JPH057350Y2 - - Google Patents

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JPH057350Y2
JPH057350Y2 JP1985146708U JP14670885U JPH057350Y2 JP H057350 Y2 JPH057350 Y2 JP H057350Y2 JP 1985146708 U JP1985146708 U JP 1985146708U JP 14670885 U JP14670885 U JP 14670885U JP H057350 Y2 JPH057350 Y2 JP H057350Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は側溝を施工するためのコンクリート側
溝ブロツクに関するものである。
〔従来の技術〕
側溝を施工するためのコンクリート側溝ブロツ
クとして、実公昭56−51113号公報に記載された
ものや、その改良として、実公昭59−35669号公
報に記載されたものがある。
前者は、 対向する左右の側壁部材と、この対向する左右
両側壁部材の両端上部間に水平耐力壁を設けて一
体に形成し、該左右両側壁部材の下部を全面開放
形状とし、該下部の全面開放部を水路勾配に合せ
たコンクリート打設面とすることを特徴とした自
在形プレキヤストコンクリート側溝 であり、また、後者は、 対向する一対の側壁の上端間を一体的に連結す
る上梁部を有し、溝底が開放されてなる側溝ブロ
ツクにおいて、少なくとも側壁の内外面の中間部
以下を突出段部のない平面で形成すると共に、側
壁内面の下端にはその長手方向に沿う一部のみに
溝底側端嵌入凹部を形成したことを特徴とする側
溝ブロツク であつて、後者は前者の改良に係るものである。
而して、上記の側溝ブロツクは、これを用いて
側溝を構築する場合、第7図に示すように、側溝
を構築すべき地に側溝ブロツクを設置するための
穴を掘削すると共に栗石Cを設置し、その上に基
礎コンクリート5を打設してその上に側壁1,1
の開放端側を下方に向けて載置し、基礎コンクリ
ート5上の側壁1,1内に更に底打ちコンクリー
ト6を流し込んで溝底を形成した後、側壁1,1
と水平耐力梁2,2の上面に形成された開口部4
に蓋版3を嵌込み、側壁1,1の外側と掘削空間
部との間に土砂を埋戻して側溝を完成させてい
た。
上記の側溝ブロツクを用いる側溝の構築は、該
側溝ブロツクの下部は全面開放状態であるため、
道路勾配に関係なく側溝底部の勾配を自由に施工
し得る利点があるが、実際の施工に当つては、問
題点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
即ち、上記の問題点とは、 (1) 前記側溝ブロツクは下部が開放されているた
めに、両側壁は片持梁の状態となり、その製造
時に型枠から脱型する際や運搬時、取扱時に両
側壁に異常な荷重がかかる場合があつて、変形
或は破損するおそれがある (2) 現場施工に当つては、土砂の埋戻しの際に、
側壁外部からの土圧によつて、側壁が内方に押
出される傾向があるほか、前記土砂の埋戻し前
に底打ちコンクリートを施工する場合には、側
壁下端を外方に押出す傾向があり、側溝ブロツ
クに無理な変形を与えることがある。
(3) 底打ちコンクリートと側壁とは鉛直面で接し
ているのみで縁切れの状態であるから、側溝ブ
ロツクの上載荷重は直接基礎コンクリート上の
側壁下端面に集中して加わり、側壁下端面の面
圧が大きくなつて、基礎コンクリートを損傷す
るおそれがある (4) 側溝ブロツクを当接させて連続敷設した場合
は、側溝ブロツクの連結が殆んどなく、側溝ブ
ロツクの個々に外力が集中して破損したり、上
下方向の力が加わつて基礎コンクリートが剪断
破壊することがある などである。尚、前述の従来技術のうち、後者即
ち、実公昭59−35669号公報記載のものを用いた
場合は、溝底側端嵌入凹部に底打ちコンクリート
が食込むので、上記(3)のおそれはない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述のような従来のコンクリート側溝
ブロツクの問題点を解決することの出来るコンク
リート側溝ブロツクを提供することを目的として
なされたもので、その構成は、対向する一対の側
壁の上端間と一体に連結された上梁部を有すると
共に溝底が開放され且つ前記側壁内面の下端部に
その長さ方向に沿つて部分的に凹部を形成したコ
ンクリート製のブロツク本体に対し、前記凹部
を、一対の側壁の長手方向に沿つて前,後部と中
間部に設けると共に、当該側壁の下端中央に幅広
の溝底面切込部を設け、該切込部に嵌合する幅広
の張込板を、その両側において前記側壁にピン嵌
合及びボルト締めすることにより前記切込部に嵌
合定着し張込板とブロツク本体とを一体化したこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、本考案のコンクリート側溝ブロツクは、
側壁内面の下端部のその長手方向に部分的に凹部
を形成して、前記実公昭第59−35669号公報に記
載の側溝ブロツクと同様に底打ちコンクリートの
食込みを良好にすると共に、側壁の下端中央に溝
底面切込部を設けて該切込部に張込板を嵌合定着
することにより、運搬時や取扱時に両側壁の変形
を防止出来るようにしたものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施の一例を図により説明する。
11,11は一対の側壁で、それら側壁11,
11の上端両側間にそれらを一体的に連結する上
梁部12,12を設け、それら上梁部間に蓋板1
3を落し込む蓋板嵌合部14を形成してある。1
5,15は側壁11,11の下端中央に設けた幅
広の溝底面切込部で、それぞれボルト孔16及び
アンカー鉄筋挿入孔17を1個ずつ設け、また、
上梁部12,12にはそれぞれその長手方向に水
平に梁の両側にボルト貫通孔18を設ける一方、
側壁11,11の下端内側にはその長手方向の両
端及び中間部に溝底切欠部(凹部)19を設けて
あつて、以上によりブロツク本体Aを構成する。
Bは前記ブロツク本体Aの溝底面切込部15,
15にその両端部を嵌合させて側壁11,11の
底部に架設定着する幅広の張込板B、20は該板
Bに前記架設定着時に前記ボルト孔16に連通す
るように設けたボルト貫通孔、21は同じくアン
カー鉄筋挿入孔17に挿入し、いわゆるピン嵌合
するように突設したアンカー鉄筋で、幅広の張込
板Bを側壁11,11に架設定着するには、ブロ
ツク本体Aの製造時、型枠から抜き出すときに、
側壁11,11の溝底面切込部15,15のアン
カー孔17にモルタルmを詰めて、張込板Bに突
設したアンカー鉄筋21を前記アンカー孔17に
挿入してピン嵌合させると共に該張込板Bの両端
を溝底面切込部15,15に嵌合し、ボルト貫通
孔20からボルト22をボルト孔16に挿入して
緊締するのである。
上記のブロツク本体Aと幅広の張込板Bとによ
り本考案コンクリート側溝ブロツクが構成される
のであるが、これを用いて側溝を構築する例につ
いて説明すれば、次の通りである。
施工現場で栗石Cを敷均し、その上面に均しコ
ンクリートに相当する基礎コンクリート5を流し
込み、平滑且つ道路面と平行に仕上げて基礎面を
形成する。
次に、ブロツク本体Aに幅広の張込板Bの取付
けられた本考案ブロツクを前記基礎面上に載置
し、順次、次のブロツクの一端面を先に設置した
ブロツクの他端面に当接させて設置し、対向する
上梁部12のボルト貫通孔18にボルト23を挿
通し緊締すれば、各ブロツクは既に基礎面におい
て道路面に平行になつているので、ブロツクの天
端は道路面と一致する。
次に底打ちコンクリート6を蓋板嵌合部14に
より形成されている孔から流し込んで、溝底切欠
部19にも該コンクリートを充填し、且つ幅広の
張込板Bを覆うようにして水面勾配に合わせて表
面を平滑に仕上げるのである。
このようにすることによつて、道路勾配と水面
勾配とを別々の勾配に形成することが出来る。
更に、底打ちコンクリート6が硬化した後、左
右側壁11,11の外側を土砂で埋戻すことによ
り、施工を完了するのである。
尚、上記の土砂の埋戻しにより側壁外側から土
圧が加わるが、幅広の張込板Bと底打ちコンクリ
ート6が側壁下端を支持し、また、ボルト23が
上梁部12を相互に連結しているために、側溝長
手方向にも力が分布伝達され、ブロツクが一体的
に作用し、強固な側溝ブロツクが構築されるので
ある。
〔考案の効果〕
本考案コンクリート側溝ブロツクの効果につい
て述べれば、次の通りである。
(1) 製造時の型抜きの際に幅広の張込板を側壁下
端部間の溝底面切込部に係架定着させるので、
前記張込板の取付けをブロツク本体の製造と一
貫作業で行うことができ、また、当該張込板の
取付作業も、ピン嵌合とボルト締めを組合せて
行うようにしたことにより極めて容易に行うこ
とができる一方で、張込板とブロツク本体との
強固な一体化を図ることができる。
また、上記のようにブロツク本体の型抜き段
階で張込板を当該ブロツク本体に係架定着させ
るから、運搬時等の取扱時にブロツク本体の両
側壁間の間隔を一定にかつ強固に保持できて、
変形するおそれがない。
(2) 上記(1)と同様に張込板により両側壁の開放側
端部が支持されるので、施工時に土圧或はコン
クリート圧により変形されるおそれがない。
(3) 両側壁に設けた溝底面切込部とそれらに架設
定着した張込板と、側壁下端内面においてその
長手方向の両端及び中間部に形成した溝底切欠
部とが存在することにより、上載荷重を底打ち
コンクリート及び張込板で全面に均一に分布す
ることが出来るので、強固な側溝を形成するこ
とが出来る。
(4) 実施例に示したように、連結用のボルトによ
り各ブロツクを連結すれば、上載荷重及び土圧
等を長手方向へも伝達することが出来るから、
荷重の集中による破損等の損傷を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例のコンクリート側溝ブロ
ツク用いて側溝を構築する状態の斜視図、第2図
は前記ブロツクの張込板を架設定着する状態を示
す斜視図、第3図は前記張込板の定着部の断面
図、第4図は前記ブロツクの底面図、第5図は前
記ブロツクを用いて構築した側溝の側面図、第6
図は右半を張込板の部分で断面とし左半を他の部
分で断面とした側溝の断面図、第7図は従来の一
例のコンクリート側溝ブロツクにより構築した側
溝の斜視図である。 A……ブロツク本体、11……側壁、12……
上梁部、13……蓋板、14……蓋板嵌合部、1
5……溝底面切込部、16……ボルト孔、17…
…アンカー鉄筋挿入孔、18……ボルト貫通孔、
19……溝底切欠部、B……幅広の張込板、20
……ボルト貫通孔、21……アンカー鉄筋、22
……ボルト、23……ボルト、C……栗石、5…
…基礎コンクリート、6……底打ちコンクリー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する一対の側壁の上端間と一体に連結され
    た上梁部を有すると共に溝底が開放され且つ前記
    側壁内面の下端部にその長さ方向に沿つて部分的
    に凹部を形成したコンクリート製のブロツク本体
    に対し、前記凹部を、一対の側壁の長手方向に沿
    つて前,後部と中間部に設けると共に、当該側壁
    の下端中央に幅広の溝底面切込部を設け、該切込
    部に嵌合する幅広の張込板を、その両側において
    前記側壁にピン嵌合及びボルト締めすることによ
    り前記切込部に嵌合定着し張込板とブロツク本体
    とを一体化したことを特徴とするコンクリート側
    溝ブロツク。
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