JPH0518319Y2 - - Google Patents

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JPH0518319Y2
JPH0518319Y2 JP1983100770U JP10077083U JPH0518319Y2 JP H0518319 Y2 JPH0518319 Y2 JP H0518319Y2 JP 1983100770 U JP1983100770 U JP 1983100770U JP 10077083 U JP10077083 U JP 10077083U JP H0518319 Y2 JPH0518319 Y2 JP H0518319Y2
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packing
box culvert
steel material
box
hole
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JP1983100770U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレキヤストコンクリート製の貯水
槽、特に地下に埋設する貯水槽に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種プレキヤストコンクリート製の構
築物は多数開発されており、貯水槽としては、特
公昭56−21675号公報に開示された発明のものが、
また構築物としては特公昭42−4811号公報の発
明、及び実公昭54−13793号公報の考案が開示さ
れている。
一般に、防火貯水槽のような内部に液体を入れ
る構築物の場合には、各ブロツクの接続部の止水
性が確実であることと、各ブロツクを連結するた
めの手段であるPC鋼材が完全に保護され、内外
の環境に曝されることがなく、錆びが発生しにく
い構造であることが必要がある。
しかし、上記の如き従来のものは、その接続部
にパツングを介在させただけのものであり、ま
た、PC鋼材はシース内に挿通しただけの構成で
あるため、貯水槽に要求される上記の如き諸条件
が満たされていないといつた問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の如き従来の諸問題点を解決せ
んとして案出されたものであり、その要旨は、複
数個のボツクスカルバートを互いにその開口端面
で突き合わせ、該ボツクスカルバート群の両端開
口部を端面板で塞いで中空箱形状に形成するとゝ
もに、上記ボツクスカルバート群の少なくとも一
個にはその上面の形成した開口部にマンホール用
ブロツクを、下面に形成した開口部にはピツト用
ブロツクを夫々取付けた構成からなり、上記ボツ
クスカルバート同志及びこれと端面板との接合部
にはパツキン用周溝内に嵌合せしめた水膨潤性パ
ツキンを介在させ、更にそのパツキン用周溝の内
側に形成したPC鋼材挿通孔の開口部にのみスポ
ンジ製リング状パツキンを介在させるとゝもに、
上記PC鋼材挿通孔内に挿通したPC鋼材を緊張す
ることによりボツクスカルバート群と両端面板と
を連結し、上記鋼材挿通孔内にセメントミルクグ
ラウトを充填せしめたことを特徴とするプレキヤ
ストコンクリート製貯水槽にある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第6図に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
図面において、1はプレキヤストコンクリート
製、すなわち工場で予め製作されたコンクリート
製のボツクスカルバートで、これらをその開口端
面で突き合わせて中空な四角筒を横に倒した形と
なしている。
2,2は端面板で、上記ボツクスカルバート群
の両端開口面に取付けてここを塞ぐためのもので
あり、これにより閉塞された箱形に形成する。
3はマンホール用ブロツク、5は給水搭で、
夫々がボツクスカルバート1の上面に形成した開
口部に取付けられており、また下面に形成した開
口部にはピツト用ブロツク4が取付けられていて
全体で貯水槽を形成している。
上記各ボツクスカルバート1には、PC鋼材挿
通用孔1a,1aが貫設されており、一端面の周
縁には上記PC鋼材挿通用孔1aの外側に位置し
て、パツキン用溝1bが形成されている。なお、
図中1b′はパツキン重ね合わせ部溝、1c及び1
dはボツクスカルバート1の端部内外に夫々形成
した内目地溝及び外目地溝である。
2aは端面板の外側面に形成したPC鋼材固定
用の座掘部で、該座掘部2aに続く貫通孔2b,
2bが設けられており、該貫通孔2bは上記ボツ
クスカルバート1に設けたPC鋼材挿通用孔1a
と合致する位置に形成されている。
6は水膨潤性パツキンで、上記パツキン用溝1
d内に嵌め込まれており、例えばブチルゴム系等
の水に接触すると150〜200%程度に体積が膨張す
るものである。
7はスポンジ製のリング状パツキンで、ボツク
スカルバート1に形成したPC鋼材挿通用孔1a
の開口部を塞ぐ大きさであり、中心に形成した孔
の内径は上記PC鋼材8の外径よりやゝ大きく設
定されている。なお、図中11はPC鋼材挿通用
孔1a内に充填したセメントミルクグラウトであ
る。
而して、ボツクスカルバート1,1同志及びこ
れと端面板2との連結は、先ず、予めボツクスカ
ルバート1のパツキン用周溝1b内に水膨潤性パ
ツキン6を嵌め込み、その両端を重ね合わせ部1
b′で2列となしておく。
更に、PC鋼材挿通孔1a,1aの開口部には、
PC鋼材挿通孔1a内にセンメントミルクグラウ
ト11を注入した際に、これが外部に漏れるのを
防止するために、独立発泡体のスポンジ製リング
状パツキン7をその片面に塗布した粘着剤により
付着させておき、この状態で、各ボツクスカルバ
ート1,1をその開口端面を当接して複数個敷設
し、これらボツクスカルバート群によつて形成さ
れた矩形状筒体の両端開口部に端面板2,2を配
した後、端面板2の方からその貫通孔2b,2b
及び各ボツクスカルバート1のPC鋼材挿通孔1
a,1a内にPC鋼材8,8を通し、端面板2,
2の座掘部2a,2a内においてナツト9,9を
締付け、これを緊張させて一体構造となるように
形成する。
この時、第4図ロに示すように、水膨潤性パツ
キン6の頭部が潰されてPC鋼材8の外方におい
て水密性が図られるとゝもに、スポンジ製リング
状パツキン7も圧偏される。このパツキン7は軟
らかい材質であるため、PC鋼材挿通孔1a,1
a同志はその孔1aを塞ぐ部分においては連通す
るも、ボツクスカルバート1,1の両端面によつ
て挟まれた部分ではシールされ、該孔1aの内部
と外部とは完全に遮断される。
そして、固定部に使用したアンカープレート1
0にグラウト用孔(図示せず)をあけておき、こ
こからPC鋼材挿通孔1a内にセメントミルクグ
ラウト11を充填させる。
次に、外目地溝1d,1d間にコンクリートC
を充填するとゝもに、内目地溝1c,1c間には
バツクアツプ材Bを押し込んだ後、樹脂系等のシ
ーリング材Sを充填し、止水弁を確保するのであ
る。
一方、マンホール用ブロツク3には、座掘部3
a及びこれに続く貫通孔3bが設けられている
とゝもに、下端内周面には内目地溝3cが形成さ
れており、またボツクスカルバート1の上面に形
成した開口部近傍にはアンカーナツト12,12
がが埋設されている。
そして、両者1,3との連結は、第5図に示す
ように、予めマンホール用ブロツク3に形成した
貫通孔3bの下部開口部に上記リング状パツキン
7をその片面に塗布した粘着材により付着させて
おき、これをボツクスカルバート1の上面開口部
に載置する。
しかる後、貫通孔3b内を貫通させた取付ボル
ト13と上記アンカーナツト12を螺合させ、こ
れを締付けた後、上記と同様にこの貫通孔3b内
にセメントミルクグラウト11を充填させ、更に
内目地溝3cにはバツクアツプ材Bを押し込んだ
後、樹脂系等のシーリング材Sを充填させるので
ある。
また、ピツト用ブロツク4には、第6図に示す
ように、座掘部4a及びこれに続く貫通孔4b、
その上面にはパツキン用溝4c及び内目地溝4d
が夫々形成されており、他方ボツクスカルバート
1の下面に形成した下面開口部近傍にはアンカー
ナツト14が埋設されているので、両者1,4の
連結は、先ず予めパツキン用溝4c内に上記水膨
潤性パツキン6を嵌め込むと共に、貫通孔4bの
上面には上記リンク状パツキン7を付着させてお
き、貫通孔4b内に取付ボルト15を貫通させ、
上記アンカーナツト14と螺合させてこれを締付
け、更に貫通孔4b内にセメントミルクグラウト
11を充填させる。
そして、内面地溝4dには、バツクアツプ材B
を押し込んだ後、樹脂等のシーリング材Sを充填
させるのである。
さらに、上記座掘部2a,2a,3a,3a及
び4a,4aには、パテ状の樹脂製シーリング1
6,16を充填させ、ここでの止水性の向上を図
つている。
〔考案の効果〕
本考案に係るプレキヤストコンクリート製貯水
槽は、上述のように、複数個のボツクスカルバー
トを互いにその開口端面で突き合わせ、該ボツク
スカルバート群の両端開口部を端面板で塞いで中
空箱形状に形成するとゝもに、上記ボツクスカル
バート群の少なくとも一個にはその上面に形成し
た開口部にマンホール用ブロツクを、下面に形成
した開口部にはピツト用ブロツクを夫々取付けた
構成からなり、上記ボツクスカルバート同志及び
これと端面板との接合部にはパツキン用周溝内に
嵌合せしめた水膨潤性パツキンを介在させ、更に
そのパツキン用周溝の内側に形成したPC鋼材挿
通孔の開口部にのみスポンジ製リング状パツキン
を介在させるとゝもに、上記PC鋼材挿通孔内に
挿通したPC鋼材を緊張することによりボツクス
カルバート群と両端面板とを連結し、上記鋼材挿
通孔内にセメントミルクグラウトを充填せしめた
構成であるので、 PC鋼材の緊張によつて水膨潤性パツキンが
圧偏されるため、貯水槽の内外は該水膨潤性パ
ツキンによつて水密構造となり、止水効果が完
全となる。
PC鋼材の緊張によつて同時にスポンジ製リ
ング状パツキンも接続端面に圧偏され、その中
心部がPC鋼材の外周に密着して孔の開口部を
塞いで孔同志の連通を阻止する如き構成となる
が、該リング状パツキンはスポンジ製で軟らか
い材質であるため、セメントミルクグラウトの
圧入時には孔と孔間は連通するも、接続端面に
よつて挟まれた部分ではシールされて該孔の外
部との遮断が図られる。
したがつて、PC鋼材挿通孔内に充填したセ
メントミルクグラウトは、外部に漏れることが
なく孔全体にわたつて充填することが出来る
とゝもに、PC鋼材は該セメントミルクグラウ
トによつて完全に被覆された状態を保持するた
め、錆の発生が長期にわたつて防止され、錆び
の発生による緊張力の低下、切断及びこれに基
づく止水性の低下が防止されるばかりでない。
スポンジ製リング状パツキンは、PC鋼材挿
通孔1aの開口部を塞ぐだけの大きさであるた
め、接続端面の全周囲に介在させるものと比較
して材料費の節減を図ることが出来る。
部材の接続面には水膨潤性パツキンが介在さ
れ、しかもこの水膨潤性パツキンは上記PC鋼
材の緊張によつて圧潰されので、止水性の向上
が図られるとゝもに、しかもこの止水効果は容
易に損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプレキヤストコンクリー
ト製貯水槽の全体斜視図、第2図は一部省略した
縦断面図、第3図はボツクスカルバートで右半分
は正面を左半分は背面を夫々示す図、第4図はボ
ツクスカルバート同志及びボツクスカルバートと
端面板との連結状態を示す要部拡大断面図、同図
イは連結前、同図ロは連結後を示す図、第5図は
ボツクスカルバートとマンホール用ブロツクとの
連結状態の要部を示す一部断面正面図、第6図は
ボツクスカルバートとピツト用ブロツクとの連結
状態の要部を示す一部断面正面図である。 1……ボツクスカルバート、2……端面板、3
……マンホール用ブロツク、4……ピツト用ブロ
ツク、6……水膨潤性パツキン、7……スポンジ
製リング状パツキン、8……PC鋼材、11……
セメントミルクグラウト、12,14……アンカ
ーナツト、13,15……取付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個のボツクスカルバートを互いにその開口
    端面で突き合わせ、該ボツクスカルバート群の両
    端開口部を端面板で塞いで中空箱形状に形成する
    とゝもに、上記ボツクスカルバート群の少なくと
    も一個にはその上面の形成した開口部にマンホー
    ル用ブロツクを、下面に形成した開口部にはピツ
    ト用ブロツクを夫々取付けた構成からなり、上記
    ボツクスカルバート同志及びこれと端面板との接
    合部にはパツキン用周溝内に嵌合せしめた水膨潤
    性パツキンを介在させ、更にそのパツキン用周溝
    の内側に形成したPC鋼材挿通孔の開口部にのみ
    スポンジ製リング状パツキンを介在させるとゝも
    に、上記PC鋼材挿通孔内に挿通したPC鋼材を緊
    張することによりボツクスカルバート群と両端面
    板とを連結し、上記鋼材挿通孔内にセメントミル
    クグラウトを充填せしめたことを特徴とするプレ
    キヤストコンクリート製貯水槽。
JP10077083U 1983-06-29 1983-06-29 コンクリ−トブロツクの接続部止水構造 Granted JPS608293U (ja)

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JP10077083U JPS608293U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 コンクリ−トブロツクの接続部止水構造

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JP10077083U JPS608293U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 コンクリ−トブロツクの接続部止水構造

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Publication Number Publication Date
JPS608293U JPS608293U (ja) 1985-01-21
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JP10077083U Granted JPS608293U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 コンクリ−トブロツクの接続部止水構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051273A (ja) * 1983-08-31 1985-03-22 石川島建材工業株式会社 コンクリ−ト構造物どうしの接合部止水工法
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JPS5621675A (en) * 1979-07-31 1981-02-28 Kokusai Electronics Washing method using vapor of organic solvent

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JPS608293U (ja) 1985-01-21

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