JPH0728240Y2 - トンネル防水シート溶着具 - Google Patents
トンネル防水シート溶着具Info
- Publication number
- JPH0728240Y2 JPH0728240Y2 JP1990054213U JP5421390U JPH0728240Y2 JP H0728240 Y2 JPH0728240 Y2 JP H0728240Y2 JP 1990054213 U JP1990054213 U JP 1990054213U JP 5421390 U JP5421390 U JP 5421390U JP H0728240 Y2 JPH0728240 Y2 JP H0728240Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tunnel
- waterproof sheet
- rod portion
- lining
- welder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はトンネルの一次覆工にアンカーリングされる合
成樹脂のロッド部、及び該ロッド部の一端にロッド部と
一体的に形成された熱溶着性ディスク部を包含するトン
ネル防水シート溶着具に関する。
成樹脂のロッド部、及び該ロッド部の一端にロッド部と
一体的に形成された熱溶着性ディスク部を包含するトン
ネル防水シート溶着具に関する。
このようなトンネル防水シート溶着具は、それのロッド
部をトンネルの一次覆工にディスクをトンネル坑内側に
してアンカーリングし、ディスクに防水シートを熱溶着
することにより、防水シートを釘やアンカーの打込みに
よる貫通孔なしに、一次覆工面に張ることができ、好都
合である。釘、アンカーの貫通孔が防水シートに生ずる
と、貫通孔の個所から防水シートが破れ易くなる。
部をトンネルの一次覆工にディスクをトンネル坑内側に
してアンカーリングし、ディスクに防水シートを熱溶着
することにより、防水シートを釘やアンカーの打込みに
よる貫通孔なしに、一次覆工面に張ることができ、好都
合である。釘、アンカーの貫通孔が防水シートに生ずる
と、貫通孔の個所から防水シートが破れ易くなる。
従来の技術とその問題点 従来、前述したタイプのトンネル防水シート溶着具は、
そのロッド部がロックボルトにおけるロッド部と変わら
ない構成になっている。かかる従来溶着具は、防水シー
トの存在でコンクリート二次覆工と結合を絶縁された態
様下にある一次覆工が地震発生時、該コンクリート二次
覆工に対しスライドすると、それにつれる溶着具ディス
ク部の動きのため、該ディスク部に対する防水シートの
溶着部が破損し、この部分の防止シートのシート機能を
損なう問題があった。
そのロッド部がロックボルトにおけるロッド部と変わら
ない構成になっている。かかる従来溶着具は、防水シー
トの存在でコンクリート二次覆工と結合を絶縁された態
様下にある一次覆工が地震発生時、該コンクリート二次
覆工に対しスライドすると、それにつれる溶着具ディス
ク部の動きのため、該ディスク部に対する防水シートの
溶着部が破損し、この部分の防止シートのシート機能を
損なう問題があった。
本考案の目的は、上記従来技術による問題を解消するに
ある。
ある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は次の構成をとってい
る。
る。
即ち本考案は、トンネルの一次覆工にアンカーリングさ
れる合成樹脂のロッド部、及び該ロッド部の一端にロッ
ド部と一体的に形成された防水シート溶接用熱溶着性デ
ィスク部を包含するトンネル防水シート溶着具であっ
て、前記ロッドのトンネル一次覆工面に対応する部位の
周面に切り目を入れたトンネル防水シート溶着具に係
る。
れる合成樹脂のロッド部、及び該ロッド部の一端にロッ
ド部と一体的に形成された防水シート溶接用熱溶着性デ
ィスク部を包含するトンネル防水シート溶着具であっ
て、前記ロッドのトンネル一次覆工面に対応する部位の
周面に切り目を入れたトンネル防水シート溶着具に係
る。
実施例 次に本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
図で（１）がトンネル防水シート溶着具であり、溶着具
（１）はトンネルの一次覆工（２）にアンカーリングさ
れる合成樹脂のロッド部（３）、及び該ロッド部（３）
の一端にロッド部（３）と一体的に形成された、防水シ
ート（４）溶接用の熱溶着性ディスク部（５）を包含し
ている。トンネル防水シート溶着具（１）のロッド部
（３）のアンカーリング施工は、例えば後に述べる様式
をとることができる。ディスク部（５）に対する防水シ
ート（４）の溶接は従来と変りがない。一次覆工（２）
と防止シート（４）との間には、不織布（６）が介在さ
れている。（７）は一次覆工（２）に埋設されたナット
型インサートで、これの雌ねじ部（7a）に上記ロッド部
（３）の雄ねじ部（3a）がねじ込まれて、溶着具（１）
が一次覆工（２）に定着される。場合によっては、ロッ
ド部（３）及びインサート（７）はねじ結合でない形式
とし、その改変型インサートにロッド部を結合材或いは
戻り止めアンカー形式により結合してもよい。
（１）はトンネルの一次覆工（２）にアンカーリングさ
れる合成樹脂のロッド部（３）、及び該ロッド部（３）
の一端にロッド部（３）と一体的に形成された、防水シ
ート（４）溶接用の熱溶着性ディスク部（５）を包含し
ている。トンネル防水シート溶着具（１）のロッド部
（３）のアンカーリング施工は、例えば後に述べる様式
をとることができる。ディスク部（５）に対する防水シ
ート（４）の溶接は従来と変りがない。一次覆工（２）
と防止シート（４）との間には、不織布（６）が介在さ
れている。（７）は一次覆工（２）に埋設されたナット
型インサートで、これの雌ねじ部（7a）に上記ロッド部
（３）の雄ねじ部（3a）がねじ込まれて、溶着具（１）
が一次覆工（２）に定着される。場合によっては、ロッ
ド部（３）及びインサート（７）はねじ結合でない形式
とし、その改変型インサートにロッド部を結合材或いは
戻り止めアンカー形式により結合してもよい。
（８）はディスク部（５）に相当する部位で防水シート
（４）に溶接された熱溶着性ディスク、（９）は該ディ
スク（８）から延びるボルト型の吊り鉄筋金具、（10）
（11）は該吊り鉄筋金具（９）をディスク（８）に結合
する締めつけナット、（12）はそのワッシャである。
（４）に溶接された熱溶着性ディスク、（９）は該ディ
スク（８）から延びるボルト型の吊り鉄筋金具、（10）
（11）は該吊り鉄筋金具（９）をディスク（８）に結合
する締めつけナット、（12）はそのワッシャである。
トンネル防止シート溶着具（１）におけるロッド部
（３）には、一次覆工（２）面に対応する部位の周面に
切り目（13）を入れる。
（３）には、一次覆工（２）面に対応する部位の周面に
切り目（13）を入れる。
トンネル一次覆工（２）にロッド部（３）をアンカーリ
ングした防水シート溶着具（１）のディスク部（５）に
防水シート（４）を溶接し、コンクリート二次覆工の完
了後、一次覆工（２）が地震でコンクリート二次覆工に
対しスライドすると、溶着具（１）のロッド部（３）は
一次覆工（２）面対応部位の切り目（13）の個所から折
れて、分断される。
ングした防水シート溶着具（１）のディスク部（５）に
防水シート（４）を溶接し、コンクリート二次覆工の完
了後、一次覆工（２）が地震でコンクリート二次覆工に
対しスライドすると、溶着具（１）のロッド部（３）は
一次覆工（２）面対応部位の切り目（13）の個所から折
れて、分断される。
こうして、溶着具のディスク部に対する防水シートの溶
接部の防水機能が地震で損われる問題が解消される。
接部の防水機能が地震で損われる問題が解消される。
考案の効果 上記のように本考案によれば、トンネルの一次覆工が地
震発生時、コンクリート二次覆工に対しスライドする
際、溶着具ディスク部に溶接されている部位の防水シー
トのシール機能を損なう問題を解消する。
震発生時、コンクリート二次覆工に対しスライドする
際、溶着具ディスク部に溶接されている部位の防水シー
トのシール機能を損なう問題を解消する。
図面は本考案の一実施例を本考案溶着具の施工状態下に
示す縦断面図である。 （１）……トンネル防水シート溶着具、（２）……トン
ネルの一次覆工、（３）……熱溶着性ディスク部、
（４）……防水シート
示す縦断面図である。 （１）……トンネル防水シート溶着具、（２）……トン
ネルの一次覆工、（３）……熱溶着性ディスク部、
（４）……防水シート
Claims (1)
- 【請求項１】トンネルの一次覆工にアンカーリングされ
る合成樹脂のロッド部、及び該ロッド部の一端にロッド
部と一体的に形成された防水シート溶接用熱溶着性ディ
スクを包含するトンネル防水シート溶着具であって、前
記ロッド部のトンネル一次覆工面に対応する部位の周面
に切り目を入れたトンネル防水シート溶着具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054213U JPH0728240Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | トンネル防水シート溶着具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054213U JPH0728240Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | トンネル防水シート溶着具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0415698U JPH0415698U (ja) | 1992-02-07 |
| JPH0728240Y2 true JPH0728240Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31576077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990054213U Expired - Lifetime JPH0728240Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | トンネル防水シート溶着具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728240Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0126891Y2 (ja) * | 1985-05-31 | 1989-08-11 | ||
| JPH0617566B2 (ja) * | 1988-03-29 | 1994-03-09 | 株式会社ケー・エフ・シー | 防水シート施工法 |
| JP2671430B2 (ja) * | 1988-09-13 | 1997-10-29 | 藤森工業株式会社 | 防水シートと吊鉄筋との固定構造 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990054213U patent/JPH0728240Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0415698U (ja) | 1992-02-07 |
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