JP3056147U - 緑化型成型コンクリート部材擁壁 - Google Patents

緑化型成型コンクリート部材擁壁

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JP3056147U
JP3056147U JP1996004701U JP470196U JP3056147U JP 3056147 U JP3056147 U JP 3056147U JP 1996004701 U JP1996004701 U JP 1996004701U JP 470196 U JP470196 U JP 470196U JP 3056147 U JP3056147 U JP 3056147U
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JP1996004701U
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English (en)
Inventor
英一 小島
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株式会社ケーエムエフ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】斜面の造成工事や宅地の造成工事に於ける擁壁
コンクリート現場打設は環境による温度変化などの影響
を受けやすくその都度温度の変化に応じてのコンクリー
トの管理は大変である。又、天候に左右され工程通りの
工期を守るのが難しい。その他に各種機械等から発生す
る騒音などが問題となっており、外観の無機質的表状が
自然環境を破壊し景観を損なっていた。 【解決手段】成形コンクリート製部材擁壁1は工場で生
産する事により環境変化による温度管理や天候に左右さ
れる心配が全く無い為均一的な高品質の製品を確保出来
工期の短縮を計る事が出来る。又、景観を損なっていた
外観の無機質的表状は擁壁面に開口部を設けることでツ
ル植物や植木などの植栽を可能とした。外観壁面を緑化
することにより従来、雑風景であった壁面の自然回復を
計ることができる。さらに垂直組立工法なので土地の有
効活用が幅広く行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本、考案品は工場にて生産されるもので工場に於いては周囲の四面及び底部が鋼 板で出来ている型枠がセットしてある。この型枠の底の部分に斜めに傾けた断面 形状が菱形の突起物を4箇所取付けてあり、鉄筋を所定の位置にセットした後、 コンクリートを入れて打設する。コテにて面均しを行った後、蒸気にて養生し所 定の時間経過後、必要な強度があるのを確認する。
【0002】 本、考案品は型枠から脱型して製品としたものであり、本、考案品、成形コンク リート部材擁壁1は表面から裏面まで上側から下側に向かって斜めに貫通した開 口窓部2を有する事を特徴とするものであり、現場に於いて成形コンクリート部 材擁壁1の組立工事終了後、裏面側より開口窓部2に透水層8を設ける。透水層 8の取付終了後、盛土の埋め戻しを行ない整地する。
【0003】 一部、設置環境条件によって成形コンクリート部材擁壁1に設けてある開口窓部 2が使用できない箇所がある場合、この箇所には表側より化粧蓋7を覆せて一体 化させ、外観の統一を計ることが出来る。
【0004】 [従来の技術] 従来から知られている斜面の造成工事や住宅の造成工事に於ける石組擁壁や現場 打ちコンクリートに依る擁壁の造成工事は現場での施行方法の為、多大な器材や 大型設備を要し多数の作業員の労力がかかり広い作業場所の確保が必要であった 。
【0005】 [考案が解決しようとする課題] 現場打設は環境による温度変化等の影響を受けやすく条件が異なる度にその都度 コンクリートの品質の管理をするのが大変である。天候にも左右される為、工程 通りの工期を守るのが難しい。又、各種機械から発生する騒音などが問題となっ ていた。
【0006】 その他に、擁壁造成工事前は自然環境の景観があったのが擁壁造成工事完了後は コンクリート肌の色が整然と並び周囲の自然環境を破壊し景観を損なっていた。 この為に緑化を計る目的で擁壁をセットアップしながら積み上げていく工法が1 部に於いては開発されたがこの工法は土地の広い場所でしか採用出来ず用地利用 率の面からも有効活用が出来なかった。
【0007】 [問題を解決する為の手段] 本、考案の成形コンクリート部材擁壁1は、以上の問題の解決を達成する為のも のである。従来の現場打設と違い本考案の成形コンクリート製部材擁壁1は、工 場で生産する成形品の為、均一な高品質を得る事が出来、作業員の労力の省力化 及び工期の短縮を計る事が出来る。又、従来の様な現場でのコンクリート打設と 違い大型設備等の設置を必要としない為これからの騒音発生も無く作業時に於け る騒音の低減を計れる。
【0008】 成形コンクリート製部材擁壁1の表面より裏側に向かって斜めに貫通した開口窓 部2は、現場に於いて成形コンクリート擁壁1を組立終了後、植木、花、芝、つ る草等の植栽が可能であり緑化を行ない周囲の環境美化の改善が出来る事を提供 する。 さらに垂直工法なのでセットアップしないで緑化が行える為土地の有効活用が計 れる。
【0009】 [実施例] 以下、添付図に示す実施例に基づいて本考案を詳説する。 第1図から第9図までは成形コンクリート製部材擁壁1の全体構成を示している 。
【0010】 本、考案の成形コンクリート製部材擁壁1は工場にて生産されるものである。工 場に於いては周囲四面及び底が鋼板で出来ている型枠が設置してありこの型枠に 鉄筋を入れ所定の位置にセットした後、コンクリートを入れて打設する。
【0011】 コテにて面を均した後、蒸気にて養生し所定の時間が経過した後、必要な強度が あるのを確認後、型枠から脱型して製品としたものが成形コンクリート製部材擁 壁1で、出来上がった製品は表から裏面方向にむかって貫通した開口窓部2を有 している。
【0012】 工場に於いて製造された成形コンクリート製部材擁壁1は車で現場まで運搬され る。 造成現場に於いて基礎面の掘削を行なう。 掘削が終わった時点で底面部に転油、転圧及び締めを行なう。 転油、転圧終了後、土の上に基礎割石9を敷設する。その後、その上にならしコ ンクリートを打設する。 搬入された成形コンクリート製部材擁壁5はレッカー車によって吊り上げられ、 ならしコンクリートの上に設置された地墨に合わせて所定の位置に据え付けられ る。
【0013】 同じ作業順序によって隣に据え付けられた成形コンクリート製部材擁壁1とを接 続用ボルト15を用いて接続する。 目地部分、及び水抜き孔にフィルター16を施し成形コンクリート製部材擁壁1 の配置、据え付け等の組立工事終了後、成形コンクリート製部材擁壁1の裏面に ある開口窓部2に透水層8を設けてこの後、埋め戻し、土盛りを行なう。
【0014】 [考案の効果] 本、考案成形コンクリート製部材擁壁1は本体中央部分に表面から裏面に貫通し た開口窓部2を有することを特徴とするもので工場に於いて製造することにより 作業安全上及び機能上優れた高品質管理の製品を提供する事ができる。
【0015】 現場に於いては施工時の省力化、工期の短縮ができ施工後は開口窓部2に花、つ る植物等の植栽を行なうことで緑化を計り従来損なわれていた自然環境への回復 を促すことが出来る。又、用地利用の面で、従来のセットアップ工法の様に広い 土地を必要とせず狭い用地の場所でも利用出来、尚かつ垂直工法のため用地の有 効活用が幅広く行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本、考案に係る成形コンクリート製部材擁壁の
平面図
【図2】同じく成形コンクリート製部材擁壁の正面図
【図3】正面図窓部中心を縦方向に断面した断面側面図
【図4】本、考案に係る成形コンクリート製部材擁壁の
内観図
【図5】基礎材の上に設置した成形コンクリート製部材
擁壁に設けてある斜めに貫通した開口部裏面に透水層を
取付けた第1実施例を示す見取り図
【図6】成形コンクリート製部材擁壁の斜めに貫通した
開口部表面に化粧蓋を取り付けた第2実施例を示す正面
【図7】図6の第2実施例の正面図を断面した断面側面
【図8】基礎材の上に成形コンクリート製部材擁壁を設
置後土盛した状態を示す第3実施例断面図
【図9】成形コンクリート製部材擁壁同士をジョイント
金物を用いてボルト止めした接続状態を示す第4実施例
見取図
【符号の説明】
1・成形コンクリート製部材擁壁 2・開口窓部 3・成形コンクリート製部材擁壁横梁部 4・成形コンクリート製部材擁壁欠込部 5・成形コンクリート製部材擁壁水切化粧目地 6・成形コンクリート製部材擁壁接続用埋込インサート 7・化粧蓋 8・透水層 9・基礎(割石) 10・基礎コンクリート 11・盛土 12・敷モルタル 13・吸出防止フィルター 14・成形コンクリート製部材擁壁接続用プレート 15・接続用ボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項2】 提供する録化型成型コンクリート部材擁
壁 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項2】一部設置環境条件によって成型コンクリー
ト部材擁壁1に設けてある開口窓部2が使用出来ない箇
所がある場合この箇所に表側より化粧蓋7を覆せて一体
化させ、外観の統一を計る事が出来る構造を有し、擁壁
面が垂直で緑化が出来るため従来の様なセットアップ工
法を必要とせず用地の有効活用を計れる事を提供する緑
化型成型コンクリート部材擁壁。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項2】本、考案の縁化型コンクリート部材擁壁
は、擁壁面に斜めに貫通した開口部を有する為、擁壁面
内側に透水層の板を設け、透水層によって水に含んだ水
分の分離、配水を行なうと同時に、開口部からの土の排
出を防止する。又、従来の様にコンクリート擁壁面内側
に水分を含んんだ土の重圧を直接擁壁面が受けない為,
従来の様なセットアップ工法しか出来なかった広い土地
を有する場所以外に於いても、擁壁面が垂直で積み上げ
て行く事が出来、土地の有効活用が計れるという事を提
供する、擁壁面に開口部を有する縁化型コンクリート部
材擁壁。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項 1】本、考案の擁壁製品の表面から裏面ま
で、下側斜め方向に貫通した開口部を有する構造を特徴
とした、緑化型コンクリート部材擁壁
【請求項 2】擁壁表面から裏面まで、下側斜め方向に
貫通した開口部に化粧蓋を覆せる事が可能な構造を有す
る、緑化型コンクリート部材擁壁
【請求項 3】擁壁表面から裏面まで、下側斜め方向に
貫通した開口部を有する、成形コンクリート部材擁壁を
成形製造する事が出来る鋼製型枠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形コンクリート部材擁壁1の表面から裏
    面まで下側に向かって斜めに貫通した開口窓部2を有す
    る事を特徴とするもので現場の擁壁組立工事終了後、周
    囲の環境美化の改善を計る事を目的に開口窓部2に植
    木、花、芝、つる植物等の植栽が出来る成形コンクリー
    ト部材擁壁1。
  2. 【請求項2】一部設置環境条件によって成形コンクリー
    ト部材擁壁1に設けてある開口窓部2が使用出来ない箇
    所がある場合この箇所に表側より化粧蓋7を覆せて一体
    化させ、外観の統一を計ることが出来る構造を有し擁壁
    面が垂直で緑化が出来るため従来の様なセットアップ工
    法を必要とせず用地の有効活用を計れることを提供する
    ものである。
JP1996004701U 1996-04-22 1996-04-22 緑化型成型コンクリート部材擁壁 Expired - Lifetime JP3056147U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102542233B1 (ko) * 2021-12-06 2023-06-13 이병노 식생옹벽구조

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