JPH022764Y2 - - Google Patents

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JPH022764Y2
JPH022764Y2 JP17467584U JP17467584U JPH022764Y2 JP H022764 Y2 JPH022764 Y2 JP H022764Y2 JP 17467584 U JP17467584 U JP 17467584U JP 17467584 U JP17467584 U JP 17467584U JP H022764 Y2 JPH022764 Y2 JP H022764Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリートブロツク積擁壁に大版ブ
ロツクを使用する時の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来石積擁壁をつくる場合には、間知石といつ
て面が原則としてほぼ方形に近い石を使用し、控
(ひかえ)は四方落としとし、面に直角に測つた
控の長さは面の最小辺の1.5倍以上である。近年、
この間知石をコンクリートブロツクとしたものが
存在する。従来の石積工法は第5図イ〜ヘに示す
如くに施工される。第5図イは石積が途中まで積
まれた状態で更に上方に工事を進行させるときの
状態である。石積工事は間知石14の一段ずつ施
工される。すなわち図ロは間知石14の小運搬を
示したもので施工すべき次の一段分の間知石を施
工済の石積上に運び込む。図ハにおいては石工が
間知石14の表面の整形をし石を据付ける。次に
図ニに示す如く型枠11により栗石13を積み、
図ホのように据付け終了した間知石14と栗石1
3の間に生コン車により裏込めコンクリート12
を流し込み、図ヘで裏込めコンクリート12が固
化したのち土の埋戻しをする。このように順次石
を積み上げて手間のかかる工法が行われている。
従来のコンクリートブロツクは間知石と殆ど同じ
大きさで施工法も同様になされていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記石積工法に非常な手間を要するこ
とに着目しコンクリートブロツクの改良大形化を
意図し、工事の簡易化、出来上がりの均一化を計
り、熟練工でなくても施工できる大版ブロツク積
工による擁壁構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は表面を化粧張り又はコンクリート生地
面とし、裏面に複数個の控を設けた大版コンクリ
ートブロツクの端部を実造り(さねづくり)とす
ると共に、ブロツク積みに当り擁壁の傾斜に合わ
せた底面及び傾斜面を有する組立金具を上記コン
クリートブロツクの裏面に取りつけたことを特徴
とする大版ブロツク積擁壁構造である。更に実施
例によつて本考案を説明すると、第1図イは本考
案にかかるコンクリートブロツクの正面図、図ロ
は裏面図、第1図ハは図イのイ−イ断面図であ
る。この大版ブロツク1は間知石型小型ブロツク
の20個分に相当する。表面は第1図イ又はハの如
く目地2を設けて小型ブロツクの集合の如く形成
してもよいし、図ハの3に示す如く石材又は模造
石材を形成しても差支えない。4は芯材のワイヤ
メツシユである。控5は通常の控と同様な大きさ
とし、複数個配置する。第1図ロに示すものは控
5を上下左右計4個配置したものである。控5同
志の中間および控5の側方にブロツク積用組立金
具取付用埋込みボルト又は取付ボルト用埋込み孔
6を設ける。図ハに示す如く端部7を実造り(さ
ねづくり)にすると接合部が丈夫で工事がし易く
おさまりがよい。
第2図は本考案に使用する組立金具9の構造を
示す斜視図で、フラツトバーをブロツク積の計画
傾斜に合わせて工場で製作するもので、底面およ
び傾斜面を有し、両面をつなぐつなぎ材15とボ
ルト貫通用長穴16を底面および傾斜面に開孔す
る。
(作用) 次に本考案の施工手順及び作用を実施例につい
て述べると、第4図イは途中まで施工済のブロツ
ク積の上にブロツクを積みあげるときを示したも
ので第3図イに示す如く既施工の裏込めコンクリ
ート12には所定の位置にアンカーボルト8が埋
められており、ブロツク積用組立金具9を現場に
てアンカーボルト8に固定する。この固定位置は
ブロツク積のブロツク裏面の位置および傾斜を決
定するものでブロツク裏面との固着用孔16を組
立金具9の傾斜面にも有している。第4図イは本
考案のブロツク1を揚重機10によつて吊り上げ
作業現場に下降せしめる。作業員は該ブロツク1
を組立金具9に固定する。このときブロツクの端
部が実造りであるとブロツク同志の接合がやり易
い。第4図ロに示すものはブロツク1の固定が済
み、型枠11によつて裏込めコンクリート12の
打設準備状態、第4図ハは生コン車による裏込め
コンクリート12の打設を行う状態である。裏込
めコンクリート12の固化後、型枠11を取り外
し(第3図ニ)、地山と裏込めコンクリート12
との間に栗石13を埋め込み地山の埋戻しをする
(第3図ホ)。
(考案の効果) 本考案の工法を示す第4図イ〜ホと従来の工法
を示す第5図イ〜ヘの比較でも理解できるように
本考案は工場において従来の石積用間知石又はブ
ロツクの約20個程度の大版ブロツクを作成するこ
とができるので現場での作業手順が簡易化され、
工期が著しく短縮される上に、従来石積又はブロ
ツク積の傾斜が作業員の勘によつて行われていた
ものを組立金具9を工場で作製し、所定の傾斜に
従つて屈曲させておくので、現場作業員が取付け
作業を行うだけで作業が完了し、擁壁を完成させ
ることができる。又、ブロツクの表面はコンクリ
ート面でもよいが石の表面に加工したものを用い
ることができるなど工数の節減と合わせて当業者
にとつて極めて有用な考案ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案の実施例を示す正面図、第1
図ロは裏面図、第1図ハは図イのイ−イ線に沿う
断面図、第2図は本考案に使用する組立金具の斜
視図、第3図イは施工要領を示す側面図、第3図
ロは図イの施工後の側面図、第4図イ〜ホは本考
案を適用してブロツク積をする手順を示す側面
図、第5図イ〜ヘは従来の石積をする手順を示す
側面図である。 1……大版ブロツク、2……目地、3……ブロ
ツク表面形成材、4……芯材、5……控、6……
埋込みボルト又はボルト用埋込み孔、7……ブロ
ツク端部、8……アンカーボルト、9……組立金
具、10……揚重機、11……型枠、12……裏
込めコンクリート、13……栗石、14……間知
石、15……つなぎ材、16……ボルト貫通用長
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面を化粧張り又はコンクリート生地面とし、
    裏面に複数個の控を設けた大版コンクリートブロ
    ツクの端部を実造りとすると共に、ブロツク積み
    に当り擁壁の傾斜に合わせた底面及び傾斜面を有
    する組立金具を上記コンクリートブロツクの裏面
    に取りつけたことを特徴とする大版ブロツク積擁
    壁構造。
JP17467584U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH022764Y2 (ja)

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JPS6189047U JPS6189047U (ja) 1986-06-10
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JPH0730567B2 (ja) * 1990-07-04 1995-04-05 共和コンクリート工業株式会社 勾配可変型植生ブロックによる壁体

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JPS6189047U (ja) 1986-06-10

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