JPH07113240A - 住宅用布基礎とその施工方法 - Google Patents
住宅用布基礎とその施工方法Info
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- JPH07113240A JPH07113240A JP26129593A JP26129593A JPH07113240A JP H07113240 A JPH07113240 A JP H07113240A JP 26129593 A JP26129593 A JP 26129593A JP 26129593 A JP26129593 A JP 26129593A JP H07113240 A JPH07113240 A JP H07113240A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレキャスト化に伴う搬送手間や材料コスト
の増大を招くことなく、布基礎をより正確かつ簡便に施
工できるようにする。 【構成】 開削地盤2の底部に設けた均し面3上に設置
されるベース部4と、このベース部4の上面中央に立設
される立上部5とを有する住宅用布基礎1を、前記均し
面3上に組み立てた型枠内にコンクリートを流し込むこ
とによって施工する住宅用布基礎の施工方法において、
前記均し面3の上方に、プレキャストコンクリートより
なる前記立上部5をこの立上部5の下面が前記ベース部
4の上面よりも下位となるように支持し、前記均し面3
の幅方向両側に前記ベース部4の立側面を形成するため
の堰板21を立設し、この堰板21間にコンクリートを
流し込んで前記ベース部4を現場打ちする。
の増大を招くことなく、布基礎をより正確かつ簡便に施
工できるようにする。 【構成】 開削地盤2の底部に設けた均し面3上に設置
されるベース部4と、このベース部4の上面中央に立設
される立上部5とを有する住宅用布基礎1を、前記均し
面3上に組み立てた型枠内にコンクリートを流し込むこ
とによって施工する住宅用布基礎の施工方法において、
前記均し面3の上方に、プレキャストコンクリートより
なる前記立上部5をこの立上部5の下面が前記ベース部
4の上面よりも下位となるように支持し、前記均し面3
の幅方向両側に前記ベース部4の立側面を形成するため
の堰板21を立設し、この堰板21間にコンクリートを
流し込んで前記ベース部4を現場打ちする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅用布基礎とその施
工方法に関する。
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、住宅建物のコンクリート基礎に
は布基礎と呼ばれる連続フーチング基礎が広く採用され
ており、この布基礎は、開削地盤の底部に打設した捨て
コンクリートの上面(均し面)に設置されるベース部
と、このベース部の上面中央に立設される立上部とを有
する。
は布基礎と呼ばれる連続フーチング基礎が広く採用され
ており、この布基礎は、開削地盤の底部に打設した捨て
コンクリートの上面(均し面)に設置されるベース部
と、このベース部の上面中央に立設される立上部とを有
する。
【0003】従来、かかる布基礎は、その立上部とベー
ス部とを合わせた断面形状、すなわち断面逆T状の型枠
を均し面上に組み立て、この型枠内にコンクリートを流
し込むことによって施工されていた(特開平5−140
949号公報参照)。
ス部とを合わせた断面形状、すなわち断面逆T状の型枠
を均し面上に組み立て、この型枠内にコンクリートを流
し込むことによって施工されていた(特開平5−140
949号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように断面逆T
状の型枠を構成する施工法では、特に立上部を構成する
ための型枠の加工や解体に多大な施工手間を要してい
た。また、立上部についてもその型枠上端の狭い開口か
らコンクリートを流し込んで現場打ちするため、コンク
リートの打設作業がしづらく、しかも立上部の上部やそ
こから突出するアンカーの打ち込み位置がずれやすい等
の不都合があった。
状の型枠を構成する施工法では、特に立上部を構成する
ための型枠の加工や解体に多大な施工手間を要してい
た。また、立上部についてもその型枠上端の狭い開口か
らコンクリートを流し込んで現場打ちするため、コンク
リートの打設作業がしづらく、しかも立上部の上部やそ
こから突出するアンカーの打ち込み位置がずれやすい等
の不都合があった。
【0005】一方、かかる不都合を回避する手段とし
て、断面逆T状のプレキャストコンクリートよりなる布
基礎を均し面上に載置し、コンクリートを現場打ちしな
いようにすることが考えられる。しかし、立上部とベー
ス部とからなる布基礎をすべてプレキャストコンクリー
トで構成すると、専ら重量が大きくかつ形状が複雑にな
るためその搬送及び設置が大変になるとともに、布基礎
は必要な地耐力によってベース部の幅寸法が変化するの
で、いろいろな断面形状のプレキャストコンクリートを
用意しておく必要があり、このため材料コストが高くつ
くという問題が生じる。
て、断面逆T状のプレキャストコンクリートよりなる布
基礎を均し面上に載置し、コンクリートを現場打ちしな
いようにすることが考えられる。しかし、立上部とベー
ス部とからなる布基礎をすべてプレキャストコンクリー
トで構成すると、専ら重量が大きくかつ形状が複雑にな
るためその搬送及び設置が大変になるとともに、布基礎
は必要な地耐力によってベース部の幅寸法が変化するの
で、いろいろな断面形状のプレキャストコンクリートを
用意しておく必要があり、このため材料コストが高くつ
くという問題が生じる。
【0006】本発明は、このような実状に鑑み、プレキ
ャスト化に伴う搬送手間や材料コストの増大を招くこと
なく、布基礎をより正確かつ簡便に施工できるようにす
ることを目的とする。
ャスト化に伴う搬送手間や材料コストの増大を招くこと
なく、布基礎をより正確かつ簡便に施工できるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載
の発明は、開削地盤の底部に設けた均し面上に設置され
るベース部と、このベース部の上面中央に立設される立
上部とを有する住宅用布基礎を、前記均し面上に組み立
てた型枠内にコンクリートを流し込むことによって施工
する住宅用布基礎の施工方法において、前記均し面の上
方に、プレキャストコンクリートよりなる前記立上部を
この立上部の下面が前記ベース部の上面よりも下位とな
るように支持し、前記均し面の幅方向両側に前記ベース
部の立側面を形成するための堰板を立設し、この堰板間
にコンクリートを流し込んで前記ベース部を現場打ちす
ることを特徴とする。
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載
の発明は、開削地盤の底部に設けた均し面上に設置され
るベース部と、このベース部の上面中央に立設される立
上部とを有する住宅用布基礎を、前記均し面上に組み立
てた型枠内にコンクリートを流し込むことによって施工
する住宅用布基礎の施工方法において、前記均し面の上
方に、プレキャストコンクリートよりなる前記立上部を
この立上部の下面が前記ベース部の上面よりも下位とな
るように支持し、前記均し面の幅方向両側に前記ベース
部の立側面を形成するための堰板を立設し、この堰板間
にコンクリートを流し込んで前記ベース部を現場打ちす
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、開削地盤の
底部に設けた均し面上に設置されるベース部と、このベ
ース部の上面中央に立設される立上部とを有する住宅用
布基礎において、プレキャストコンクリートよりなる前
記立上部と、この立上部をその下面が前記ベース部の上
面よりも下位となるように支持する受け部材と、前記均
し面の幅方向両側に立設した堰板間にコンクリートを流
し込むことによって現場打ちされた前記ベース部とを備
えていることを特徴とする。
底部に設けた均し面上に設置されるベース部と、このベ
ース部の上面中央に立設される立上部とを有する住宅用
布基礎において、プレキャストコンクリートよりなる前
記立上部と、この立上部をその下面が前記ベース部の上
面よりも下位となるように支持する受け部材と、前記均
し面の幅方向両側に立設した堰板間にコンクリートを流
し込むことによって現場打ちされた前記ベース部とを備
えていることを特徴とする。
【0009】更に、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、骨格部材を立上部に固定するための
アンカーが挿通される挿通孔が、前記立上部の上下方向
に貫通して設けられていることを特徴とする。また、請
求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明におい
て、受け部材に、立上部の設置高さを調節する調節手段
が設けられていることを特徴とする。
載の発明において、骨格部材を立上部に固定するための
アンカーが挿通される挿通孔が、前記立上部の上下方向
に貫通して設けられていることを特徴とする。また、請
求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明におい
て、受け部材に、立上部の設置高さを調節する調節手段
が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、布基礎1の構成部分のうち立上部
5がプレキャストコンクリートよりなるので、立上部5
の立側面を形成する型枠を組む必要がなく、幅の狭い開
口からコンクリートを流し込む作業をする必要もなくな
る。一方、ベース部4は現場打ちコンクリートよりなる
ので、搬送及び設置作業が立上部5だけで済みその作業
が簡単であるとともに、ベース部4の幅寸法が変化して
も堰板21間の間隔を変化することでこれに対応でき
る。
5がプレキャストコンクリートよりなるので、立上部5
の立側面を形成する型枠を組む必要がなく、幅の狭い開
口からコンクリートを流し込む作業をする必要もなくな
る。一方、ベース部4は現場打ちコンクリートよりなる
ので、搬送及び設置作業が立上部5だけで済みその作業
が簡単であるとともに、ベース部4の幅寸法が変化して
も堰板21間の間隔を変化することでこれに対応でき
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述
する。図1及び図2において、本実施例に係る住宅用の
布基礎1は、開削地盤2の底部に設けた均し面3上に設
置されるベース部4と、このベース部4の上面中央に立
設される立上部5とを備えている。
する。図1及び図2において、本実施例に係る住宅用の
布基礎1は、開削地盤2の底部に設けた均し面3上に設
置されるベース部4と、このベース部4の上面中央に立
設される立上部5とを備えている。
【0012】均し面3は開削地盤2の底部に打設した捨
てコンクリート6の平坦な上面で構成され、この捨てコ
ンクリート6は開削地盤2の底面に敷き詰めた割り栗石
7及び目つぶし8の上に打設されている。上記布基礎1
のベース部4と立上部5のうち、ベース部4は現場打ち
コンクリートよりなり、立上部5は予め工場において壁
体状に形成されたプレキャストコンクリートよりなる。
てコンクリート6の平坦な上面で構成され、この捨てコ
ンクリート6は開削地盤2の底面に敷き詰めた割り栗石
7及び目つぶし8の上に打設されている。上記布基礎1
のベース部4と立上部5のうち、ベース部4は現場打ち
コンクリートよりなり、立上部5は予め工場において壁
体状に形成されたプレキャストコンクリートよりなる。
【0013】この立上部5は上部に換気用の凹部9を有
し、立上部5内には縦横に張り巡らされた鉄筋10が埋
設されているとともに、立上部5をベース部4に定着さ
せるためのアンカー11が挿通される挿通孔12がこの
立上部5の上下方向に貫通して設けられている。このア
ンカー11は立上部5の高さよりも長く、グラウト注入
した後の挿通孔12に挿通されることにより、立上部5
の上下面から突出するように固定されている。このアン
カー11はその下端部において立上部5をベース部4に
定着させ、また、立上部5の上面から突出するアンカー
11の上端部には図外の土台や鉄骨柱等よりなる骨格部
材が固定される。
し、立上部5内には縦横に張り巡らされた鉄筋10が埋
設されているとともに、立上部5をベース部4に定着さ
せるためのアンカー11が挿通される挿通孔12がこの
立上部5の上下方向に貫通して設けられている。このア
ンカー11は立上部5の高さよりも長く、グラウト注入
した後の挿通孔12に挿通されることにより、立上部5
の上下面から突出するように固定されている。このアン
カー11はその下端部において立上部5をベース部4に
定着させ、また、立上部5の上面から突出するアンカー
11の上端部には図外の土台や鉄骨柱等よりなる骨格部
材が固定される。
【0014】従って、本実施例では、立上部5の設置さ
え正確に行えばアンカー11の位置も正確に決まり、従
来のようにコンクリートの打設時にアンカー11の位置
がずれることはない。また、挿通孔12は立上部5を上
下方向に貫通しているので、立上部5の高さよりも長い
アンカー11を用いることで、その下端突出部をベース
部4との定着用にも兼用できる利点がある。
え正確に行えばアンカー11の位置も正確に決まり、従
来のようにコンクリートの打設時にアンカー11の位置
がずれることはない。また、挿通孔12は立上部5を上
下方向に貫通しているので、立上部5の高さよりも長い
アンカー11を用いることで、その下端突出部をベース
部4との定着用にも兼用できる利点がある。
【0015】本実施例に係る布基礎1は、立上部5をそ
の下面がベース部4の上面よりも下位となるように支持
する受け部材13を備えている。この受け部材13は、
帯状の鋼製板体をほぼ門型に屈曲形成してなり、上方開
口状のコ字型に屈曲された嵌合凹部14を有する上板部
15と、この上板部15の両端から下方に延びる左右一
対の脚部16とを備え、均し面3上に立設した当該受け
部材13の嵌合凹部14に立上部5の下端部を上から嵌
合することにより、立上部5が均し面3から浮上した状
態で支持されている。
の下面がベース部4の上面よりも下位となるように支持
する受け部材13を備えている。この受け部材13は、
帯状の鋼製板体をほぼ門型に屈曲形成してなり、上方開
口状のコ字型に屈曲された嵌合凹部14を有する上板部
15と、この上板部15の両端から下方に延びる左右一
対の脚部16とを備え、均し面3上に立設した当該受け
部材13の嵌合凹部14に立上部5の下端部を上から嵌
合することにより、立上部5が均し面3から浮上した状
態で支持されている。
【0016】受け部材13の上板部15には、立上部5
の設置高さを調節する調節手段17が設けられている。
この調節手段17は、上板部15の下面に固着したナッ
ト18と、このナット18に上板部15を下から貫通す
るようにして螺合されたアジャストボルト19とを備え
ていて、立上部5の下面にはこのアジャストボルト19
の上端部が挿通される筒体20が埋設されている。
の設置高さを調節する調節手段17が設けられている。
この調節手段17は、上板部15の下面に固着したナッ
ト18と、このナット18に上板部15を下から貫通す
るようにして螺合されたアジャストボルト19とを備え
ていて、立上部5の下面にはこのアジャストボルト19
の上端部が挿通される筒体20が埋設されている。
【0017】従って、アジャストボルト19を回動して
上板部15に対する突出量を変えることにより、立上部
5の設置高さを調節することができる。一方、ベース部
4は、均し面3の幅方向両側に立設した堰板21間にコ
ンクリートを流し込むことによって現場打ちされたもの
で、当該ベース部4内には、幅方向と長手方向とに格子
組みされた鉄筋22,23が埋設されている。
上板部15に対する突出量を変えることにより、立上部
5の設置高さを調節することができる。一方、ベース部
4は、均し面3の幅方向両側に立設した堰板21間にコ
ンクリートを流し込むことによって現場打ちされたもの
で、当該ベース部4内には、幅方向と長手方向とに格子
組みされた鉄筋22,23が埋設されている。
【0018】このベース部4内の鉄筋22,23のう
ち、幅方向の鉄筋22は、受け部材13の脚部16に設
けた切欠き凹部24内に架設され、この幅方向の鉄筋2
2に長手方向の鉄筋23を結束することにより、これら
の鉄筋22,23を均し面3から浮上した状態でセット
するようにしている。なお、図3に示すように、前記ア
ンカー11の下端部をU字状又は直角に屈曲して、この
屈曲部25にベース部4内の長手方向の鉄筋23を支持
させるようにしてもよい。
ち、幅方向の鉄筋22は、受け部材13の脚部16に設
けた切欠き凹部24内に架設され、この幅方向の鉄筋2
2に長手方向の鉄筋23を結束することにより、これら
の鉄筋22,23を均し面3から浮上した状態でセット
するようにしている。なお、図3に示すように、前記ア
ンカー11の下端部をU字状又は直角に屈曲して、この
屈曲部25にベース部4内の長手方向の鉄筋23を支持
させるようにしてもよい。
【0019】次に、図4を参照しつつ、上記構成に係る
布基礎1の施工手順について説明する。まず、図4
(a)に示すように、開削地盤2の底部に割り栗石7及
び目つぶし8を介して捨てコンクリート6を打設し、硬
化後の捨てコンクリート6の上面(均し面3)上にベー
ス部4の鉄筋22,23を組んだあと、受け部材13を
捨てコンクリート6上の所定位置に長手方向一定間隔お
きに立設する。
布基礎1の施工手順について説明する。まず、図4
(a)に示すように、開削地盤2の底部に割り栗石7及
び目つぶし8を介して捨てコンクリート6を打設し、硬
化後の捨てコンクリート6の上面(均し面3)上にベー
ス部4の鉄筋22,23を組んだあと、受け部材13を
捨てコンクリート6上の所定位置に長手方向一定間隔お
きに立設する。
【0020】次に、図4(b)に示すように、受け部材
13の嵌合凹部14にプレキャストコンクリートよりな
る立上部5の下端部を嵌合して、均し面3の上方におい
て当該立上部5をその下面がベース部4の上面よりも下
位となるように支持する。なお、この場合、立上部5の
アンカー11は、立上部5のセット前に設けておいても
セット後に設けておいてもいづれでもよい。
13の嵌合凹部14にプレキャストコンクリートよりな
る立上部5の下端部を嵌合して、均し面3の上方におい
て当該立上部5をその下面がベース部4の上面よりも下
位となるように支持する。なお、この場合、立上部5の
アンカー11は、立上部5のセット前に設けておいても
セット後に設けておいてもいづれでもよい。
【0021】この後、立上部5の上端が所定の高さにな
っているかどうか測量し、所定の高さになっていないと
きはアジャストボルト19を回動して立上部5の設置高
さを調節する。このようにして、立上部5を均し面3の
上方において所定の高さに設置したあとは、図4(c)
に示すように、均し面3の幅方向両側にベース部4の立
側面を形成するための堰板21を立設し、この堰板21
間にコンクリートを流し込んで当該ベース部4を現場打
ちする。
っているかどうか測量し、所定の高さになっていないと
きはアジャストボルト19を回動して立上部5の設置高
さを調節する。このようにして、立上部5を均し面3の
上方において所定の高さに設置したあとは、図4(c)
に示すように、均し面3の幅方向両側にベース部4の立
側面を形成するための堰板21を立設し、この堰板21
間にコンクリートを流し込んで当該ベース部4を現場打
ちする。
【0022】そして、上記ベース部4のコンクリートが
硬化したあとは堰板21を脱型し、開削地盤2を埋め戻
すことにより、当該布基礎1の施工が完了する。なお、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
均し面3は捨てコンクリート6の上面である必要はな
く、目つぶし8を敷き均して構成した均し面3上にベー
ス部4を設置することにしてもよく、また、ベース部4
や立上部5が無筋コンクリートの場合でも本発明を採用
することができる。
硬化したあとは堰板21を脱型し、開削地盤2を埋め戻
すことにより、当該布基礎1の施工が完了する。なお、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
均し面3は捨てコンクリート6の上面である必要はな
く、目つぶし8を敷き均して構成した均し面3上にベー
ス部4を設置することにしてもよく、また、ベース部4
や立上部5が無筋コンクリートの場合でも本発明を採用
することができる。
【0023】更に、受け部材13は、均し面3の上方に
おいて立上部5をその下面がベース部4の上面よりも下
位となるように支持しうるものであればよく、上記した
門型の物に限定されない。
おいて立上部5をその下面がベース部4の上面よりも下
位となるように支持しうるものであればよく、上記した
門型の物に限定されない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
立上部5の型枠を組む手間や狭い開口からコンクリート
を流し込む作業を省略でき、しかもベース部4を現場打
ちコンクリートとすることによって搬送及び設置作業が
立上部5だけで済み、ベース部4の幅寸法が変化しても
堰板21間の間隔を変化することで対応できるので、プ
レキャスト化に伴う搬送手間や材料コストの増大を招く
ことなく、布基礎1を従来より正確かつ簡便に施工する
ことができる。
立上部5の型枠を組む手間や狭い開口からコンクリート
を流し込む作業を省略でき、しかもベース部4を現場打
ちコンクリートとすることによって搬送及び設置作業が
立上部5だけで済み、ベース部4の幅寸法が変化しても
堰板21間の間隔を変化することで対応できるので、プ
レキャスト化に伴う搬送手間や材料コストの増大を招く
ことなく、布基礎1を従来より正確かつ簡便に施工する
ことができる。
【0025】また、請求項3記載の発明によれば、骨格
部材を立上部5に固定するためのアンカー11が挿通さ
れる挿通孔12が、立上部5の上下方向に貫通して設け
られているので、立上部5の設置を正確に行うことによ
りアンカー11の位置も正確に決まり、コンクリートの
打設時にアンカー11の位置がずれることがなく、しか
も立上部5の高さよりも長いアンカー11を挿通孔12
に挿通するようにすれば、その下端突出部をベース部4
との定着用にも兼用することができる。
部材を立上部5に固定するためのアンカー11が挿通さ
れる挿通孔12が、立上部5の上下方向に貫通して設け
られているので、立上部5の設置を正確に行うことによ
りアンカー11の位置も正確に決まり、コンクリートの
打設時にアンカー11の位置がずれることがなく、しか
も立上部5の高さよりも長いアンカー11を挿通孔12
に挿通するようにすれば、その下端突出部をベース部4
との定着用にも兼用することができる。
【0026】更に、請求項4記載の発明によれば、受け
部材13に、立上部5の設置高さを調節する調節手段1
7が設けられているので、立上部5を設置した後の高さ
調整を迅速かつ簡便に行うことができる。
部材13に、立上部5の設置高さを調節する調節手段1
7が設けられているので、立上部5を設置した後の高さ
調整を迅速かつ簡便に行うことができる。
【図1】住宅用布基礎の断面図である。
【図2】立上部及び受け部材の斜視図である。
【図3】立上部の下部を示す断面図である。
【図4】住宅用布基礎の施工手順を示す断面図である。
1 布基礎 2 開削地盤 3 均し面 4 ベース部 5 立上部 11 アンカー 12 挿通孔 13 受け部材 17 調節手段 21 堰板
Claims (4)
- 【請求項1】 開削地盤(2)の底部に設けた均し面
(3)上に設置されるベース部(4)と、このベース部
(4)の上面中央に立設される立上部(5)とを有する
住宅用布基礎(1)を、前記均し面(3)上に組み立て
た型枠内にコンクリートを流し込むことによって施工す
る住宅用布基礎の施工方法において、 前記均し面(3)の上方に、プレキャストコンクリート
よりなる前記立上部(5)をこの立上部(5)の下面が
前記ベース部(4)の上面よりも下位となるように支持
し、前記均し面(3)の幅方向両側に前記ベース部
(4)の立側面を形成するための堰板(21)を立設
し、この堰板(21)間にコンクリートを流し込んで前
記ベース部(4)を現場打ちすることを特徴とする住宅
用布基礎の施工方法。 - 【請求項2】 開削地盤(2)の底部に設けた均し面
(3)上に設置されるベース部(4)と、このベース部
(4)の上面中央に立設される立上部(5)とを有する
住宅用布基礎において、 プレキャストコンクリートよりなる前記立上部(5)
と、この立上部(5)をその下面が前記ベース部(4)
の上面よりも下位となるように支持する受け部材(1
3)と、前記均し面(3)の幅方向両側に立設した堰板
(21)間にコンクリートを流し込むことによって現場
打ちされた前記ベース部(4)とを備えていることを特
徴とする住宅用布基礎。 - 【請求項3】 骨格部材を立上部(5)に固定するため
のアンカー(11)が挿通される挿通孔(12)が、前
記立上部(5)の上下方向に貫通して設けられているこ
とを特徴とする請求項2記載の住宅用布基礎。 - 【請求項4】 受け部材(13)に、立上部(5)の設
置高さを調節する調節手段(17)が設けられているこ
とを特徴とする請求項2又は3記載の住宅用布基礎。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26129593A JPH07113240A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 住宅用布基礎とその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26129593A JPH07113240A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 住宅用布基礎とその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07113240A true JPH07113240A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17359818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26129593A Pending JPH07113240A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 住宅用布基礎とその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113240A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211496A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 建築物基礎の形成方法及び仮支持金具 |
JP2015200177A (ja) * | 2015-07-02 | 2015-11-12 | 住友林業株式会社 | 建築物基礎の形成方法及び仮支持金具 |
JP2015229914A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | 大和ハウス工業株式会社 | プレキャスト基礎施工治具および施工方法 |
JP2016188472A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大和ハウス工業株式会社 | プレキャスト基礎施工治具および施工方法 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP26129593A patent/JPH07113240A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211496A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 建築物基礎の形成方法及び仮支持金具 |
JP2015229914A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | 大和ハウス工業株式会社 | プレキャスト基礎施工治具および施工方法 |
JP2016188472A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大和ハウス工業株式会社 | プレキャスト基礎施工治具および施工方法 |
JP2015200177A (ja) * | 2015-07-02 | 2015-11-12 | 住友林業株式会社 | 建築物基礎の形成方法及び仮支持金具 |
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