカーの止水キャップ Expired - Lifetime JPH0643220Y2 (ja)

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JP9741889U JPH0643220Y2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 アンカーの止水キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0340329U JPH0340329U (ja) 1991-04-18
JPH0643220Y2 true JPH0643220Y2 (ja) 1994-11-09

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