JPS5932684Y2 - プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプ - Google Patents
プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプInfo
- Publication number
- JPS5932684Y2 JPS5932684Y2 JP12275380U JP12275380U JPS5932684Y2 JP S5932684 Y2 JPS5932684 Y2 JP S5932684Y2 JP 12275380 U JP12275380 U JP 12275380U JP 12275380 U JP12275380 U JP 12275380U JP S5932684 Y2 JPS5932684 Y2 JP S5932684Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- grout
- plate
- prestressed concrete
- bolts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プレストレストコンクリート工事(特にボス
トテンション工法)における定着部のグラウトキャップ
に関するものである。
トテンション工法)における定着部のグラウトキャップ
に関するものである。
この工法は、コンクリートに埋設されたPC鋼材を、コ
ンクリートが硬化した後(型枠脱型後)、コンクリート
を反力として、両端部からジヤツキにより緊張し、コン
クリートにプレストレスを与えた状態で、PC鋼材を定
着板を介して緊張しておくものである。
ンクリートが硬化した後(型枠脱型後)、コンクリート
を反力として、両端部からジヤツキにより緊張し、コン
クリートにプレストレスを与えた状態で、PC鋼材を定
着板を介して緊張しておくものである。
PC鋼材の緊張を容易にするため、通常はPC鋼材にシ
ースと呼ぶ薄鋼管を嵌装して、コンクリートを打設し、
コンクリートと絶縁した状態にしておき、緊張後、さび
止めのためシース内にグラウトを注入するのである。
ースと呼ぶ薄鋼管を嵌装して、コンクリートを打設し、
コンクリートと絶縁した状態にしておき、緊張後、さび
止めのためシース内にグラウトを注入するのである。
ところで、このグラウトは高圧で行われるため、PC鋼
材がワイヤー又はより線の場合、定着部両端からグラウ
ト漏れが生ずる。
材がワイヤー又はより線の場合、定着部両端からグラウ
ト漏れが生ずる。
これを防ぐために両端の定着部をシールする必要がある
が、従来はモルタル等15でシールを行っていた(第1
図参照)ため、硬化まで時間がかかることや、ひび割れ
が生じやすく、シールが不完全である等の欠点があった
。
が、従来はモルタル等15でシールを行っていた(第1
図参照)ため、硬化まで時間がかかることや、ひび割れ
が生じやすく、シールが不完全である等の欠点があった
。
他方、定着板は、ボルトにより通常鋳物製の定着部シー
スに取付けられるが、緊張後は、そのボルトは無用にな
っていた。
スに取付けられるが、緊張後は、そのボルトは無用にな
っていた。
本考案は、これらの欠点を解決するためなされたもので
あり、即製のキャップを不用となった定着板取付用ボル
トの穴を利用して、定着板に取付け、もってグラウトの
漏洩を防ぐものである。
あり、即製のキャップを不用となった定着板取付用ボル
トの穴を利用して、定着板に取付け、もってグラウトの
漏洩を防ぐものである。
以下図面について説明する。
第2図は、本考案に係るグラウトキャップの斜視図であ
り、定着板4から突出したくさび装置2およびPC鋼材
端部1を覆うに足りる鋼管9に鋼板10を溶接したもの
であって、この平板にはボルト孔11及びグラウトホー
ス挿入孔13があけられている。
り、定着板4から突出したくさび装置2およびPC鋼材
端部1を覆うに足りる鋼管9に鋼板10を溶接したもの
であって、この平板にはボルト孔11及びグラウトホー
ス挿入孔13があけられている。
本実施例においては、鋼板と鋼管を溶接するものである
が、これを他の金属に代え、あるいは、キャップ開口部
14周辺に別にフランジ(図示せず)を取付け、このフ
ランジにボルト孔をあけ、さらには、これらをプラスチ
ックス等で一体に成形しても良い。
が、これを他の金属に代え、あるいは、キャップ開口部
14周辺に別にフランジ(図示せず)を取付け、このフ
ランジにボルト孔をあけ、さらには、これらをプラスチ
ックス等で一体に成形しても良い。
このキャップ3を定着板4に取付けた状態を第4図に示
す。
す。
このキャップはその構成部分である鋼板10の端部にあ
けられたボルト孔11に挿通した長ボルト8により取付
けられる。
けられたボルト孔11に挿通した長ボルト8により取付
けられる。
この長ポルI・が螺合する定着板のボルト穴7は、緊張
前に定着板を定着部シース5に取付けるボルト6を取外
したあとの穴である。
前に定着板を定着部シース5に取付けるボルト6を取外
したあとの穴である。
こうして、グラウトキャップが定着板に取付けられるこ
とによって、グラウトホース12からシース内に圧入さ
れたグラウトが、PC鋼材を通じまたは沿って定着板外
に漏れたとしてもグラウトキャップによってその量は一
定に制限されるものである。
とによって、グラウトホース12からシース内に圧入さ
れたグラウトが、PC鋼材を通じまたは沿って定着板外
に漏れたとしてもグラウトキャップによってその量は一
定に制限されるものである。
以上、本考案は、用済みとなったボルト穴を有効に使用
することにより、簡単にモルタルに代るグラウトキャッ
プを取付けることができ、グラウト作業を迅速化し、か
つ、確実性を増すことができる。
することにより、簡単にモルタルに代るグラウトキャッ
プを取付けることができ、グラウト作業を迅速化し、か
つ、確実性を増すことができる。
また、本実施例のように、単に鋼管に鋼板を溶接し、鋼
板に長ボルトのためのボルト孔を設けた構造とすれば、
現場製作が簡単にできる利点を有する。
板に長ボルトのためのボルト孔を設けた構造とすれば、
現場製作が簡単にできる利点を有する。
第1図は従来のモルタルシールを行った定着部の階段断
面図(第3図のA−A線に相当する。 )である。 第2図は本考案に係るグラウトキャップの実施例を示す
斜視図である。 第3図はモルタルシール及びグラウトキャップの何れも
行っていない定着部の正面図である。 第4図は本考案に係るグラウトキャップを取付けた状態
を示す階段断面図(第3図のA−A線に相当する。 )である。1 : PC鋼材、2:くさび装置、3:帽
子状体(キャップ、4:定着板、5:定着部シース、6
:定着板取付用ボルト、7:定着板のボルト穴、8:帽
子状体取付用ボルト、9:管体、10:平板、11:平
板のボルト孔、12ニゲラウドホース、13ニゲラウド
ホース挿入孔、14:キャップ開口部、15:モルタル
シール、16:シース。
面図(第3図のA−A線に相当する。 )である。 第2図は本考案に係るグラウトキャップの実施例を示す
斜視図である。 第3図はモルタルシール及びグラウトキャップの何れも
行っていない定着部の正面図である。 第4図は本考案に係るグラウトキャップを取付けた状態
を示す階段断面図(第3図のA−A線に相当する。 )である。1 : PC鋼材、2:くさび装置、3:帽
子状体(キャップ、4:定着板、5:定着部シース、6
:定着板取付用ボルト、7:定着板のボルト穴、8:帽
子状体取付用ボルト、9:管体、10:平板、11:平
板のボルト孔、12ニゲラウドホース、13ニゲラウド
ホース挿入孔、14:キャップ開口部、15:モルタル
シール、16:シース。
Claims (2)
- (1)PC鋼材1の端部およびくさび装置2を覆うに足
りる帽子状体3を、定着板4を端部シース5に仮取付す
るボルト6のために該定着板および該端部シースに穿た
れたボルト穴7に螺合するボルト8により、該帽子状体
を前記定着板に取付けたことを特徴とするプレストレス
トコンクリート工事における定着部のグラウトキャップ
。 - (2)帽子状体3が、管体9の一端を閉塞する状態で、
該管体の断面より大なる平板10を該管体に固着し、該
平板の周辺部に定着板に取付けるためのボルト8の孔1
1をあけたものである実用新案登録請求の範囲第1項に
記載のプレストレストコンクリート工事における定着部
のグラウトキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12275380U JPS5932684Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12275380U JPS5932684Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5745552U JPS5745552U (ja) | 1982-03-13 |
JPS5932684Y2 true JPS5932684Y2 (ja) | 1984-09-12 |
Family
ID=29483353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12275380U Expired JPS5932684Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932684Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-08-29 JP JP12275380U patent/JPS5932684Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5745552U (ja) | 1982-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4773198A (en) | Post-tensioning anchorages for aggressive environments | |
JP3036406B2 (ja) | 橋脚柱の補強構造 | |
US3258033A (en) | Anchorage for prestress wire in concrete pipe | |
JPS5932684Y2 (ja) | プレストレストコンクリ−ト工事における定着部のグラウトキヤツプ | |
KR200338560Y1 (ko) | 강재 빔과 콘크리트 패널 합성빔의 긴장재 정착장치 | |
JPH11280021A (ja) | 斜張橋ケーブル用サドル構造体 | |
JPS622083B2 (ja) | ||
JP3832312B2 (ja) | プレストレストコンクリート多径間連続桁構造物の分割施工により構成された桁部の構造及びその構築方法 | |
JP4421123B2 (ja) | 構造物の地下外壁の構築方法 | |
JP2511379Y2 (ja) | プレキャスト鉄筋コンクリ―ト製壁高欄の取付け構造 | |
JP3405441B2 (ja) | 液漏れ防止キャップ | |
JP3751412B2 (ja) | 永久アンカー | |
JPH0752177Y2 (ja) | 緊張鋼材の固定具 | |
JP2570085B2 (ja) | アンカ−ボルトの工法 | |
JP2000297480A (ja) | 鋼管構造柱脚部の補強方法 | |
JPS5838093Y2 (ja) | Pc鋼材用定着体 | |
JP2899945B2 (ja) | 地盤埋設用アンカーの頭部シール構造 | |
JPH0724493Y2 (ja) | Pc鋼材の端部定着装置 | |
JP3062968B2 (ja) | Pc手摺版の床版への取付け方法 | |
JPS6311255Y2 (ja) | ||
JPH0439875Y2 (ja) | ||
JPH0455097Y2 (ja) | ||
JP2000204548A (ja) | 永久アンカ― | |
JP2002088754A (ja) | グラウンドアンカーの頭部定着構造 | |
JPS5935693Y2 (ja) | Pc鋼材用定着体 |