JP3068789B2 - Pc基礎梁部材 - Google Patents

Pc基礎梁部材

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JP3068789B2 JP8116174A JP11617496A JP3068789B2 JP 3068789 B2 JP3068789 B2 JP 3068789B2 JP 8116174 A JP8116174 A JP 8116174A JP 11617496 A JP11617496 A JP 11617496A JP 3068789 B2 JP3068789 B2 JP 3068789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、事務所等の
建築物の布基礎構造の基礎部分に使用する工場生産によ
るプレキャストコンクリート基礎梁部材(以下PC基礎
梁部材という)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅、事務所等の建築物の布基礎
構造の基礎部分に、工場生産によるPC基礎梁部材を使
用して場所打ちコンクリートを極力少なくし、工事期間
を短縮するとともに信頼性の高い部材により強度を向上
させることが広く行われている。
【0003】一例として、特開昭48-32309号公報に記載
のPC基礎梁部材による布基礎を図22、23に示す。図22
はこの布基礎の斜視図、図23は断面図で、PはPC基礎
梁部材、Bはプレキャストコンクリート板(以下PC板
という)、Sは砂である。この布基礎は、まず地表を支
持層まで掘削して砂Sを水平に敷き均し、その上に一定
断面のプレキャストコンクリート板Bを隣接させながら
水平に敷設し、その上に直方体状のPC基礎梁部材Pを
縦姿勢に配設して構成される。
【0004】隣り合うPC基礎梁部材相互の結合手段と
しては、PC基礎梁部材内に水平方向に埋め込まれてい
る引張り鉄筋の両端にピン孔を有する継手を設け、これ
にピンを打ち込んで接合するのが一般的である。その一
例を図24ないし図26により説明する。図24はピン継手方
式のPC基礎梁部材を示す正面図、図25は同じく平面図
で、91は引張り鉄筋、92は継手の一方である受手、93は
同じく差手である。
【0005】これらの継手は、PC基礎梁部材の端面中
央に鉛直方向に形成されている縦溝から突出しており、
一方のものはピン孔を有する鋼板が2枚に分かれた受手
92、他方は同様の形状で1枚の差手93である。図26は結
合状態を示すPC基礎梁部材接続部の水平方向断面図
で、94はピンである。受手92の2枚の鋼板の間に差手93
が挿入された状態でピン孔にピン94を挿通することによ
り隣接するPC基礎梁部材が結合される。
【0006】ピンを打ち込んだだけでは、施工後に地震
等の水平力が作用するとピンが脱落するおそれがあるた
め、接続部の空間内にモルタルを充填して継手部を半永
久的に固定することが必要である。95はモルタル用のふ
さぎ板である。このように従来のPC基礎梁部材はピン
継手で結合してモルタルで固定するため、仮設住宅や工
事事務所などのように一定期間使用して解体する建築物
においては、解体の際モルタルを破壊するのに手間がか
かるという問題点がある。また、寒冷地においては凍結
のためモルタルが硬化しないので、冬季には基礎工事の
施工ができないという問題点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、継手部から
モルタルをなくし、解体、再使用が容易でかつ寒冷地で
も四季を通して施工可能なPC基礎梁部材を実現するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、長方形の長辺を底部とし、短辺を高さとし、この短
辺に等しいかそれ以下の厚みを有する直方体状のPC基
礎梁部材であって、前記長方形の外周に平行して少なく
とも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた内側で、か
つ厚み方向にも少なくとも所定のコンクリートかぶり厚
だけ隔てた内側に1基または2基の長方形状のループ筋
(3)を配置し、かつ、このループ筋(3)の各コーナ
ー部の内側に厚み方向に向けてこのPC基礎梁部材の厚
みに等しい長さを有し、接続金具をねじ止めするボルト
孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物(1)を接合し
てなるPC基礎梁部材、あるいは長方形状のループ筋
(3)の各コーナー部の内側に加えて、高さ方向略中央
付近内側にも、1本または2本の前記PC基礎梁部材の
厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ止めするボル
ト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物(2)を接合
してなる前記PC基礎梁部材において、長方形状のルー
プ筋(3)の各コーナー部の内側に接合する埋め込み金
物(1)に、長方形の内側へ向けて水平方向のリブを形
成したことを特徴とするPC基礎梁部材である。
【0009】請求項2に記載の本発明は、長方形の長辺
を底部とし、短辺を高さとし、この短辺に等しいかそれ
以下の厚みを有する直方体状のPC基礎梁部材であっ
て、前記長方形の外周に平行して少なくとも所定のコン
クリートかぶり厚だけ隔てた内側で、かつ厚み方向にも
少なくとも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた内側
に1基または2基の長方形状のループ筋(3)を配置
し、かつ、このループ筋(3)の各コーナー部の内側に
厚み方向に向けてこのPC基礎梁部材の厚みに等しい長
さを有し、接続金具をねじ止めするボルト孔を有する棒
状体よりなる埋め込み金物(1)を接合してなるPC基
礎梁部材、あるいは長方形状のループ筋(3)の各コー
ナー部の内側に加えて、高さ方向略中央付近内側にも、
1本または2本の前記PC基礎梁部材の厚みに等しい長
さを有し、接続金具をねじ止めするボルト孔を有する棒
状体よりなる埋め込み金物(2)を接合してなる前記P
C基礎梁部材において、長方形状のループ筋(3)の内
側に格子状の鉄筋よりなるメッシュ体(4a)を取り付け
たことを特徴とするPC基礎梁部材である。
【0010】請求項に記載の本発明は、長方形の長辺
を底部とし、短辺を高さとし、この短辺に等しいかそれ
以下の厚みを有する直方体状のPC基礎梁部材であっ
て、前記長方形の外周に平行して少なくとも所定のコン
クリートかぶり厚だけ隔てた内側で、かつ厚み方向にも
少なくとも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた内側
に1基または2基の長方形状のループ筋(3)を配置
し、かつ、このループ筋(3)の各コーナー部の内側に
厚み方向に向けてこのPC基礎梁部材の厚みに等しい長
さを有し、接続金具をねじ止めするボルト孔を有する棒
状体よりなる埋め込み金物(1)を接合してなるPC基
礎梁部材、あるいは長方形状のループ筋(3)の各コー
ナー部の内側に加えて、高さ方向略中央付近内側にも、
1本または2本の前記PC基礎梁部材の厚みに等しい長
さを有し、接続金具をねじ止めするボルト孔を有する棒
状体よりなる埋め込み金物(2)を接合してなる前記P
C基礎梁部材において、直方体状のPC基礎梁部材の短
辺付近表面にコの字断面の薄鋼板よりなるコーナー金物
(8)を装着したことを特徴とするPC基礎梁部材であ
る。
【0011】請求項に記載の本発明は、請求項1ない
のいずれかに記載のPC基礎梁部材またはその略半
分の長さのPC基礎梁部材を複数個、短辺部分で互いに
直角に接合してなるPC基礎梁部材である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、図面により詳
細に説明する。 実施例1 図1は本発明のPC基礎梁部材の第1の実施例を示す正
面図、図2は同じく平面図、図3は同じく側面図で、1
は埋め込み金物、3はループ筋、4はあばら筋、5はコ
ンクリートである。
【0013】このPC基礎梁部材は、図1に示すように
長方形の長辺を底部とし、短辺を高さとし、図3に示す
ようにこの短辺に等しいかそれ以下の厚みを有する直方
体状で、寸法例を示せば、図1における長方形において
左右の長さが 900mmあるいは1800mm、上下の高さが
600mm、厚みが 120mmあるいは 150mmである。図
1における長方形の外周に平行して少なくともコンクリ
ートの必要かぶり厚(通常40mm以上)に相当する所定
寸法だけ隔てた内側で、かつ厚み方向中央に、長方形状
のループ筋3が配置され、そのループ筋3の4つのコー
ナー部の内側には、厚み方向、すなわち水平方向に埋め
込み金物1が溶接されている。埋め込み金物1は、長さ
がPC基礎梁部材の厚みに等しい鋼製の棒状体である。
後に説明するように、隣接するPC基礎梁部材は、埋め
込み金物1の間に接続金物をねじ止めして結合するた
め、埋め込み金物には接続金物6をねじ止めするための
ボルト孔が形成されている。
【0014】図1に示すように、ループ筋3の内側部分
には適宜あばら筋4等の鉄筋を配設することが好まし
い。図4は鋼材部分である埋め込み金物1、ループ筋3
およびあばら筋4を組み立てた状態を示す斜視図、図5
は図4におけるあばら筋4に代えて、鉄筋を格子状に組
み立てたメッシュ体4aを取り付けた変形例である。あば
ら筋4の場合は図4に示すように両端を折り曲げてルー
プ筋3に巻き付けるかスポット溶接により固定するが、
作業に手間がかかったり、溶接熱によりループ筋に悪影
響が懸念されたりする。メッシュ体4aの場合は事前に組
み立てておいたものをループ筋3にひっかけてやるだけ
でよいので能率的であり強度上の心配もない。
【0015】図6は図1におけるAA矢視を示す水平方
向部分断面図で、この図における埋め込み金物1aは両端
面略中央に所定深さのねじを有するボルト孔を形成した
丸鋼棒で、接続金物の結合は両側からボルトをねじ込ん
で行う。一方、図7は埋め込み金物1bとして、丸鋼棒に
代えて鋼管を使用した変形例を示し、接続金物の結合は
この鋼管内に通しボルトを挿入して行う。
【0016】なお、PC基礎梁部材の厚みが例えば 150
mmなどと大きいときは、ループ筋3を厚み方向に間隔
を設けて2基取り付けるとよい。この場合も、表面から
のかぶり厚を確保することが必要である。図8は、この
実施例のPC基礎梁部材PをPC板Bの上に敷き並べ、
隣接するPC基礎梁部材Pを結合した状態を示す斜視図
で、6a、6bは接続金物である。すなわち、隣接するPC
基礎梁部材Pに接続金物6a、6bをあてがい、埋め込み金
物1にボルトを挿入して締めつけることによりPC基礎
梁部材Pが結合されるので、モルタル等による固定は不
要であり、また建物を使用しなくなったときはボルトを
外してやることでPC基礎梁部材Pを容易に取り外し、
繰り返して再利用することができる。埋め込み金物1、
1aはループ筋の内側コーナー部に固定されているから、
接続金物6a、6bを介して隣接するPC基礎梁部材Pから
の水平方向の引張り力を伝達できる。なお、基礎長手方
向の誤差を吸収するため、PC基礎梁部材P相互の接続
面にゴムシートを挿入することも有効である。
【0017】また、PC基礎梁部材PをPC板Bの上に
単に敷き並べるのでなく、地震、振動等による横ずれや
浮き上がりを防止するため、PC基礎梁部材PをPC板
Bにはめ込むようにして固定する場合の結合構造例を図
9に示す。PC板BにはPC基礎梁部材Pを載置する位
置に基礎長手方向の溝を形成し、さらにこれと直角方向
に複数の横溝を適当間隔で設ける。横溝は、バール等の
工具の先端を差し込み、てこの作用によってPC基礎梁
部材Pの位置を微調整するのに便利である。
【0018】さらに、PC基礎梁部材PをPC板Bにボ
ルト等によって確実に固定する場合の結合構造例を図10
ないし図12に示す。図10は接続部分を一部断面で示す正
面図、図11は図10のBB矢視による断面図、図12は平面
図で、PC基礎梁部材Pの接続部分にあたるPC板Bに
は凹部Hを形成してある。7は固定金物で、底部に使用
する接続金物6bの側面にタップ孔を設けておいて固定金
物7とねじ結合し、一方固定金物7はPC板Bに埋め込
まれたインサートナット等にボルト等で固定する。固定
金物7のボルト孔は、例えば長円状等、多少の位置ずれ
を吸収できる形状とすることが好ましい。
【0019】実施例2 図13は本発明のPC基礎梁部材の第2の実施例を示す正
面図で、実施例1との相違点は、高さ方向中央付近に、
ループ筋3の内側に接して埋め込み金物2が1か所につ
いて2基付加されていることである。埋め込み金物2は
コーナー部に取り付けられる埋め込み金物1と同じもの
である。図14はこの実施例のPC基礎梁部材の接続状態
を示す斜視図である。埋め込み金物2に対応して、高さ
方向中央付近に接続金物6cが使用されている。水平方向
の引張り荷重に対して、埋め込み金物2はループ筋3の
剪断力でも抵抗するから、実施例1のものに比較して一
層強い結合状態が得られる。
【0020】なお、図13、14では高さ方向中央付近に付
加する埋め込み金物2を1か所につき2基付加した例を
示したが、1基でもそれなりに効果はある。図15は埋め
込み金物2を1か所につき1基とし、また接続金物を側
面全高にわたって1枚ものとした変形例を示す。 実施例3 本発明のPC基礎梁部材の第3の実施例を図16ないし18
に示す。図16はPC基礎梁部材の正面図、図17は同じく
平面図、図18は埋め込み金物の斜視図で、実施例2との
相違点は、図18に示すようにループ筋3のコーナー部に
取り付ける埋め込み金物1cとして水平方向にリブを設け
たものを使用している点である。いうまでもなくこのリ
ブは接続金物とループ筋3とによって埋め込み金物1aの
受ける曲げ作用に対して抵抗するから、実施例1あるい
は2のものに比較して一層強い結合状態が得られる。
【0021】なお、このリブは、ループ筋3のコーナー
部に配置されている埋め込み金物1だけでなく、高さ方
向中央付近に付加する埋め込み金物2に設けても効果が
あることは、いうまでもない。また、埋め込み金物とし
ては図6に示した丸鋼棒タイプのもの(1a)、図7に示
した鋼管タイプのもの(1b)のいずれでもよい。 実施例4 本発明のPC基礎梁部材の第4の実施例を図19の斜視図
に示す。すなわちこの実施例は、PC基礎梁部材の両端
の接続部分表面にコーナー金物8を装着してある点に特
徴がある。図20はコーナー金物8を示す(a)は平面
図、(b)は(a)におけるCC矢視による水平方向断
面図、(c)は側面図で、薄鋼板をコの字断面に折り曲
げ、内面にコンクリート部分との分離を防止するため、
水平方向の付着片9を設けて構成される。
【0022】コーナー金物8は、PC基礎梁部材の製造
の際、コンクリートを流し込む段階で鋳込んでしまうこ
とが望ましい。コーナー金物8は、埋め込み金物1a、1b
あるいは2等のねじ孔部分をふさぐことがあってはなら
ないから、埋め込み金物の位置には孔あるいは窓を設け
ておくことが必要である。付着片9は棒状、あるいは短
冊状とすることが望ましい。こうしてPC基礎梁部材の
両端の接続面のコンクリート部分にコーナー金物8をか
ぶせてあると、コンクリートが露出しているものと違っ
て繰り返し使用する場合に接続面の周囲が損傷すること
がないので、一層長い寿命が期待できる。
【0023】なお、以上各実施例ではPC基礎梁部材と
して基本となる直方体状のもののみを示したが、図21に
平面図を示すように、基礎の部分によってさまざまな平
面形状のものを使用すると便利である。図21において、
(a)はこれまで説明したものと同じ直方体である。左
右の長さをモジュール寸法Mとする。(b)は基礎のコ
ーナー部に使用するL字形のもので、(a)に示したも
のの略半分の長さのもの2個を短辺部分で互いに直角に
接合した形となっている。(c)は内壁接続部等に使用
するT字形のもので、(a)に示したものの中央に、
(a)に示したものの略半分の長さのものを短辺部分で
直角に接合した形となっている。(d)は壁の交差部等
に使用する十字形のもので、(a)に示したものの略半
分の長さのもの4個を短辺部分で互いに直角に接合した
形となっている。埋め込み金物1は、それぞれの端部近
傍に厚み方向に配置されている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、継手部分にモルタル工
事が不要であるから、解体して再利用が容易であり、ま
た、寒冷地においても四季を通じて基礎工事の施工が可
能となるという、優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すPC基礎梁部材の
部分断面正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すPC基礎梁部材の
部分断面平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示すPC基礎梁部材の
側面図である。
【図4】本発明の第1の実施例における鋼材部分を示す
斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例における鋼材部分の変形
例を示す斜視図である。
【図6】図1におけるAA矢視を示す水平方向部分断面
図である。
【図7】図6に対する変形例を示す水平方向部分断面図
である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるPC基礎梁部材
の結合状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるPC基礎梁部材
の使用状態を示す断面図である。
【図10】同じく本発明の第1の実施例におけるPC基礎
梁部材の結合状態を一部断面で示す正面図である。
【図11】図10におけるBB矢視を示す水平方向部分断面
図である。
【図12】同じく本発明の第1の実施例におけるPC基礎
梁部材の結合状態を示す平面図である。
【図13】本発明の第2の実施例を示すPC基礎梁部材の
部分断面正面図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるPC基礎梁部材
の結合状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第2の実施例におけるPC基礎梁部材
の結合状態の変形例を示す斜視図である。
【図16】本発明の第3の実施例を示すPC基礎梁部材の
部分断面正面図である。
【図17】本発明の第3の実施例を示すPC基礎梁部材の
部分断面平面図である。
【図18】本発明の第3の実施例における埋め込み金物を
示す斜視図である。
【図19】本発明の第4の実施例を示すPC基礎梁部材の
斜視図である。
【図20】本発明の第4の実施例におけるコーナー金物を
示す(a)は平面図、(b)は(a)におけるCC矢視
による水平方向断面図、(c)は側面図である。
【図21】本発明の実施例におけるPC基礎梁部材の各種
平面形状を示す平面図である。
【図22】従来の技術を示す布基礎の斜視図である。
【図23】従来の技術を示す布基礎の断面図である。
【図24】従来の技術を示すPC基礎梁の正面図である。
【図25】従来の技術を示すPC基礎梁の平面図である。
【図26】従来の技術を示すPC基礎梁接続部の水平方向
断面図である。
【符号の説明】
1、2 埋め込み金物 3 ループ筋 4 あばら筋 4a メッシュ体 5 コンクリート 6 接続金物 7 固定金物 8 コーナー金物 9 付着片 91 引張り鉄筋 92 受手(継手) 93 差手(継手) 94 ピン 95 ふさぎ板 B PC板 P PC基礎梁部材 S 砂

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の長辺を底部とし、短辺を高さと
    し、この短辺に等しいかそれ以下の厚みを有する直方体
    状のPC基礎梁部材であって、前記長方形の外周に平行
    して少なくとも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた
    内側で、かつ厚み方向にも少なくとも所定のコンクリー
    トかぶり厚だけ隔てた内側に1基または2基の長方形状
    のループ筋(3)を配置し、かつ、このループ筋(3)
    の各コーナー部の内側に厚み方向に向けてこのPC基礎
    梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ止め
    するボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    (1)を接合してなるPC基礎梁部材、あるいは長方形
    状のループ筋(3)の各コーナー部の内側に加えて、高
    さ方向略中央付近内側にも、1本または2本の前記PC
    基礎梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ
    止めするボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    (2)を接合してなる前記PC基礎梁部材において、長
    方形状のループ筋(3)の各コーナー部の内側に接合す
    る埋め込み金物(1)に、長方形の内側へ向けて水平方
    向のリブを形成したことを特徴とするPC基礎梁部材。
  2. 【請求項2】 長方形の長辺を底部とし、短辺を高さと
    し、この短辺に等しいかそれ以下の厚みを有する直方体
    状のPC基礎梁部材であって、前記長方形の外周に平行
    して少なくとも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた
    内側で、かつ厚み方向にも少なくとも所定のコンクリー
    トかぶり厚だけ隔てた内側に1基または2基の長方形状
    のループ筋(3)を配置し、かつ、このループ筋(3)
    の各コーナー部の内側に厚み方向に向けてこのPC基礎
    梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ止め
    するボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    (1)を接合してなるPC基礎梁部材、あるいは長方形
    状のループ筋(3)の各コーナー部の内側に加えて、高
    さ方向略中央付近内側にも、1本または2本の前記PC
    基礎梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ
    止めするボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    (2)を接合してなる前記PC基礎梁部材において、長
    方形状のループ筋(3)の内側に格子状の鉄筋よりなる
    メッシュ体(4a)を取り付けたことを特徴とするPC基
    礎梁部材。
  3. 【請求項3】 長方形の長辺を底部とし、短辺を高さと
    し、この短辺に等し いかそれ以下の厚みを有する直方体
    状のPC基礎梁部材であって、前記長方形の外周に平行
    して少なくとも所定のコンクリートかぶり厚だけ隔てた
    内側で、かつ厚み方向にも少なくとも所定のコンクリー
    トかぶり厚だけ隔てた内側に1基または2基の長方形状
    のループ筋(3)を配置し、かつ、このループ筋(3)
    の各コーナー部の内側に厚み方向に向けてこのPC基礎
    梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ止め
    するボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    (1)を接合してなるPC基礎梁部材、あるいは長方形
    状のループ筋(3)の各コーナー部の内側に加えて、高
    さ方向略中央付近内側にも、1本または2本の前記PC
    基礎梁部材の厚みに等しい長さを有し、接続金具をねじ
    止めするボルト孔を有する棒状体よりなる埋め込み金物
    2)を接合してなる前記PC基礎梁部材において、直
    方体状のPC基礎梁部材の短辺付近表面にコの字断面の
    薄鋼板よりなるコーナー金物(8)を装着したことを特
    徴とするPC基礎梁部材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしのいずれかに記載のP
    C基礎梁部材またはその略半分の長さのPC基礎梁部材
    を複数個、短辺部分で互いに直角に接合してなるPC基
    礎梁部材。
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