JPS6011192Y2 - 組立式コンクリ−ト桝 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排水、用水等に使用する組立式のコンクリート
桝に関するものである。

従来、コンクリート桝を現場に設置する場合には、現場
打ちするか、或いは工場で成型した製品を現場に埋設等
しているもので、現場打ちの場合には仮枠の組立、分解
に手間を要し、成型製品を使用する場合には現場搬入に
手間を要する等の欠点があった。

本考案は、上記諸欠点を解消する目的において、コンク
リート桝を底板並びに四方側板の各々に分けてブロック
化して工場生産しおき、現場で簡易に組立してコンクリ
ート桝を構築し得る様になしたもので、構築や現場への
搬送等を容易化−しかも強固なコンクリート桝を得るこ
とを特徴とするものである。

以下、実施例図により本考案の構成を説明する。

コンクリートでもって方形状に成型すると共に四隅に上
下面に連通したボルト孔１ａを開孔した任意厚みの底板
２と、底板２の１辺寄り上面に載着する横巾で両側面中
央より下端にかけて嵌合用切欠３，３を設け、嵌合用切
欠３，３の上方の段突部４，４に上下面に連通したボル
ト孔１ｂを開孔した前後側壁板５ａ、５ｂと、底板２の
１辺寄り上面に載着する横巾で両側面中央より上端にか
けて嵌合用切欠３’、３’を設け、嵌合用切欠３’、３
’の下方の段突部４’、４’に上下面に連通ずると共に
ボルト孔１ａ、ｌｂを連通するボルト孔１ｃを開孔した
左右側壁板５ｃ、５ｄとを組合せるべくなして成るもの
である。

尚、図中６゜６′は組設したコンクリート桝、７はコン
クリートＵ型溝のための切欠溝を示す。

つぎに、実施例図により本考案の作用効果を説明する。

現場にコンクリート桝を構築する場合には、掘削した穴
の内底面に底板２を設置し、該底板２の左右周縁部上面
に左右側壁板５ｃ、５ｄを立設し、そして左右側壁板５
ｃ、５ｄの前後間隔に前後側壁板５ａ、５ｂを上方より
挿入して嵌合用切欠３，３を左右側壁板５ｃ、５ｂの両
側の段突部４’、 ４’と嵌合させると共に、前後側壁
板５ａ。

５ｂの段突部４，４を左右側壁板５ｃ、５ｄの嵌合用切
欠３’、３’と嵌合させるもので、各段突部４．４′と
底板２の四隅の各ボルトｌａ、ｌｂ。

１ｃは堅に連通し、該ボルト孔に長ボルトを貫通させて
モルタルを充填硬化させて一体化したコンクリート桝６
を構築するものであり、あとは該コンクリート桝６に排
水溝等を連通させると共に上面に蓋を装着し、土砂を埋
戻して工事を終了するものである。

なお、第５図に示す様に２組の側壁板にコンクリートＵ
型溝を連通ずるための切欠溝７を設けた側壁板５′ａ、
５′ｃを用いてコンクリート桝６′を構築する様になし
てもよく、各側壁板と底板とをプレキャストして工場生
産しおき、現場へ簡易に搬送しながらコンクリート桝を
構築し得る等、前記した様な顕著な諸効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例に係る組立式コンクリート桝の
正面図、第２図はその側面図、第３図はその平面図、第
４図はその斜視図、第５図は側壁板にＵ型溝７を設けた
コンクリート桝の斜視図である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリ−でもって方形状に成型すると共に四隅に上下
   面に連通したボルト孔１ａを開孔した任意厚みの底板２
   と、底板２の１辺寄り上面に載着する横巾で両側面中央
   より下端にかけて嵌合用切欠３，３を設け、嵌合用切欠
   ３，３の上方の段突部４，４に上下面に連通したボルト
   孔１ｂを開孔した前後側壁板５ａ、５ｂと、底板２の１
   辺寄り上面に載置する横巾で両側面中央より上端にかけ
   て嵌合用切欠３’、３’を設け、嵌合用切欠３′。 ３′の下方の段突部４’、 ４’に上下面に連通ずると
   共にボルト孔１ａ、ｌｂに連通するボルト孔ＩＣを開孔
   した左右側壁板５ｃ、５ｂとを組合せることを特徴とし
   て戒る、組立式コンクリート桝。