JPH027973Y2 - - Google Patents

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JPH027973Y2
JPH027973Y2 JP7110285U JP7110285U JPH027973Y2 JP H027973 Y2 JPH027973 Y2 JP H027973Y2 JP 7110285 U JP7110285 U JP 7110285U JP 7110285 U JP7110285 U JP 7110285U JP H027973 Y2 JPH027973 Y2 JP H027973Y2
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cavity
wall
retaining
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secondary concrete
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は土留用などの擁壁を形成する擁壁用コ
ンクリート二次製品に係り、特に排水装置付き擁
壁用コンクリート二次製品に関するものである。
〈従来技術〉 従来の土留用として形成された擁壁の排水装置
は、第1図に図示されている様に擁壁の裏壁から
表壁に向つて下り勾配状に、ビニール管等の排水
管を貫通し、かつ擁壁の前面には前記排水管から
の排水を集水するU字溝を設置して構成されてい
るものであつた。
しかしながら、かかる従来の擁壁の排水装置で
は、必ず擁壁の前面にU字溝を設置しなければな
らず、その分だけ道巾が狭くなつてしまうと共
に、作業手間となつてしまうとの欠点があつた。
また人が一番目につきやすい擁壁の表壁に排水
管の端部が露出しているのは外観上も好ましいも
のではない。
〈考案の目的〉 かくして本考案はこの様な従来の問題点、欠点
に対処すべく案出されたものであつて、従来の様
に擁壁の前面にU字溝を必要としないため道巾を
狭くすることがなく、また表壁に排水管の端部を
露出することがないため外観上も好ましい排水装
置付き擁壁用コンクリート二次製品を提供するこ
とを目的とするものである。
〈考案の構成〉 本考案による排水装置付き擁壁用コンクリート
二次製品は、 略台形状をなし、その上面と下面とに貫通する
開口部を有し、かつ内部には前記開口部と連通す
る空胴部を形成してなり、 かつ長手方向略中央には前記空胴部を仕切り、
表裏壁を連結する仕切壁を設け、該仕切壁が連結
する表裏壁の外表面には一対の吊上げ反転穴を穿
設してなる擁壁用コンクリート二次製品であり、 該擁壁用コンクリート二次製品の表壁には前記
空胴部と連通する排水穴を穿設し、かつ該空胴部
の下方には、該擁壁用コンクリート二次製品の長
手方向に延在し、擁壁用コンクリート二次製品の
左右端面に開口する排水開口孔と連通しうる排水
管を取付けてなり、 該排水管の外周面には前記空胴部と連通する複
数の透孔が穿設されて構成されているものであ
る。
〈実施例〉 以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。
図面第5図に本考案による排水装置付き擁壁用
コンクリート二次製品Aを示す。この排水装置付
き擁壁用コンクリート二次製品は、 長尺の略台形状をなして形成されている。すな
わち下面は大形の長方形状をなし、上面は小形の
長方形状をなしている。また該下面と上面とには
各々貫通する開口部1,1が設けられている。さ
らに該擁壁用コンクリート二次製品Aの内部には
前記開口部1,1と連通する空胴部2が形成され
ている。
またこの擁壁用コンクリート二次製品Aの長手
方向略中央位置には、前記空胴部2を仕切り、か
つ表裏壁3,4を連結しうる仕切壁5が設けられ
ている。
そしてこの仕切壁5が略直角に連結する前記表
壁3及び裏壁4の外表面には一対の吊上げ反転穴
10,10が穿設されている。
ところで、この擁壁用コンクリート二次製品A
の表裏壁3,4であるが、裏壁4は略垂直壁とし
て形成され、かつ表壁3は下り勾配の急斜面とし
て形成されているものである。
次に、この擁壁用コンクリート二次製品Aの成
型につき説明する。
先ず、第4図に示すような、外型枠6と、内型
枠7とを用意し、この外型枠6と内型枠7内に略
金網状のアンカー筋8を配筋し、コンクリートミ
ルクを充填し、コンクリートミルクの固化後、脱
型して成型したものである。
尚、図面第4図において符号9…は吊上げ反転
穴10,10を穿設するための係止固定具であ
り、符号19…は後述する底壁コンクリート板1
1内に埋設されるアンカー筋8…用の係止穴形成
具である。
しかして、この様な型枠6,7で擁壁用コンク
リート二次製品Aをあらかじめ成型すれば、重量
がきわめて軽量で、かつコンクリート材料が少量
ですみさらに強度上も問題のない擁壁用コンクリ
ート二次製品を提供することができるのである。
また第3図に示す従来例であると製品の表壁3
面を綺麗に外装仕上げすることは困難であつた
が、本考案による型枠6,7であれば、この表壁
3の外装仕上げを完壁にすることができるのであ
る。
しかして、前記の様にして成型された擁壁用コ
ンクリート二次製品Aは吊上げ反転治具の差込棒
を前記吊上げ反転穴10,10に差込んで簡単に
吊上げ、移送、運搬することが出来ることにな
る。
尚、図面第5図において、符号12…は相隣る
擁壁用コンクリート二次製品A,A同士を連結す
るための連結孔であり、この連結孔12…に連結
ボルト13…を挿通し、かつ締結して相隣る擁壁
用コンクリート二次製品A,Aを簡単かつ強固に
連結することが出来るのである(第6図参照)。
ところで符号Bは本考案の排水装置を示す。該
排水装置Bは擁壁用コンクリート二次製品Aに穿
設された排水穴16…と、該擁壁用コンクリート
二次製品Aの長手方向に延在し、擁壁用コンクリ
ート二次製品Aの左右端面に開口する排水開口孔
17,17と連通しうる様空胴部2内の下方に取
付けられた排水管14とを有して構成されてい
る。
ここに排水管14は比較的大径のパイプ管で形
成されており、通常はビニールパイプ管で形成さ
れているものである。
そして、該排水管14には、その外周面に複数
の透孔15…が設けられており、擁壁用コンクリ
ート二次製品Aの裏壁4に穿設された排水穴16
…から浸入した雨水等を前記複数の透孔15…か
ら排水管14内に集水し、かつ左右両側の排水開
口孔17,17から外部に排水しうる様構成され
ている。
よつて本考案による排水装置付き擁壁用コンク
リート二次製品Aであれば、第1図に示す従来例
の様に擁壁前面のU字溝18が不必要であり、そ
の分道巾を広くすることができることになる。
次に本考案による擁壁用コンクリート二次製品
A…によつて土留用等の擁壁を形成する方法につ
いて述べる。
先ず、あらかじめ工場等で大量に当該擁壁用コ
ンクリート二次製品A…を成型しておく。そして
この擁壁用コンクリート二次製品A…を現場に移
送し、吊上げ反転治具によつて吊上げつつ所定の
施工場所に施工する。
尚、擁壁用コンクリート二次製品Aには吊上げ
反転穴10,10が穿設されているため該吊上げ
反転穴10,10に吊上げ反転治具の差込棒を差
込んで吊上げれば、簡単に施工場所まで移送でき
ると共に、相隣る擁壁用コンクリート二次製品
A,A同士の連結のたわみの微調整も簡単に行な
え、迅速かつ安全な作業が出来るものである。
ところで、所定の施工場所に施工した後、該擁
壁用コンクリート二次製品A…の下面に底壁コン
クリート板11…を形成すべく、コンクリートを
打設する。
尚、あらかじめこの下面には複数のアンカー筋
8…を配筋しておくものとする。
次に、上面の開口部1…から土砂、あるいは小
石等を空胴部2…内に充填し、上面の開口部1…
にコンクリートを打設して開口部1…を塞ぐこと
により、擁壁の形成は終了することになる。
〈考案の効果〉 かくして本考案は以上の構成によりなる。そし
て本考案による排水装置付き擁壁用コンクリート
二次製品であれば、擁壁の前面にU字溝を設置す
る必要がないため道巾が狭くなるおそれがない。
また擁壁の表壁に排水管の端部が露出すること
がないため外観上も美感のある擁壁が形成できる
等すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の擁壁用コンクリートユニツトに
よつて土留用擁壁を形成した状態を示す概略図、
第2図は本考案によつて擁壁を形成した状態を示
す概略図、第3図は擁壁用コンクリートユニツト
を成型する従来の型枠を示す概略図、第4図は本
考案による擁壁用コンクリート二次製品を成型す
る型枠を示す概略図、第5図は本考案による擁壁
用コンクリート二次製品を示す斜視図、第6図の
本考案の連結状態を示す正面図、第7図はその概
略斜視図である。 A……擁壁用コンクリート二次製品、B……排
水装置、1……開口部、2……空胴部、3……表
壁、4……裏壁、5……仕切壁、6……外型枠、
7……内型枠、8……アンカー筋、9……係止固
定具、10……吊上げ反転穴、11……底壁コン
クリート板、12……連結孔、13……連結ボル
ト、14……排水管、15……透孔、16……排
水穴、17……排水開口孔、18……U字溝、1
9……係止穴形成具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略台形状をなし、その上面と下面とに貫通する
    開口部を有し、かつ内部には前記開口部と連通す
    る空胴部を形成してなり、 かつ長手方向略中央には前記空胴部を仕切り、
    表裏壁を連結する仕切壁を設け、該仕切壁が連結
    する表裏壁の外表面には一対の吊上げ反転穴を穿
    設してなる擁壁用コンクリート二次製品であり、 該擁壁用コンクリート二次製品の裏壁には前記
    空胴部と連通する排水穴を穿設し、かつ該空胴部
    の下方には、該擁壁用コンクリート二次製品の長
    手方向に延在し、擁壁用コンクリート二次製品の
    左右端面に開口する排水開口孔と連通しうる排水
    管を取付けてなり、 該排水管の外周面には前記空胴部とを連通する
    複数の透孔が穿設されてなることを特徴とする排
    水装置付き擁壁用コンクリート二次製品。
JP7110285U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH027973Y2 (ja)

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JP7110285U JPH027973Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JP7110285U JPH027973Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JPS61188644U JPS61188644U (ja) 1986-11-25
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