JP2824374B2 - 基礎用コンクリートブロック、その製造法及びそれを用いた基礎施工方法 - Google Patents

基礎用コンクリートブロック、その製造法及びそれを用いた基礎施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋とコンクリートと
を予め一体に成形して現場における施工を容易にするこ
とができるコンクリートブロック、その製造法及びそれ
を用いた基礎施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋などの建物を建設する際の基
礎の施工を行なう場合、鉄筋の組み立て、コンクリート
の打設等の作業は全て現場で行なわれていた。
【0003】図10〜図17には、従来の建物用基礎の
施工方法が示されている。この方法を工程に従って説明
すれば次の通りである。
【0004】第1工程: 図10に示すように、地面1
1を所定の深さに掘り下げて基礎埋設用の溝13を形成
し、この溝13内に砕石15を敷き、転圧機などの押圧
手段で押圧する。その後、必要に応じて、砕石15の上
部に捨てコンクリート17を打設して水平面を確保す
る。
【0005】第2工程: 図11に示すように、捨てコ
ンクリート17の上面にベースコンクリート用の型枠1
9を立設する。
【0006】第3工程: 図12に示すように、ベース
コンクリート用の型枠19内で鉄筋21を所定形状に組
み付ける。
【0007】第4工程: 図13に示すように、ベース
コンクリート用の型枠19内に、組み付けた鉄筋21の
下部を埋設するようにベースコンクリート23を打設
し、このコンクリート23が固化するまで1〜2日程度
養生する。
【0008】第5工程: 図14に示すように、ベース
コンクリート23が固化した後、このコンクリート23
の上部に布基礎用(立ち上げ用)の型枠25を立設し、
止め金具27で固定し、型枠25を平行に保つ。
【0009】第6工程: 図15に示すように、型枠2
5内に、組み付けた鉄筋21を埋設するようにコンクリ
ート29を流し込み、コンクリート29が固化するまで
3〜4日程度養生する。
【0010】第7工程: 図16に示すように、コンク
リート29が固化した後、ベースコンクリート用の型枠
19、布基礎用(立ち上げ用)の型枠25及び止め金具
27を取り外す。
【0011】第8工程: 図17に示すように、溝13
内に埋め戻し土31を入れて建物用基礎が完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建物用基礎施工方法においては、上記のような多工程を
経て建物用基礎が形成されるため、施工に日数がかかる
という問題があった。特に、ベースコンクリート23を
打設してから固化する間、及び型枠25内に流し込んだ
コンクリート29が固化するまでの間は次の工程を行な
うことができず、工期が長期化する要因となっていた。
【0013】また、従来の建物用基礎施工方法では、全
工程を現場作業によって行なっていたので、雨天続きの
場合には作業が進行せず、工期が大幅に遅れるという問
題があった。
【0014】更に、鉄筋の組み立て、型枠の取付け、コ
ンクリートの打設などの各作業をそれぞれの専門の職人
が分担して行なっていたため、このことも工期の短縮化
を図る上で支障となっていた。
【0015】したがって、本発明の目的は、現場施工を
簡易なものとし、工期の短縮化に寄与するコンクリート
ブロック、その製造法及びそれを用いた基礎施工方法を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1つは、片面から一部突出する鉄筋を含む
一対のコンクリート板を、前記鉄筋が突出する面を内側
にして所定間隔をおいて対向配置し、前記鉄筋どうしを
連結することにより、前記コンクリート板を連結して一
体化してなり、前記コンクリート板の内側面が凹凸を有
する形状とされていることを特徴とする基礎用コンクリ
ートブロックを提供する。
【0017】本発明のもう1つは、鉄筋をその一部が型
枠内にあって、残部が型枠から突出するように配置し、
この状態で型枠内にコンクリートを流し込み、前記鉄筋
が突出するコンクリート面を凹凸形状にし、こうして得
られた一対のコンクリート板を、前記鉄筋が突出する面
を内側にして所定間隔をおいて対向配置し、前記鉄筋ど
うしを連結することを特徴とする基礎用コンクリートブ
ロックの製造法を提供する。
【0018】本発明の更にもう1つは、地面の所定箇所
に基礎埋設用の溝を掘り、この溝内部に砕石を敷く第1
工程と、前記溝内の前記砕石上に前記基礎用コンクリー
トブロックを設置する第2工程と、前記コンクリートブ
ロックの前記コンクリート板の間の空間に縦鉄筋又はア
ンカーボルトを挿入して立設し、かつ、前記空間内にコ
ンクリートを打設する第3工程と、前記溝内に埋め戻し
土を入れて、前記コンクリートブロックの下部を埋設す
る第4工程とを含むことを特徴とする基礎施工方法を提
供する。
【0019】本発明の基礎用コンクリートブロックにお
いては、前記コンクリート板に覗き孔が設けられている
ことが好ましい。更に、前記コンクリート板は、下縁部
が外側に突出した断面L字形状をなすものであることが
好ましい。
【0020】本発明の基礎用コンクリートブロックの製
造法において、前記鉄筋は、溶接、圧着、結束から選ば
れた方法で連結することが好ましい。
【0021】
【作用】本発明の基礎用コンクリートブロックによれ
ば、一対のコンクリート板が所定間隔で対向配置され、
それらに一部埋設させた鉄筋により連結されているの
で、コンクリート板の間に上下に貫通する空間が形成さ
れる。この空間は、基礎の施工時に縦筋を挿入し、コン
クリートを打設するのに利用される。
【0022】したがって、上記基礎用コンクリートブロ
ックを利用した本発明の基礎施工方法によれば、基礎埋
設用の溝を掘り、溝内に砕石を敷いて、基礎用コンクリ
ートブロックを設置し、前記コンクリート板の間の空間
に縦鉄筋又はアンカーボルトを挿入し、かつ、コンクリ
ートを打設して、最後に埋め戻し土を入れるという簡単
な工程で、建物用の基礎を作ることができ、工期を大幅
に短縮することができる。また、現場における型枠や鉄
筋の組み付け等の作業が省略されるので、省力化が図ら
れる。
【0023】また、本発明の基礎用コンクリートブロッ
クの製造法によれば、鉄筋が一部埋設された一対のコン
クリート板をそれぞれ別個に作り、それぞれのコンクリ
ート板から突出する鉄筋を連結することによってブロッ
クを作るようにしたので、それぞれのコンクリート板を
成形する型枠の構造が簡単なものとなり、型枠を作りや
すくなるとともに、コンクリート板の成形も容易になさ
れる。
【0024】この場合、型枠の開放された面、すなわち
鉄筋がはみ出した面は、型枠で押えられないことによ
り、目の粗い凹凸を有する表面になるが、この面をコン
クリートブロックの内側面とすることにより、施工時に
ブロックの内部に打設するコンクリートとの接着強度を
高めるという効果がもたらされる。
【0025】本発明の好ましい態様において、コンクリ
ートブロックのコンクリート板に覗き孔が設けられてい
る場合には、施工時にブロックの内部空間にコンクリー
トを打設したとき、コンクリートが内部の隅々まで充填
されたかどうかを確認することができる。
【0026】
【実施例】図1〜3には、本発明の基礎用コンクリート
ブロックの一実施例が示されている。図1はコンクリー
トブロックの断面図であり、図2はコンクリートブロッ
クを構成するコンクリート板の成形方法を示す説明図で
あり、図3はコンクリートブロックの全体斜視図であ
る。
【0027】図1に示すように、このコンクリートブロ
ック41は、所定間隔をおいて対向配置された一対のコ
ンクリート板42、43で構成されており、各コンクリ
ート板42、43は、下縁部が外側に突出する断面L字
形状をなしている。各コンクリート板42、43には、
鉄筋44がその一部を埋設され、かつ、残部がそれぞれ
の内側面から突出している。鉄筋44の骨組み形状は、
各種の形状が採用可能であるが、コンクリート板42、
43内に平均に配置されるとともに、各コンクリート板
42、43から突出した部分が互いに対応する位置に突
き出るように配置されることが好ましい。
【0028】そして、各コンクリート板42、43の内
側面から突出した鉄筋44を、例えば溶接、圧着、金属
線による結束などの方法で連結することにより、一対の
コンクリート板42、43を連結一体化してブロック4
1が構成されている。この結果、ブロック41のコンク
リート板42、43の間に、上下に貫通する空間45が
形成され、この空間45を通して縦筋やアンカーボルト
を配置したり、コンクリートを打設することが可能とな
る。この場合、コンクリート板42、43の内側面42
a、43aは、目の粗い凹凸をなしているので、内部に
打設したコンクリートとの接着性が良好となる。
【0029】図3に示すように、コンクリート板42、
43の下縁部には、覗き孔46が形成されており、空間
45にコンクリートを打設したとき、覗き孔46を通し
てコンクリートが隅々まで充填されたかどうかを確認で
きるようになっている。そして、コンクリートブロック
41は、所定の厚さa、幅b、高さc、長さd、鉄筋4
3のピッチeを有しており、これらの値は、適用箇所に
応じて適宜設定することができる。通常は、厚さaが10
〜30cm、幅bが30〜80cm、高さcが30〜120cm、長さd
が1.5 〜4.5m、ピッチeが20cm程度とすることが好まし
い。
【0030】このように大きな形状をなし、鉄筋が所定
の骨組みをなして埋設され、しかも上下に貫通する空間
を有するブロックというのは、これを一度に成形しよう
とすると極めて困難である。本発明においては、この製
造上の問題を、コンクリート板42、43を別々に成形
した後、それぞれから突出する鉄筋44を連結すること
により一体化するという方法で解決したのである。
【0031】すなわち、図2に示すように、コンクリー
ト板42、43の外側面に適合する断面L字状の凹部5
3、54を有する型枠51、52を作成する。これらの
型枠51、52の凹部53、54に予め鉄筋44を配置
し、鉄筋44の一部が凹部53、54から突出した状態
に保持する。そして、各凹部53、54にコンクリート
を流し込み、鉄筋44の一部を埋設して成形する。凹部
53、54の開放面に位置するコンクリート板42、4
3の内側面42a、43aは、型枠51、52で押えら
れないので、目の粗い凹凸形状になるが、これは前述し
たように、コンクリートブロック41の空間45にコン
クリートを打設するとき、接着性を向上させるのに寄与
する。
【0032】こうして得られたコンクリート板42、4
3を、鉄筋44が突出する面を内側にして、所定間隔を
おいて平行に対向配置させると、図1に示すように、そ
れぞれのコンクリート板42、43から突出する鉄筋4
4が重なり合う。そこで、この鉄筋44の重なり合った
部分を、例えば溶接、圧着、金属線による結束などの方
法で連結することにより、本発明のコンクリートブロッ
ク41を製造することができる。
【0033】図4、5には、本発明の基礎用コンクリー
トブロックの他の実施例が示されている。図4はコンク
リートブロックの断面図であり、図5はコンクリートブ
ロックを構成するコンクリート板の成形方法を示す説明
図である。
【0034】図4に示すように、このコンクリートブロ
ック61は、所定間隔をおいて対向配置された一対のコ
ンクリート板62、63で構成されており、各コンクリ
ート板62、63は、平板形状をなしている。各コンク
リート板62、63には、鉄筋44がその一部を埋設さ
れ、かつ、残部がそれぞれの内側面62a、63aから
突出している。コンクリート板62、63の内側面62
a、63aは、目の粗い凹凸形状をなしている。そし
て、各コンクリート板62、63から突出する鉄筋44
は、互いに重なり合い、その部分を溶接、圧着、金属線
による結束などの方法で連結されている。こうして、コ
ンクリート板62、63が一体化され、内部に空間65
が形成されたコンクリートブロック61が構成されてい
る。
【0035】図5に示すように、上記コンクリートブロ
ック61のコンクリート板62、63は、コンクリート
板62、63の外側面に適合する凹部73、74を有す
る型枠71、72を用いて成形することができる。すな
わち、型枠71、72の凹部73、74に鉄筋44を配
置し、凹部73、74にコンクリートを流し込んで成形
すればよい。こうして得られたコンクリート板62、6
3を対向配置し、前述したように鉄筋44を連結するこ
とにより、コンクリートブロック61を製造することが
できる。
【0036】図6〜9には、図1〜3に示したコンクリ
ートブロック41を用いて建物用の基礎を施工する手順
が示されている。
【0037】第1工程: 図6に示すように、地面11
を所定の深さに掘り下げて基礎埋設用の溝13を形成
し、この溝13内に砕石15を敷き、転圧機などの押圧
手段で押圧する。その後、必要に応じて、砕石15の上
部に捨てコンクリート17を打設して水平面を確保す
る。
【0038】第2工程: 図7に示すように、砕石15
又はコンクリート17上に、前記コンクリートブロック
41を設置する。このコンクリートブロック41は工場
等で予め作られ現場に運ばれる。このように本発明で
は、予め工場等で作られたコンクリートブロック41を
設置するので、現場における型枠等の配設工事の必要が
なくなり、工期を大幅に短縮することができる。
【0039】第3工程: 図8に示すように、コンクリ
ートブロック41の空間45内に縦鉄筋81を立設し、
コンクリート82を流し込む。このとき、空間45内の
任意の箇所に所望数の縦鉄筋81を立設することができ
る。なお、作業の手順としては、結束線等を用いて縦鉄
筋81を組み付けた後にコンクリート82を流し込むよ
うにしてもよく、コンクリート82を流し込んだ後に縦
鉄筋81を所望の箇所に差し込んで立設してもよい。な
お、流し込まれたコンクリート82が、空間45内の隅
々まで充填されたかどうかは、コンクリートブロック4
1下部の覗き孔46から確認することができる。また、
縦鉄筋81の代わりにアンカーボルトを立設してもよ
い。
【0040】第4工程: 図9に示すように、コンクリ
ートブロック41の下部を埋設するように、溝13内に
埋め戻し土31を入れてコンクリートブロック41を固
定することにより、建物用基礎の施工が終了する。
【0041】なお、本発明のコンクリートブロックは、
適用箇所に応じて種々の形状とすることができ、それぞ
れの形状のものを組み合わせて連結することにより、建
物の形状に沿った基礎を施工することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ートブロックによれば、一対のコンクリート板が所定間
隔で対向配置され、それらに一部埋設させた鉄筋により
連結されているので、コンクリート板の間に上下に貫通
する空間が形成され、この空間は、基礎の施工時に縦筋
を挿入し、コンクリートを打設するのに利用することが
できる。したがって、このコンクリートブロックを用い
た本発明の基礎施工方法によれば、基礎埋設用の溝を掘
り、溝内に砕石を敷いて、基礎用コンクリートブロック
を設置し、前記コンクリート板の間の空間に縦鉄筋を挿
入し、かつ、コンクリートを打設して、最後に埋め戻し
土を入れるという簡単な工程で、建物用の基礎を作るこ
とができ、工期を大幅に短縮することができる。また、
本発明のコンクリートブロックの製造法によれば、一対
のコンクリート板をそれぞれ別個に成形し、それぞれの
板から一部突出する鉄筋を連結するだけで製造できるの
で、大きな形状をなし、鉄筋が所定の骨組みをなして埋
設され、しかも上下に貫通する空間を有するブロックを
容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートブロックの一実施例を示
す断面図である。
【図2】同コンクリートブロックを構成するコンクリー
ト板の成形方法を示す説明図である。
【図3】同コンクリートブロックの全体斜視図である。
【図4】本発明のコンクリートブロックの他の実施例を
示す断面図である。
【図5】同コンクリートブロックを構成するコンクリー
ト板の成形方法を示す説明図である。
【図6】本発明の基礎施工方法の第1工程を示す断面図
である。
【図7】本発明の基礎施工方法の第2工程を示す断面図
である。
【図8】本発明の基礎施工方法の第3工程を示す断面図
である。
【図9】本発明の基礎施工方法の第4工程を示す断面図
である。
【図10】従来の基礎施工方法の第1工程を示す断面図
である。
【図11】従来の基礎施工方法の第2工程を示す断面図
である。
【図12】従来の基礎施工方法の第3工程を示す断面図
である。
【図13】従来の基礎施工方法の第4工程を示す断面図
である。
【図14】従来の基礎施工方法の第5工程を示す断面図
である。
【図15】従来の基礎施工方法の第6工程を示す断面図
である。
【図16】従来の基礎施工方法の第7工程を示す断面図
である。
【図17】従来の基礎施工方法の第8工程を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 地面 13 溝 15 砕石 17 コンクリート 31 埋め戻し土 41、61 コンクリートブロック 42、43、62、63 コンクリート板 44 鉄筋 45、65 空間 46 覗き孔 81 縦鉄筋 82 コンクリート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/01 E04B 1/16 E04B 2/86

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面から一部突出する鉄筋を含む一対の
    コンクリート板を、前記鉄筋が突出する面を内側にして
    所定間隔をおいて対向配置し、前記鉄筋どうしを連結す
    ることにより、前記コンクリート板を連結して一体化し
    てなり、前記コンクリート板の内側面が凹凸を有する形
    状とされていることを特徴とする基礎用コンクリートブ
    ロック。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート板に覗き孔が設けられ
    ている請求項1記載の基礎用コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 前記コンクリート板が、下縁部が外側に
    突出した断面L字形状をなすものである請求項1又は2
    に記載の基礎用コンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 鉄筋をその一部が型枠内にあって、残部
    が型枠から突出するように配置し、この状態で型枠内に
    コンクリートを流し込み、前記鉄筋が突出するコンクリ
    ート面を凹凸形状にし、こうして得られた一対のコンク
    リート板を、前記鉄筋が突出する面を内側にして所定間
    隔をおいて対向配置し、前記鉄筋どうしを連結すること
    を特徴とする基礎用コンクリートブロックの製造法。
  5. 【請求項5】 前記鉄筋を溶接、圧着、結束から選ばれ
    た方法で連結する請求項記載の基礎用コンクリートブ
    ロックの製造法。
  6. 【請求項6】 地面の所定箇所に基礎埋設用の溝を掘
    り、この溝内部に砕石を敷く第1工程と、 前記溝内の前記砕石上に請求項1記載の基礎用コンクリ
    ートブロックを設置する第2工程と、 前記コンクリートブロックの前記コンクリート板の間の
    空間に縦鉄筋又はアンカーボルトを挿入して立設し、か
    つ、前記空間内にコンクリートを打設する第3工程と、 前記溝内に埋め戻し土を入れて、前記コンクリートブロ
    ックの下部を埋設する第4工程とを含むことを特徴とす
    る基礎施工方法。
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