JPH0315605Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315605Y2
JPH0315605Y2 JP7259886U JP7259886U JPH0315605Y2 JP H0315605 Y2 JPH0315605 Y2 JP H0315605Y2 JP 7259886 U JP7259886 U JP 7259886U JP 7259886 U JP7259886 U JP 7259886U JP H0315605 Y2 JPH0315605 Y2 JP H0315605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precast concrete
joint
concrete slabs
grooves
reinforcing bars
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7259886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62185703U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7259886U priority Critical patent/JPH0315605Y2/ja
Publication of JPS62185703U publication Critical patent/JPS62185703U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315605Y2 publication Critical patent/JPH0315605Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプレキヤストコンクリート版を使用
したコンクリート舗装の目地構造に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来、プレキヤストコンクリート舗装の目地構
造としては、(1)特公昭59−47084号公報により公
表されている目地構造、すなわち、第4図に示す
ように、端面に開口する水平孔6およびその水平
孔6の奥部から上方に延長するグラウト孔7を備
えているプレキヤストコンクリート版8と、端面
に開口する水平孔9およびその水平孔9の奥部か
ら斜め上方に延長する排出孔10を備えているプ
レキヤストコンクリート版11とを、前記水平孔
6,9が対向するようにして基盤3上に並べて配
置し、かつ各水平孔6,9にわたつて結合鉄筋1
2を挿入し、さらに前記グラウト孔7から各水平
孔6,9と結合鉄筋12との間に硬化性充填材1
3を注入充填すると共に、水平孔9内の空気を排
出孔10から排出するように構成した目地構造、
(2)特公昭59−47084号公報により公表されている
目地構造、すなわち、第5図に示すように端面お
よび上面に開口する弧状連結孔14を有するプレ
キヤストコンクリート版15を、各弧状連結孔1
4の端面開口部が対向するようにして基盤3上に
並べて配置し、隣り合うプレキヤストコンクリー
ト版15の弧状連結孔14にわたつて円弧状の鋼
製連結棒16を挿入し、かつ各弧状連結孔14と
鋼製連結棒16との間に硬化性充填材13を充填
した目地構造が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記(1)(2)の目地構造の場合は、比較
的薄いプレキヤストコンクリート版内に、目地部
を連結する結合鉄筋12または鋼製連結棒16を
挿入するための水平孔6,9または弧状連結孔1
4を、目地を横切る方向に延長して設けねばなら
ないので、目地構造完成後に重交通荷重が目地部
に繰り返し作用したとき、結合鉄筋12または鋼
製連結棒16による連結部に集中応力が発生し、
そのためその連結部が破損し易く、かつ隣り合う
プレキヤストコンクリート版を連結する場合、結
合鉄筋12または鋼製連結棒16の挿入と硬化性
充填材の注入充填とを多数回行なわねばならない
ので、施工が煩雑であり、さらにプレキヤストコ
ンクリート版の端部に多数の孔を設けねばならな
いので、プレキヤストコンクリート版の構造が複
雑で製造しにくくなるという問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できるプレ
キヤストコンクリート舗装の目地構造を提供する
ことを目的とするものであつて、この考案の要旨
とするところは、端面の長手方向に延長する端面
溝1を備えているプレキヤストコンクリート版2
が、基盤3上に並べて配置され、隣り合うプレキ
ヤストコンクリート版2における端面溝1内にわ
たつて溝長手方向に延長するスパイラル鉄筋4が
配置され、隣り合うプレキヤストコンクリート版
2の端面の間および端面溝1の間に硬化性目地材
5が充填されていることを特徴とするプレキヤス
トコンクリート舗装の目地構造にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、端面の長手方向に連続して延長
する台形断面の端面溝1を備えている多数のプレ
キヤストコンクリート版2が、予め充分に締固め
られた基盤3の上に並べて配置され、かつ隣り合
うプレキヤストコンクリート版2の端面溝1が相
互に対向し、スパイラル鉄筋4は隣り合う端面溝
1内にわたつて溝長手方向に延長するように配置
され、次に隣り合うプレキヤストコンクリート版
2の間の目地間隙に上方から硬化性目地材5が充
填される。
この考案の目地構造における目地巾D1は、硬
化性目地材5を上方から容易に注入充填すること
ができ、かつ車輌の繰り返し通過によつて目地材
5が容易に破壊されない程度の大きさに設定され
る。またスパイラル鉄筋4の中心線が描く直径
D2はせん断力の作用面を横切るように目地巾D1
よりも大きく設定される。
前記プレキヤストコンクリート版2は工場で大
量生産されるものであり、前記端面溝1の断面形
状を溝開口部よりも溝底部が狭くなる台形にし
て、溝成形型枠の脱型を容易にすると共に、硬化
性目地材5の充填を完全に行なうことができるよ
うにする。
スパイラル鉄筋4を隣り合うプレキヤストコン
クリート版2における端面溝1の間に配置する場
合、隣り合うプレキヤストコンクリート版2を基
盤3上に敷設するとき各プレキヤストコンクリー
ト版2の端面溝1の間に配置してもよく、あるい
は隣り合うプレキヤストコンクリート版2を敷設
したのち隣り合うプレキヤストコンクリート版2
の端面溝1の間にスパイラル鉄筋4を端面溝1の
端部から挿入してもよい。
スパイラル鉄筋4を隣り合う端面溝1の間の所
定位置に保持する場合、例えば第3図に示すよう
に隣り合うプレキヤストコンクリート版2の上面
にわたつて載置される複数の支持杆17を目地長
手方向に間隔をおいてて配置し、その支持杆17
により金属線18を介してスパイラル鉄筋4を吊
下支持する。
前記スパイラル鉄筋4の形状は円形螺旋または
楕円螺旋の何れであつてもよく、また前記硬化性
目地材5としては、通常のセメントモルタル、無
収縮性モルタルあるいは樹脂混合モルタル等を使
用することができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、隣り合うプレキヤストコン
クリート版2における端面溝1の間に介在された
硬化性目地材5によつて強固な目地材せん断キー
を形成することができ、かつその目地材せん断キ
ーは、スパイラル鉄筋4によつてせん断力に対し
目地長手方向に連続的に補強されているので、目
地部のせん断強度を著しく向上させることができ
ると共に、目地部に大きな集中応力が発生するの
を防止することができ、さらに隣に合うプレキヤ
ストコンクリート版2の端面溝1を対向させると
共に、目地長手方向に延長するスパイラル鉄筋4
を各端面溝1の間に介在させて硬化性目地材5を
充填するだけでよいので、強固な目地を容易に施
工することができ、またプレキヤストコンクリー
ト版2の端面にその長手方向に延長する端面溝1
を設けておくだけでよいので、プレキヤストコン
クリート版2の構造が簡単で製造が容易である等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、第1図はプレキヤストコンクリ
ート舗装の目地構造を示す平面図、第2図は第1
図のA−A線拡大断面図、第3図はスパイラル鉄
筋の支持状態を示す縦断側面図である。第4図お
よび第5図は従来のプレキヤストコンクリート舗
装の目地構造を示す縦断側面図である。 図において、1は端面溝、2はプレキヤストコ
ンクリート版、3は基盤、4はスパイラル鉄筋、
5は硬化性目地材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端面の長手方向に延長する端面溝1を備えてい
    るプレキヤストコンクリート版2が、基盤3上に
    並べて配置され、隣り合うプレキヤストコンクリ
    ート版2における端面溝1内にわたつて溝長手方
    向に延長するスパイラル鉄筋4が配置され、隣り
    合うプレキヤストコンクリート版2の端面の間お
    よび端面溝1の間に硬化性目地材5が充填されて
    いることを特徴とするプレキヤストコンクリート
    舗装の目地構造。
JP7259886U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH0315605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259886U JPH0315605Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259886U JPH0315605Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62185703U JPS62185703U (ja) 1987-11-26
JPH0315605Y2 true JPH0315605Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=30916187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7259886U Expired JPH0315605Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315605Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5285305B2 (ja) * 2008-03-05 2013-09-11 大成建設株式会社 プレキャスト部材の接合構造
JP5363930B2 (ja) * 2009-09-24 2013-12-11 大成建設株式会社 プレキャスト部材の接合構造及びその構築方法
JP6840543B2 (ja) * 2016-01-13 2021-03-10 株式会社熊谷組 プレキャストコンクリート構造物の目地構造及びプレキャストコンクリート部材
NO345826B1 (en) * 2019-09-16 2021-08-23 Pontemar As Floating bridge construction

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62185703U (ja) 1987-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2948995A (en) Connections between reinforced, precast concrete structures and method of making same
EP0392861A1 (en) Method and apparatus for building a brick wall
JP2599885B2 (ja) プレキャスト高欄およびプレキャスト高欄と床版の結合方法
KR100936668B1 (ko) 흙막이 벽체용 합성 파일 및 그것을 이용한 원심성형방식의 흙막이 벽체
JPH0315605Y2 (ja)
KR100661301B1 (ko) 강관말뚝 두부의 속채움 콘크리트 타설용 지지구조물 및이를 이용한 기초콘크리트 시공방법
JP2948149B2 (ja) コンクリート防護柵の構造および施工方法
JPH1046682A (ja) 部材の接合方法及び接合構造
JPH03156094A (ja) 路盤下横断円形断面構造物およびその施工方法
JPH0674591B2 (ja) アンカー支持梁の施工方法
JP3101229B2 (ja) 鉄筋スペーサ
JPH10102514A (ja) 擁壁の築造構造
JPS626005A (ja) 橋桁のプレストレス導入方法
JPH10184028A (ja) 建物の耐震補強構造
JP2506515B2 (ja) 建物の基礎用プレキャストコンクリ―トブロックの連結作業方法
JP4093427B2 (ja) 高強度鉄筋コンクリートプレキャスト版
JP2741850B2 (ja) L形擁壁の構築方法
JP2618839B2 (ja) プレキャスト床版の製造方法
GB2161512A (en) Wall panel of concrete blocks
KR100517373B1 (ko) 테이퍼형 중공 프리캐스트 콘크리트 패널의 연결로 이루어진 벽체구조물 및 그 시공방법
JP3027589U (ja) 木造建築物連結基礎ブロック
JP2643760B2 (ja) 基礎梁の構築方法
JP2719991B2 (ja) 法面保護構造物の施工法
JP2717643B2 (ja) 組立式擁壁
JP2579944Y2 (ja) 耐力壁組立構造物