JP2912825B2 - 斜材ケーブルの定着装置 - Google Patents
斜材ケーブルの定着装置Info
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Description
要の緊張力で架設される斜材ケーブルの定着装置に関す
る。
定着部で、特に、主桁側の定着部の定着装置は、図7に
示すように、主桁側の定着部1の一端部の開口に固着さ
れたアンカープレート2と、該アンカープレート2に先
端側を接続した筒状の外管3と、前記アンカープレート
2側に定着ナット4を介して定着されるアンカーヘッド
5と、該アンカーヘッド5に先端側を接続した筒状の内
管6,6aと、前記アンカーヘッド5の先端面に向かっ
て一部に円錐状の開口部を有する複数の貫通孔7に装着
されてケーブルのストランドAを把持する二つ割り若し
くは三つ割りのウエッジ8と、から形成されている。
緊張・定着した後に、前記外管3と内管6,6aとの間
に、及び、内管6,6aの内部空間に、ウレタン等の防
錆材をアンカーヘッドや内管に設けた注入孔から充填し
ている。
桁9側の定着部1における定着装置9aは、図8乃至図
9に示すように、主塔10側の定着装置10aに向けて
斜めに開口しているので、斜材ケーブル11架設工事の
完了前に雨が降ると、前記外管3や内管6,6aの内部
に浸入して定着装置9a内に水が貯まってしまう。
て、架設した斜材ケーブル11のストランドA部分に錆
を発生させ、また、防錆材として2液ウレタンを用意し
てこれを注入孔から注入するときに、該ウレタンが前記
貯まった水と反応してしまうと言った問題点があった。
従来は、前記水の浸入防止対策として桁上でカバーを施
工する等していたが、手間が掛かるとともに、効果的に
水の浸入を防止できるものではなかった。
ので、主桁側の定着装置内部への水の浸入を完全に防止
することの困難性を解消すべく、水抜き対策を施した主
桁側の定着装置の提供を目的とする。
ルの定着装置の上記課題を解決するための要旨は、斜材
ケーブルにおけるケーブル定着装置のアンカーヘッドと
アンカープレートとの間に、定着装置における外管と内
管との間の空間と外部とに連通されるとともに該空間に
対する防錆材の注入用孔と水抜き用孔として兼用され、
かつ、該防錆材の充填後に封止される水抜き孔を有する
プレートを設けたことである。
入する際の注入ボルトと封止ボルトの螺着を兼用したネ
ジ溝が設けられて形成されていることである。
桁の定着部において主塔側に傾斜している定着装置内に
雨水等が浸入しても、水抜き孔から外部へと排出するこ
とができる。
れているので、防錆材を定着装置内に注入する際に、注
入ノズルを前記ネジ溝に螺着してウレタン等の防錆材を
注入することができ、更に、注入後の防錆材の漏れを防
止する封止ボルトを前記水抜き孔に螺着して封止でき
る。
照して詳細に説明する。なお、従来例に対応する部分に
は同符号を付けて説明する。
1実施例は、図1に示すように、アンカープレート2と
アンカーヘッド5との間に、内管6aの接続用プレート
15が介在されている固定側定着具である。
しくは角板であり、アンカープレート2に固着された際
に、下側に位置するようにして外管3と内管6aとの間
の空間に通じて外部に連通するように半径方向に穿孔し
た水抜き孔15aが設けられている。
への一定範囲に亘ってネジ溝15bが刻設されている。
ンカープレート2の先端部側の内周壁にカット部2aが
設けられている。このカット部2aは、アンカープレー
ト2の製作上で、一部で形成しても良いし、全周に亘っ
て形成しても良いものである。
15aを設けて水抜き用孔と防錆材の注入用孔とを兼用
させてなる接続用プレート15を介在させることで、外
管3と内管6aとの間に浸入した雨水等が、図1中で矢
印で示すように前記水抜き孔15aから外部へと自然に
排出されるのである。
後に、前記水抜き孔15aのネジ溝15bに注入ノズル
(図示せず)を螺着し、2液ウレタン等の防錆材を外管
3と内管6,6aとの間に注入して充填する。そして、
防錆材の充填後に、封止ボルト16を前記水抜き孔15
aのネジ溝15bに螺着して防錆材を封止するものであ
る。
すように、アンカープレート2と定着ナット4との間に
水抜きプレート17を介在させて、該水抜きプレート1
7の内壁面から外面に連通した水抜き孔17aを設けた
ものである。
至図6に示すように、所要巾のリング状の鋼製プレート
であり、アンカープレート2への取り付け用のネジ孔1
7dが所要数設けられている。
は、浸入した雨水等を外部へと導くための導入孔17c
が切削して形成され、更に前記導入孔17cの先端に連
通させて半径方向に貫通させた水抜き孔17aが穿設さ
れている。
17bが所要の範囲に亘って刻設されている。
ープレート2に対して水抜き孔17aが下側に向くよう
にネジ孔17dにおけるボルトで固定される。
ート17が設けられたことで、雨水が図2中の矢印で示
すように自然に外部へと排出される。
後に、前記水抜き孔17aのネジ溝17bに注入ノズル
(図示せず)を螺着し、2液ウレタン等の防錆材を外管
3と内管6,6aとの間に注入して充填する。
8を前記水抜き孔17aのネジ溝17bに螺着して防錆
材を封止するものである。
該内管6aの壁面に半径方向に穿設された水抜き孔6b
から自然に排出されるものであり、また、前述と同様に
この水抜き孔6bから当該内管6,6aの内部へ防錆材
が充填されて、その後、封止ボルト19で封止されるも
のである。
ケーブルの定着装置は、斜材ケーブルにおけるケーブル
定着装置のアンカーヘッドとアンカープレートとの間
に、定着装置における外管と内管との間の空間と外部と
に連通されるとともに該空間に対する防錆材の注入用孔
と水抜き用孔として兼用され、かつ、該防錆材の充填後
に封止される水抜き孔を有するプレートを設けたので、
雨水等が定着装置の内部に浸入しても、自然に前記水抜
き孔から排出されるようになり、定着装置の内部に水が
貯まるという障害が解消されると言う優れた効果を奏す
る。また、前記防錆材の注入用孔と水抜き用孔として兼
用される水抜き孔により 、 斜材ケーブルの架設後に定着
装置における外管と内管との間の空間に防錆材を充填し
封止することができる。
材を注入する際の注入ボルトと封止ボルトの螺着を兼用
したネジ溝が設けられて形成されているので、防錆材の
注入が容易に行えて、防錆材の封止もできると言う優れ
た効果を奏する。
である。
図である。
る。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】斜材ケーブルにおけるケーブル定着装置の
アンカーヘッドとアンカープレートとの間に、定着装置
における外管と内管との間の空間と外部とに連通される
とともに該空間に対する防錆材の注入用孔と水抜き用孔
として兼用され、かつ、該防錆材の充填後に封止される
水抜き孔を有するプレートを設けたことを特徴とする斜
材ケーブルの定着装置。 - 【請求項2】水抜き孔は、定着装置内に防錆材を注入す
る際の注入ボルトと封止ボルトの螺着を兼用したネジ溝
が設けられて形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の斜材ケーブルの定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20192894A JP2912825B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 斜材ケーブルの定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20192894A JP2912825B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 斜材ケーブルの定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868010A JPH0868010A (ja) | 1996-03-12 |
JP2912825B2 true JP2912825B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16449120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20192894A Expired - Fee Related JP2912825B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 斜材ケーブルの定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912825B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20192894A patent/JP2912825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0868010A (ja) | 1996-03-12 |
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