JP3223185B2 - トンネル内への重量物吊り下げ支持具およびそれを用いた支持構造ならびにその施工方法 - Google Patents

トンネル内への重量物吊り下げ支持具およびそれを用いた支持構造ならびにその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はトンネル内にジェッ
トファン等の重量物を吊り下げ支持させるための支持具
およびそれを用いた支持構造ならびにその施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル内に換気用のジェットフ
ァン等の重量物を吊り下げ支持させる場合には、既設の
コンクリートにアンカーをあとから打設する、いわゆる
あと施工アンカーを用いるのが一般的であり、例えば図
11に示すようにトンネルTの地山内面に吹き付けた一
次覆工コンクリートC1の内側に不織布等の緩衝材Dや
防水シートS等の防水工を介して被覆した二次覆工コン
クリートC2の内面に、あと施工アンカーAを所定の位
置に複数個打設し、その各アンカーAにワイヤや吊り具
W等を介してジェットファン等の重量物Mを吊り下げ保
持させている。
【0003】上記のアンカーAとしては、例えば図12
に示すように、いわゆるスリーブ打込式の拡開アンカー
が用いられ、二次覆工コンクリート内面の所定の位置に
形成した穿孔内に、一端に円錐台形の拡開用コーン(く
さび)cを一体に設けたボルトbを挿入すると共に、そ
のボルトbにスリーブsを嵌め、そのスリーブsをハン
マ等で打ち込んで該スリーブsの先端を拡開して抜け止
め保持させる。
【0004】上記のようなアンカーAを打設するに当た
っては、耐久性や強度上充分な余裕を持たせて設計もし
くは選定し、ジェットファン等の重量物Mの荷重を複数
のアンカーAに分散させて支持させるものであるが、上
記アンカーAは前記図12に示すように、二次覆工コン
クリートC2の表面に近い部分に打ち込むため、その部
分に最も大きな荷重が掛かり、たとえ設計上充分な余裕
があったとしても、施工状況に起因する強度のバラツキ
や、長期的な使用環境の変化等を考慮すると、将来的な
不安がある。特にトンネルの天端部分はアーチ状になっ
ているため、アンカーAの打設位置決め、打設角度の維
持管理が難しく、厳密に均等な荷重配分とはならず、荷
重の局部的な集中も起こり易い。
【0005】また二次覆工コンクリートを施工する際に
は、トンネル側壁の下部から順に上方にコンクリートを
充填していくため、トンネル掘削面或いは一次覆工コン
クリートの吹付け面に凹凸があると、充填したコンクリ
ートの圧力で防水シートが凹凸に沿って湾曲し、それに
よって防水シートSの天端部が下方に引っ張られる。そ
の防水シートSは前記の緩衝材Dに連結固定され、その
緩衝材Dは一次覆工コンクリートC1に固定されている
が、防水シートSに過度な引っ張り力が作用すると防水
シートSは緩衝材Dから剥がれるようになっているた
め、図13に示すように防水シートSの上部が垂れ下が
り、その垂れ下がった部分のコンクリートの厚さt1は
設計上の厚さtよりも薄くなってしまう可能性があり、
その部分にアンカーAを打設すると、強度が更に低下す
るおそれがある。
【0006】さらに、道路トンネルや鉄道トンネルは長
期的な供用によって設計時に予想しなかったコンクリー
トの劣化や振動等による荷重の増加も起こり得る。これ
らの懸念が現実となった場合には、二次覆工コンクリー
トの表面に近い部分でクラックが発生するおそれがあ
り、そのクラックが拡大するとコンクリートの表層部が
剥離して落下する可能性もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みて提案されたもので、トンネル建設工程や、長期
的な使用環境の変化も視野に入れた上で、より確実で安
定性のよい重量物吊り下げ支持具およびそれを用いた支
持構造ならびにその施工方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるトンネル内への重量物吊り下げ支持具
および支持構造ならびに施工方法は、以下の構成とした
ものである。
【0009】即ち、本発明によるトンネル内への重量物
吊り下げ支持具は、トンネル内面に被覆したコンクリー
ト内に埋設して重量物を吊り下げ支持させる支持具であ
って、ボルト螺合用の雌ねじ孔を有する筒状の支持具本
体の一端にフランジを設け、そのフランジの外面に弾性
体を設けたことを特徴とする。
【0010】また本発明によるトンネル内への重量物吊
り下げ支持構造は、重量物を吊り下げ支持させるボルト
螺合用の雌ねじ孔を有する筒状の支持具本体の一端にフ
ランジを設け、そのフランジの外面に弾性体を設けてな
る支持具を、二次覆工コンクリート内に埋設し、上記雌
ねじ孔に螺合したボルトに重量物を吊り下げ支持させる
ようにしたことを特徴とする。
【0011】さらに本発明によるトンネル内への重量物
吊り下げ支持構造の施工方法は、重量物を吊り下げ支持
させるボルト螺合用の雌ねじ孔を有する筒状の支持具本
体の一端にフランジを設け、そのフランジの外面に弾性
体を設けてなる支持具を、二次覆工型枠のコンクリート
打設面側に仮固定し、その状態で上記型枠内に二次覆工
コンクリートを打設して該コンクリート内に上記支持具
を埋設固定し、上記雌ねじ孔にボルトを螺合して、該ボ
ルトに重量物を吊り下げ支持させるようにしたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態に基づい
て本発明によるトンネル内への重量物吊り下げ支持具お
よびそれを用いた支持構造ならびにその施工方法を具体
的に説明する。図1は本発明によるトンネル内への重量
物吊り下げ支持具(インサート)の一実施形態を示すも
ので、同図(a)はその平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は底面図である。
【0013】本実施形態の支持具1は、金属等よりなる
円筒状の支持具本体11の一端に円板状のフランジ11
aを一体に形成し、そのフランジ11の外面にゴム等よ
りなるシート状の弾性体12を接着等により一体的に設
けた構成である。その支持具本体11の内穴11bは該
本体11の軸線方向全長にわたって形成され、その内穴
11bの一部にボルト2をねじ込むための雌ねじ11c
が形成されている。その雌ねじ11cは内穴11bの全
長にわたって形成してもよい。
【0014】上記支持具本体11の外周面には、母線方
向に延びる一対の突条11dが直径方向2箇所に設けら
れ、支持具本体11の内穴11bに対向する弾性体12
の中心部には、上記内穴11bに連通し且つ弁機能を有
する通路として十字状の切込溝12aが形成されてい
る。
【0015】図2は上記の支持具1を用いてジェットフ
ァン等の重量物を吊り下げ支持する支持構造の一例を示
すもので、上記支持具1は、支持具本体11のフランジ
11aに設けた弾性体12を防水シートS等の防水工に
当接もしくは圧接させた状態で、トンネルTの二次覆工
コンクリートC2内に埋設され、その支持具1の長さ、
すなわち弾性体12を含む支持具本体11の長さは二次
覆工コンクリートC2の厚さと略同等に形成されてい
る。
【0016】上記のようにして二次覆工コンクリートC
2の所定の位置に支持具1を複数個埋設し、その各支持
具1の支持具本体11に形成した雌ねじ11cにボルト
2を螺合する。そして、そのボルト2にワイヤや吊り具
W等を介してジェットファン等の重量物Mを吊り下げ支
持させるものである。なお上記のボルト2に対するワイ
ヤや吊り具W等の取付け手段等は適宜であり、図には省
略した。
【0017】次に、上記のような支持構造を施工する際
の施工方法の一例を順を追って説明する。上記支持具1
は、二次覆工コンクリートC2を打設する際に、そのコ
ンクリート内にインサートとして埋設するもので、その
二次覆工コンクリートC2は二次覆工型枠として例えば
図4に示すようなセントル型枠3を用いて打設する。
【0018】このセントル型枠3には、図5および図6
に示すように、その天端部(上部)の重量物吊り下げ予
定位置に対応した部分に支持具挿入穴3aが形成されて
おり、その支持具挿入穴3aを塞ぐ蓋体31に、二次覆
工コンクリート内に埋設される支持具1が取付けられ
る。31aは上記蓋体31をセントル型枠3に連結固定
するための固定材である。
【0019】上記蓋体31は、上記固定材31aを離脱
することによって、セントル型枠3から取り外し可能で
あり、その蓋体31の外面側(コンクリート打設面側)
には、一端に円板状のフランジ4aを有する短筒状の支
持部材4がビス40等で取り付けられている。その短筒
状支持部材4の筒部4bの内周面には、軸線方向に延び
る凹溝条41が直径方向2箇所に設けられ、その凹溝条
41に前記支持具本体11の突条11dを係合させて支
持具本体11を上記筒部4bに挿入嵌合させることによ
って支持具1が支持具本体11の軸線方向に進退可能に
且つ周方向に回動不能に保持されている。
【0020】また支持具本体11の雌ねじ11cには、
重量物支持用の前記のボルト2または位置調整用の専用
のボルト5aをねじ込み、そのボルト5aにナット5b
をねじ込む。そのボルト5aの端部に形成した溝51に
ドライバ等の工具を係合させて上記ボルト5aを回動す
ることによって上記支持具1を支持部材4の筒部4bの
軸線方向に進退させる構成であり、そのボルト5aを回
動して支持具1を防水シートSに向かって前進させ、支
持具本体11のフランジ11aを弾性体12を介して防
水シートSに当接もしくは圧接させる。
【0021】この状態でセントル型枠3に設けたコンク
リート注入口32からコンクリートを注入して二次覆工
コンクリートC2を形成すると、支持具1を正確な位置
および角度で二次覆工コンクリートC2内に埋設するこ
とができるものである。
【0022】従って、前記従来のように二次覆工コンク
リートC2にアンカー挿入用の小孔を穿孔してあと施工
アンカーを打設するような面倒な施工手間や施工のバラ
ツキがなく、しかも施工状況に起因する強度のバラツキ
もないため、吊下げ物の荷重を複数個の支持具1に均等
に負担させることができる。
【0023】また支持具1が防水シートSを一次覆工コ
ンクリートC1側に押し付けた状態で二次覆工コンクリ
ートC2の打設が行われるため、前記図13に示すよう
な防水シートSの垂れ下がりが防止され、天端部分にお
いても充分な二次覆工コンクリート巻き厚が確保され
る。それによって、トンネル建設の別工程で生じる重量
物吊り下げへの影響、安全性低下を防止できる。
【0024】さらに万一、二次覆工コンクリートC2の
打設充填度合いに不安がある場合には、図7に示すよう
に支持具本体11にねじ込んだボルト5a・ナット5b
を取り外し、支持具本体11の内穴11bおよびその内
穴との連通路および弁体を兼ねる弾性体12の十字状切
込溝12aを経て二次覆工コンクリート背面側にコンク
リートの二次注入(追加注入)を行うことも可能であ
る。従って、二次注入の手段を別に設ける必要なく、安
全性をより一層高めることにも貢献する。
【0025】上記のようにして二次覆工コンクリートC
2の所定位置に埋設された支持具1の雌ねじ11cにボ
ルト2をねじ込み、そのボルト2にワイヤや吊り具W等
を介してジェットファン等の重量物を吊り下げ支持させ
ると、その荷重は図8(b)に示す従来例のように二次
覆工コンクリートC2の表層部付近に集中することな
く、同図(a)のように支持具本体11のフランジ11
aを介して二次覆工コンクリート外周面側から円錐状に
拡散した広い範囲で受けることができるので、高強度が
長期間安定して得られる。それによって、トンネル施工
状況にかかわりなく、二次覆工コンクリートの表面に近
い部分で前記従来のようにクラックが発生するのを防止
できると共に、長期的なトンネル使用によっても安全性
の高い重量物吊下げ支持が可能となる。
【0026】また重量物吊下げによって作用する引っ張
り荷重に対する耐力の算定式においても、コンクリート
圧縮強度をFc、低減係数をφ、図8における有効水平
投影面積をAcとすると、従来のアンカー1本あたりの
耐力Tbは、 Tb=0.75・φ・Ac・√Fc であるのに対し、本発明による支持具1の1本あたりの
耐力Taは、 Ta=φ・Ac・√Fc であり、本発明による支持具1は図8(a)のように有
効水平投影面積Acの増大に加えて上記Tbのように施
工係数0.75を乗じる必要がないところから、非常に
有利になる。
【0027】さらに本発明では支持具本体11に螺合し
たボルトを介して重量物を吊り下げる構造となるため、
万一吊下げ用ボルトに不具合が生じた場合でも、前記従
来のコーン一体型のボルトを用いたあと施工アンカーと
は違ってボルトを容易に交換することができる。すなわ
ち上記従来のあと施工アンカーの場合はボルトに不具合
があればアンカー全体を打ち直ししなければならないが
本発明においてはボルトを交換するだけでよい。
【0028】なお上記支持具としてアンボンドタイプの
もの、すなわち図9に示すように支持具本体11の外周
面にアンボンド加工11eを施したもの、具体的には例
えばシース管あるいは離型材等を被覆したものを用いれ
ば、上記アンボンド加工部分は二次覆工コンクリートC
2との付着が抑制され、そのコンクリートC2の内空表
面側には重量物の吊下げ荷重が掛からないので、二次覆
工コンクリートC2の表層部にクラックが発生したり、
コンクリートの表層部が剥離して落下するのを防止する
ことができる。
【0029】また前記のように支持具本体11の周面に
突条11dを設けると、その突条11dがねじれ防止リ
ブとしても機能する。すなわち上記突条11dがコンク
リート中に定着されることによって、支持具本体11に
ねじ込んだボルトをコンクリート表面でナットおよびワ
ッシャーで締め付けても、ボルトや支持具本体にねじれ
力が発生するのが防止され、支持具本体全長の軸力を有
効に利用することができるものである。
【0030】上記の突条11dは前記図1においては支
持具本体11の軸線方向略全長にわたって設けたが、例
えば図10のように軸線方向に一部にのみ設けてもよ
い。また上記突条11dの断面積を図のように大きく形
成すると、支持具本体11やボルトのねじれを更に強固
に防止することができるもので、特に支持具本体11や
ボルトの材質としてFRP等の合成樹脂製のものを用い
るときに有効である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるトンネ
ル内への重量物吊り下げ支持具および支持装置ならびに
その施工方法は、上記の構成であるから、前記従来のよ
うにあと施工アンカーを用いるものに比べジェットファ
ン等の重量物を強固に且つ長期間安定性よく吊り下げ支
持させることができるもので、耐久性および信頼性を大
幅に向上させることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるトンネル内への重量物吊
り下げ支持具の平面図。(b)はその正面図。(c)は
その底面図。
【図2】上記支持具を用いた重量物吊り下げ支持構造の
一例を示す縦断面図。
【図3】上記支持構造により重量物を吊り下げ支持させ
た状態のトンネルの横断面図。
【図4】二次覆工コンクリートの施工状態を示すトンネ
ルの横断面図。
【図5】その要部の拡大断面図。
【図6】図5におけるA−A線拡大断面図。
【図7】コンクリートを二次注入する状態の縦断面図。
【図8】(a)は本発明支持具による重量物の荷重が掛
かる領域等を示す説明図。(b)は従来アンカーによる
重量物の荷重が掛かる領域等を示す説明図。
【図9】(a)は本発明による支持具の変更例を示す平
面図。(b)はその正面図。(c)はその底面図。
【図10】(a)は本発明による支持具の他の変更例を
示す平面図。(b)はその正面図。(c)はその底面
図。
【図11】従来のトンネル内への重量物吊り下げ支持構
造を示すトンネルの横断面図。
【図12】従来の支持構造に用いたあと施工アンカーの
施工状態を示す縦断面図。
【図13】防水シートが垂れ下がった状態を示すトンネ
ルの一部の横断面図。
【符号の説明】
1 支持具 11 支持具本体 11a フランジ 11b 内穴 11c 雌ねじ 11d 突条 12 弾性体 12a 切込溝(通路) 2 ボルト 3 型枠 3a 支持具挿入穴 31 蓋体 31a 固定材 4 支持部材 T トンネル C1 一次覆工コンクリート C2 二次覆工コンクリート D 緩衝材 S 防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21F 17/00 - 17/02 E21D 20/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内面に被覆したコンクリート内
    に埋設して重量物を吊り下げ支持させる支持具であっ
    て、内穴にボルト螺合用の雌ねじを有する筒状の支持具
    本体の一端にフランジを設け、そのフランジの外面に弾
    性体を設けたことを特徴とするトンネル内への重量物吊
    り下げ支持具。
  2. 【請求項2】 前記筒状の支持具本体の内穴は該支持具
    本体の軸線方向全長にわたって設けられ、その内穴に連
    通し且つ弁機能を有する通路を前記弾性体に設けてなる
    請求項1記載のトンネル内への重量物吊り下げ支持具。
  3. 【請求項3】 前記支持具本体の外周にアンボンド加工
    を施してなる請求項1または2記載のトンネル内への重
    量物吊り下げ支持具。
  4. 【請求項4】 前記支持具本体の外周に軸線方向に延び
    るねじれ防止リブを一体的に設けてなる請求項1、2ま
    たは3記載のトンネル内への重量物吊り下げ支持具。
  5. 【請求項5】 重量物を吊り下げ支持させるボルト螺合
    用の雌ねじ孔を有する筒状の支持具本体の一端にフラン
    ジを設け、そのフランジの外面に弾性体を設けてなる支
    持具を、二次覆工コンクリート内に埋設し、上記雌ねじ
    孔に螺合したボルトに重量物を吊り下げ支持させるよう
    にしたことを特徴とするトンネル内への重量物吊り下げ
    支持構造。
  6. 【請求項6】 前記支持具の弾性体を、二次覆工コンク
    リートの外面側に敷設した防水シートに当接させた状態
    で、前記支持具を二次覆工コンクリート内に埋設してな
    る請求項記載のトンネル内への重量物吊り下げ支持構
    造。
  7. 【請求項7】 重量物を吊り下げ支持させるボルト螺合
    用の雌ねじ孔を有する筒状の支持具本体の一端にフラン
    ジを設け、そのフランジの外面に弾性体を設けてなる支
    持具を、二次覆工型枠のコンクリート打設面側に仮固定
    し、その状態で上記型枠内に二次覆工コンクリートを打
    設して該コンクリート内に上記支持具を埋設固定し、上
    記雌ねじ孔にボルトを螺合して、該ボルトに重量物を吊
    り下げ支持させるようにしたことを特徴とするトンネル
    内への重量物吊り下げ支持構造の施工方法。
  8. 【請求項8】 前記支持具は位置決め機構によって前記
    二次覆工型枠に対して位置調節可能に構成され、前記支
    持具本体のフランジを前記弾性体を介して二次覆工コン
    クリートの外面側に設けられる防水工に押圧した状態で
    二次覆工コンクリートを打設するようにした請求項7記
    載のトンネル内への重量物吊り下げ支持構造の施工方
    法。
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