JP2717643B2 - 組立式擁壁 - Google Patents

組立式擁壁

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JP2717643B2
JP2717643B2 JP31744895A JP31744895A JP2717643B2 JP 2717643 B2 JP2717643 B2 JP 2717643B2 JP 31744895 A JP31744895 A JP 31744895A JP 31744895 A JP31744895 A JP 31744895A JP 2717643 B2 JP2717643 B2 JP 2717643B2
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bottom plate
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政教 馬場
晃宏 田坂
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大和クレス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は傾斜面に土留め構
造を構築する組立式擁壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 実公平7−16762号公報に開示さ
れた従来の組立式擁壁では、上下の擁壁ブロックの縦孔
に連結用鋼材を貫通して挿入し、位置決め盤を中央孔に
て鋼材に勘合し、位置決め盤を上側の擁壁ブロックの縦
孔の上端拡大部に嵌め入れて、縦孔の上端拡大部の内側
面に位置決め盤の外側側面を当接または接近させると共
に、位置決め盤の下面を上端拡大部の内底面に当接さ
せ、鋼材の上端螺子部に螺合わせたカプラーを位置決め
盤の上面に当接させて、上下の擁壁ブロックを締め付け
連結し、上下の縦孔にグラウトを注入して鋼材を上下の
擁壁ブロックに定着し、カプラーに次段側の連結用鋼材
の下端螺子部を螺合し、カプラーを次段の擁壁ブロック
の縦孔の下端拡大部に収容する。
【0003】しかしながら、この従来の技術では、単位
ブロックを人力で積み上げ連結するので、多くの作業員
を必要とし、単位ブロックの重量や積み上げの高さによ
っては大変な労力となる。また連結前の積み上げた単位
ブロックが落下する等の労災の危険性を伴い、整然と積
み上げるには熟練が必要で作業効率が悪い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、少数の作業員で容易に擁壁を形成することがで
き、単位ブロックの落下等の作業に伴う危険を少なくし
た組立式擁壁を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の組立式擁壁は、現
場打設される底板1と;底板1上に左右方向に相密着し
て立ち上げられ、板幅を基端部に行くほど階段状に広く
し、各段ごとに接合用縦孔4を設けた後部支持板2を背
面側に連接した柱状単位ブロック3と;該後部支持板2
に設けた各接合用縦孔4に嵌挿され、基端部を底板1に
固着したPC鋼材5から成り、上下方向に緊張させたP
C鋼材5を後部支持板2の上端部に定着して各接合用縦
孔4にグラウト6を注入する。このようにして築造され
た擁壁版と掘削傾斜面及び底板とで囲まれた空間には常
法に従って土砂が埋め戻される。
【0006】
【発明の実施の形態】 図示の実施形態では、柱状単位
ブロック3の背面側中央部に一つの後部支持板2が連接
されており、柱状単位ブロック3の水平断面はT字状に
形成されている。図2に示したように後部支持板2は4
段の階段状に形成されており、各段の板幅は基端部に行
くほど広くなっており、各段ごとに接合用縦孔4を2個
ずつ設けてある。
【0007】柱状単位ブロック3は左右横方向に整列し
て相密着させることによって擁壁版を構成する。図3に
示したように左右に隣接する柱状単位ブロック3,3は
その背面側に配置した連結プレート7の左右端部をボル
ト8で締付け固着することによって相互に連結されてい
る。ボルト8は柱状単位ブロック3に成型時に埋設した
ナット型インサートにねじ込まれる。
【0008】また、図4と図5に示したように接合用縦
孔4の上端部及び下端部には、内底面に向かう程直径が
減少したテーパー状凹部に形成された上端拡大部9と下
端拡大部10を設けてある。連結用PC鋼材5として
は、グラウト6との付着性を良くするために、外周面に
凹凸が形成された異形のPC鋼棒5を使用している。グ
ラウト6としては水セメント比が小さくて流動性の良い
セメントペーストが使用されている。
【0009】底板1は現場打設され、底板1内に基礎定
着プレート11が埋め込まれており、該基礎定着プレー
ト11に連設されたアンカーPC鋼材12が底板1の上
面部から突き出ている。PC鋼材5とアンカーPC鋼材
12の各端部には螺子切り加工が施され、アンカーPC
鋼材12の上端部とPC鋼材5の下端部はナット状のカ
プラー13によって連結されている。
【0010】上端拡大部9と下端拡大部10の内底面に
は定着プレート14が設けられており、PC鋼材5の上
端部の螺子部にはナット15が螺合されている。該ナッ
ト15を締め付けることによってPC鋼材5が緊張状態
で後部支持板2に定着されている。
【0011】
【発明の効果】 以上のように本発明の組立式擁壁で
は、背面側に連設した後部支持板部2の板幅を基端部に
行くほど階段状に広くし、各段ごとに接合用縦孔4を設
けてある柱状単位ブロック3を底板1上に立ち上げ、該
接合用縦孔4に嵌挿したPC鋼材5を上下方向に緊張し
て後部支持板2に定着し、接合用縦孔4にグラウト6を
注入するものであるから、従来の単位ブロックを複数段
積み上げる方式と比べて所要労力を減らし、積み上げ中
のブロックの落下等による事故の危険性を伴わずに、効
率的に擁壁の築造作業をすることができる。
【0012】更に本発明では目的賭する傾斜面の高さに
見合った長さに形成した柱状単位ブロックを左右方向に
密着させて立ち上げることで、所要高さと幅の擁壁版が
形成されるため、多数のブロックを積み上げる従来方式
と比較して工期の短縮が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る組立式擁壁の斜視
図である。
【図2】 該組立式擁壁を構成する柱状単位ブロックの
斜視図である。
【図3】 該組立式擁壁の背面図である。
【図4】 該柱状単位ブロックの上端部の拡大縦断面図
である。
【図5】 該柱状単位ブロックの下端部の拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
1 底板 2 後部支持板 3 柱状単位ブロック 4 接合用縦孔 5 PC鋼材 6 グラウト 7 連結プレート 8 ボルト 9 上端拡大部 10 下端拡大部 11 基礎定着プレート 12 アンカーPC鋼棒 13 カプラー 14 定着プレート 15 ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場打設される底板1と;底板1上に左
    右方向に相密着して立ち上げられ、板幅を基端部に行く
    ほど階段状に広くし、各段ごとに接合用縦孔4を設けた
    後部支持板2を背面側に連接した柱状単位ブロック3
    と;該後部支持板2に設けた各接合用縦孔4に嵌挿さ
    れ、基端部を底板1に固着したPC鋼材5から成り、上
    下方向に緊張させたPC鋼材5を後部支持板2の上端部
    に定着して各接合用縦孔4にグラウト6を注入した組立
    式擁壁。
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