JPS5845350Y2 - 組立式コンクリ−ト貯水槽 - Google Patents

組立式コンクリ−ト貯水槽

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JPS5845350Y2
JPS5845350Y2 JP9601481U JP9601481U JPS5845350Y2 JP S5845350 Y2 JPS5845350 Y2 JP S5845350Y2 JP 9601481 U JP9601481 U JP 9601481U JP 9601481 U JP9601481 U JP 9601481U JP S5845350 Y2 JPS5845350 Y2 JP S5845350Y2
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JP
Japan
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hole
intermediate body
water
water collection
concrete
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JP9601481U
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JPS586866U (ja
Inventor
強 井上
志伸 小林
弘 川向
昭一 石本
Original Assignee
北陸コンクリ−ト工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に地下に埋設する防火用貯水槽又は農業用貯
水槽として用いて好適な組立式のコンク)−)貯水槽に
関するものである。
従来、貯水槽は一般に所要場所に所要の大きさのものを
施行現場に於てコンクリートを打設することにより構築
していたので構築に手間がかかるばかりでなく、多くの
工費と長い工期を要し、特に防火用貯水槽は住宅密集地
に設ける場合が多いため、施工期間が更に長くなって、
交通渋滞等の支障を来すことが多いという難点があった
本考案は上記のような従来技術の難点に鑑み、施行現場
に於て簡易にしかも短期間で構築することのできる組立
式コンクリート貯水槽を提供することを目的としてなさ
れたもので゛、その構成は、四隅に連結用の貫通孔を有
するコンクリート製函型暗渠部材状の中間体の複数個の
連続体の一側又は両側若しくは中間に、前記中間体と同
一構造で頂板に吸管投入孔を設けると共に、その直下の
底版に集水孔を設けた有孔中間体を配して、それらを水
密に接合し、その両側に、前記貫通孔に連通ずる貫通孔
を有するコンクリート製の端面部材を配すると共に緊張
鋼材を前記貫通孔に挿通緊張して全体を水密に連結緊締
し、且つ前記集水孔に集水部材を取り附けて成ることを
特徴とするものである。
次に本考案の実施の一例を図により説明する。
1は頂板2、側壁3及び底版4からなる断面矩形のコン
クリート製函型暗渠部材状の中間体で、それら頂板2、
側壁3及び底版4の一端面周縁には外側に向って狭幅と
なるテーパー状の突条5を突設すると共に、他端部には
前記突条5に嵌合する該突条5の高さより深い切欠溝6
と該切欠溝6に連通する凹溝7を設けてあり、中間体1
同士を接続する場合、前記凹溝7内に防水材として弾性
軟質目地材8を取附け、接続部分が水密になるようにす
る。
9は中間体1の隅角部に設けた連結用の貫通孔、10は
中間体1の両端部内側に設けた断面角形の凹溝で、本考
案貯水槽を構築する際に貫通孔9には緊張鋼材が挿通さ
れ、凹溝10にはシール材が充填されるようになってい
る。
1′は前記中間体と同一形状、同一寸法のコンクリート
製函型暗渠部材状の有孔中間体で頂板2′の側壁3′側
に円形の暖管投入孔11を設けると共に、該暖管投入孔
11の直下の底版4′に四角形の集水孔12を設けてあ
り、集水孔12の底部内周縁には本考案貯水槽を構築す
る際に集水部材を溶接して連結するためのI7型鋼13
が取り付けられている。
14は一組の端面部材のうちの一つで、該端面部材14
は前記中間体1及び有孔中間体1′と同一の断面形状で
一側が閉塞された中空函状体に形成されていて、頂板1
5、側壁16及び底版17の開放端面にはその外周に沿
って、前記中間体1若しくは有孔中間体1′の切欠溝6
と同一の形状及び寸法で、突条5が嵌合する切欠溝6′
を設けると共に、該切欠溝6′の底面には全周にわたっ
て凹溝7′を設けて、弾性軟質目地材8を取附けるよう
になっている。
又、9′は隅角部に設けた貫通孔、10′は端部内側に
設けられた凹溝で、貫通孔9′は前記中間体1もしくは
有孔中間体1′の貫通孔9と同一の位置に同一の大きさ
で設けられていて、背面18に形成した凹窪部19に連
通されている。
14′は他の端面部材で、前記端面部材14とは開放端
面の構造を除いて全く同一に形成されている。
即ち、端面部材14′はその開放端面が前記中間体1も
しくは有孔中間体1′の突条5と同一構造で切欠部6と
嵌合する突条5′が突設されている点のみが前記端面部
材14と異なっているものである。
20は前記有孔中間体1′の集水孔12に取り附けるた
めの集水部材で、該集水部材20は集水孔12より小さ
い内断面を有するコンクリート製函状体に形成されてお
り、その上部を外向きの膨出部21に形成すると共に端
面には凹溝22を設けて弾性軟質目地材23を取附け、
更に端面の内周縁には前記集水孔12の底部内周縁のL
型鋼13に溶接するための帯鋼24を取り附けである。
尚、25は暖管投入孔11に連通させて設けたマンホー
ル、26はその蓋である。
本考案貯水槽は主に上記の各部材により構成されるもの
であり、所要の施行現場に於て、次のようにして構築す
る。
即ち、まず施行現場を所要の深さに掘削し、第1基礎コ
ンクリート27を打設して任意の個数の集水部材20(
この実施例では2個)を夫々所定の間隔で配置した後、
第2基礎コンクリート28を、集水部材20の端面と同
−面高となるように打設して、その上に有孔中間体1′
を吊り込んで集水部材20の中心と有孔中間体1′の集
水孔12の中心とを合致させて載置する。
こうすることにより、第12図に示すように、集水部材
20の弾性軟質目地材23が有孔中間体1′の重さで圧
着されてその部分が止水される。
次に前記有孔中間体1′に接合する中間体1を吊込み、
それらの突条5,5′と切欠溝6,6′とを嵌合しなが
ら、相互に端面を密接させる。
このようにすることにより、第13図に示すように前記
突条と切欠溝との間に形成される隙間に弾性軟質目地材
8がはさみこまれてその部分が止水される。
このようにして、順次中間体1を有孔中間体1′。
1′間に必要な個数(この実施例では3個)設置したら
、端部に端面部材14.14’を配設して、それぞれの
突条と切欠溝を嵌合させて部材相互を密着させて主要部
材の設置を終えるのである。
次に、接続された中間体1、有孔中間体1′及び端面部
材14.19の貫通孔9,9′にPC鋼材がら成る緊張
鋼材29を挿通すると共にその両端には、セメントミル
ク注入孔30を有する座板31.楔32及び受環33よ
り成る定着具を配した後、一方がら油圧ジヤツキ34を
用いて緊張鋼材29を緊張して、各部材を一連のものと
なるように締付け、楔32が受環33に嵌入したら、前
記油圧ジヤツキ34を緩め余分の緊張鋼材29を切断し
て貯水槽本体を構築する。
次に、上記のようにして構築した貯水槽本体を強固に保
持するため、前記座板31のセメントミルク注入孔30
からセメントミルク35を注入して緊張鋼材29を固定
し、端面部材14.19の背面に設けた凹窪部19にも
セメントミルクを充填して座板31等を保護する一方、
有孔中間体1′の集水孔12のL型鋼13と、その下部
に設置された集水部材20の帯鋼24とを全周にわたっ
て溶接して強固に連結させると共に、集水孔12内部に
保護コンクリ−136を打設して一体化を図る。
最後に、構築された貯水槽の止水を完全にするため、凹
溝10,10’にシール材37を充填すると共にその上
に広幅帯状の止水材38を貼付して止水し、最後に暖管
投入孔11にマンホール25を設置して蓋26を施し、
貯水槽周囲の埋戻し及び所要量の盛土を施して作業を完
了するのである。
以上のようにして構築される本考案貯水槽は、各構成部
材の突条と切欠溝とが相互に嵌合するので、容易且つ正
確に接合することができ、更にそれらは緊張鋼材により
締付けられて一体化されているため一連の強固なものに
構築することができる。
又、構成部材間には弾性軟質目地材を挾み込むと共に、
その上に止水材を貼付しであるので、接合部位からの漏
水は完全に防止することができる。
而して、本考案貯水槽は構成部材を緊張鋼材29により
緊張して構築するので、そ−の工程に於て集水部材20
と有孔中間体1′との相対位置がずれることもあるが、
そのような場合でもそれらの間には弾性軟質目地材23
が配してあす、シかも最終工程でL型鋼13と帯鋼24
を溶接して一体化した後、保護コンクリート36を打設
するので、漏水の心配は全くない。
尚、上記実施例においては、集水部材20と有孔中間体
1′とを溶接により一体化したが、本考案はそれに限ら
れず、第14図に示したように、L型鋼39を用いて取
り附けた後、保護コンクリート36を打設するようにし
てもよく、また、有孔中間体1′を中間体1の連続体の
両側に配したが、いずれか一側に配したり、中間適宜の
個所に配するようにしてもよい。
図中、40は有孔中間体1′の暖管投入孔11の下部に
設けたステップで、掃除や点検等のために作業員の出入
に使用するものである。
本考案は以上の通りであって、構築にあたって各部材相
互の接合が容易でしかも正確に施工できると共に構成部
材を水密に連結しであるので、完全に漏水を防止するこ
とができ、また、有孔中間体の集水孔に集水部材を設け
たから、吸水管により内部の水をすべて取水できるし、
更に、その容量は中間体の数の増減により容易に調整で
きるので、組立式の貯水槽として極めて実用性の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施に用いる中間体の一部を断面とし
た斜視図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は
同じく有孔中間体の一部を断面とした斜視図、第4図は
第3図のB−B線断面図、第5図は端面部材の一例を示
す一部を断面とした前方斜視図、第6図は同じく後方斜
視図、第7図は端面部材の他の例を示す前方斜視図、第
8図は集水部材の構造を示す一部を断面とした斜視図、
第9図は本考案の実施の一例を示す組立図、第10図は
本考案実施例を設置した状態を示す断面図、第11図は
部材の緊締状態を示す断面図、第12図は集水孔と集水
部材との接合状態を示す断面図、第13図は中間体同士
の接合状態を示す断面図、第14図は集水部材と集水孔
の他の接合状態を示す断面図である。 1・・・・・・中間体、1′・・・・・・有孔中間体、
5・・・・・・突条、6・・・・・・切欠溝、7・・・
・・・凹溝、8・・・・・・弾性軟質目地材、9・・・
・・・貫通孔、10・・・・・・凹溝、11・・・・・
・暖管投入孔、12・・・・・・集水孔、14.14’
・・・・・・端面部材、19・・・・・・凹窪部、20
・・・・・・集水部材、25・・・・・・マンホール、
26・・・・・・蓋、29・・・・・・緊張鋼材、36
・・・・・・保護コンクリート、37・・・・・・シー
ル材、38・・・・・・止水材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四隅に連結用の貫通孔を有するコンクリート製函型暗渠
    部材状の中間体の複数個の連続体の一側又は両側若しく
    は中間に、前記中間体と同一構造で頂板に吸管投入孔を
    設けると共にその直下の底版に集水孔を設けた有孔中間
    体を配して、それらを水密に接合し、その両側に、前記
    貫通孔に連通ずる貫通孔を有するコンクリート製の端面
    部材を配すると共に緊張鋼材を前記貫通孔に挿通緊張し
    て全体を水密に連結緊締し、且つ前記集水孔に集水部材
    を取り付けて戊ることを特徴とする組立式コンクリート
    貯水槽。
JP9601481U 1981-06-30 1981-06-30 組立式コンクリ−ト貯水槽 Expired JPS5845350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9601481U JPS5845350Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 組立式コンクリ−ト貯水槽

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JP9601481U JPS5845350Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 組立式コンクリ−ト貯水槽

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JPS586866U JPS586866U (ja) 1983-01-17
JPS5845350Y2 true JPS5845350Y2 (ja) 1983-10-14

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ID=29890897

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JP9601481U Expired JPS5845350Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 組立式コンクリ−ト貯水槽

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040883U (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 小山 勝利 水管の接続部
JPS61126232A (ja) * 1984-11-26 1986-06-13 旭コンクリ−ト工業株式会社 地下構築物

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Publication number Publication date
JPS586866U (ja) 1983-01-17

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