JP2723418B2 - 基礎構築用型枠 - Google Patents

基礎構築用型枠

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JP2723418B2 JP8722892A JP8722892A JP2723418B2 JP 2723418 B2 JP2723418 B2 JP 2723418B2 JP 8722892 A JP8722892 A JP 8722892A JP 8722892 A JP8722892 A JP 8722892A JP 2723418 B2 JP2723418 B2 JP 2723418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート等の時硬
性材料よりなる基礎の構築用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の布基礎を鉄筋コンクリー
ト造りする際、深基礎がある場合、ベース部と立上り部
を個別に型枠組み及びコンクリート打設を行なってい
る。即ち、図10に示すように、基礎構築場所に割ぐり
石30を敷いて突き固め、その上にレベル調整モルタル31
を介して鉄筋ベース底板32を一定の間隔で配置すると共
に、該底板32上に鉄筋ベース33を配設固定し、鉄筋ベー
ス33の上に鉄筋34を配設し、鉄筋ベース33の上端に板セ
パレータ35を所定間隔でセットする。
【0003】次いで、コーナー部よりベース型枠36,36
を鉄筋ベース底板32上に組立てて固定した後、型枠36,3
6 間の上方からコンクリート37を注入し、バイブレータ
により空隙が生じないように固める。コンクリート37が
固化した後、ベース型枠36を除去して深基礎のベース部
38を完成させる。続いて、図11に示すように、ベース
部38の板セパレータ35の上にパネル状の深基礎用立上り
型枠39を順次組立て、立上り型枠39の底板39A を金具
(図示省略) により鉄筋ベース33に固定し、立上り型枠
39の上端部の適所にセパレータ40を配して、立上り型枠
39の間隔を保持すべく固定すると共に、アンカーボルト
41を立上り型枠39間の適所に配して固定しかつアンカー
プレート42により位置保持した後、両立上り型枠39対向
面間にその上部からコンクリート43を注入し、図外のバ
イブレータにより空隙が生じないように固める。
【0004】なお、図11において、44は立上り型枠支
持棒、45はバタ角受、46はバタ角、47は埋め戻し土砂で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、深基礎用の立上り型枠を必要とするうえ、深基
礎の高さが種々雑多で、しかもコンクリートの打設もベ
ース部38と立上り部とを別個に2回に分けて行なうの
で、コンクリートの強度が低下するうえ、作業者数を多
く要すると共に工期が長くかつコスト高になるなどの問
題がある。
【0006】また、基礎高さが雑多であるごとに、鋼製
型枠 (標準型枠) を設計するとすれば、型枠の種類が多
くなり、型枠管理 (残庫管理等) が面倒であるし、現場
での型枠組みの際、誤組立をするおそれがあった。本発
明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、立上り標準型枠とベース型枠との
間に、立上り継足型枠を介在することで、基礎深さが変
っても立上り標準型枠を利用でき、コスト低下、作業者
数の減少、型枠管理の容易さを図りうる基礎構築用型枠
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、基礎構築場所に鉄筋ベース4 を配設し、鉄筋ベー
ス4 の上に鉄筋7 を立設し、前記鉄筋ベース4 を取囲ん
だベース型枠8 を組立て、該ベース型枠8 と前記鉄筋7
を取囲んだ立上り標準型枠15との間に、高さの変更可能
な立上り継足型枠13を着脱自在に設けたことを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】本発明によれば、基礎構築場所に割ぐり石を敷
いて突き固め、その上にレベル調整モルタルを打設して
鉄筋ベース4 を配設し、該鉄筋ベース4 の上に鉄筋7 を
立設し、鉄筋ベース4 を取囲んでベース型枠8 を組立て
た後、ベース型枠8 と鉄筋7 を取囲んだ立上り標準型枠
15との間に、所要寸法に切断された立上り継足型枠13が
セットされる。そして、前記各型枠8,15,13 の内側にコ
ンクリート、モルタル等の時硬性材料が注入される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る基礎構築用型枠の組立状態を示
し、図2は型枠の組立て要領を示している。図1におい
て、1は深基礎構築場所に敷かれた割ぐり石、2はレベ
ル調整モルタル、3はレベル調整モルタル2 上に一定の
間隔で配置された鉄筋ベース底板で、該底板3 上に鉄筋
ベース4 が配設されている。なお、鉄筋ベース底板3 の
両端には、夫々2個一対の型枠係止突片5 が立設され、
また鉄筋ベース4 の上端には固定金具係止ボルト6 が両
端部に固着され、鉄筋ベース4 の中央には鉄筋7 が立設
されている。
【0010】8はベース型枠でL形を呈し、前記鉄筋ベ
ース底板3 の型枠係止突片5 間に挿入固定され、ベース
型枠8 上面には前記固定金具係止ボルト6 が挿通される
長孔9 が設けられており、該ベース型枠8 はその上に載
置された支持金具10と共に固定金具11及び前記ボルト6
を介して鉄筋ベース4 に着脱可能に固定されている。な
お、左右両支持金具10の間隔は、前記固定金具11により
位置決めされる。
【0011】前記支持金具10は、図3〜図5に示すよう
に、型枠支持ベース10A 上に内外側立上り係止突片10B,
10C が立設されると共に、通し部材受部10D 及び係止片
10Eが立設され、外側立上り係止突片10C には型枠固定
ねじ孔12が設けられている。そして、前記立上り継足型
枠13の長手方向の接続部に支持金具10がセットされ、該
支持金具10の型枠支持ベース10A 上には、立上り継足型
枠13が挿入載置され、前記受部10D には角材又はL型材
からなる長尺の通し部材14が載置されて、立上り継足型
枠13の蛇行を防止して同一垂直面内に立設できるように
なっている。
【0012】なお、立上り継足型枠13の長手方向の途中
に、型枠の支持を増加すべく支持金具10をセットしても
よい。前記立上り継足型枠13は、木製合板から成り、基
礎構築現場において、基礎の高さに応じて、基礎立上り
高さから標準型枠15の高さを差引いた寸法に現場で裁断
して、容易に高さの調整をすることができる。前記立上
り標準型枠15は鋼板製パネル状で、外側に上下及び両側
部端に外枠15A,15B,15C を備えると共に中間に補強材15
D 等が固着されており、両側外枠15C には連結金具16、
バタ角受17の係止孔18が適所に配設されている。
【0013】19はアンカーボルトで、型枠組立前に前記
鉄筋7 の上部に所定の間隔で配置固定され、アンカープ
レート20により立上り標準型枠15上端に位置決め固定さ
れる。21は中間板セパレータで、図6〜図8に示すよう
に、基礎幅方向に長くその両端に上向きの標準型枠外側
規制用突片21A が設けられると共に、該突片21A の夫々
内側に上向き切り起し状の標準型枠内側規制用突片21B
が設けられて標準型枠受部21C とされ、該標準型枠内側
規制用突片21B の両側(セパレータ幅方向両側) に延出
しかつ下向きの継足型枠内側規制用突片21D が、前記標
準型枠内側規制用突片21B と同垂直平面内に位置するよ
うに設けられ、該継足型枠内側規制用突片21D の中間板
セパレータ21の長手方向外側に、継足型枠外側規制用突
片21E が対向状に設けられて継足型枠係止部21F が形成
されている。そして、前記中間板セパレータ21は、前記
両側立上り継足型枠13の上端間でかつ長手方向接続部及
びその中間に位置して前記係止部21F が載置され、該セ
パレータ21の標準型枠受部21C 上に立上り標準型枠15の
下枠15B が載置位置決めされ、立上り継足型枠13と標準
型枠15の対向内面が面一でかつ平行になるようにされて
いる。
【0014】なお、立上り標準型枠15の上端の適所に、
セパレータ22を配して該型枠15の間隔を保持すべく固定
すると共に、型枠支持体23により地面に支持させ、バタ
角受17にバタ角24を乗せて標準型枠15の蛇行を防止し
て、型枠対向面を平行でかつ面一にしている。前記立上
り継足型枠13のコーナー部で入隅の外側又は出隅の内側
には、図9に示すコーナー支持金具25がセットされてい
る。該コーナー支持金具25は、立上り継足型枠13を精度
よく直交状にセットできるように、前記支持金具10を2
個直交状に接続した形状を呈しており、各部の構成は支
持金具10と同じであるから、図3〜図5と同符号を付
し、詳細説明は省略する。また、入隅の内側又は出隅の
外側にも前記したコーナー支持金具25と同じ型枠支持ベ
ース10A と通し部材10D とを設えたコーナー支持金具
(図示省略) がセットされている。
【0015】なお、前記立上り継足型枠13のコーナー部
上端にも、上記コーナー支持金具と同様にコーナー中間
板セパレータ (図示省略) がセットされている。前記型
枠13,15 の組立てが完了すれば、前記立上り標準型枠15
対向面間にその上部からコンクリート、モルタル等の時
硬性材料26を注入して、まずベース部内に充填させると
共に続いて立上り部内に充填し、図外のバイブレータに
より空隙が生じないように固める。
【0016】注入した時硬性材料26が固化すれば、立上
り標準型枠15、立上り継足型枠13、ベース型枠8 の順に
解体し、このとき中間板セパレータ21はその両端部がコ
ンクリート26外面から突出するので、ハンマー等で叩い
て折り取って立上り継足型枠13の解体を容易にする。な
お、前記固定金具11は、従来の標準基礎の場合に用いて
いるものを使用することができるが、必要に応じて支持
金具10専用の金具を製作して使用することができる。
【0017】本発明の実施に用いた継足型枠13は、木製
合板を用いたが、金属製パネル等を使用でき、また支持
金具10及び中間板セパレータ21の形状等も適宜設計変更
することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述のように、基礎構築場所
に鉄筋ベース4 を配設し、鉄筋ベース4 の上に鉄筋7 を
立設し、前記鉄筋ベース4 を取囲んだベース型枠8 を組
立て、該ベース型枠8 と前記鉄筋7 を取囲んだ立上り標
準型枠15との間に、高さの変更可能な立上り継足型枠13
を着脱自在に設けたことを特徴とするものであるから、
基礎構築工事現場において、基礎の高さに合わせて立上
り継足型枠13を切断し、簡単に組立てることができ、標
準基礎工事で使用するベース型枠8 及び立上り標準型枠
15を有効利用できるので、型枠製作コストの低減、作業
者数の減少を図りうると共に、工期短縮及び基礎工事コ
ストを低下させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明実施例における各型枠の組立状態を示す
斜視図である。
【図3】支持金具の一例を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の右側面図である。
【図6】中間板セパレータの一例を示す正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の右側面図である。
【図9】コーナー支持金具の一例を示す斜視図である。
【図10】従来例のベース部構築説明図である。
【図11】従来例の立上り部構築説明図である。
【符号の説明】
4 鉄筋ベース 7 鉄筋 8 ベース型枠 10 支持金具 13 立上り継足型枠 15 立上り標準型枠 25 コーナー支持金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎構築場所に鉄筋ベース(4) を配設
    し、鉄筋ベース(4) のの上に鉄筋(7) を立設し、前記鉄
    筋ベース(4) を取囲んだベース型枠(8) を組立て、該ベ
    ース型枠(8) と前記鉄筋(7) を取囲んだ立上り標準型枠
    (15)との間に、高さの変更可能な立上り継足型枠(13)を
    着脱自在に設けたことを特徴とする基礎構築用型枠。
JP8722892A 1992-04-08 1992-04-08 基礎構築用型枠 Expired - Lifetime JP2723418B2 (ja)

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